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山下達郎さん サンデーソングブック 2018年3月25日『ブルータス・ソングブック・リクエスト特集 Part.3』

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山下達郎さん サンデーソングブック 2018年3月25日『ブルータス・ソングブック・リクエスト特集 Part.3』

長崎市内、桜が満開です。
でも遠くの景色が霞んでいてPM2.5の数値が上昇しています。
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3/24(土)、長崎港に客船クイーンエリザベス号が入港しました。
おおきすぎて、美しい船体が写真に収まりません!
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今日のサンソン、暖かくなった昼下がりにピッタリの曲ばかり。
ほんわかして眠くなりそうです。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

あっという間に年度末でございます。
3月最後の日曜日。

えぇ、来週から、新年度がスタートいたします。
学校は春休み。
お勤めの方はですね、転勤とかですね、そういうような・・場所変わり・・

そういう、慌ただしい時期でございます。
なんか、引っ越しが、業者が、人が足りなくて大変だそうです。
そういうようなのが新聞に載っておりますけれども。

私は、ここんとこですね、忙しいと言いましょうか。
ちょいと忙しくなってしまいましてですね(笑)

三つ巴になっております。

自分の曲が2曲、まだ先に詰まっておりまして。
締切、迫っているやつが1個。
今週はもう、ひたすらスタジオ仕事でございます。

クシャミが出そうになってきました。

でも番組は休みません。
当たり前ですけど。

先週は前倒しで録っておりました・・ですけれども。
京都の拾得、無事にやってまいりました。
お客さんが、とっても良いお客さんで。
楽しくやらせて頂きました。

4月は広島のクラブクアトロに参ります。
そいで、一段落しまして、レコーディングとアレをやらなきゃなんないんですけどね。

で、番組の方は『ブルータス・ソングブック・リクエスト特集 Part.3』
読んでも、読んでも減りませんでですね(笑)

ほんとに、たくさん、たくさんありがとうございます。
嬉しい悲鳴でございますが。
1曲でも多く、1枚でも多くご紹介したいと思います。

日曜日の午後のひととき、今年度最後のサンデーソングブックでございます。
今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます。

おかげさまで、ご好評頂きました『ブルータス・ソングブック』。
このサンデーソングブックの特集記事からリクエスト頂きました、アーカイブという感じでございます。

たくさん頂きまして、今日も1曲でも多く、1枚でも多くお届けしたいと思います。

♪ アマポーラ/山下達郎

~ CM ~

♪ The Tide Is High/The Pragons

◎リスナーからのお便り(さいたま市のI.Mさん) 

『初めてのリクエストカードです。
ブルータス拝読しました。
特集の中で気になったのが、エリー・グリニッチです。

大瀧さんが最も評価する作曲家の一人ということで、フィル・スペクターとともに仕事をしているのに興味が湧きました。

しかもブロンディやシンディ・ローパーのコーラスに参加しているなんて。
そんな彼女の歌声が聴ける曲をりくえすとします。
エリー・ゲイのCha-Cha Charming』

達郎氏:

エリー・グリニッチは、60年代、ほんとにアメリカの特にアイドルポップを代表する、たくさんヒット曲を持ってる人ですけども。

歌手としても非常に優れていて。
いわゆるリハーサル・ボーカリストとしてもですね、ものすごく優れてて、引っ張りだこでありました。

ほんとは歌手で成功したかったんですけども、かなわないで作曲家の道を選びまして。

1958年にリリースしました、エリー・ゲイという名前で出しました。
「Cha-Cha Charming」

大瀧さんがシリア・ポールさんでカバーしまして。
このほどシリア・ポールさんのアルバムがCD化されました。
そこにも入っておりますが。
そのオリジナルバージョンで。

当時はシリア・ポールさんのアルバム出たころはエリー・ゲイの「Cha-Cha Charming」なんて、誰一人、日本じゃ知る人はいませんでした。

♪ Cha-Cha Charming/Ellie Gaye

♪ The Girl I Lost In The Rain/The Walker Brothers

◎人生で一番聴いたアルバム 

達郎氏:

ほんとに、あのぉ・・たくさん、たくさんリクエスト頂きまして。
ブルータス・ソングブックでパート3まできましたがですね。

中でも一番頂いたリクエストの曲がですね、カーティス・メイフィールドのアルバム「There’s No Place Like America Today」
に入っております
「Billy Jack」
という・・・

私、事あるごとにですね、このアルバムのことをお話してきたので。
ブルータスの記事にもですね、書いてありますので。

1975年のカーティス・メイフィールドの・・
あんまり有名なアルバムじゃないんですけど、私、これがもうほんとに、人生で一番、1一、二を争う最も聴いたアルバムであります。

ほんとに、なんか・・
心がですね、弱い時に、これを聴くとですね、カーティス・メイフィールドの声が、なんて言いましょうか、説得するとか、そういうんじゃなくて、優しく包んでくれる。

ある種、宗教的なですね包容力を持ってる、そうしたアルバムだと思いました。

そういうことを、いつも申し上げておりましたら、たくさんたくさんリクエスト頂きましたが。

中でも面白いのが、愛知県一宮市のA.Mさん。

『十数年ぶりのブルータスからのリクエストです。
今はガイドブックで紹介されている曲をインターネットで聴きながら読めるという、すばらしい時代になりましたね。

この春、高校を卒業する息子もCDは1枚も持っていませんが、YOUTUBEで好きな曲を集めては携帯で聴いています。

アルバム単位でステレオで聴くという感覚は無いみたいです。
これでは、CDが無くなるはずですね。

そんな息子の携帯の待受はカーティス・メイフィールドの「There’s No Place Like America Today」のジャケットです。
イラストが気に入ったそうで、家にCDがあることも知らなかったそうです。

サンソンファンには、いかにこのアルバムが達郎さんが愛聴してきたか、分かっていますね。
私も大好きなアルバムです。
「Billy Jack」リクエストします。』

余談ですけれども、この「There’s No Place Like America Today」のジャケットというのはですね、実は元ネタがありまして。

マーガレット・バーク=ホワイトという女性の写真家がいます。
報道写真家です。
戦場カメラマンの草わけと言われる人で。
有名な写真がありますけれども。

その、撮った1枚の写真・・
不況の時に、恐慌の時に列作って並ぶ後ろに看板があるという。

それの「もじり」です。
息子さんに教えてあげてください(笑)

♪ Billy Jack/Curtis Mayfield

さきほどのマーガレット・バーク=ホワイトという写真家ですけどもですね。
クライスラービルのてっぺんで写真を撮ってるのを捉えた・・彼女の写真を撮ってるのを捉えた、強力な(笑)写真がありますから、ぜひともですね、ご覧になってください。

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

来週は、新年度でございますので、普段の棚からひとつかみに、ちょっとリクエストをまぶす形で・・
新年度でございます。

今後とも、よろしくおねがいします。

♪ Gloria/The Cadillacs

♪ Sailing/Sutherland Brothers

♪ Closer Than Close/The Stylistics

◎エンディング 

達郎氏:

今日はこのへんで。
ブルータス・ソングブック、3週間お届けしました。
またチャンスがあれば。

というわけで来週からは、新年度でございます。
新年度も変わりませずサンデーソングブック、26年めに突入でございます。

今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。

宮崎市のY.Sさん。

『はじめまして。
「アトムの子」を母のおなかにいる頃から聴いて育った26歳です。

私の父は達郎さんの大ファンで、私が物心ついたときから達郎さんの曲を車の中や家でよく聴いていました。

そんな父も、今年の3月で退職します。
35年余り仕事を続けてきた父を、毎日家族のために働いた父を尊敬し、誇りに思います。

大好きな達郎さんからの、ねぎらいの言葉をかけて頂ければと思います。
父はTといいます。』

Y.Tさん、お疲れ様でした。
でも引き続き、人生続きますので、お体お大事に。
いいお嬢さんですね。

こういう方がいらっしゃるかと思いますと、今度は大阪府池田市のY.Hさんとお読みするんでしょうか・・
21歳、大学生!

『昔、木村拓哉さん主演でやられていたグッドラックというドラマに影響を受けて以来、パイロットを夢にしてきました。

そして先日、約半年におよぶ試験を経て、無事宮崎にある国の養成機関の航空大学校に合格しました。

辛い時や面接前など、達郎さんの「ライド・オン・タイム」を聴いて、自分の励みにさせて頂きました。
自分の人生の大きなきっかけを作ってくれた、ドラマの主題歌を歌ってらした達郎さんに、どうしてもお礼を言いたく、書かせて頂きました。

ありがとうございました。

またライブに参戦させて頂きます。』

ありがたい、おたより・・
すばらしい!
日本の未来を作ってください!

お若い方、お年を召した方
いろいろな人生がございますが
みなさん、お元気で

というわけで今日の最後は兵庫県芦屋市のH.Tさん。

『花粉症で大変なおもいをしてる私、
バイクの転倒事故で右手全治3ヶ月のギブス生活をしてる息子、Sに声をかけて頂けたら、元気が出そうです。』

ふふふ(笑)
お体お大事に(笑)

♪ 明日の私/竹内まりや

今週のオンエア曲

14:03 アマポーラ/山下達郎
14:08 The Tide Is High/The Pragons
14:13 Cha-Cha Charming/Ellie Gaye
14:17 The Girl I Lost In The Rain/The Walker Brothers
14:23 Billy Jack/Curtis Mayfield
14:32 Gloria/The Cadillacs
14:36 Sailing/Sutherland Brothers
14:40 Closer Than Close/The Stylistics
14:46 明日の私/竹内まりや

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