山下達郎さん サンデーソングブック 2018年3月18日『ブルータス・ソングブック・リクエスト特集 Part.2』
長崎市内は、午後から雨雲がかかりはじめました。
ポツリ、ポツリと雨が落ちてきました。
今日のサンソン、「Only with you」が製作された経緯は初めて知りました。
なるほどです。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
3月中旬でございます・・・下旬か、もう。
えぇ・・今週は、春分の日でございますね。
春でございます。
と、言うものの、私、前倒しで録っております。
曲が、締切がありまして、その間、昨日、一昨日とですね、京都「拾得」
44年ぶりにライブをやりました。
上手くいってるはずでございます(笑)
それが終わったと思ったら、また次の曲が、書かなきゃいけません。
今度は4月の25、26と、広島でまた、3人ライブやります。
広島の「クラブクアトロ」
昔、ファンクラブの10周年かなんかでやったことがあります。
いいところです。
次は広島でございます。
で、その間に一所懸命、曲を書きますが。
先週は、そんなわけで3.11、日曜日だったので3.11偲んで、特別プログラムをやりましたが。
その前の週は、雑誌ブルータスのですね、ご好評頂きましたので「ブルータス・ソングブック・リクエスト特集」、とても1週では、間に合いませんので。
メールも受け付けましたので、嬉しい悲鳴というか、ヒーヒー言っております(笑)
メールも皆さん、文章が長いのでですね(笑)
チェックするだけで大変です(笑)
えぇ・・グズグズ言ってないで(笑)
で、とても1週間ではできませんので、Part.2でございます。
「ブルータス・ソングブック・リクエスト特集 Part.2」
前倒しでやるには、恰好のプログラムでございます(笑)
もう山のように頂いておりますので。
変なお便りもたくさんありますので。
今日はですね、少し外れて。
ですが、あのぉ・・「珍盤・奇盤」は、もうちょっと後でございます。
「珍盤・奇盤」は「珍盤・奇盤」でやった方が面白いので。
今日はまたいろいろとですね、普通なやつ、変なやつ、いろいろと取り揃えまして「ブルータス・ソングブック・リクエスト特集 Part.2」
日曜日の午後のひととき、本日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます山下達郎サンデーソングブック。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けを致します。
その間に一所懸命曲を書きます(笑)
書いても、書いても減らない・・そんなこと言っちゃいけません。
で、今日の一曲目は、私の曲にリクエスト頂きました。
ポケット・ミュージック、昨年30th Anniversary出し損ないました(笑)
今年、なんとかやらなきゃいけませんが。
1986年の私のアルバム「ポケット・ミュージック」から、アナログA面最後「メロディー、君の為に」
♪ メロディー、君の為に/山下達郎
~ CM ~
♪ Mother Nature Lan/The Rascals
◎完売!
達郎氏:
おかげさまで、ブルータス、山下達郎のブルータス・ソングブック特集、完売だそうでございます!
ありがとうございます。
お買い上げ頂いた皆様、厚く御礼を申し上げます。
で、それにちなみましてリクエスト。
ま、要するに、この25年間のサンデーソングブックのですね、ピックアップしたもののアーカイブという、そういう感じでございます。
◎リスナーからのお便り(札幌市のO.Mさん)
『ブルータス購入しました。
とっても濃い内容で、大満足です。
中でも、ドゥーワップや番組で紹介されたソングライターの詳しい解説が読み応えがあり、あらためて勉強させてもらいました。
番組はサタソン時代の第一回目から、ほぼ全部エアチェックして持っていますが、今でもソングライター特集は何度も聴かせてもらってます。
私にとって、サンソンは心のビタミン剤。
聴く度に元気になります。
また、音楽知識も豊富になり、頭が活性化しているのがよく分かります。
これからも素晴らしい素敵な音楽をたくさん教えて下さい。
よろしくおねがいします。』
達郎氏:
こちらこそですね。
この方はもう、サタソン時代からずーっと頂いております。
超常連の鏡のような、マイ・カラーのハガキで。
ありがとうございます!
♪ ピープル・ゲット・レディ/ジ・インプレッションズ
◎リスナーからのお便り(愛知県長久手市のI.Kさん)
『ブルータス・ソングブックを読んで気になったので、お便りしました。
サンソンの収録現場では、鉛筆を愛用されているようですが、何かこだわりでもあるのですか。
また鉛筆以外で文房具にこだわりなど、ありますか。
絶対、そんなこと聞いてどうするのって言われそうですね。』
達郎氏:
あたしは、シャーペンがダメなので鉛筆です。
ずーっと。
あとは譜面書くときに、ぺんてるの「ボールぺんてる」という水性ボールペンを使います。
この2つが・・。
鉛筆ですね、やっぱりね!
サインペン、ボールペン・・あんまり。
サインするときだけですね。
そんなこと聞いてどうすんだ(笑)
♪ アイ・ノウ・イッツ・ユー/ダニー・ハザウェイ
◎リスナーからのお便り(徳島県小松島市のN.Mさん)
『山下達郎のブルータス・ソングブック特集、最高におもしろいです。
もう既に、2回読み直しました。
1回目は黄色の蛍光ペンを、2回めは緑色の蛍光ペンでマーキングしながら読み込み、にわか仕立てながら、かなりの音楽通になった気分でおります。
生まれてこのかた、54年になりますが、同じ雑誌を3冊買ったのは、初めてです。
あと買いした2冊は、1冊は永久保存版に、もう1冊は普段読みの本が、くたびれた時の予備用として買い求めました。
バックに入れて、外出時にも持ち歩いているものですから、予備用の出番も近いかなと思います。
ちなみにブルータス買うのも初めてでした。
マガジンハウスさん、ごめんなさい。ペコ。』
達郎氏:
ふへへへ(笑)
洒落がある!
♪ Always You/The Sundowners
◎リスナーからのお便り(東久留米市のG.Nさん)
『達郎さん、サンソン25周年、おめでとうございます。
50周年目指して、がんばって下さい。
89歳の達郎さんの声を拝聴したいと願っております。』
達郎氏:
うぅぅ・・(泣)
『実は一昨日、達郎さんのアルバム「アルチザン」を聴いていて、初めて気が付きました。
サンソン、実は「アルチザン」の1曲目の「アトムの子」のイントロで始まり、最後の曲「Groovin’」で終わるんですね。
「Only with you」のギターインストは「アトムの子」のあとにかかるのですね。
ブルータス・ソングブックによれば、サンソンの出演交渉をされたのは、「アルチザン」の発表の後の1991年ということなので、ニューアルバムの販売促進の目的もあって、この2曲に決められたのでしょうか。
とても気になって、眠れません。』
達郎氏:
2018年のハガキですよ。
あの・・ものぐさですので、その時決めたやつでいくんですよ。
番組って、全部そうなんです。
最初に決まったやつでいくんですよ!
そんなもん、25年も経ってんですからね・・え・・
ふへへへ(笑)
◎Don’t Run Away/Bruce & Terry
達郎氏:
ブルースジョンソンの特集をやったときにですね、Bruce & Terryというグループがありまして。
ま、幽霊グループなんですけども。
でも、何枚もシングル出しておりまして。
そのBruce & Terryのですね、最もレアなシングルの1枚に「Don’t Run Away」という曲がありまして。
私は、70年代から80年代にかけてですね、必死にそれを手に入れたくてですね、オークションをやったり・・全然手に入らなかった。
66年のシングルなんですけど。
あまりの手に入らなさにですね、ま、カセットのコピー持ってたんですけど。
コレクターの人からもらってですね。
レコード屋のオヤジからもらって。
あまりに手に入らないので、だったら自分で作ろう!と。
おんなじような曲、作りゃいいんだろうと。
それで作ったのがですね「Only with you」という、このサンデーソングブックのテーマソングでインストロメンタルでやっておりますけれども。
これは1984年の「BIG WAVE」に「Only with you」っていう、これボーカルバージョンで、もともとは収録しまして。
そのあとにNHKのレギュラーのサウンドストリートという番組があります。
それのためのテーマソングでインストルメンタル・バージョンで作りました。
それをそのまま、サンデーソングブックまで、サタデーソングブック、サンデーソングブックで流用したというですね。
で、普通、こういうものを作ると「パクリ」だとかですね・・
「パクリ」じゃない!
とにかくシングルが手に入らなくてですね、ま、要するにオマージュと言いましょうかですね。
そういう曲、作りゃいんだろう!ってですね。
あの、うっぷんばらしと言いましょうか、そういうものでありまして。
でも、あのぉ・・自画自賛じゃないですけども、結構いい線で、肉迫して作れたと思います。
サビの展開なんかは、こっちの「Only with you」のほうがですね、なんか一日の長があるんじゃないかと(笑)
うっへへへ(笑)
ま、グズグズ言ってませんでですね。
ですので、天地神明にかけて「パクリ」とか、そういう今のネットピープルがコクような、そういうものとは違います!
動機が全然違います!
それをパクって一旗当てようとか、そういうのとは全然違います。
純粋さが違う!
て、言い訳をしつつ。
♪ Don’t Run Away/Bruce & Terry
「Don’t Run Away」
今ではCDになって、どなたでも聴けます。
便利な世の中でございますが。
これを手に入れるのに、どれだけ苦労したかと(笑)
ほんとにですね(笑)
で、どんなに私が言ってもですね、どっかの人達は「あ、パクリだ」とかですね、そういうことすぐ言うんです。
言わば言え!!
志が違うんです!
はい。
~ CM ~
◎リスナーからのお便り(横浜市のK.Kさん)
『ブルータスに達郎さんのレコードコレクション約6万枚と書かれていましたが、6万枚のタイトルは達郎さんの頭の中にインプットされているのでしょうか。
同じものを、うっかり買ってしまうことはないのでしょうか。』
達郎氏:
もちろん、あります!
6万枚なんか、覚えられるわけないじゃないですか(笑)
で、おなじものがですね、ボーナストラックが違うとかですね、CDとか・・
泣かせるんですよね、ほんとにね(泣)
ボーナストラックが違うだけで、また変わらなきゃ、なんないのか・・レコード会社もですね。
えぇ・・・ブツブツ言ってないで(笑)
♪ The Days Of Wine & Roses/The Oscar Peterson Trio
♪ I Love How You Love Me/The Paris Sisters
◎来週
達郎氏:
全然ダメだこれ(笑)
まだ山のように残ってる(笑)
もう1週間やっちゃおう!
3月いっぱいは「ブルータス・ソングブック」だ!
来週も引き続き、Part.3
一所懸命、曲書きます、その間・・
◎エンディング
達郎氏:
今日の最後は長野市のI.Iさん。
『先日、海外ドラマ「グリー」の先生役のマシュー・モリソンのライブを観に行きました。
ドラマーが小笠原拓海さんで、嬉しさ倍増でしたが、小笠原さんのまわりにプラスチックの壁が置かれていました。
物が飛んでくるのを防ぐためなのか、いろいろバカなことを考えていました。
達郎さんを通して失礼ですが、小笠原さんのプラスチックの壁は何だったんでしょうか、教えて下さい。
考えて夜も眠れません。
冗談です。』
ふっへへ(笑)
レコーディングをしてるか、あとはPAの関係でドラムの音がですね、まわりに回り込むのを防ぐんです。
要するに分離をよくするために、透明なプラスチック、アクリルの壁ですね。
そすと、ドラムが表に漏れないので、録音しやすい。
もしくはPAが音が出しやすい。
音響的な問題でございます。
♪ あしおと/山下達郎
今週のオンエア曲
14:03 メロディー、君の為に/山下達郎
14:09 Mother Nature Lan/The Rascals
14:16 ピープル・ゲット・レディ/ジ・インプレッションズ
14:19 アイ・ノウ・イッツ・ユー/ダニー・ハザウェイ
14:26 Always You/The Sundowners
14:32 Don’t Run Away/Bruce & Terry
14:39 The Days Of Wine & Roses/The Oscar Peterson Trio
14:43 I Love How You Love Me/The Paris Sisters
14:47 あしおと/山下達郎
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