山下達郎さん サンデーソングブック 2012年01月15日「棚からひとつかみ」

山下達郎サンデーソングブック 

山下達郎さん サンデーソングブック 2012年01月15日「棚からひとつかみ」

1/14(土)15(日)はセンター試験。
長崎は晴れ or 曇りでやや寒い程度。受験生にとっては良い天気だったと思います。

長崎ランタンフェスティバルが2012年1月23日(月)~2012年2月6日(月)で開催されます。
↓浜の町の観光通りも祭りの準備です。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

1月15日、昔でしたら今日は「成人の日」ですけど、最近はハッピーマンデーなんて訳のわかんないようになってきました。

普通の日曜日になってしまいましたが。
でも、昨日、今日は大学の試験ですね。センター試験、大学入試の。
いよいよ入試の季節になって参りました。

寒い季節でございます。
受験生の皆さん、風邪をひかないように受験頑張って下さい!
明日の日本を背負う皆さん方ですから、しっかり勉強していい成果を収められることをお祈り申し上げております。

この後は高校受験、控えておりますね。
そうした大学受験、高校受験、いろいろな方からお便りを頂いております。

北九州市のO.Mさん、Sさんの御夫婦。

『今年は二男の高校受験があります。
二月は私立、三月は公立と試験が続きます。
達郎さん、”頑張れ”と言って下さい。
お願い致します。』

同様のお便り沢山、頂いております。
高校生の皆さんもたいへんでございますね。
頑張って・・・良い結果出して下さい。
応援しております。

さて、私はツアーいよいよ年明けで、約1/3終了致しました。
先週は松山、高松と四国をまわって参りました。

今週からいよいよ、昨日から東北ツアーがスタートでございます。
昨日、本日と仙台でやっているはずでございます(笑)
前もって録っておりますので。

いつもやっている仙台の旧宮城県民会館、東京エレクトロンホール宮城、損壊してしまってまだ復旧しておりませんので、街一つ上にいったですね「イズミティ21 」というホールでライブをやっております。

今週は仙台、そして、昨日今日仙台。
水曜日に岩手に参ります「奥州市文化会館」。
奥州市どこかと思ったら水沢市ですね、旧水沢文化会館。

岩手に入ってまいります。
いよいよ東北でございます。
東北の、そうしたリスナーの皆様に少しでも、いろいろな思いを届けられればという気持ちで、頑張ってやりたいと思っております。

番組の方は、一月に入りましてスポンサーも変わりまして心機一転、いろいろとやっておりますが。

今日はお馴染のレギュラープログラム「棚からひとつかみ」。
山下達郎のレコード棚から、今日はいろいろとアトランダムにお聴きを頂きたいと思いますが。
先週、先々週の2011年のオールディーズCD、再発CD、そうしたもののご紹介の延長になります。

ちょっと綾が付いた感じでございますが。

いすれにしましても、松の内も過ぎましてですね日常に皆さんお戻りの事と思います。
仕事のお休みのひと時を、日曜の午後のひと時、今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きたいと思います。

山下達郎サンデーソングブック
本日も最高の選曲、そして最高の音質でお届けを致します。

さて1月25日発売、竹内まりやニューシングル「いのちの歌」
今日はこれのカップリングで入っております「輝く女性(ひと)よ! 」
こちらの方からお聴きを頂きたいと思います。

フルバージョンで今日はお聴きを頂きます。

1月25日発売、竹内まりやニューシングル「いのちの歌」のカップリングソング
昨年コーセーの「グランデーヌ ルクサージュ」のCMソングとしてオンエアされておりました。
「輝く女性(ひと)よ! 」

~ CM ~

◎ リスナーからのお便り(横浜市のG.Hさん) 

達郎氏:

ライブをやっておりますので、ライブの感想たくさん頂いておりますが、ネタバレにならないようにご紹介しなきゃなんないので、結構たいへんなんですが。

『 昨年12月25日、中野サンプラザで行われたライブに参加させて頂き、あっという間に楽しい時間過ごさせて頂きました。
このたび、初めて筆をとらせて頂きましたのは、私にサンソンを聴くという穏やか日曜の過ごし方と、山下達郎という、今まで自分が聴くことの無かった音楽を教えてくれた婚約者が1月1日に誕生日を迎え、今年は結婚式を予定しているからであります。
フィアンセのNさんにハッピーバースデー』

達郎氏:

お若い方でしょうね、きっとね。
ありがとうございます。また下さい。

◎Autumn Afternoon /The Association  

達郎氏:

CD化が精力的にされておりますアソシエーションですが。
しかもモノバージョンのオリジナル・モノミックスアルバムがCD化されて、それにボーナストラックが沢山付くというですね。

昨年の後半はですね『インサイト・アウト Insight Out』
ウィンディとネバー・マイ・ラブという2曲大ヒットが入っております。
彼らの代表作ですね。
これと、バースデー、これが二大傑作でございますけども。

これのオリジナル・モノ・ミックス。
モノ・ミックスというのは意味があるんでしょうね。
僕、ステレオでも好きなんですが(笑)

この『インサイト・アウト Insight Out』
ウィンディとかネバー・マイ・ラブかけてもいいんですが、今回ここにボーナストラックが入ってるやつが”おやっ?”ていうのがあります。

「オータム・アフタヌーン」っていう曲なんですが、これはアドリシブラザース、ドン&ディック・アドリシ兄弟の「ネバー・マイ・ラブ」の作曲者ですが。
アドリシブラザースの手によります「オータム・アフタヌーン」っていう曲がありますが。

今回のCDのライナーノーツにですね、ディック・アドリシのインタビューがのっておりまして。
バリー・デボーゾ、プロデューサー・ソングライターですが、バリー・デボーゾがやってきて、

「有名な日本のグループが来ていて、彼らは”オータム・アフタヌーン”が気に入ってるって言うんだ。
グループの名前を覚えていたら良かったんだけど。
彼らはこの曲を録音したいのだけど、歌詞の部分で手伝って欲しいという。
そこで僕らは彼らと一緒にスタジオに入ったんだが彼らはLとRの発音に問題があり、LとRの発音の区別ができなかったんだ。

そこで僕の兄が全てチェックして、全てのLとRを逆に表記した。
そして彼らはこの曲を完璧に歌い直した」

こういうライナーにインタビューが載っておりますが。
この日本のグループってのはジャニーさんですね。
オリジナル・ジャニーズ。

ジャニーズが「オータム・アフタヌーン」を録音したテープが残っております。
同時に「ネバー・マイ・ラブ」も録音して、レコーディングが残っているんですが、私それDATで持っているんですが、探したんですけど、今日無かったんですよ。

また機会があれば。

この時代にジャニーズが渡米して、そうしたレコーディングをしましてアルバム一枚分レコードがあるんですが、結局出ませんでした。

ジャニーさん、その頃からそうした海外進出ってのを積極的にやっていたという。
その後のフォーリーブスも、そういうのがありますが。
そうしたエピソードの中におかれて、これがアソシエーションに取り上げられたんですが、結局アソシエーションもレコード化しなかったという。

そうした一作ですが素晴らしい一曲です。
67年のレコーディングだとライナーに書いてあります。

『インサイト・アウト Insight Out』のアウトテイクになります。
The AssociationのAutumn Afternoon 。

◎ リスナーからのお便り(福島県田村市のO.Sさん) 

達郎氏:

福島県の双葉郡にお住まいだったO.Sさん。
この番組の超常連の方でしたが、今は田村市に避難してらっしゃるそうで、ございましてですね、久しぶりにお便り下さいました。

『 昨年末に、イッツ・ア・ポッピンタイムを買いました。
これで達郎さんのアルバムは全て揃いました。
ファン歴16年と8カ月にしてやっとです。
良かった、良かった。

私は福島第一原発の避難者なのですが、家に帰って住むことはできませんが、避難先で割と普通に生活できております。

昨年はサンデーソングブックにハガキを出そう、出そうと思っていたのですが、原発事故の愚痴しか思いつかない状態だったので、殆どハガキを出しませんでした。

今年はハガキでちょっとでも福島の現状を達郎さんにお伝えできたらと思います。』

達郎氏:

力強いお便り下さいました。
どうしたのかなぁと思っておりましたらですね、この方も40手前まで・・・大人になられました!
また下さい。
いろいろと情報下さい。
できるだけご紹介したいと思っております。

◎ リスナーからのお便り(佐賀市のY.Tさん) 

『 31年ぶりに佐賀に来て頂いてありがとうございました。
激しいチケット争奪戦に勝ち残り、なんとか参加することができました。
私事ではありますが、本業は公務員をしておりまして、今度の2月から2ヶ月間、気仙沼市のほうに派遣されることになりました。
九州育ちの私にとって冬の宮城の寒さは想像つきませんし、なによりどの程度お役にな立てるか不安で一杯ですが頑張ってきたいと思います。』

達郎氏:

頑張って下さい!

◎ ジョージ・フィショフ特集 

達郎氏:

ここんとこ、ツアーがそろそろ立て込んで参りますので、少し特集をやろうと今準備をしておりますが、来週あたりから始めてみようかなと思っております。

また久しぶりにソングライター特集をやろうと思います。

今回は、ほとんど日本では、というか世界的にあまり有名ではないんですが、僕の大好きな作曲家
ジョージ・フィショフ(George Fischoff)という人がいます。
スクリーン・ジェムス(Screen Gems)のスタッフライター。

先日お聴きを頂きましたヘレン・ミラーとか、そうしたジャック・ケラーよりも、またもっとスクリーン・ジェムスの中でもマイナーな作家ですが、素晴らしい作曲家です。
アカデミックな人で、ジュリアードのピアノ科を出た人なので、この人昔から特集してみたかったので。
世界でジョージ・フィショフ(George Fischoff)の特集をするのは僕一人でしょう。

来週か、さ来週あたりからいってみたいと思っております。

◎ オリジナルバージョン特集 

達郎氏:

それがすんだら、前から申し上げておりますオリジナルバージョン特集。
ほんとはこっちがオリジナルだと、そういうような曲を並べて。
最近そういうようなCDもですね随分出ておりますが、ほとんどがブートでありますので音がひどいので。

オリジナルアルバムからちゃんとした音でお聴きを頂く特集になりますのでですね。
そうした最近出てるCDには負けません!

ここんところ、ツアーの間を縫って、そうした特集を色々と企画していますので、また御期待頂きたいと思っております。

◎ リスナーからのお便り(埼玉県川口市のN.Kさん) 

『年末にマルチコンポを購入し、 手持ちのレコードのデジタル化に挑戦しましたが、あまりに針飛びが多く、早々にデジタル化をあきらめ、落ち込んだ気持ちで正月を迎えましたが、元旦に全身の毛孔が一挙に開くような衝撃が走りました。

それは大好きなサンデーソングブックの番組提供がTSUTAYAになったからです。
何故それが衝撃なのかというと、実は僕はTSUTAYA本社のマッサージルームに勤務する社員マッサージ師なんです。

もともとカメラマンでしたが、鍼灸マッサージ師に転職し入社したわけです。
入社6年ですが、この6年で一番嬉しい出来ごとです。
もし達郎さんがTSUTAYA本社に御来社されることがあったら、マッサージルームにお寄りくださいましたらマッサージ、サービスさせて頂きます。

今後はさらに全力で聴かせて頂きます。』

達郎氏:

縁は異なものと言いましょうか、この方昔から下さいますが、面白い話ですね(笑)。
宜しくお願いします。
楽しいお便りでございます。

◎ リスナーからのお便り(東京都町田市のH.Yさん) 

達郎氏:

今日一番うけたお便り。

『 気晴らしに東京聖蹟桜ヶ丘の京王ショッピングセンターにある玩具売り場を見ました。
するとAKB48のドンジャラを販売していました。
ちなみに僕が小学生の頃は、ドラエモンのドンジャラで遊んでいました。』

達郎氏:

あの・・・マージャンの簡単なやつですよね、ドンジャラってね。

『おふくろの話によると、かつではピンクレディーの文具を販売していたとのことです。』

達郎氏:

・・・・なかなか面白い。

 ◎ エンディング 

達郎氏:

今日はこのへんで。

来週はそんなわけでソングライター、ジョージ・フィショフの特集。
来週、さ来週、2週間予定をしております。
ひょっとして、間に合わない時は「棚つか」になりますので(笑)、ひとつ宜しくお願い致します。

今日の最後は1月25日発売、竹内まりやニューシングル「いのちの歌」
今日もテレビサイズでお聴きを頂きます。

今週のオンエア曲

14:04 輝く女性(ひと)よ! /竹内まりや
14:09 真冬の帰り道 /The Launchers
14:14 Don’t You Know (She Said Hello) /Butterscotch
14:20 Autumn Afternoon /The Association
14:25 Day After Day (Night After Night) /The Reflections
14:34 Search Your Heart /George Jackson
14:37 I’m Just A Prisoner /Candi Staton
14:42 To Love You (Single Version) /The Pipkins
14:45 いのちの歌 (TV SIZE) /竹内まりや




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