山下達郎さん サンデーソングブック2025年12月28日『年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)Part 2』(#1733)

サンソン「夫婦放談」
サンデーソングブック

福岡市内は、ちょっと気温が上がって寒さが和らいだ日曜日でした。

今日のサンソンは「九段下フォークフェスティバル」から
記念すべきテイク!

ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

皆さんこんにちは。ごきげんいかがでしょうか。山下達郎です。
毎週日曜日午後2時からの55分間は私山下達郎がお送りいたします、楽天カードサンデーソングブックの時間であります。
東京FMをキーステーションといたしましてJFN全国38局ネットでお届けしております。

あっという間に2025年も終わろうとしております。
今年最後のサンデーソングブック、1733回目。

おかげさまで今年のツアー、うまくいってるはずでございます(笑)。
相変わらず前倒しで。
12月17、18、22、23、大阪フェスティバルホール、うまくいってるはずで、今年のツアーも無事終了してるはずでございます。
おいでくださいました皆様ありがとうございました。
また来年。

そんなわけで、でも、とにかくこの前倒し合戦でのおかげでですね、サンデーソングブックも無事にですね、やり終せることができました。
今年最後のサンデーソングブック、先週に引き続きまして毎年、年末恒例、年忘れ夫婦放談、今日もこの方ゲストです。

まりやさん:

こんにちは、竹内まりやです。

達郎氏:

活舌がイマイチ、あれですが。

まりやさん:

いや、でも今年達っあんよくがんばりましたね。

達郎氏:

働きました、私。

まりやさん:

あの、1月年明けてすぐ、なんか振替公演があったじゃないですか、ライブの。

達郎氏:

去年の今頃風邪引きました。

まりやさん:

ね。そのあとすぐ私のリハが始まって、4月6月とずっとツアー回って、そのあと7月にフジロック出て、そのあとまたリハが始まって、ツアーが始まって今に至ってる。
もう本当に。

達郎氏:

その間にアナログ盤だなんだっつってですね。
レコード会社出しすぎなんですよ。

まりやさん:

ご苦労さま章をあげたいぐらいですよ。
よく72歳でがんばったよね。

達郎氏:

お酒やめたら元気になりました。

まりやさん:

本当に声も、もしかしたら私今まで聞いた中で一番声出てたツアーじゃないかな。

達郎氏:

いや、あの2008年の再開して以後はですね。
でも、あの、そうでもないですよ。

まりやさん:

そうでもないの?
自分ではそうなの?

でもめっっちゃめちゃ声に艶が戻ってるって

達郎氏:

通りはいいですね。

まりやさん:

皆さんに言われるの。
達郎どうしたのって、本当に。

達郎氏:

お酒やめたからです。

まりやさん:

それは大きいと思いますけど、いやあ、でもよくがんばったなと思います。
あの、うまくいってるはずだよね、千秋楽も。

達郎氏:

うまくいってるはずです。

まりやさん:

風邪引いてなかったから、本当に良かったなと思います。

達郎氏:

で、今年最後の年忘れ夫婦放談ですが、
今日はまあいろいろ、あの、こないだ桑田のけいちゃんと、やられました九段下フォークフェスティバル。
これの模様を中心に、お届けします。

で、おかげさまで今年もシングル出すことができました。

まりやさん:

それもえらいかったよね。
3曲とも新曲でシングル出して、ベスト5に入ってるっていうのも
72歳、よくがんばった、いつの間に作ってたのって感じだよな。

達郎氏:

あの、でもやっぱり録音状況っていうか、スタジオの、あのあれが、進化しました。

まりやさん:

エンジニアリングというか。

達郎氏:

そうですね。
進化したんです。だからそれ、それのおかげで上がりが早く。

まりやさん:

本当に。
うん、びっくりした。

達郎氏:

技術の向上、あとは技術者の向上ですね。
お陰様で。

で、そん中からムーブオン、たくさんリクエストいただいておりますが。

まりやさん:

よく聞くわ、この曲、テレビで(笑)。

達郎氏:

お陰様で。私も軽乗っておりますんで、ありがとうございます。
新宿区の超常連、Y.N.さん、奥様の Y.M.さん、誕生日おめでとう。

まりやさん:

おめでとうございます。

達郎氏:

熊本市の超常連、O.I.さん、
川崎市の超常連、W.N.さん、
富山県富山市のY.E.さん、
埼玉市のO.A.さん8歳、
広島県廿日市市のH.H.さん、
ほかたくさんいただきました。ムーブオン。

♪ MOVE ON / 山下達郎

~ CM ~

♪ 恋のひとこと (Something Stupid) / 竹内まりや Duet with 大瀧詠一

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大瀧詠一さんを偲ぶ

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック。
今年最後のサンデーソングブック。毎年恒例、竹内まりやさんゲストに年忘れ夫婦放談、先週に引き続きましてパート2でございます。

早いもので大瀧詠一さん、お亡くなりになられて今年で13回忌。
明後日ですね。
ですので、2003年、大瀧さん最後のボーカルレコーディング。

まりやさん:

そうですよね。
元はと言えば本当にサンデーソングブックの課外活動として、この曲をやって。
でもちゃんとレコーディングしましょうってことになって、そのロンバケの時に、リズム隊は達郎が録ってくれて、それをロンドンに持ってって、アビーロードでストリングスを服部先生で入れていただいたという。
でもこれが最後の公式レコーディングになるとは夢にも思わず、まぁデュエットした曲だったんですけど。

達郎氏:

大瀧 夕鶴 詠一 と言われるぐらい、歌ってる姿が人に見せないという。

まりやさん:

本当ね。でもこの時は、エンジニアさんも入って。

達郎氏:

そうですね。
珍しい。

まりやさん:

そうそう。あの、あん時、吉田さんだったと思うんですけどエンジニアさん。
その時すごいびっくりしてました。「僕入っていいんだね」っておっしゃってたから。
でもすごいご機嫌で二人で歌ったのですけれども
まさかこれが遺作になるとはね。本当に。

達郎氏:

ちょうどリクエストいただきました。
山形県東村山郡、K.K.さん超常連。
群馬県伊勢崎市のU.Y.さん、この方も超常連。
台東区の O.T.さん。20代の方。

まりやさん:

リクエストありがとうございます。
やっぱりこうやって聞くと、大瀧 O.E.さんてやっぱ歌う声なんだなって、つくづくもうクルーナーボイスっていうのかな。低域もすごく響くし、なんか、あの、やっぱ歌う声をしてる人だったんだなってつくづく思いましたね。

達郎氏:

まぁ、録っといてよかったですね。

まりやさん:

本当にね。本当に。
サンソンがなければこれ多分思いついてないから。

達郎氏:

そうですね。

まりやさん:

うん。いい記念になりました。

達郎氏:

はい。

元気を出して

達郎氏:

で、今日はですね、今年最後のサンソンなんですが
先日、日本武道館にて桑田佳祐 さん主催のですね
九段下フォークフェスティバルというのがありまして。

まりやさん:

そうです。
東京FM55周年記念イベント及び、やさしい夜遊び30周年の記念イベントということで。

でも本当に佳ちゃんにお誘いいただいて、あの、皆さんと一緒にこんなフォークフェスというか大人の学園祭ができたのは本当に楽しいイベントだったなと思ってます。

達郎氏:

よかったですね(笑)

まりやさん:

よかったです。
達郎はもう、あの、ツアーでそれどころじゃないという時期だったんですけど。
佳ちゃんが声掛けで原由子ちゃんと、それから、吉井和哉さんと、ミスチルの桜井さんと、あいみょんさんと、私というメンバーで
あとは佳ちゃんのそのバンドの皆さんで、計28曲やったのかな、全部で。
すごい長いコンサートだったんですけど、全部がサプライズで
私たちが出ることはもう全然伏せられてましたので
やるたびに皆さん喜んでいただいてね。楽しかったので、その模様をね。

FMフェスティバルでも11月3日に確かオンエアされたと思うんですけど
私が出たところだけでもサンソンでもう一回オンエアさせていただこうかなと思ったので。

達郎氏:

どうぞ。

まりやさん:

はい。聞いてください。まずは「元気を出して」から。

♪ 元気を出して(九段下フォークフェスティバル) / 竹内まりや,桑田佳祐

優しさと楽しさが溢れた九段下フォークフェスティバル

達郎氏:

今年の10月の12日、日本武道館で行われました、九段下フォークフェスティバル、桑田佳祐さん主催の、あれで出てきました、竹内まりやさんの「元気を出して」。

まりやさん:

はい。この九段下フォークフェスティバルは元々、その佳ちゃんのやさしい夜遊びの30周年イベントと東京FMの55周年ってことで、やったイベントだったんですけど。
佳ちゃんも最初はなにをやろうかなって迷ってたところを、なんかこう大人のフォークソング大会というか、学園祭にしたら面白いんじゃないかなっていうことで。
私に最初声掛けがあった時に、まぁでもどうなんだろう、楽しい感じでやれば皆さんに喜んでもらえるんじゃないってことで。
フォークとは言えね、いろんなジャンルのも入ってましたけど。

でもやっぱ佳ちゃんの人柄が出るというかね、お声がけしたその皆さんも楽しい人たちだったし、佳ちゃんの、なんていうの、人徳というかね、それで成り立ってた優しい感じのね、イベントだったんですよね。

達郎氏:

商売っ気がないんですよ。

まりやさん:

そうなのよね。だから、なんかもお音楽を楽しもうという、なんか大学時代のアマチュアのそのバンド時代みたいなのをね、すっごい思い出したのね、私。

達郎氏:

モラトリアムですね。

まりやさん:

そうです。その、なんか、もう、あの、佳ちゃんみたいにこう大御所みたいな感じじゃなくて、みんなで楽しくっていうのが、多分来た人もね、そういうふうに受け止めてくださったと思いますけど。
私でもこれツアーやった後だったから、出るわって言えたけど、それやってなかったらちょっとお断りしてた断ろうなと。

達郎氏:

そうですね。

まりやさん:

そういう感じなので、まぁ本当にツアーやっといてよかったわ(笑)

ビートルズのカバー「Two of Us」

まりやさん:

元気を出して歌いましたけれども。
じゃ続いては、その次にやった、ビートルズのカバー「Two of Us」を

達郎氏:

なんで「Two of Us」なのかよくわかんないけど(笑)。

まりやさん:

そうなんですよ。
「Two of Us」はですね、
ビートルズのカバーをまぁやろうって佳ちゃんが言ってくれたので、まぁ「If I Fell」は、あの、夜遊びの、あの、生歌でもやったし、「This Boy」は私もカバーやったことあるから、なんかやったことないやつやろうかっていうことで、佳ちゃんが「Two of Usはどうかな」っていうことで、「あ、やってみようか」っていうことでこれになったんですけどね。

達郎氏:

どうぞ。あ、リクエスト来てます。はい。

まりやさん:

あ、リクエストね。はい。

達郎氏:

えーっと、狙ってきてますね。調布市の M.M.さん。中野区の超常連O.E.さんも「Two of Us」。

まりやさん:

ふんふん。これはなかなか、あの、いい感じでハモってますんで、聞いてください。
桑田佳祐K. & 竹内まりやで「Two of Us」。

♪ Two Of Us(九段下フォークフェスティバル) / 竹内まりや,桑田佳祐

九段下フォークフェスティバルのリハーサル裏話

まりやさん:

はい。えーとね、これが始まってからリハーサルが2回あったんですけど
最初は自分だけが行ってまぁバンドと合わせる。
で2回目は合同リハーサルだったんだけど、
なんかね、佳ちゃんが結構かしこまって待ってるんですよ。
いつもこうカジュアルなのに、なんか「竹内まりやさんです」とかみんなにこう紹介してさ。

それでなんか謎の緊張感が生まれちゃって(笑)
あの、吉井さんと後で「なんか謎の緊張するよねこれ」って言って。

合同リハーサルに行ったら、なんかこう学校机みたいに2列になってる机にあいみょんと、あの、桜井くんがこう座って前に。
で後ろに私と吉井さんが座って、こう順番をみんなで待ちながら呼ばれると、みんなの前に行って、そのリハ、そうなんかねオーディション受けてる感じになって。

まぁそれがなんかね、大学時代に音楽研究会に入った新入生の時のような、なんかまた学生に戻ったみたいなね。
本当に、緊張はしましたけど、なんか最初から最後まで楽しかったなっていう、そういう雰囲気、なんか漂ってるでしょ?会場のなんかあったかい。

達郎氏:

ありますね。佳ちゃん大体あの、合いの手好きだからね。

まりやさん:

そうなのよ。
佳ちゃんね、暇があるとすぐ「竹内まりや」って言うんだけど(笑)

達郎氏:

まぁ一種の照れ隠しだよね。多分ね。
この「Two of Us」だけど上手いよねやっぱりね。

まりやさん:

ねぇ。そうなんですよ!。
だから、初めて、二人とも初めて歌った曲だったんだけど、なんか楽しかったな。

達郎氏:

選曲が(笑)

まりやさん:

選曲がね。でもこれフォークでもなんでもないよね「Two of Us」なんて。

達郎氏:

はい。学園祭でしょ要するにね。

まりやさん:

そうなんですよう。はい。

記念すべきテイクになった「涙のキッス」

まりやさん:

その次はですね、あの、あれです。
佳ちゃんが、あの、病気した時に、私が、あの、スーパーで買い物してる時にサザンの曲がパッとなってね。
で佳ちゃんはもうその病気を克服して絶対帰ってきてほしいなって、なんかもう泣きながら聞いた曲だったんで、これをぜひ歌わせてくれというふうに、まぁ頼みまして。
それでサザンのカバーを歌ったんですけども。

達郎氏:

名曲ですよね。

まりやさん:

名曲!
なんかやってみて余計なんか好きになった曲だったんですけど。

達郎氏:

これ佳ちゃんの曲で一番好きな一曲だね。

まりやさん:

そうでしょ。私もそうなんですよ。
だからこの、なんか、その思い出があったんで佳ちゃんがんばれって言った
その、まぁコメントもMCでしましたけれども、
オリジナルキーであえて歌わせていただきました。

達郎氏:

狙ってきました。富山市の Y.E.さん。秋田県横手市のK.M.さん。

♪ 涙のキッス(九段下フォークフェスティバル) / 竹内まりや,桑田佳祐

達郎氏:

なんかあるごとに「竹内まりや」って(笑)。

まりやさん:

合いの手入れてくれてる(笑)

さっき東京FMの社長さんとお会いする機会があったんですけれども
彼がおっしゃってたのは、ラジコの聴取率っていうのかな。
このFMフェスティバルでこの九段下をオンエアした時のラジコの聴取率が50%だったっていうことで。

達郎氏:

史上最高だってね。

まりやさん:

すごいですよね。
これ本当にたくさんの人に聞いていただけたんだなと思いましたけど。
まぁでも「涙のキッス」私にとっても思い出の曲でもありましたし、佳ちゃんと一緒に歌えることにちょっと意義を感じて、大体、私が主メロを歌って、佳ちゃんが下でハモるってまずないもんね。

達郎氏:

そうですね。

まりやさん:

ねぇ。だから、これはなんか記念すべきテイクになったなと思いました。
どうですか感想を聞かせてください。

達郎氏:

っはははは(笑)
いやいや。いい曲ですよ!

まりやさん:

いい感じでしょ?いい、いい感じでね、楽しさがこう伝わると思うんですけどね。
バンドの人たちも本当に28曲もよくねリハーサルされたなと思いましたよ。

達郎氏:

プロですからそれは。

まりやさん:

なんか一生懸命、由子ちゃんが譜面書いて、あの、こういうふうにハモってっていうふうに、佳ちゃんにね。

達郎氏:

影の(笑)

まりやさん:

影のね、本当縁の下の力持ち、原坊がんばってくれてましたけれど。

~ CM ~

おしらせ

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック。
竹内まりやさんゲストに年忘れ夫婦放談パート2。
先日の10月12日の九段下フォークフェスティバルの模様を中心に今日はですね、今年最後のサンソンでございますが。

プレゼントがあります。
私、今年のツアー、Performance2025 ツアー会場のロビーに貼ってあったポスターですが、今年はこれポスター売らなかったので、これをプレゼントに差し上げます。5名の方。B2サイズです。

それから、竹内まりやさんとジャーナルスタンダードがコラボしました、プラスティック・ラブのプリントのTシャツ。12月12日ぐらいからオンラインストア先行予約だそうでありますけれど
クリスマス時期順次発売開始だそうですが、これを5名の方にプレゼント。
サイズLです。
カラーホワイト。
奮ってご応募ください。

こちらはネットです。
https://tfm.co.jp/ssb/
こっからプレゼントのバナー、クリックしてご応募ください。

1月3日 23時59分 まで受け付けております。
発表は発送をもって代えさせていただきます。
よろしくお願いします。

初めて佳ちゃんたちの声を入れた「静かな伝説」ライブバージョン

達郎氏:

じゃあフォークフェスティバルに戻って。
もう一曲。

まりやさん:

もう一曲やったのはですね、「静かな伝説(レジェンド)」なんですけど
達郎と私、そして佳ちゃんと由子ちゃんというこの4人のコーラスを入れた曲だったんですけど。

いつもは私のライブでは達郎のコーラス入ってるんですけど、3人で今回ラララの部分が一緒に歌えたというのは初めてだったので、レコーディング以来。
初めて佳ちゃんたちの声を入れた「静かな伝説」をライブでできました。

♪ 静かな伝説 (Live at Nippon Budokan) / 竹内まりや

達郎氏:

静かなレジェンド。
葛飾区の S.A.さん『武道館外れてしまいました。』
オンエアされた、音源を聞いてらっしゃるそうです。

まりやさん:

はい。ありがとうございます。
でもなんか、あの、本当に11年ぶり、レコーディング以来ね、あの、佳ちゃんたちと一緒に、このラララを歌えたのはよかったな。いつか「蒼氓」も歌えたらいいねわらい。

達郎氏:

そうですね。

まりやさん:

そう思いましたけど。でもあの、バンドの皆さん、斎藤誠 さんとかね、カースケさんとか、ベースの山内 Y.さんとか、片山さんとか、皆さんね、あとコーラスのTIGERさんとか。あの、なんかすごくがんばってくださって。

達郎氏:

お疲れ様でした。

まりやさん:

本当にありがとうございました。

ネタ上手いんですよ

達郎氏:

お便りがたくさん。

まりやさん:

お便り本当に紹介できなくてごめんなさいね。
今回これをオンエアさせていただくにあたり。

達郎氏:

千葉県船橋市のS.Y.さん。この方も超常連ですが。

『先日夕食後にカミさんから突然、
「ねぇ、私より達郎さんの声の方が癒されるんでしょ」
と詰められ、慌てて
「君は刺激、達郎さんは癒し』」と答えたら、なぜか満足してくれました。汗。
夫婦円満の秘訣は分類かもしれません。笑う』

達郎氏:

ネタ上手いんですよ。

まりやさん:

突然でもいいこと、ね、ひらめいたね。

私は広いとこが嫌いなだけなんです

達郎氏:

名古屋市の I.K.さん。

『4月に行われたまりやさんのライブはポートメッセなごやでしたが、達郎さんはポートメッセではやらないのですか。
妻が「なぜ達郎さんはダメなのにまりやさんは良いか」のと、断るごとに聞けというので、ぜひ教えてやってください』

私は広いとこが嫌いなだけなんです。はい。

まりやさん:

そうなんだよね。うん。

達郎氏:

今回はあの、センチュリーじゃなくて、あの、芸術劇場。
もっとちっちゃいところですね。

まりやさん:

でも野外フェスはOKなんだよね。広くてもね。

達郎氏:

まぁあの、そうですね。
しょうがないですね。
出させられてるんです。はい。

みんなそうです

達郎氏:

杉並区の超常連 T.M.さん。

『直近、色々なポカをやらかしていますが、自分でも呆れてしまったことを紹介します。渋谷でカレーを食べてとても美味しかったのですが、帰る時に店のスタッフが少しだけ席を外していたのが姿が見えず、私も急いでいたので「ごちそうさまでした」をお店の方に言えずに店を出ました。
お店を出た後のコンビニで買い物をしてレジで精算した後に「ごちそうさまでした」と言ってしまい、なんとも恥ずかしい思いをしました。
最近コンビニのレジの方は外国の方も多い中、その方は日本の女性で、とても不思議そうに私を見つめていました。私が日本語の拙いインバウンドの旅行者と思われたのかもしれません』

まりやさん:

いや、わかるな気持ち。なんかね。

達郎氏:

『この類のことは私の生活では日常茶飯事で、妻にも呆れられている今日この頃です』

まりやさん:

ごちそうさまでした、とかね。

達郎氏:

みんなそうです。はい。

まりやさん:

ね。あるよね、そういうの。

渋谷陽一氏を偲んで

達郎氏:

というわけで、今日は完全に竹内まりや特集でございました。

まりやさん:

どうもありがとうございました。

達郎氏:

最後はどうしますか。

まりやさん:

最後はですね、今年、えっと、渋谷陽一 さんが、7月にお亡くなりになって。
私は渋谷さんとは、あの、1994年の『Impressions』を出した時に、フォトエッセイを『ROCKIN’ON』社で出していただいて、
本当に渋谷さんとね毎日、そうですね、3、4時間インタビューをして、まぁ聞き書きだったんですけども。
そのエッセイをやってた頃に、よーく渋谷さんとお話ししてて。
その、実のところ渋谷さんて私の曲の中でなんか好きなものがありますか?って聞いたら、多分なんか『プラスティック・ラブ』とかそういうの言うのかなと思ったら、
「いや僕『駅』が好きなんだ」っておっしゃって。意外だったんですよね。

達郎氏:

ヨーロッパテイストあるから彼は。
ブリティッシュでしょ。

まりやさん:

あー、そっか。なんかそれがすごく印象に残ってて。
で最後に、あの、彼とメールのやり取りしたのは、そのフォトエッセイの時に撮影してくれた、あのカート・マーカスさんという写真家の方が亡くなられた時に「カートさんいいカメラマンだったよね」っていうやり取りをしたのが最後で
それからお会いできてないので、本当に。

達郎氏:

僕がね『シンク・オブ・サマー』を出した時に、いきなり渋谷くんからメール来て
「これはいい曲だ」。

まりやさん:

じゃあ割と最近だよね・・

達郎氏:

その後倒れたんだよね。

まりやさん:

あ、そうだったんだ。

達郎氏:

で渋谷くんはとにかくあの、『CUT』っていう雑誌をずっと僕8、9年やってて、で、あれで、あの、なんていうの、原稿の書き方。漢字が多すぎるって言われて、で漢字をやっぱりそういうエコノミーな要するに文章の書き方って彼に教えてもらってね。

まりやさん:

あー、そう言ってたね。うん。

達郎氏:

そうそう。彼は僕より1個上で、彼目黒で僕池袋なんで、本当に高校とか中学で隣に座ってる感じなんだよね。そういうあれなんでいろいろあるんですけど、あの、やり合ったこともたくさんありますけど、彼はまぁ本当に空気が同じなの。

まりやさん:

そうだね。
なんかすごく惜しい人だったなって今でも思いますけど。

達郎氏:

本当に・・

まりやさん:

そう、だから私も今回のツアーに誘ったんですけど返事がなかったから、とっても残念だったな。

達郎氏:

いや、結構闘病長かったんですよ。

まりやさん:

そうだよね。うん。

達郎氏:

宇都宮市のT.Yさん、ちょうど。

『以前達郎さんが渋谷陽一 さんのラジオに出演した時に、達郎さんは
「人に道を聞くのは絶対嫌だ」とおっしゃっていましたが、今も同じでしょうか。私も若い頃は同じでしたが今は聞けるようになりました(笑)』

だからどうしたの(笑)。

『私の洋楽の先生は渋谷さん、大瀧さん、達郎さんのお三方です。
これからもラジオ楽しみにしております』

まりやさん:

そういう人多いと思う。
うん、啓蒙してくれる、その評論家っていうかね。

達郎氏:

そうですね。

まりやさん:

うん。だから渋谷さんに感謝を込めて、追悼の意を表して、今日は最後に「駅」をかけたいと思います。

達郎氏:

ちょうど習志野市の T.Y.さんリクエストいただきました。

♪ 駅 / 竹内まりや

~ CM ~

クロージング

達郎氏:

お送りいたしてまいりました山下達郎サンデーソングブック。
年末恒例、年忘れ夫婦放談、竹内まりやさんありがとうございました。

まりやさん:

ありがとうございました。

達郎氏:

来年1月の4日が初サンソンですが
4日、11日はこれもおなじみ宮治淳一さんゲストに新春放談。
宮治さん活躍しておりますのでですね、面白い話がたくさん聞けると思います。

というわけで、超前倒しでございますが、皆様どうぞ良いお年をお迎えください。
来年もですね、よろしくお願い申し上げます。
一言どうぞ。

まりやさん:

はい。今年もたくさんお世話になってありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

達郎氏:

というわけで山下達郎サンデーソングブック、来年もセイムタイム、セイムチャンネルで。それでは皆さん、

達郎氏:
まりやさん:

良いお年を。

今週のオンエア曲

14:04 MOVE ON / 山下達郎
14:08 恋のひとこと (Something Stupid) / 竹内まりや Duet with 大瀧詠一
14:13 元気を出して(九段下フォークフェスティバル) / 竹内まりや,桑田佳祐
14:20 Two Of Us(九段下フォークフェスティバル) / 竹内まりや,桑田佳祐
14:26 涙のキッス(九段下フォークフェスティバル) / 竹内まりや,桑田佳祐
14:35 静かな伝説(レジェンド)(九段下フォークフェスティバル) / 竹内まりや,桑田佳祐,原由子
14:46 駅 / 竹内まりや

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