山下達郎さん サンデーソングブック 2010年07月11日「リクエスト特集」

山下達郎さん サンデーソングブック 2010年07月11日「リクエスト特集」

放送された内容を、ちょいと纏めてテキスト化しました。

◎ リスナーからのお便り(神戸市 Nさん)

達郎さんは、よく1960年代の曲をおかけになりますが、1968年の私には、知らない曲ばかりで新鮮です。
なんとか知ってる昔のアーティストは、ママス&パパス、ビートルズ、シュープリームス、ノーランズ、アバくらいです。
 はっきり言って、80年代の曲からは良く覚えています。達郎さんが60年代の曲をかけて下さって、始めて聴く曲が多く、すごく勉強になっています。
でも、気に入った曲をCD屋に欲しくて聞くと、昔のでもう廃盤になってたりしてることが多いです。
だから、ソンサンは録音しながら聴いています。
これからも色々な曲をかけてください。

達郎氏 :

ありがとうございます。
嬉しいお便りでございますね。
オールディーズの番組なので古い曲かけるのですが、私は、やっぱり、僕は53年生まれで、この方と15歳違いますので、せいぜい、80年代中期までが、専門だと思っております。
80年代中期以前、70年代、60年代、それと50年代、あたりまでが自分の専門でやっております。

80年代、90年代はもう、立派にオールディーズの範疇に入りますので、そういうヒップホップの90年代のものとかですね、そういう専門の方がいらっしゃいますので、そういう番組ございますので、そちらの方をお聴きいただければと思います。自分の守備範囲でやっております。

それのお陰で18年近く続けられたわけでございます。

◎ アルバム『WooHoo』取材 ピア企画「100Q」

達郎氏 : 

私のニューアルバム、5年ぶりになりますが、9月15日の発売になりました。
タイトルが『WooHoo』というタイトルでございます。
今のところ、全12曲収録予定でございまして、初回限定版がボーナスディスク付という。
そういうインフォメーションは、おいおいと申し上げたいと思いますが、とりあえずアルバム出る時は”取材”
というのが始まりますので、下手すると今月の後半から取材に入ってきますので、雑誌”ピア”で取材をすることになりました。

そこでですね、ピアで山下達郎の特集というのが、やって頂けるので、いつも、ピアやっております”100Q”という、百の質問。
そのピアの恒例企画ですね「100Q」。
えぇ、今回はですね、広く一般の方から私に対する質問を募集したいと、ピアの方が申しております。
ネットでですね、そういうものを受けるという、システムだそうでございます。

ピアのホームページで7月の9日ですから、もう始まっておりますね、受け付けておりますので、詳しくはピアのホームページにアクセスしていただきたいと思います。7月20日までです。

山下達郎さんへの質問を大募集! 応募フォーム/@ぴあ
ぴあにて山下達郎「100Q」企画実施!! 山下達郎&#...

または、私のオフィシャルホームページ、ワーナーミュージックのスペシャルサイトでもやっております。

◎ リスナーからお便り(京都市 Mさん 二人のお嬢さんから)

達郎さん始めまして、こんにちは。
父の日ということで、私たちの家族の希望をかなえてほしくてお手紙を書きました。
超常連リスナー、父「E.Mさん」。音楽の趣味の基盤は達郎さんです。
「棚つか」は正に父の好みで、特に大瀧さんとの対談を楽しみにしていて、いつも父なりの解説を聞かせてくれます。
ラジオがスタートした時から毎週日曜日の14時からはサンソンがお決まりで、どんなロケーションにいても必ず聴いています。録音もしています。
我が家には録音されたMDはじめ、シングルやアルバムが所せましと並んでいます。
そして、去年は念願のコンサートに行って、今年のツアーも楽しみにしているようです。
そんな父に、達郎さんの「一押しの曲」をプレゼントしてください。
この放送が、家族からの父の日のプレゼントになり、父の一生の宝物になると思うのです。
たくさんお手紙が来てると思いますが、どうかお願いします。

達郎氏 : 

最近こういう、あれですね、お子さんが、お母さんとかお父さんに、こういうメッセージを贈るお便りがすごく増えてるんですよね。
あのぉ 家族の絆といいましょうか、親子の仲がいいところって、ほんとにいいんだなって事を思います。
昔我々が小さい時は、”オヤジにそんな事言うなんて”っていう、それだけ日本が長い間平和が続いていた事の証拠だと思います。出来る事なら、この平和を永く続ける努力をしなければいけないと思いますが、政治屋の皆さんにそれができるかな?という感じが致しますが。
 とっておきの曲っていうか、ご紹介だけ、アレしましたですが、お父さん、今後とも宜しく御愛聴のほどお願い申し上げます。

◎ リスナーからの質問(1)(横浜市 H.Aさん)

衛星探査機”はやぶさ”が、数々の困難を乗り越えて地球に戻ってきました。
私はとても感動しましたが、達郎さんは如何でしたか?

達郎氏 : 

私、今、自分のPCの壁紙、”はやぶさ”です。
感動しました、私!
私、ああいうの大好き!すばらしい!
あのぉ、アーサー・C・クラークの小説に「太陽からの風」っていうのがありましてですね、ヨットのように帆をはって太陽の光を受けてですね、それで帆走するという。そんな事ができるのかなと、でも”はやぶさ”の写真がまさにそういう写真でございましてですね、あぁ、そういう時代が来たのかなという感慨無量でございます。

◎ リスナーからの質問(2)(品川区 )

私は間もなく失恋しそうな大変な時を迎えています。そこで質問があります。
もともと、まりやさんのファンで番組を聴くようになったのですが、男女の関係をうまく保つ秘訣などがありましたら、教えてください。

達郎氏 :

結構、あの、切羽詰まったお便りでございますが。
う~ん、難しい問題ですが、うまくいってる時に、一生懸命会話をすると、いいです。
いつも、あのぉ、特にお若い方の結婚式とか、招かれてスピーチすることがありますが、いつも申し上げることは、基本的に人間というのは言語を使ってしか、コミュニケ―ションができない動物なので、”以心伝心”とか”目を見つめる”とか”テレパシー”ってのはありませんので。

基本的に徹底的に言葉を使って相互理解を深める以外には、何にも道が無いんです。
なので、なるべく会話でコミュニケーションをとるという、そういう事をしますと、男女だけではなくて人間関係が全体的に”話せばわかる”という、それをだから、言葉尻をとらえたりですね、独善的な事を並べて”言い負かす”という事をしようとしますと、人間関係がギクシャクしてきますので、相手の事を聞き、また自分の事を聞いてもらうという事を普段に繰り返していますと、人間、戦争とか、そういうのが起きないのではないかと、いうような事をいつも申し上げております。

ただ、恋は違います(笑)。
恋は違うんですよね。
あのぉ、恋というのは、そういうものじゃ無いので、熱病みたいなものなので。
男女の関係をうまく秘訣、その人好きだと思っても、向こうがダメだったらダメですし、いくらこちらにアプローチかけてきても、こちらがのらないとダメですし、これが難しいんですよね。

それが判ったらだれも苦労はしないので、それがもう、何万年も人間の営みで繰り返されて参りましたので、ご健闘をお祈りするとしか、全然答になっておりませんが。

今週のオンエア曲

14:04 雨は手のひらにいっぱい / SUGAR BABE
14:10 How Do You Do It? / Gerry&The Pacemakers
14:15 Geraldine / Boots Walker
14:20 Say You Will / The Isley Brothers
14:28 Someone / The Temptations
14:39 Pamera JeanT / he Survivors
14:45 十字路 / 山下達郎




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