山下達郎さん サンデーソングブック2026年2月22日『サザン・ソウルで棚からひとつかみ』(#1741)

山下達郎サンデーソングブック 
サザンソウル

福岡市内は気温が20℃を超えて、歩くと汗ばむほど。
サザン・ソウル、いい音で聴ける幸せ!

ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
※本記事の画像は生成AIを使用して作成しています。

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冒頭

達郎氏:

みなさんこんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。山下達郎です。
毎週日曜日午後2時からの55分間は、私山下達郎がお送りいたします、楽天カード サンデー・ソングブックの時間であります。
東京FMをキーステーションといたしまして、JFN全国38局ネットでお届けしております。

これ始まる前に、ちょっとおせんべい食べちゃいまして。むせました。すいません。
ちょっとお聞き苦しいのが、しばらく続きます。

2月の、もう最後の日曜日です。
あっという間でございます。また連休でございます。

で、私レコーディングやっておりましてですね
大幅に前倒しで、締め切りが……ようやくデモは出したんですけども、いよいよ本番というか、コマーシャルサイズを作らなきゃなんないので、それでうーうーやっております。

ですので大幅前倒しでありますので、何の情報も、当たり前ですけどもありません。
タイムマシンないので。
でも一生懸命仕事しております。
もうすぐ、またいろいろと作品が出てくることと思いますが。

2月の最後でございますが、先週とそれから2月1日、スティーヴ・クロッパーの追悼特集をしまして、ずっと聴いてるうちに、なんか無性にですね、サザン・ソウルが、60年代70年代のサザン・ソウルが懐かしくなってきましてですね。

今日はひとつ、「サザン・ソウルで棚からひとつかみ」。

ですが、まあ長いこと聴いておりますので、もう自分の好きな曲が決まっておりましてですね。
まあどっちかっていうとアーカイブと言いましょうか、昔かけた、20年ぐらい前にかけた曲をまたちょっと引っ張り出してきて、聴いていただこうというあれですが。
デジタルリマスタリングが発達しておりますので、前よりはいい音でお聴きいただけると思います。

サザン・ソウルは大体どちらかというと、いわゆるオーディオ的にはナローな、割とこうスタジオの見える、そういうような音楽が多いんですけども。
それを今の現代的ないい音でお聴きいただきたいと思います。

今日はディープな55分になります。
日曜日の午後のひととき、本日はサザン・ソウル、アメリカ南部のリズム&ブルースでお楽しみいただきたいと思います。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けいたします。

サザン・ソウルで棚からひとつかみ。の前に。
突然ですが、竹内まりやさんの2001年のシングル「毎日がスペシャル」。
これがですね、40周年を迎えられました「ジャパネット」の新・企業CMに起用されることになりました。

もうすでに2月12日から全国放送で展開されております。
このジャパネットのテレビでみなさんおなじみだと思いますが、40周年のキャッチコピーが「毎日をもっと特別に」というやつなので、これにぴったりだということで「毎日がスペシャル」がキャンペーンソングになりました。
ありがたいことでございます。

ですので、これを記念しまして、竹内まりや「毎日がスペシャル」。

♪ 毎日がスペシャル / 竹内まりや

~ CM ~

♪ Sha-La-La (Make Me Happy) / Al Green

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この人も本当に好きで、一生懸命コピーしたものでございます。

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしておりますサンデー・ソングブック。
今日は「サザン・ソウルで棚からひとつかみ」。

スティーヴ・クロッパーの流れで、今日は、いわゆる60年代70年代の南部のリズム&ブルースを堪能していただきたいと思います。
シンプルですけど重いビート、そして素晴らしい歌唱力。
歴史を作ったサザン・ソウル。

まずは、スーパースター、アル・グリーンの全盛期の一曲。
1974年、全米ソウルチャート2位。「Sha-La-La (Make Me Happy)」。
私の一番好きなアル・グリーンの一曲であります。
リズムセクションはウィリー・ミッチェル率いります「ハイ・リズム・セクション」。
ギターはティーニー・ホッジス。
この人も本当に好きで、一生懸命コピーしたものでございます。

サザン・ソウルと言いますとバラード、スローなバラードが圧倒的な人気ですけども、全部バラードだとなんかちょっとあれなので、初めは景気がいいやつから行ってみようと思いまして、まずこれで行ってみました。

O.V.ライト、素晴らしいシンガーであります

達郎氏:

スティーヴ・クロッパーはスタックスの専属ですけども、このアル・グリーンのバックはウィリー・ミッチェルのスタジオで「ハイ・レーベル」のミュージシャンであります。
いつも決まった人たちでありますが。

同じセクションでレコーディングされました、O.V.ライト。
1971年。O.V.ライト、素晴らしいシンガーであります。
この人はメンフィスの近くのレノーというところで生まれた、生粋のテネシー・マンでございます。
ゴスペル出身でありますが、ウィリー・ミッチェルのプロデュースからヒットが出ました。

1971年のアルバム『A Nickel and a Nail and the Ace of Spades』という、燦然と輝く名盤でございますが、この中に入っております私の一番好きな一曲。
O.V.ライト、「Don’t Let My Baby Ride」。

♪ Don’t Let My Baby Ride / O.V. Wright

達郎氏:

O.V.ライト、1971年の「Don’t Let My Baby Ride」。
ドラッグとかいろいろありまして、40歳前後で亡くなってしまいましたけれども、素晴らしいボーカリストであります。

未発表なのに唐突な終わり方をします

達郎氏:

このO.V.ライト、元々ゴスペル出身でゴスペルのグループのメンバーでしたけれども。
そのグループ仲間で、やはりその後ソロシンガーとして有名になりましたジェームス・カー。メンフィス生まれの人ですけれども。

この人のアルバム『A Man Needs a Woman』っていうのは、日本でですね、大変に人気があったアルバムですけれども。
70年代に入って未発表が随分出てきまして。
その未発表が、何でレコードになんなかったのかというぐらい素晴らしいやつがたくさんあります。そんな中から。

1968年のレコーディングですが、発表されたのは1977年という一曲。
で、これは元々「マスカレイダーズ」というやはり南部のボーカルグループがいますが、これの曲でありまして。同じカラオケなんですが、歌はジェームス・カーのほうがちょっと優れてるかな。
「Let’s Face Facts」。

♪ Let’s Face Facts / James Carr

達郎氏:

未発表なのに唐突な終わり方をしますね。
ジェームス・カー「Let’s Face Facts」でございました。

ボビー・スミスというプロデューサー、この人の手に成る素晴らしい一曲

達郎氏:

今度はジョージアに参ります。
メイコン、ジョージア。
オールマン・ブラザーズですが、ここ出身のシンガー、ジェームス・ダンカン。
キング・レコード、それからフェデラル、キングのサブレーベルですが、そこからたくさんシングルを出しておりますが、これは1970年の作品。
ジェームス・ダンカン、「I’m Gonna Leave You Alone」。

♪ I’m Gonna Leave You Alone / James Duncan

達郎氏:

ジェームス・ダンカン、1970年の「I’m Gonna Leave You Alone」。
ジョージアのメイコンは、ボビー・スミスというプロデューサー、白人のプロデューサーがいますが、この人の手に成る素晴らしい一曲であります。

サム・クックの弟子みたいな歌い方をする人ですが、大変に素晴らしいシンガー

達郎氏:

だんだん濃いのになってきます。
アル・グリーン、O.V.ライトっていうこの作品は「ハイ」というレーベルです。
ジェームス・カーっていうのは「ゴールドワックス」という、これもまあサザン・ソウルの名門レーベルですけれども。

それに勝るとも劣らないのが「フェイム(FAME)」というレーベルでありまして。
アラバマのマッスル・ショールズでのレーベルですけれども。
幾多の名作を生みましたが、そこのフェイム・レーベルから出ましたウィリー・ハイタワー。
サム・クックの弟子みたいな歌い方をする人ですが、大変に素晴らしいシンガーです。
1967年の作品、ウィリー・ハイタワー「Time Has Brought About a Change」。

♪ Time Has Brought About a Change / Willie Hightower

達郎氏:

めちゃくちゃ声が高い、ウィリー・ハイタワー。
1967年の「Time Has Brought About a Change」。
フェイム・レーベル、リック・ホールの素晴らしい作品がたくさん残っておりますが。

てなわけで、山下達郎がお送りいたしておりますサンデー・ソングブック。
本日は「サザン・ソウルで棚からひとつかみ」。
濃い奴でお楽しみいただいております。
お知らせのあとも、そういうやつです。

~ CM ~

来週

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしておりますサンデー・ソングブック。
来週は、山のように溜まったリクエストにお応えすべく「リクエスト特集」でございます。
引き続きリクエスト、お便りたくさんお待ち申し上げております。

〒102-8080
東京FM 山下達郎サンデー・ソングブックの係。

はがきでいつまで持つかという、もう我慢比べみたいになってきておりますけれども。
それでもお若い方がはがきを送ってくださるのが、ものすごく多くて。
最近はもう20代の方、それから高校生の方までいらっしゃってますが。

特に誕生日なので、「誕生日おめでとう」「ハッピーバースデー」のお便りたくさんいただいておりますが、来週のリクエスト特集で、ちょっと一月遅れですけども、ご紹介できればと思っております。

オーティス・レディング・スクールの1番手、アーサー・コンレイ

達郎氏:

サザン・ソウル、続けていきたいと思います。
バラードが続きましたので、またアップ。

オーティス・レディング・スクールの1番手、アーサー・コンレイ。
名作たくさんありますけれども。

1968年のアルバム『Soul Direction』。
名曲たくさんありますが、「Funky Street」とかですね、「Burning Fire」とかたくさんありますが。
このB面の最後に入っておりますアップテンポ、「People Sure Act Funny」。アーサー・コンレイ。

♪ People Sure Act Funny / Arthur Conley

達郎氏:

アーサー・コンレイ、1968年「People Sure Act Funny」。
元々はタイタス・ターナーという人の作品ですけれども、これのカバーでありますが、素晴らしいテンポ。
プロデュース・バイ・トム・ダウド。

素晴らしいスピード感!

達郎氏:

どんどん参ります。
お次も「ハイ」のスタジオでのレコーディングですが、歌っているのはトニー・アシュレーという、この人は割と大卒のインテリの人なんですけれども。
29歳の時にですね、ピストルで射殺されてしまいまして。
若くして亡くなってしまいました。
いい声をしてるシンガーです。
1968年のトニー・アシュレー、「We Must Have Love」。

♪ We Must Have Love / Tony Ashley

達郎氏:

トニー・アシュレー
1968年の「We Must Have Love」。
素晴らしいスピード感。

本当に重い声と、悲しい声

達郎氏:

どんどん濃くなってまいります。
お次はキップ・アンダーソンという、このサウスカロライナ出身の人ですけれども。
この人は本当に重い声と、あと悲しい声と言いましょうか。
やはりフェイム・スタジオでのレコーディング。
1966年の「Without a Woman」。

♪ Without a Woman / Kip Anderson

達郎氏:

キップ・アンダーソン、1966年の「Without a Woman」でございました。

チューニングがちょっとおかしいギターがですね、私大好きなんです

達郎氏:

だいぶディープになってまいりました。まだ行けます。
冒頭にも申し上げましたみたいに、とにかく自分の趣味ですので。
クリスマスソングがもうそんなにこの年になりますとですね、もう決まっちゃって、バージョン決まってるのと同じで、サザン・ソウルで何かかけたいっていうのは、もう本当に決まってしまっております。
とにかく出来がいいやつ。

お次は私の大好きな一枚。
歌っておりますがダン・ブラントリーという、この人もジョージア近辺の人だと思われます。

先ほど聴いていただきましたジェームス・ダンカンと同じで、プロデューサーがボビー・スミスというジョージアのプロデューサーなので、そういう感じだと思いますが。

このチューニングがちょっとおかしいギターがですね、私大好きなんです、これ。
それを聴きたいために聴いてるという。
1970年のダン・ブラントリー
「Beggin’ Just Ain’t My Bag」。

♪ Beggin’ Just Ain’t My Bag / Dan Brantley

達郎氏:

ダン・ブラントリー、1970年の「Beggin’ Just Ain’t My Bag」。

今日の最後

達郎氏:

というわけで、今日はサザン・ソウルで棚からひとつかみ。
すごい世界になりましたが。

今日、こうした作品一連の作品をお聴きになりますと、
テネシー州、ジョージア州、アラバマ州、こうした南部の世界のひとつの共通の色と言いましょうか、当時の様式の音楽というのが固定した形でですね、はっきりした色と言いましょうか形というのが見ることができると思います。

それはある時代では例えばドゥーアップでありましたりですね、ある時代はディスコでありましたり、それからヒップホップでありましたり、そういうひとつの時代のこう明確な色というのが、これがなかなかのアメリカン・カルチャーの深いところだなというような感じであります。

ですので、ほとんどは60年代から70年代の頭ぐらいですけども、アル・グリーン、一番新しいですけども。
アル・グリーンの時代になりますとちょっとこう開けてくるというか、そういう感じがお分かりになったかと思います。

というわけで今日は「サザン・ソウルで棚からひとつかみ」でございました。

来週はガラッと変わりましてリクエストでお届けしたいと思います。

ご清聴ありがとうございました。
今日の最後、サザン・ソウルで棚からひとつかみ、今日の最後は私の一番好きなシンガー、スペンサー・ウィギンズの1968年の作品。

たくさんカバーがあります。
エタ・ジェイムス、クラレンス・カーター、いろんな人がカバーしてますが、私はこのスペンサー・ウィギンズのがナンバーワンだと思います。
フェイムのスタジオの素晴らしい一作。「I’d Rather Go Blind」。

♪ I’d Rather Go Blind / Spencer Wiggins

~ CM ~

クロージング

達郎氏:

お送りいたしてまいりました山下達郎サンデー・ソングブック「サザン・ソウルで棚からひとつかみ」という、濃いひとときでございました。

最も我々はこうした音楽をリアルタイムで聴くことができませんでですね、70年代入ってからようやく輸入盤で聴くことができたという、かなり遅れてきたあれですけれども、それでもまあ価値は変わりません。お楽しみいただければ幸いであります。

来週はリクエスト特集でお届けいたします。
はがきをたくさん、お便りたくさんいただいておりますので、一枚でも多くご紹介したいと思います。
その間に一生懸命曲を仕上げたいと思いますが(笑)。
引き続きリクエスト、お便りたくさんお待ち申し上げております。

〒102-8080、東京FM 山下達郎サンデー・ソングブックの係。

来週はもう3月です。
少しずつあったかくなっていくのかなという、季節の変わり目でございます。
みなさまくれぐれもご自愛ください。

山下達郎サンデー・ソングブック。
来週もセイムタイム、セイムチャンネルでみなさんご機嫌よう。さようなら。

今週のオンエア曲

14:03 毎日がスペシャル / 竹内まりや
14:09 Sha-La-La (Make Me Happy) / Al Green
14:14 Don’t Let My Baby Ride / O.V. Wright
14:18 Let’s Face Facts / James Carr
14:21 I’m Gonna Leave You Alone / James Duncan
14:25 Time Has Brought About A Change / Willie Hightower
14:31 People Sure Act Funny / Arthur Conley
14:34 We Must Have Love / Tony Ashley
14:38 Without A Woman / Kip Anderson
14:41 Begging Just Ain’t My Bag / Dan Brantley
14:46 I’d Rather Go Blind / Spencer Wiggins

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