山下達郎さん サンデーソングブック 2012年01月01日「2011年のリ・イシュー盤で棚からひとつかみPart1」
長崎の年明けは曇り空で初日の出は拝めませんでした。
ちょっと寒い元日でした。
NHK紅白歌合戦をフルで久しぶりにみたのですが、嵐の映像とのコラボレーションが印象的でした。
NHKホールが大きく見えましたね。
ゆずが歌った”Hey和”の合唱指導は佐々木久美さんでしたね。
サンソンはスポンサーが代官山蔦谷書店になって1回目の放送。
朱里エイコさんの曲がオンエアされました。
私も名前は覚えていましたが、米国でシンガーとして活躍されていたとは知りませんでした。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
みなさん、新年明けましておめでとうございます。
山下達郎です。
毎週日曜日の午後2時からの55分間は、私、山下達郎がお送りいたしますサンデーソングブックの時間でございます。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
東京FMをキーステーションといたしましてJFN全国38局ネットでお届けしております。
本日よりスポンサーが変わります。
新しいスポンサーとなりました。
なんと、TSUTAYAさんがスポンサーについて下さいました。
しかもですね、我々の年代のために昨年オープンしたばかりのですね代官山蔦谷書店。
広大なところに、様々がカルチャーがある場所ですが。
私もここ、拝見しましたが。
代官山蔦谷書店提供のサンデーソングブックとなります。
ジングルはTSUTAYAサンデーソングブックですが、いずれにしましてもですね、TSUTAYAさんがスポンサーに来るとは思ってもみなかったので非常に嬉しい驚きであります。
TSUTAYAさんはレコード、書籍、カルチャー一般のですね小売業者さんでございますのでですね。
私も昔からTSUTAYAさんには、たくさんレコードでお世話になっております。
今まで以上にですね、そういう意味ではスポンサーと番組が、ばっちり直結したものですので、この番組の、いわゆるオールディーズソング、CD紹介しますと、それがTSUTAYAさんに直接フィードバックするという、今まで以上にクロースなスポンサーが付いて下さいましたので、たいへん嬉しく思っております。
引き続き、何卒サンデーソングブック宜しくお願いします。
えぇ、というわけで新年、元日のサンデーソングブックも久しぶりでございますが、1月1日でございます。
昨年は色々とたいへんな事が多かった一年でございましたけども、少しでも今年はですね、それが解決される、少しでも物事が解決されるように、明るい一年になってくれる事を陰ながら祈らずにはおれません。
そんなわけで、私、ツアーも続けております。
お陰さまで昨年のツアーは一段落いたしまして、19本終わりました。
新年は来週の日曜日から始まります。
お陰さまで12月のツアーも、ほぼ問題なく終わりました。
中野サンプラザで25日、26日と終了いたしました。
その前が、小倉、佐賀、徳山と、中国地方、九州北部のツアーでございましたが、ほんとうにお客さんが良くてですね、徳山、佐賀、皆さんいいお客さんで、とっても良い演奏が、お陰さまでできました。
今年も張り切ってツアー続けて参りたいと思います。
これから参るとことは宜しくお願いします。
来週は当日ライブがありますので、来週あたりからまた具体的なスケジュール申し上げて参りたいと思います。
えぇ、さて、元日でございますが、ここの番組、サンデーソングブック始めて以来ですね、ずっと正月の2週間、もしくは3週間のときもありましたが、大瀧詠一さんゲストにですね新春放談・・・くっちゃべる時間でずっとやってまいりましたが、今年はちょっと都合によりお休みを頂きました。
レギュラープログラムなのですが、実は私ですね、昔からやってみたかった事がありまして、お正月のプログラムでですね、是非ですね、この番組オールディーズの番組ですので毎年毎年たくさん、そういったオールディーズのリ・イシュー盤とかですね、コンピのCDがたくさん発売になっております。
そういうのを振り返りましてですね、昨年出たリ・イシュー盤を色々ご紹介しようと。
そういうような事をほんとは前からやってみたかったんですが、いい機会ですので「2011年のリ・イシュー盤で棚からひとつかみ」。
これで2週間いってみたいと思います。
実は私、昨年ほんとうに忙しくてですね、なかなかCDも十分に聴けなかったんですが、12月26日でサンプラザが終わりましたので、ここの数日間で聴くだけ聴いて、一生懸命聴きまして、それの成果をですね、今週来週、皆さんにお届けしたいと思います。
という訳でTSUTAYAサンデーソングブック、1回目で初心に戻りましてサンソンらしいプログラムだと思います。
「2011年のリ・イシュー盤で棚からひとつかみ」
今年も最高の選曲、そして最高の音質でお届けを致します。
サンデーソングブック宜しくお願い致します。
というわけでお正月でございますが、2010年にですねケンタッキー40周年の記念テーマソングとして、私
、「HAPPY GATHERING DAY」という曲を作りました。
「希望という名の光」のシングルにカップリングで収録いたしまして、その後アルバム「Ray Of Hope」にも収録されております。
これがですね昨年末から今年のお正月にかけまして、綾瀬はるかさん主演のケンタッキーのお年玉バーレルのキャンペーンのテレビCMで再びオンエアされております。
1月5日まで使われております。
テレビでお楽しみ頂きたいと思います。
というわけでクリスマスキャンペーンは竹内まりや「すてきなホリデー」
この次はお正月キャンペーンで(笑)山下達郎「HAPPY GATHERING DAY」
ということでお聴きを頂きましょう。
元日、最初のサンデーソングブック
「HAPPY GATHERING DAY」
~ CM ~
◎ 本日からTSUTAYAサンデーソングブック
達郎氏:
山下達郎がお送りしておりますTSUTAYAサンデーソングブック。
本日からTSUTAYAサンデーソングブックになりました。
スポンサーが変わりましてCMの構成も変わりましたのでしばらく、ガタガタするかもしれません。
ひと月、ふた月。
ジャックスで、一番最初に始めたころもですね、落ち着くのに半年くらいかかりました。
あと全国、統一放送でなかったり、最初はしましたので。
そういう事もありますが、また初心に帰って一からやってみたいと思います。
というわけで、一月一日元日のサンデーソングブックでございます。
◎ リスナーからのお便り(富山県小矢部市のN.Tさん)
達郎氏:
ライブをずーっと続けておりまして、19本終わりましたので、いろいろな方からお便りを頂いておりますが。
『11月30日に富山のオーバードホールのライブに参加しました。
昨年は北陸公演がなかったので、妻と中野サンプラザまで出かけたのですが、今回は地元に来てもらえたので、交通費が浮いた分、大学生の息子と小学生の娘と妻の4人で参加しました。
特に娘は達郎さんの生の歌声に圧倒され、次の金沢公演で声が出なくなるのではと心配していました。』
達郎氏:
こういうお便り、よく頂きますね。
明日だいじょうぶなのか、とかですね。
大丈夫です。
これで36年もやってるんですから!
◎ リスナーからのお便り(広島市のA.Yさん)
『初めてお便りします。
広島でのライブ、2日とも行きました。
2日目は大学生の息子と行きました。
親の付き添いで、しぶしぶという感じで、あまり期待していなかったようですが、終わってから”山下達郎って、よぼよぼの爺さんかと思っていたけど、全然違った。歌がめっちゃ上手かった。おもしろかった”と言っておりました。
次のツアーも是非行きたいと行っております。
一日も長く頑張って歌い続けて下さい』
達郎氏:
嬉しいお便りでございます。
最近は、息子さんとかお嬢さん連れて来られる方が凄く多くてですね。
このあいだは、小学生二人連れてきて、その人達が一番前だったんで、だいじょうぶかなと思いましたがですね、
大人しく最後まで聴いてくれました。
またいらして下さい。
◎ 愛のめざめ /朱里エイコ
達郎氏:
お次はですね、私、たいへん好きな日本の歌手の方がいらっしゃいまして。
朱里エイコという方ですが、もう2004年にお亡くなりになってしまいましたが。
僕は、中学くらいの時かな、まだラジオがオールナイトになってなかった頃、大体ラジオが1時とか2時で終わってた頃ですが。
その頃に朱里エイコさんがレギュラーっていうのがあって、夜中の11時とか11時半くらいになさってたんですが。
とっても歌が上手いなと思った初めての女性シンガーで、日本の。
その後朱里エイコさんは渡米されまして、アメリカでかなりの人気を博しまして。
その後日本に戻られまして70年代にヒット曲を何曲か出しましたが。
16歳で一回渡米して、ほとんどもうアメリカのセンスでやってた方でですね、日本で初めてカーネギーホールで歌った女性シンガーとか、いろんな実績を持っておりますが。
日本では、それがちょっと早すぎたんですね。
なかなか評価されなくて、そして日本での評価と自分のスタンスとのギャップにすごく悩まれてですね。
晩年は非常に不遇な私生活を送られたという具合にものの資料には書かれておりますが。
アメリカでは一定程度の評価があった方なんですが。
僕、ほんとに朱里エイコさんの歌が好きでですねレコードも集めておったんですが。
中でも特筆すべきは76年にタワー・オブ・パワーと一緒にレコーディングをしました。
それをシングルカットしまして。
タワー・オブ・パワーのメンバーが作曲した、もちろん演奏もそうなんですが。
「I’m Not A Little Girl Anymore」・・・
“私はもう少女じゃないのよ”って、そういう歌でございますが、素晴らしい演奏と素晴らしい歌。
タワー・オブ・パワー全盛期でございます。
1976年の朱里エイコさん、邦題が「愛のめざめ」という曲なんですが、このたびですね、朱里エイコさんワーナーパイオニアでございまして、ワーナーの1971年から79年の在籍のワーナーイヤーズの全ての作品がですね、CDボックスとしまして昨年発売されました。
待望のCD化。
しかもシングルですので非常に手に入りにくい一枚でしたのでシングルコレクションというCDの中に待望のCD化でございます。
朱里エイコさん、1976年の「I’m Not A Little Girl Anymore・愛のめざめ」
♪I’m Not A Little Girl Anymore
朱里エイコさん、1976年のシングル「愛のめざめ、I’m Not A Little Girl Anymore」
Eiko Syuri Futuaring Tower of Powerというクレジットであります。
ほんとに、いいよ、これ。
朱里エイコさん、中学の時、僕ほんとに好きで聴いてましたが、渡米をするって、そいで渡米して帰ってきて「北国行きで」の大ヒットが出ましたけども、それは、ものすごく歌謡曲でですね。
高校生かな、僕、すごくがっかりした事がありまして。
なのですが、今資料を見ると、やっぱり本人も、物凄く悩んだというですね。
実は、僕が聴いていた時代の前に一回渡米して、16歳で渡米して一回帰ってきて、もう一回渡米する間の、番組だったんですね。
それが判ってたら、もうちょっと早くアプローチして、なにかやりたかったなとか、そういう事を思うくらい自分の中学生の時の朱里エイコさんの歌が好きだったんですが。
ちょっと、あまりに時代が先に行き過ぎていたという方ですが。
朱里エイコさんでございました。
昔からかけたかったんですが、いいチャンスでございましたね。
◎ エンディング
達郎氏:
今日はこのへんで。
来週も引き続き「2011年のリ・イシュー盤で棚からひとつかみPart2」でございます。
あっ!
まりやのプレゼント言うの忘れちゃった!
温度計・湿度計
結構いいんですよ。かわいいんです。
来週また申し上げますが。
お便り、リクエスト、今年も何卒宜しくお願い申し上げます。
〒102-8080
東京FM 山下達郎サンデーソングブックの係
本年もサンデーソングブック、スポンサーも変わりまして気分も一新して頑張りたいと思います。
何卒宜しくお願い申し上げます。
今日の最後は2002年の私のアルバム「RARITIES」からお馴染「HAPPY HAPPY GREETING 」
今週のオンエア曲
14:05 HAPPY GATHERING DAY/ 山下達郎
14:11 Love Brought Me Back /D.J.Rogers
14:17 I’ve Grown Accustomed To His Face /Shelby Flint
14:21 Moonshine /James Burton & Ralph Mooney
14:25 When The Boys Get Together /Joanie Sommers
14:33 愛のめざめ /朱里エイコ
14:39 It’ll Never Happened Again /Connie Stevens
14:42 HAPPY HAPPY GREETING /山下達郎
コメント
山下達郎 サンデー・ソングブック(TOKYO FM、日14:00-14:55)、新スポンサーはTSUTAYA(ツタヤ)。
○「山下達郎 サンデー・ソングブック」(TOKYO FM、日14:00-14:5
1月8日に1月1日記事に対してコメントを記載した方へ
管理人の9thNUTSです。
ご質問の件に返事お送りしたいと思いますので、ご連絡先を教えてくださいね。
宜しくお願いします。