みなさん、新年明けましておめでとうございます。
長崎は年末の大雪で12月の積雪記録を更新し平地で10cm、我が付近の山間部は30cmくらい積りました。
各地の豪雪の影響や被害が報道されていましたが、被害に遭われた方、心からお見舞い申し上げます。
2日に長崎の諏訪神社へ行き、日ごろの感謝とお願い事をしてまいりました。
さて、サンデーソングブックの新春恒例「新春放談 ゲスト大瀧詠一」。
お二人の会話をちょっと纏めて、テキストにしてみました。
大瀧詠一さんも、ついにiphoneですか・・・。
カーオーディオ聞くにも、拘りがあるんですね。
という事で、誤字脱字はご容赦のほどを。
◎ 冒頭
達郎氏:
皆さん、新年あけましておめでとうございます。
山下達郎です。
私、山下達郎が毎週日曜日、午後2時からお届け致しておりますジャックスカード・サンデーソングブック。
えぇ、お陰さまで今年もつつがなく年を越しまして、新年のご挨拶をさせて頂くことができております。
今年はいよいよ、このサンデーソングブック20周年を迎える事になります。
今年の年末に1000回という、一つの区切りがございます。
これもひとえに、リスナーの皆さまのご愛顧の賜物と厚く厚く御礼を申し上げます。
サンデーソングブック、今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、今年は1月、三が日のど真ん中でございます。
正月気分、真っただ中の中のサンデーソングブックでございます。
いろいろと内外の情勢、大変でございます。
お家でお過ごしの皆さま、海外へお出かけの皆さま、そういう方はリアルタイムでお聴きになれませんのでアレですが。
お正月、様々なシチェーションでお過ごしの方、たくさんいらっしゃると思います。
どうぞ、ゆっくりお正月をお過ごしいただきまして、また一生懸命英気を養われてお仕事に向かわれるよう、お祈り申し上げております。
今年も何卒宜しくお願い申し上げます。
さて、サンデーソングブック。
毎年、新春は、もうすっかりお馴染になりました。
新春恒例、大滝詠一さんをゲストに『新春放談』でございます。
この新春放談も、むか~しから続けておりましてですね、このサンデーソングブックは皆勤でございますが、その前からずっとやっておりますが、今年で26年目。
四半世紀を過ぎてしまいました。
まさか、26年も続けているとは夢にも思いませんでしたが。
大滝詠一 さん、なかなか最近は表に出られなくなりました。
この私のサンデーソングブックの新春放談、ファンの方、楽しみにしてらっしゃる方、たくさんいらっしゃると思います。
えぇ、今年はロングバケーションが30周年でございます。
ロングバケーションの30th Anniversary、30周年記念バージョン。
それから、ナイアガラのCDブック。
シュガーベイブの「SONGS」から始まりまして、81年の「ロングバケーション」までですね、纏めたCDブック、3月21日に発売でございます。
そういうようなお話を含めまして、またこの一年間の大瀧さんの道楽について、いろいろと伺って参りたいと思います!
◎”万止むを得ず”iPhone
達郎氏:
ああいうコンピュータくらい、資産が、何ていうのかな、継承しないっていうんですか?
伝統が継承できないっていいましょうかねぇ
ああいうメディアもちょっと珍しいですよね。
デジカメだって、一応こうシャッターを押してね、そういう絞りがあってとか、そういう機能が、基本的機能は継続されるけど。
そういう基本的な、要するにキー配置とか、あんまり良い言葉選べないけど、そういうようなモノまで、どんどん変わっていったじゃないですか。
20年くらいでね。
ああいうの、珍しいなって。
ソフトも、もう全く、結局5年経ったら完全にもう無いのも同然ですし。
大瀧氏:
まぁねぇ。
もう使えないもんね、昔の。
達郎氏:
5年経ったら、鉄屑っていう・・・
大瀧氏:
あっという間だよね。
一年前でも、そろそろ危ない感じする。
達郎氏:
そうですよね。
ギターは、今でも、だって奏法は変わらない訳だから。
そういうものがね・・・
シンセはもう、要するに5年たったらもう使えなくなっちゃう。
大瀧氏:
そっちはね・・・・
で、どっかにピークっていうのか、だいたいこの辺だろうっていう落とし所って、何かあるんだよね、普通。
達郎氏:
うん
大瀧氏:
ジャンルには。
オーディオとかアナログオーディオとかさ・・・
達郎氏:
オーディオどうしてます?最近。
アナログのプレーヤーで、アナログのアンプで、相変わらずでしょ?
大瀧氏:
うん。
デジタル通して。
達郎氏:
デジタル通してやってるんですか?
それは、どいいう具合にデジタル通すんですか?
大瀧氏:
AD-DA
達郎氏:
ですか。はーん。
大瀧氏:
AD-DAを通して聴いてますね。
ファイル化しなきゃいけないので。
達郎氏:
CDとかどうしてます?
大瀧氏:
CDもDAを使ってアナログで、DA-AD-DA。
達郎氏:
iPodとか、そういうの使ってるんですか?
大瀧氏:
iPodはね、自慢じゃないけれど、だからさっきも言ったように、その後発のように簡単に手を染めるというのは、どうもアレなので。
ずっと、あのぉ~、ウォークマン以来、SONY製品をずっと愛用してきて、いたんだけれども
達郎氏:
ククク(笑)
大瀧氏:
万止むを得ず、
達郎氏:
今年のキーワードは”万止むを得ず”なの(笑)
大瀧氏:
”万止むを得ず”なの。
世代交代ということもある。
それもまた、”万止むを得ず”というところがあるので、
で、iphoneなるものを、ついに購入したのですよ。
達郎氏:
なるほど!
大瀧氏:
非常に情けない(笑)
忸怩たる思いがあるんだよ、自分としては。
達郎氏:
よく判りますね(笑)
大瀧氏:
判るでしょ(笑)
で、そこの中にiPodなるものが、入っているので、それは使っておりますよ(笑)
達郎氏:
フフフ(笑)
最近は、ほらiPodからDACとかに入れて高音質化を図るとかね(笑)
大瀧氏:
ね、ネットオーディオと称してね。
で、JSDとかネットで配信して云々カンヌンとか、いう事と言ってるみたいですけど。
達郎氏:
松・竹・梅を全部欲しい大瀧さんとしてはですよ、
大瀧氏:
私はね、前からやってたんだけれども、ネットラジオ。
アメリカのFMラジオを聴いていたんですけど、今回上手い具合にiphoneで上手く言ったのよ。
最初にアメリカ車を買った理由が、ま、その音が良い、と。
良いというか、自分向きだって事なんだけど。
アメリカのハワイかロスに行った時だったか、アメリカの車の中で聴いたラジオ放送の音楽のアレが、アメリカ車だと再現されるということで、ずっとアメリカ車にしてたんだけれども。
で、徐々にカセットから、カーオーディオの話ね。
カセットからCDになり、CDからDATになり、DATからデジタルオーディオになるっていう風に、徐々にマスターの精度が上がってったんだよ。
で、上がってけば、上がってくほどカーオーディオらしさが無くなっていったのよ。
達郎氏:
なるほど。
その通りだね。
大瀧氏:
それで、一時期無理やりカセットに落としたりはしたんだけど、夏、車を置いておくとテープは伸びるし(笑)
で、どうしようかって、物凄く悩んでたんですよ。
で、PDAを使って、やってたんだけど、通信回線とか途切れたりするし、音質もイマイチなので、どうしようかと思ってたところ、やっとこiphoneで、ネットラジオでアメリカのFM曲を聴いたところ、ラインアウトで。
それで、カーオーディオの中にダイレクトで入れ込んでいるんですよ。
これがね、バッチリなんですよ!
達郎氏:
今はそれで、お聴きになっている?
大瀧氏:
それで聴いてます。
それと、自分でテープを編集して聴くということが、非常につまらなくなった(笑)
達郎氏:
ハハハハ(笑)
そうでしょうね。
そのラジオを聴いてるってことは、いつ何が出てくるか判んない
大瀧氏:
全くその通り!
で、その話をしたら、シャッフルという機能がある云々って言った人もいたけれども、それはダメだって。
達郎氏:
全然違いますよね。
大瀧氏:
自分の中のシャッフルだから、予想外ってことが無いよね。
達郎氏:
ですよね。
大瀧氏:
よーく考えてみると、自分の予想外っていうものに、自分が大きく反応するという人生であった事に気づいて。
やっぱり、どこかの人がプレゼンテーションしてくれるラジオ放送がすごく楽しくて。
達郎氏:
それによって、新しい知識とか刺激がね、常に循環しくわけじゃないですか、話の展開で、いきなり話が飛んで、それが新しい刺激っていうかね
大瀧氏:
全く
達郎氏:
そういうのが、マイテープっていう名のもとに、少なくなっていく
大瀧氏:
マイテープだとループするんですよ、考え方も。気分も。
達郎氏:
よく判りますね(笑)
大瀧氏:
ループすると退屈なんですよ。
飽きるっていうのは、結局ループに陥った時なんだと思うんだよね。
いかにしてループから出るかっていうのは、なかなか、自分でシャッフルしても、それはやっぱりね、自分の中のループから出るだけだから、やっぱりね、予想外のループにはならないだね。
達郎氏:
自分が持ってる100枚のアルバムでは、絶対それから越えられないですね。
大瀧氏:
越えられない。
普段聴かないアルバムの曲だとか、知らない曲とか。
同じ曲でも、シチュエーションによってグッとくる時がある訳なんですよねぇ
達郎氏:
家のレコード棚からは、もう「Be My Baby」は出しませんもんね(笑)
ラジオから出て来ると聴くんですよね、ちゃんと終わりまでね。
大瀧氏:
家で聴いても聞かないしね。
第一ね、出しゃしないんだから、判り切ったものは。
◎アナログ、デジタル、MP3
達郎氏:
アナログLP、シングル聴く時はデジタル通して聴いてるんですか?
大瀧氏:
もう全部聴いてますよ。
もちろん、フォノにして、レベルを上げればフォノでも聴けるようになってるんです。
なんだけど、プリメインでレコード再生した、そのアウトを卓に一回たちあげて、ゼロ振らして、VUで振らしたそのアウトをAD-DAするっていう。
その間に2Db上げるか、上げないかどうかで、ちょっと・・・
達郎氏:
要するに近代的な音と古い音を・・・
大瀧氏:
これが、ナイアガラ流で超ビンテージと超新しいものと、両方使うという事を長い間やってきたような気が・・・・。
達郎氏:
そういう人、大変ですもんね!
大瀧氏:
フフフフ(笑)
達郎氏:
SPとCDと・・・・
大瀧氏:
さっき、ネットラジオの話、アメリカのFM局の話。
ODチャンネルを聴いてると基本的には50年代、60年、70年、80年・・・んん、まぁ80年代くらいまでなのよね。
一番新しくてビリージョエルなのよ。
達郎氏:
ハハハハ(笑)
大瀧氏:
”新しいところで鶴田浩二”って言う人がね、いるじゃないですか(笑)
で~、アレなんだよ!もはや。
なんだけど、50年、60年、70年。
ま、80年。
全部音が違うからね!
で、これを、今のFMのデジタルでやって、リミッターかけたり、色んな事やって、その中に入れると50年、60年、70年、80年の40年間が、だいたいレベルが平均的に聴こえるっていうのは、まさにこれ、デジタル時代だからこそできたんだよ!
達郎氏:
そうですね。
大瀧氏:
これ、アナログだと、こうは行かない。
達郎氏:
絶対無理ですよ!
大瀧氏:
50年は50年に引っ張られるし、70年は70年に引っ張られたのよ。
今は、だいたいツライチで合うっていうかさ。
そうすると、50年の楽曲も、80年の楽曲も、だいたい平均的に並列で聴けるんだね、これが!
達郎氏:
そうですね。
ん。
大瀧氏:
これが、新しい価値観っていうか、このへん、でも言ってた話なんだけどね。
縦軸のものが横軸になって、今の人が50年の、何十年前のものも並列的にピックアップできるようになるんだっていうようなものを、あの時に縦のものが横になるみたいな、曖昧な表現を使ったんだけども。
達郎氏:
それは、ほんとじゃないっていう人が沢山いますからね。
大瀧氏:
今のラジオは聴いて、そこに大きく、グシャッと入れて、それを平準化することによって、曲が持っている真のものかなんかを単純比較できるっていう。
これは新しい価値観じゃないかな。
達郎氏:
ラジオってほら、フルボリュームで聴くってことが、あまり無いじゃないですか。
例えば、商店でラジオかけながら仕事してる人、オフィスでラジオかけながら仕事してる人って大音響で聴かないから。
そうすると、例えば50年代のものも90年代のものに敵うわけが無いのでね。
僕、だからその、よくこの番組で最初言ってたんだけど、最初にこの番組が日曜日の午後2時に移ってきた時に、前がキムタクで後ろがドリカムだったんですよ。
彼らは新譜オンリーなんですよ。
大瀧氏:
なるほど。
達郎氏:
ここで、エディ・コクラン(Eddie Cochran)かけると・・・
それで悩んじゃって。
それから、いわゆるアメリカ的なリマスタリングのアレでやってきたんです。
でもそれのお陰で、リマスタリングっていうものにね、意識が向いてきて、それで勉強できたんですね。
大瀧氏:
なるほどね。
達郎氏:
だから、無駄なものが無くて、前後が新譜だから、すごく良かった。
それをやる事によって、チャックベリーの凄く、そのSPでもキチッと音圧があって出来るようになったでしょ。
大瀧氏:
一番いいのはねBill Haleyなんだよ。
達郎氏:
ほう~
大瀧氏:
で、大体ね(笑)
FM曲の聴いて今の日本の仕様がどうなってるか判んないけども、圧縮してMP3のフォーマットにしてる訳ですよね。
回線の問題とか、いろんな事があって。
で、普通の音をMP3にすると、途中が抜けてる音な訳ですよ。
オリジナルの音よりも。
極端な事言うと、ハイとミッドとローと。
この3ポイントが、ポン・ポン・ポンと聴けると。
で、割合ミッドがグッと出るっていうような音作りになってる訳ですよ、MP3は。
これがねBill Haleyの音にちょうど・・・・
Bill Haleyってウッドの”♪ボン、ボン、ボン”って下の音とウッドのアタックと歌と、シンバルみたいな、あとギターの上のハイの音。
上中下しか無い音なのよ。
それが、結果的にMP3にした時に、一番グーンと前に出てくるのは、今の音なんかより、スッゴイ良い音なんだよ!Bill Haleyは。
達郎氏:
判る!
大瀧氏:
これが笑ったね!
ウフフフフフ(笑)
◎ ロケ地巡り
大瀧氏:
最初にやって、皆がやり出したら止めるっていうのが、今までのパターンのような気がするんですけどね。
達郎氏:
ところで、そのコンピューターの話っていうか、そういう話に終始しましたけど、一頃のあの苔とか、そういう全く関係無い新しい興味がある対象っていうか、趣味の対象とか、そういうのは最近はないんですか?
大瀧氏:
ああいうパターンだね。
3年くらいで終わるだろうってのは、自転車くらいのものかな(笑)
達郎氏:
自転車!
大瀧氏:
自転車で散歩するとかね。
達郎氏:
自転車のハード自体に拘ってるんですか?
大瀧氏:
たいした事無いけど、組立の・・・・
達郎氏:
忌野清志郎さんが結構・・・
大瀧氏:
あの人は本格的だもん
達郎氏:
そういうヘルメットかぶったり
大瀧氏:
ここからね、例えば北海道行くとか、九州行くとか、全然、全然。
家のまわりグルッと回ってくるだけだから。
達郎氏:
自転車にしようと思ったのはどうしてなんですか?
大瀧氏:
うーんとね、アレなんですよ。
あの、ロケ地巡り。
達郎氏:
ハハハハハハハ(笑)
大瀧氏:
歩いてるとほんとに疲れるのよ。
達郎氏:
ほう
大瀧氏:
それと、昔の風景と今の風景は違っているので、なかなか以前は通れた道が通れないとか、そういうこ事もあるので、歩いてるとほんとに大変。
達郎氏:
その後引き続き、ロケ地巡りはやってらっしゃるんですか?
大瀧氏:
やってますよ!
で、ニューメンバーが5、6人増えました。
達郎氏:
ハハハハ(笑)
大瀧氏:
去年の夏の熱い時分に5,6人引き連れてツアーやりましたね。
達郎氏:
作家中心で行くんですか?
それとも、場所で何か、という
大瀧氏:
作品と場所ですかね。
たまたま、そういうとこに巡り合ったっていう。
達郎氏:
この次はどうしようかとか、そういう
大瀧氏:
去年の暮にやったのは小津安二郎の「長屋紳士録」の東京ロケ地の全貌を!
達郎氏:
ハハハハハ(笑)
大瀧氏:
東京ロケ地の全貌をやってる人ってのは、いなくてね。
達郎氏:
「長屋紳士録」ってのはオールロケなんですか?
大瀧氏:
オールロケです。
あのぉ”長屋”以外はね。
長屋はもちろん、セットです。
達郎氏:
表で録ってるのはロケなんですか?
大瀧氏:
ロケなんです。
で、そのロケ地を全部、全市、解明したんです。
達郎氏:
それ、どこかに書かれてたんですか?
大瀧氏:
「長屋紳士録」見た?
達郎氏:
ええ勿論。
大瀧氏:
子供が寝しょんべん布団を干すでしょ。
あそこね、一個づつ違うんだよ。場所。
達郎氏:
そういう事調べてる人っていないんだ。
大瀧氏:
僕が探した時はいなかったなぁ
達郎氏:
それって、どこかの文書に出てるんですか?
大瀧さんのリサーチ。
大瀧氏:
自分で作っただけだよ。
版権があるから、公にできないのよ!
自分で作ったから。
達郎氏:
だって、このあいだDVD、小学館かなんかでサイレント1本、東京物語なんかくっついてみたいなヤツ、10作出て、なんか解説付きとか書いてあったけど、ああいうとこで、そういうの出しゃいいのにね、
大瀧氏:
そいで、助監督が寝ションベン布団を持って歩いたんだよ(笑)
判んないように作ってあるわけ。
達郎氏:
なんで、一個一個違えなきゃいけないんですか?
小津さんの美学・・・・
大瀧氏:
結論的には、あの時にまだ、廃墟というか空襲の跡が随分残ってるんですよ。
あの時期は。
で、場所をね、転々とすることによって、結局築地のあたりから始まるんだけど、宝町、茅場町、八丁堀っていうふうに、八丁堀、茅場町っていうふうに、そういうふうに全部・・・・
でね、次々移してんのよ、場所を。
ションベン布団があるので、同じように見えちゃうんだけど、どれがトリックな訳。
で、広範囲に茅場町は随分、空襲の跡が酷かったので、で、それをションベン布団の場所を移し換えることによって空襲の酷さが残っている残骸とかいうのを、ところどころで全部・・・
達郎氏:
狙う訳ね!
大瀧氏:
おそらく、そうじゃないかなぁと。
達郎氏:
そういう場所が違うって事がどうして判ったんですか
そういう資料があるんですか?
大瀧氏:
ない、自分で。
成瀬のをやったみたいに、小津安二郎もやたんだよ。
歩いてじゃ無いよ!
達郎氏:
自転車で?
大瀧氏:
自分で。
いやいや、その画像を見て。
画像解析!
達郎氏:
へぇ
大瀧氏:
で、それを当時助手の川又昂さんという人に見てもらったの。
研究発表。
これはすごい発見だって。
達郎氏:
それ、どれくらい、かかりました?
大瀧氏:
これは早かったね、一か月かかんなかったね。
二十日間くらいかな。
達郎氏:
毎日行ったんですか?
毎日歩いたんですか?
大瀧氏:
現場は全部解明してから。
現場行かずに。
でもだいたい成瀬巳喜男やったときに、あの近辺は大体歩いているので、
達郎氏:
成瀬さんのあたりから解釈できるレベルになってきたんですか?
大瀧氏:
できたんだけど、結構、高級(笑)。
成瀬さんが素直だから、小津さんみたいに、例えばションベン布団をトリックに使って場所を映してっていうような事はやらない。
成瀬さんは必ず新富橋なら新富橋の四方から映すとか。
ほんとに丁寧に、ドキュメンタリーのようなアングルで見せてくれるわけ。
達郎氏:
それってアレですよね。
例えば、Aメロとサビでギター替えるような。
大瀧氏:
ま、仰るとおり。
そういう事をやる人とやらない人、
そのままやる人と・・・
小津さんと成瀬さんは似てるようで全く違っていて。
なんで判ったかっていうと、その時にね、そこの現場に居る小津さんになるのよ。自分が。
達郎氏:
ふふふふ(笑)
大瀧氏:
憑依って言ってしまえば、ちょっと大げさだけど。
成瀬さんの時に「銀座化粧」のロケ地を解明したときの最終ポイントは、”もはや成瀬は自分である”っていう・・・
達郎氏:
同化するわけですね
大瀧氏:
同化するわけ。
そうすると、成瀬さんがそこで、どういうふうな事を狙って、どういう風なことを撮ったか、どうやったかっていうような事を考えるってことは、もう自分だから!
僕がどう考えるかが、イコール成瀬がどう考えたかっていうような事、
その手法を今度小津さんでやってみたら、上手い具合に・・・
達郎氏:
布団が実は主役で無いわけだ。
大瀧氏:
だから、あれがトリックなのよ。
達郎氏:
ふぁ~
大瀧氏:
だから皆、布団のほうに行くから。
同じ場所で切り替えしたりしても同じ場所だっていうふうに思うんだけど、場所変えてるのよ。
それは、なかなか味のある・・・・
達郎氏:
転んでもタダで起きないって、凄いですね。
大瀧氏:
凄かったよ!
最初ね、出だしがね、暗闇なのよ。
次が朝のシーンになるわけ。
だから、明け方だと思うんだよ。
達郎氏:
十何年みてないから!
大瀧氏:
最初、真っ暗で始まるのよ。
2ショットなのよ。
二つのシーンがあるのよ。AとB。
で、次朝なのよ。
だから、あれは明け方だと思うんだよね。
ところが、当時照明なんか無いから、助手の川又さんの話では当時照明、ジェネレータなんて持って歩けないから。
夕暮れのギリギリの暗くなるうちに、狙ったっていうんだよ(笑)。
あれが、暗くなる寸前なのよ。
ところが、そのシーンのあとに明け方のシーンがドーンとくるから、自分の記憶の中で、あれは夜明けなんだっていう風に記憶を自分の中に作るんだろうね、きっとね。
達郎氏:
なるほど。
要するに、夕日のシーンを朝日で録る人っていますからね。
大瀧氏:
いるよね。
達郎氏:
変な話ですけど、ライド・オン・タイムって、あれ、夕日なんですよ。
あのサイパンで撮ったやつ。
大瀧氏:
ヘヘヘヘ(笑)
あれね。
達郎氏:
何故かというと、東側がマリアナ海溝だから。撮れないですよ。
砂浜ないから。
だから、あれ騙して夕日を朝日といって(笑)
大瀧氏:
ジャケットね(笑)
達郎氏:
(笑)
大瀧氏:
そいで、暗闇がね2シーンなんだけど、それがね、切り返しだったのよ。
暗闇なのに。
同じ家の東側と西側っていう、真っ黒なんだけどさ、同じ場所で切り返さなくてもいいと思うんだけど、そういうような事を真っ暗でやるんだね。
達郎氏:
それは小津さんの意図なんですかね。
厚田さんの・・・
大瀧氏:
全部小津さん。
厚田さんは鉄道マニアだったらしくて鉄道に関するものは厚田さんの意見がかなりあって・・・
ガードの下からねらうとか、ああいうものは厚田さんだと思うんだけど。
例えばだから、どう切り返すとかカメラアングルとか何かは100%小津さん。
達郎氏:
へぇ~
大瀧氏:
とにかく面白んだよ。
街灯があったりね、丸の内になさそうな街灯を置いてあったりするだけど、それもね、僕は持って歩いたって推測したわけ。
何故わかったっていうと、他の映画見てたら無いんだよ。そこの場所に街灯が。
ましてや丸の内に、あんなに古臭い街灯があるはずがないと思って、これはおそらく持って歩いたなって。
他の小津さんの観たら、あちこちに使ってんのよ!
達郎氏:
マイ・街灯(笑)
大瀧氏:
で、香川さんに聞いたら、常に違う種類の3種類くらいの街灯を持って歩いてたっていう話でね。
やっぱり、そういう事してた人なんだなって
達郎氏:
変わってるんですね・・・
◎ これが最後のリマスター
達郎氏:
僕は去年の新春放談の時に、ロンバケが今年だって伺ってましたけど、まさかCDブックが、こんなに出るとは・・・
大瀧氏:
一気に!
達郎氏:
ええ。
あの時は、そんな事仰って無かったじゃないですか。
SONGSまで含めて・・・・これ全部入るんですか?
大瀧氏:
全部入るんですよ。
達郎氏:
ロンバケも入るんですか?
大瀧氏:
ロンバケは別。
CDブック1。
ロンバケはCDブック2のほうに入る事になっております。
達郎氏:
1、2、3、4・・・・
大瀧氏:
随分多いんですよ。枚数。
達郎氏:
12枚組み?
大瀧氏:
12枚組です。
達郎氏:
Amazonで予約とってますけど、カレンダー付きと”無し”っていう・・・
大瀧氏:
そんなの、あんの?
達郎氏:
ええ。
ジャケットサイズの特製カレンダー?
これ付きと・・・ありなし、値段いくらか変わるんですか?
大瀧氏:
変わるの?
同じですよ。
そんな事しませんよ、ナイアガラは。
面倒くさいこと。
達郎氏:
”あり””なし”ってあって・・・・
大瀧氏:
見たことないから・・・
買おうかしら(笑)
達郎氏:
フフフ(笑)
一応、僕予約してあるので。
大瀧氏:
あぁた、あげますから。
音は、何も印刷してないのが一番いいんですから!
達郎氏:
これ、いつから企画になってるんですか?
大瀧氏:
81年にロングバケーションが出た時に、AH1234っていうので、81年の3月21日に出た時に、4月にナイアガラCDブックのレコードを、あれがCDボックスが出たので。
それと同じようにしようと、いう風に思って。
前から考えていたんですけど。
達郎氏:
つーことは、これ、アレですね。
ロンバケとイーチタイム以外は全作品。
で、僕まだこれ白盤しか頂いていないので、コンテンツがね、内容が・・・
大瀧氏:
オリジナル準拠
ノー・ボーナス。
達郎氏:
あ、そうですか。
大瀧氏:
全部オリジナル
達郎氏:
ってことは、ファースト・ミックスという事ですね?
大瀧氏:
そうです。
そうです。
全部オリジナルのものを全部。
ノ―ボーナス。
僕がね、ボーナスを付けるっていうのはCMスペシャルあたりから始めてると思うんですけども、いよいよボーナス付けるのは飽きました。
達郎氏:
なるほど、ハハハハハ(笑)
大瀧氏:
で、結局長い間、100年、200年このアルバムが生きるかどうかは別にしても、長い間聴いてるとオリジナルのままっていうのが、結局一番いいのではないかっていう結論に・・・
達郎氏:
B面のラストで終わるというのは重要なんですよ
大瀧氏:
やっぱり、僕はそこが大きいと思って。
達郎氏:
あとに何か出てくるっていうのは・・・
大瀧氏:
なんかそこでね、繰り返そうっていう気分を削いでいるいるのではないか・・・・
という気がして。
達郎氏:
装丁はこのような・・・
大瀧氏:
全く同じで、分厚くなるっていう事なんじゃないですかね。
達郎氏:
紙の質とか、こういう固い感じなんですか?
大瀧氏:
そうなるんじゃないですか・
達郎氏:
コンセプトは同じ感じで。
大瀧氏:
そうですね。
達郎氏:
解説書とかは、どうなんですか?
その頃の・・・
大瀧氏:
オリジナルのまま。
達郎氏:
全く、これの中身と同じなんですね。
大瀧氏:
完璧に同じで、その時代に出たものを、そのままリストアしたという。
達郎氏:
で、リマスターは去年やられた。
大瀧氏:
今回、あらたにやりました。
達郎氏:
っていう事はブラックブックの入ってるヤツも一緒に・・・
大瀧氏:
ブラックブックの時は、マスタリングを変な形にしたので、エコーかけたりとかね。
初になると思いますけど・・・
達郎氏:
マスタリング、結構時間かかったでしょ。
大瀧氏:
9月から。
週に2回。
毎週。
達郎氏:
どこでなさったのですか?
大瀧氏:
SONYの。
9月からね、毎週2回スタジオに通いましたよ。
達郎氏:
オリジナル・アナログテープから・・・・
大瀧氏:
全部アナログテープのものもあるし、ものによっては、一応30に落としたものをマスタリングに使ったものもあります。
達郎氏:
という詳しいデータとか、どこかにあるんですか?
大瀧氏:
コレクターズを読んで頂けると
達郎氏:
レコード・コレクターズですね。
大瀧氏:
そこで語ることに・・・・
あるいは、サウンド・レコーディング・マガジンとか、そういうもので、もしインタビューさせてもらえるなら、細かいデータを出そうと思ってます。
達郎氏:
ロンバケが3/21なので、これも3/21なんですか?
大瀧氏:
同時に、ついでなんで。
ほんとは4/1っていうふうにね、日にちも分けると、ちょうど30年前と同じ事になるんですけど。
面倒なんで。
達郎氏:
CDブックとブラックブックは再発の声が高かったからですね。
大瀧氏:
長らくストリングスアレンジャーの山下さんが、長く、たいへん長らくお待たせいたしました、っていう感じで、ようやくナイアガラ初期における山下達郎君のストリングスアレンジの作品がですね、初めて全貌が明らかになる!
達郎氏:
全貌だって(笑)
大瀧氏:
アレンジャーから随分、後ろの方からプレッシャーを受けておりましたが、時期を待って頂いただけで、意地悪した訳ではございません。
達郎氏:
忘れもしない、あのクリスマス音頭のストリングス(笑)
それは凄かったなぁ
だいたい、あのコーダの転調は延々続くのはあれだけで、スコア9枚とかね、なってましたからね(笑)
凄かったですね、あれ(笑)
大瀧氏:
”雪を蹴り”が入るのね。
あの絶妙なアレンジ!
フフフ(笑)
達郎氏:
今なら、シベリウス(Sibelius:譜面作成ソフト)なんかでパッパッとやれば、すぐ変わるんでしょうけどね。
大瀧氏:
なるほどね、転調はね。
達郎氏:
あの頃、全部手書きでしたからね(笑)
大瀧氏:
すごいよね・・・・
達郎氏:
おかしかったですね。
でも、ある意味では音頭の時のアレよりも、カレンダーの時のほうが労働量が多いっていうか。
曲調がものすごく・・・
大瀧氏:
バレンタインもやってたし。
あの頃ね、随分ストリングスアレンジ、ピアノアレンジを随分やって、カレンダー大活躍でしたよ、ストリングスアレンジ。
”青空のように”もそうだし。
達郎氏:
オリジナルマスターなんだ!
大瀧氏:
オリジナルに準拠して。
これが最後のリマスターです。
もうやめます。
で、将来的に例えばね50周年とか100周年とか将来的にある時も、このマスターを使ってやることにしまして。
これ以上は、僕はリマスターはやりません。
達郎氏:
専門的なアレですけど、これDDPマスターなんですか?
大瀧氏:
DDPマスターです。
達郎氏:
これでファイナルなわけですね。
大瀧氏:
ファイナルです。
だから、それをハードディスクが壊れないうちに延々コピーされていくっていうふうな事に将来的には・・・
100年、200年、1000年のタームでいけば、そういう事になるかな。
達郎氏:
ノンリニアのデータだから結局それで互換性がハードのほうで、とらなくても、ソフトのほうであれば、何とかなりますよね。
大瀧氏:
例えば、アナログで出して、いろんな手法が変わっていくとしても、それを何とかいじるって事になるんじゃないんですかね、将来的にもし何か変われば。
◎ リンゴスターも必要なんだね
達郎氏:
ま、他の番組にいきますと「どうして新譜を出さないんですか」とかそういう質問になりますからね。
大瀧氏:
最近はね、さすがに教育効果が表れて、もう言う人はね、日本中で3人くらいしかいない!
達郎氏:
まだ、3人いるんですか?
大瀧氏:
それがね、真田の残党みたいに、どこかで作ってるっていう噂を聴いたね。
期待を断ちきれないんだね。
岸壁の母だね。
かわいいって言えばかわいいけどね。
達郎氏:
カラオケ屋さんとかいかないでしょ?
大瀧氏:
いかないねぇ
君と一緒に行って以来だよ。
達郎氏:
家で声出して唄うことは無いんですか?
大瀧氏:
ない!
達郎氏:
唄わないのは、もったいないなぁって気がするな、僕。
大瀧氏:
声出ないもの。
達郎氏:
ヘヘヘ(笑)
それは嘘だ!
だって、大瀧さん、いわゆるバリバリのテノールじゃないから、どっちかというとバリトン系だから、全然大丈夫ですよ。
大瀧氏:
普通に歌ったら、鼻歌って言われちゃうしね(笑)
達郎氏:
フフフフ(笑)
だって、もともと、どっちかっていったらクルーナータイプの曲が多いから
大瀧氏:
唄いたいって欲求が起きないだよね。
あなたと丸っきり正反対だね!
朝から晩まで唄いたい人でしょ?
僕ね、朝から晩まで黙っていても平気なんだよね。
達郎氏:
(笑)仰りたいことは良く判ります。
もう、だって、アレですよ。
大瀧さんと初めて会って37年ですからね。
大瀧氏:
今年ね、平成23年なんだよ。
で、僕の歳なんだな。
昭和23年生まれだから。
昭和23年から平成23年まで行きたわけよ。
一応事実を述べただけなんだけど(笑)
まさかこういう歳が来るとは思わなかったね。
達郎氏:
じゃ、昭和23年から平成23年まで63年たってる訳ですね。
大瀧氏:
そうなんだね。
振りかえると、そういう事なってるらしいんだよね。
達郎氏:
僕、変な話ですけど、ペリーが黒船で来たのが1853年なんですね。
で、僕1953年生まれなので、ペリーかあ100年なんですよ。
大瀧氏:
ペリーから100年の人なんだ!
あ~
変わったもんだね、日本もね。
こういう人間を輩出するなんて、ペルリも驚いているよ。
100年経つと、こういう人間が出てくるのかって。
達郎氏:
その5年前は、一体どうだったでしょうね。
結構平和だったんでしょうね、きっと。
大瀧氏:
ペリーが来る前?
う~ん。
いや、まてよ「大塩平八郎の乱」とかあるしなぁ
達郎氏:
ハハハハ(笑)
大瀧氏:
ま、いろいろあるし(笑)
達郎氏:
いろいろあるしって(笑)。
大瀧氏:
「蛮社の獄」ってペリー来てからなの?
達郎氏:
僕にそういうの聞かないでください。
明治以降しかダメですから。
大瀧氏:
あ、そうなんだ。
僕は丸っきりダメだ。
君と銀次とか、世界史とか日本史とか、ほんとに詳しかったよね。
随分ね。
ポンポンポンと出てくるんだよ。
達郎氏:
なんか3人揃うと、どんなもんでも、何とか角突き合わせて
大瀧氏:
文殊の知恵
達郎氏:
あんまり、5人6人になると、意見が変わってきて・・・
大瀧氏:
3人が一番いいね(笑)
達郎氏:
3人寄れば党派ができるって、誰か毛沢東か・・・
大瀧氏:
ウォーカーブラザースがそんな感じするね。
達郎氏:
ハハハ(笑)
大瀧氏:
3人組はね、トリオだからね。
てんぷくトリオとか、脱線トリオとか、トリオがあって、なんかどういう訳か2対1になるね。
達郎氏:
だから、トリオのグループ、3ピースのグループって長続きしないって・・
大瀧氏:
しないね。
達郎氏:
やっぱり、4人目が必要なんだね。
大瀧氏:
リンゴスターも必要なんだね、4人目(笑)
達郎氏:
中間管理職、調整役(笑)
大瀧氏:
ああいう、全体をああいうね、空気で包むような感じにする4人目がいるんだろうね、おそらくね。
達郎氏:
◎ エンディング
達郎氏:
山下達郎がお送りしてまいりましたサンデーソングブック。
新春恒例、大瀧詠一さんをゲストに新春放談。
今日はそのパート1でございます。
来週、引き続きパート2。
2週間にわたってお届けをいたします。
いつもこのサンデーソングブックの新春放談のプログラムは、いつも申し上げておりますが、話が延々続きますので、毎週お届けしております誕生日メッセージの代読は、この新春放談に関しては割愛させて頂いておりますので、何卒ご了承いただきたいと思います。
相変わらず、いろいろな濃いところが出ておりますが、来週は、またどれほど濃いのか、引き続きお楽しみ頂ければと思います。
来週も大瀧詠一さんをゲストに新春放談パート2、お楽しみに。
それでは今年も山下達郎サンデーソングブック、どうぞ宜しく。
来週もセイム・タイム、セイム・チャンネルで皆さんごきげんよう。
さよなら。
今週のオンエア曲
14:12 Be My Baby / The Ronettes
14:20 Shake, Rattle And Roll / Bill Haley
14:40 青空のように (CALENDAR’78/2011 Remaster) / 大瀧詠一
14:47 Fun×4 (A LONG VACATION/2011 Remaster) / 大瀧詠一
コメント
こちら、青森は青空と柔らかい日差しの穏やかなお正月です。そちらの雪は落ち着いたのでしょうか。
今回は大作をありがとうございます。
こんな話をラジオで聞くことができるのは贅沢ですね。
来週も楽しみですね。
今年もよろしくお願いします。
juntarou さん、こんにちは。
長崎はお正月三が日は雪も止み、太陽の日差しが差し込んで、今は雪もなくなりました。
積雪に喜んでいたのは、子供たちとご近所の犬たち。
達郎さんに対して「君、もっとなんとかしなよ」みたいな事を言ってる会話を聴けるのは大瀧詠一さんくらいですよね。
音作りやオーディオ、映画の話など、大瀧さんの守備範囲の広さに感心します。
今年も気長にブログ続けますので、宜しくお願いします。
はじめまして。
文字起こし、素早くて驚きました。
素晴らしい労作ですね。
新春放談、今年も深く濃い話ですね。楽しいです。
さて、ひとつ揚げ足とりではないのですが、
標題が「2010年1月2日」となっており、
僭越ながら2011年にご訂正なさるべきかと。。。
検索などで損をされるかと思いお知らせしておこうかと思いましたので。
では、来週も楽しく読ませて頂きます。
山Tさん、こんにちは。
タイトルのご指摘ありがとうございました。
助かります。
内容に間違いなど発見されましたら、ご連絡いただければ幸いです。
気長に書いてますので、お付き合いいただければ幸いです。