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山下達郎さん サンデーソングブック 2016年4月17日『飛行機で棚からひとつかみ』

山下達郎さん サンデーソングブック 2016年4月17日『飛行機で棚からひとつかみ』

長崎は土曜日夜から日曜日朝にかけて激しい雨と強風でしたが、日曜日の昼間はよい天気になりました。
熊本や大分で起きた大地震に大きな衝撃を受けています。
多くの友人、知人が被災しました。

私がかつて住んでいた福岡市は「WITH THE KYUSHU プロジェクト」を4/17(日)13:00から始めました。
福岡市民の皆さんへの具体的な支援物資提供についてのご協力のお願いです。
福岡市近郊の方々に限定されますがご協力をお願いします。
詳しくはこちらをご覧下さい。

熊本地震でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするともに、
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

4月も中頃になって参りましたが。

私、昨年の10月から続きました、Performance 2015-2016、全国35都市、全64公演、おかげ様で先週の日曜日、土日、沖縄でめでたく千秋楽を迎えました。

ほんとに千秋楽らしい賑やかなですね、お客さんで、ありがとうございました。

なんですが、沖縄はなんか雨でしてですね。
一度も晴れ間がみえませんでした。
観光を兼ねてですね、サンシャインを浴びに来た方は、なんかお気の毒でしたけども。

でも東京は逆に、帰った時がものすごく寒かったので。
沖縄、20度くらいまでしか上がらなかったので、あんまり気温差がなくてですね、ちょうどこっちは助かりました(笑)。

えぇ、さて、前々から申し上げておりますが、全64公演、それにプラス2でございまして。
本日4月17日はですね、昨年お11月にですね横浜の神奈川県民会館でライブをやりましたが。

それのチケットがですね、余計に売ってしまいまして。
オーバーブッキングってやつでございますけれども。

800人ほど余計に売ってしまいましたので、それの救済公演でございます。
今日、神奈川県の関内ホールという、ちっちゃなホールでですね、それのあふれた人と言いましょうかですね(笑)、余った人を振替公演、で本日やります。

当然のことながら、番組は前倒しでございますのでですね。
本日いらっしゃる方、お待ち申し上げております。

ちょっと小さいホールですのでですね、レギュラーの2000・・ホールに乗っけるセットと照明がですね、完璧にできませんけれども。

音の方はおんなじでございます(笑)

基本的には同じプログラムでやりますので。
お待ち申し上げております。

いよいよ今週の水曜日、4月20日に昨年の末に途中でやめてしまいました岩手の県民会館・・・盛岡でございますが。
これの振替公演。
これで本当に今年のツアーは千秋楽を迎えます。

来週になりましたら、いろいろとですね、頂いたお便り、お応えしたいと思いますが。
まだイレギュラーではございますが、残り二つでございます。
がんばってやってみたいと思います。

さて番組の方は、ここの間、ず~っとツアーをやって参りました。
交通機関で移動しますけれども、電車あり、バスあり・・
なかでも飛行機、あんまり今回ですね、ありませんでしたけれども。

3月末に松山で、愛媛の松山でやりまして、そこからですね、宮崎に移動しました。
その時に松山から宮崎に直接便がありませんでしたので、松山からまず博多へ出まして、福岡空港へ出まして。

今度は福岡空港から宮崎空港へ。

どちらもプロペラ機でございます。
2回も、1日にプロペラ機に乗っちゃって。
1日2回飛行機に乗るのも珍しければですね、どっちもプロペラ機で・・

喜びまして!
私、飛行機好きなので。

で、まぁ、なので・・・
今日は「棚からひとつかみ」でも、「飛行機で棚からひとつかみ」やってみようと、思いまして。

えぇ・・なかなか、苦労しました(笑)
難しんですけども(笑)
ま、あたまから揃いましたので。
ちょっとやってみたいと思います。

特集というほどの肩肘張ったものではないので、棚からひとつかみ。
私の好きな飛行機ネタで、いってみたいと思います。

日曜日の午後のひととき、今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます。
今日は飛行機にちなんだ歌の・・飛行機で棚からひとつかみ。
今日も最高の選曲と最高の音質でお届けを致します山下達郎サンデーソングブック。

えぇ・・夜からは、残りのライブ、いよいよラス前でございます。
がんばっていきたいと思います。

飛行機の歌といいますとですね、はっと気がついてみますと、自分で直接飛行機のこと歌ったことないんですね。
ですので、自分の歌はごじつけです。

2005年のアルバム「ソノリテ」に入っております、「風がくれたプロペラ」
さみしい歌ですけれども・・・

読んで、超常連の方はリクエスト頂きました。
気仙沼市のI.Mさん。
『沖縄公演も大盛り上がりで、ほんとにおめでとうございました。
達郎さんロスが出てきそうです。』
1年ほどお休みでございますが、またどうぞ。

♪ 風がくれたプロペラ/山下達郎
 
~ CM ~

♪ Leaving On A Jet Plane/Peter,Paul&Mary

◎PPMの方が・・・

達郎氏:

というわけでツアーが一段落いたしました。
おかげ様で。
ツアーは交通機関で行きますのでですね、電車あり、バスあり、そして飛行機ありでございました。

今回は飛行機は割りと少なかったのですが。
松山、3月の末にですね、松山のライブから宮崎に移動しました。
その時にですね、松山-宮崎直行便がありませんので、まずは福岡空港へ出ます。
そらから福岡空港から宮崎空港という工程ですけれども。

1日に2回も飛行機に乗れる!

しかもですね、どっちもプロペラ機だったんですね。ボンバルディアのですねターボプロップ。
私、プロペラ機大好きで、YS11に乗ると燃えた人間であります!

プロペラ機、高度が低いですからね。
下が見える。
ブーンというあのエンジンの音轟々とですね!ボンバルディアは行くという!
歌の文句でございます(笑)

なので、そこで思いつきまして。
じゃ、飛行機で棚つかやってみよう!

で(笑)・・なんですが、この間の「春と4月の特集」の時に申し上げましたが、テーマの棚つかというのはですね、しばしば曲が追いついて行かない場合がありますので、なるべく曲の良さ、再優先に。

なかなか難しいもんがありました(笑)

初めは順当なところで。
Peter,Paul&Mary、1969年のNo.1ヒット。
元々は67年のアルバムに収録されておりましたが、その後にドラマのテーマになりまして大ヒットいたしました。

ジョン・デンバーの出世作としても有名ですけれども。
ジョン・デンバーはなんとその後飛行機事故で亡くなってしまいまして。

なかなか皆さん、読んで下さいましてですね。
リクエストカード頂きました。
徳島県小松島市のN.Mさん。
Peter,Paul&Mary 悲しみのジェットプレン。

兵庫県高砂市のO.Nさんはジョン・デンバーのバージョンでリクエスト下さいました。
世田谷区のT.Hさん、この方もジョン・デンバー版でございますが。

私・・・どっちも嫌いじゃないですけど。
PPMの方が若干、悲劇的な意味合いを暗示してるような感じに聞こえるんですよね。

なんかジョン・デンバーのやつは、もう一回寄りが戻るんじゃないかと、そんなような、こう・・予感をさせますんで。
PPMの方が、いいかなと。

いいんです、別にどうでも(笑)
棚つかですから(笑)!
そんなたいそなものじゃ(笑)ありません。

◎Alison Krauss&Union Station

達郎氏:

カントリーから行ってみましょう。
アリソン・クラウス、アリソン・クラウスっていう女性はですね、フィドル奏者として非常に有名人ですけれども。

21世紀に入ってからはAlison Krauss&Union Stationという彼女のバックバンドと一緒にアルバムを何枚も出しております。
たいへんに歌も上手いしフィドルも上手い人であります。

カントリーはとにかくもう、アベレージが高いので。
こういう時しか、かかりません(笑)

2011年のアルバム「Paper Airplane」からタイトルソング「Paper Airplane」

♪ Paper Airplane/Alison Krauss&Union Station

もう演奏よし、歌よし・・
このアリソン・クラウスって何回もグラミー取ってる人であります。
リズム・アンド・ブルースにしてもカントリーにしても、底辺の厚さと言いましょうかですね。

ま、ほんとに全然違うんです文化の層が(笑)
しゃくに障りますけど(笑)
えぇ、残念です。

◎レッチリ

達郎氏:

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ!
実は私レッチリ好きなんですよ。

リードボーカルの‎アンソニー・キーディスって、この人の声がですね、ほんとに甘いというか・・・
あまりロックな歌じゃないんですよね。

すんごい柔らかい、すごく好きでですね。
何枚も聴いてましたが、このアルバムに・・考えたら飛行機の歌入ってたなという。
この歌、好きだったんです。
95年のアルバム「One Hot Minute」、ワーナーに移籍してからのアルバムですけれども。

”音楽は俺の飛行機
たったひとつの音符が俺を宙に浮かせてくれる
俺を漂わせてくれる”

音楽に対する愛の歌であります。

♪ エアロプレイン/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

♪ Gotta Find A Way/The Moments

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

来週4月24日、4月最後の日曜日になりますが。
また恐怖のふた月にいっぺんの聴取率週間がやって参ります。

また何かやれと言われておりますが。
ま、ライブ終わりましたので、ライブ音源でなんか、お便りを絡めながらですね、いってみたいと思います。

ライブ、来週はほんとに終わりますので。
ライブに対するご質問、具体的な曲に対するご質問もですね(笑)、ネタバレも大丈夫でございます。

何週間かいってみたいと思います。

その先はゴールデンウィークでございますのでですね、また変なのやってみたいと思いますが。
お便り中心に。

引き続き、お便り、リクエスト沢山お待ち申し上げております。

〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係

宜しくお願い申し上げます。

◎リスナーからのお便り(三重県四日市市のM.Yくん) 

達郎氏:

最近、10代、20代の方が目に見えて増えてきまして。
親御さんに連れて行かれて、私のライブにいらっしゃったのかもしれませんが。

三重県四日市市のM.Yくんは15才。

『いつも達郎さんの曲を聴きまくり、その素晴らしさに酔いしれています。

高校生生活の始りを記念して親にスマホを買ってもらったのですが、カタカナ語が飛び交って、何を言ってるのか判らず、使い方も全然判らずで、このようにハガキで手書きで書く方が落ち着きます。

僕のようなアナログ主義にとっては、サンソンはハガキで参加できるので、ありがたいです。』

15才ですよ、この子!
すごいですね!
将来が楽しみですね、ほんとに!

そういうところからですね、新しいものが出て来るんです!

◎リスナーからのお便り(北九州市のO.Sさん) 

『長いツアーお疲れ様でした。
また来年のツアー楽しみに、仕事、家事と、がんばりたいと思います。
4月9日は長女の高校の入学式です。

今週は次男大学へ、長女高校へと、みんな巣立っていってます。
嬉しいことなのですが、ちょっと寂しい気持です。

子供が小さなころ、手がかかっていたあの時期が懐かしく思う今日このごろです。
涙もろくなってしまいました。
年かなぁ。』

達郎氏:

若い方は若い方で、ベテランはベテランなりのですね、いろいろとありますが。
来週は、こうしたお便り沢山頂いておりますので、そうしたものを中心に。

♪ エアプレイン/ザ・ビーチ・ボーイズ

◎リスナーからのお便り(世田谷区のS.Dさん)

達郎氏:

この方も若い方でございます。
世田谷区のS.Dさん、18才。

『達郎さん、こんにちは。
私は24日のNHKホールに参加させて頂きました。
しかし事件が起きました。

素晴らしいライブに感動しつつ、達郎さんの余韻にひたりながら公園通りを下り、バスに乗った時のことです。

何故か保険証と学生証が無いのです!
鞄をあさっても、クラッカーの残骸だけ。
顔面蒼白になりました。

どうやらグッズを買ったあとに、サインも欲しいと買い急いだ時に落としたようです。
焦りは禁物ですね。
翌日、無事に自分の手元に戻って安心したのですが、色んな意味で記憶に残るライブになりました(笑)。』

達郎氏:

若くても、こういう人もいます。
ですか

◎リスナーからのお便り(中野区のO.Eさん)

『私の息子、中2、小5が3月末に学校から通信簿をもらって帰ってきました。
成績はともかく、私が嬉しかったのは、ふたりとも皆勤賞だったことです。

1日も休むことなく元気に学校へ通ってくれたことは親として、とても嬉しい結果です。
今年度も続けて欲しいと思っています。

達郎さん、学生時代に皆勤賞とったことありますか。
教えて下さい。宜しくお願いします。』

達郎氏:

前半はとてもいいお便りなのに、おしまいは、また質問になりますね。
私はダメです。
遅刻魔で、しょっちゅう休んでましてですね。
体が、すぐ風邪ひいて。

えぇ・・だめでしたね。
勉強きらいだったし(笑)

◎リスナーからのお便り(札幌市のY.Kさん、22才)

達郎氏:

札幌市のY.Kさん、22才。
この方、むかーしから、中学の頃から頂きますが。

『明日から新社会人という不安と戦いながら、このハガキを書いています。
内定をもらったのが11月でしたので、まわりの友人よりも、春休みが短かったのですが、充実の日々でした。

念願だった2月の中野サンプラザ公演にも行くことができました。
聴きたかった曲が盛りだくさんで、ほんとうに最高の時間でした。
残り少ないツアー、お体に気をつけて、いつも通りパワフルで駆け抜けて下さい』

達郎氏:

みんな、大学出てですね、社会人になってるんですね。
昔からお便り頂きます。

◎リスナーからのお便り(板橋区のK.Tさん、22才)

『ツアーほんとにお疲れ様でした。
大宮、名古屋と観に行きましたが、今でも夢のようなあの3時間は脳裏に焼き付いています。

私事ですが、4月から社会人になり、辛いと感じる時もありますが、達郎さんの歌を聴いて乗り切って行こうと思います。
お体には気をつけて下さい。』

達郎氏:

ほんとに、時代が変わりました。
自分の息子、娘よりも遥かに下の人達がこの番組を中学の頃から聴いてくれまして。
大学へ入って、大学を卒業して就職して・・・

少しでも音楽という、小さなあれですけども。
そういうところでですね、若い人達の力になれればと思います。

引き続きがんばってください。
社会へ出るとたいへんですけども、時代が結構たいへんな時代ですけども、がんばってやって下さい。

◎エンディング 

達郎氏:

今日はこのへんで。

飛行機関係でございますので、「高気圧ガール」もANAのタイアップでしたけれども。
こちらの方が、飛行機、直接的かなという。

1979年の私の「愛を描いて-Let’s Kiss The Sun-」
これJALのタイアップソングでございまして。
沖縄でございます、どっちも。

JALもANAもやるという節操のなさでございますが。
いいんです別に・・

ですので、今日はまぁライブバージョンでお聴きを頂きましょう。
もうライブ終わりますのでですね。

2013年12月24日、中野のサンプラザ、クリスマス・イブに千秋楽という。
当時アルバム「メロディーズ」の30周年のツアーでございましたので、クリスマス・イブに千秋楽という。

これの、一番ラストにやりました。
ですのでちょっと皆さんお疲れでございます。
おじさん、おばさんのチームなのでですね。

でも必死になって、やっております(笑)

飛行機で棚からひとつかみ、ご清聴ありがとうございました。
来週は、ライブ明けでございますので、ライブソースをおかけしながら、お便り中心の「棚からひとつかみ」でございます。

最新ライブではなくて、割りと新旧取り混ぜたやつでございます。
あと、PAアウトがほとんどでございます(笑)
それはご了承ください(笑)

というわけで「愛を描いて-Let’s Kiss The Sun-」

♪ 愛を描いて-Let’s Kiss The Sun- (Live/2013.12.24 中野サンプラザ)/山下達郎

今週のオンエア曲

14:05 風がくれたプロペラ/山下達郎
14:11 Leaving On A Jet Plane/Peter,Paul&Mary
14:18 Paper Airplane/Alison Krauss&Union Station
14:23 エアロプレイン/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
14:28 Gotta Find A Way/The Moments
14:39 エアプレイン/ザ・ビーチ・ボーイズ
14:46 愛を描いて-Let’s Kiss The Sun- (Live/2013.12.24 中野サンプラザ)/山下達郎

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