山下達郎さん サンデーソングブック 2016年3月13日「棚からひとつかみ」
長崎市内、寒さが戻ってきた週末でした。
そして日曜日は、午後から冷たい雨が降り出しましたが、春はすぐそこ、という感じです。
今日のサンソン、普段聴かないブリティッシュ・ビートを聴くことができましたが、モノラルも味があります。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
3月中旬になりました。
ちょっと暖かくなったと思いましたら、また冷えてまいりまして。
えぇ、今日は割りと・・割りと直近。
結構長いツアーやってまいりまして、3月の頭から京都、金沢、新潟2日とまわって参りました。
京都は初めてのロームシアター、京都会館が改修になりまして、きれいになりました。
三十数年ぶりの京都のライブでございまして。
今回、50回目のライブでしたが、すさまじいという形容が・・・(笑)
お客さんの盛り上がり方でありました(笑)
白眉でありましたですね!
大阪のお客さんもすごいですけど、京都はほんとに、すごかったですね(笑)
お出でいただきました皆さん、ありがとうございました。
京都、金沢、新潟とですね、いいお客さんでございました。
だいぶ、進んで参りました。
残り10本ちょっと。
もうちょっとでございます。
今週は、南へ行きます。
佐賀から大分、そして三重県。
生まれて初めて三重行きます、三重県文化会館。
明日、佐賀でございますが。
佐賀市文化会館。
16日、水曜日が大分のiichikoグランシアタ、お馴染みでございます。
そして三重に参ります。
今週は、佐賀、大分、三重と、今回一番の強行軍でございますが。
頑張っていきたいと思います。
おいで頂く皆さん、お待ち申し上げております。
いよいよライブもラストスパートに入って参りました。
今日は、お酒とか飲まないで、真面目にやっておりますので、声が普通でございます(笑)
えぇ・・この違いというか(笑)
番組の方は、ツアーがこんな感じでございますので、久し振りにレギュラープログラム「棚からひとつかみ」
山下達郎のレコード棚からアトランダムに、色々とお聴きを頂きます。
ワーナーからですね、UK,ブリティッシュ・ビート60年代のUKロックが、どっと出ましたので。
それを前半は中心にご紹介したいと思います。
また今週は、ワーナーのまわし者と化します。
今日は3月13日でございます。
おとといの3月11日は、東日本大震災5年経ちました。
なかなか、復興が思うようにはかどらないという情報がたくさん来ております。
テレビなんかを見ましてもですね、まだ18万人の方々が避難生活を送ってらっしゃいます。
不自由な生活が、もう5年以上続いております。
まだ続くという説もありましてですね、なかなか各方面たいへんです。
まぁ、文句を言って批判するのは誰でもできますが、日本人が皆、力を出し合ってですね、自分の持ち分の中で出来ることを続けていくという・・・
消極的かもしれませんけど。
私なんか、そうやって自分のライブなり、まわしてですね、そうやって少しでもお手伝いができればと・・いう形で考えております。
番組にたくさんお便り頂いております。
福島市のS.Kさん。
『震災から5年経つというのに、どの家にも除染された土がシートを被ったまま残されています。
5年前は、まだ藤沢に住んでいたため、福島の状況が判らず、心配するだけでした。
しばらく経ってから福島に住んでいた姉から、『あの時流れていた「希望と言う名の光」の曲を聴いて、前向きになれたいい曲だよ』と聞き、音楽の持つ力をあらためて感じました』
仙台にお住まいだったY.Tさん、今、吹田市にお住まいでございます。
『あの東日本大震災から5年が経とうとしています。
小生は仙台を離れて3年半、毎月11日の月命日は仙台の方向を向き、手を合わせて心を寄せています。
5年も過ぎれば、少しづつ震災の記憶も薄れてきています。
復興の歩みも、少しづつでも元の風景に、心の拠り所に戻っていって欲しいと願います。』
気仙沼市のI.Mさん。
『復興は、まだまだですが、多くの皆さんが、私を初め前向きに頑張っております。
普通に音楽が聴け、風呂には入れて、あたたかいご飯が食べられる幸せを実感しております。
私にとって元気の源は達郎さんのガッツある音です。
くどいくらいの歌です。
これからもお元気でツアーで活躍を心より願っています。』
たくさん頂きましたが、ほんの少ししかご紹介できませんが。
私、今年去年あたりですね、ライブやっていて、ま、私自身が年取ってきましたし、お客さんも、だんだんお年を召して来ましてですね。
昔と、歌の・・なんかこう・・感じが違ってきてるといいますか。
自分が歌っておりまして、昔はまぁ・・・割りとこうフラットな感じで、お客さんとコール・アンド・レスポンスがありましたが。
最近は、想いが・・すごく感じます。
「希望という名の光」なんかを歌っていましたらですね、そうした、なんかリアクションっていうのが昔より、切実さと言いましょうか・・
そういうものを凄く、気として感じる今日このごろであります。
その分、こっちもですね、いい加減な歌は歌えないなという、そういうようなですね、自分を律すると言いましょうか、そういうような気をまた新たにしてですね、ライブ続けております。
引き続き、残り10本ちょっとでございますけども、お出で頂きます客様、お待ち申し上げております。
というわけで今日はたくさんリクエスト頂きましたが。
少しづつでも各地の復興が進んでいくことを心よりお祈り申し上げております。
もともとは2010年に発表した曲ですけども、運命というのは不思議なものでありまして。
震災以来、いろいろな所で、この曲をですね、聴いていたというお便りを、たくさん頂きました。
ライブの場でも、そういうことを伺います。
そういう歌となっていきます。
人の心に、少しでも届くように・・・
♪ 希望という名の光/山下達郎
~ CM ~
♪ You Didn’t Have To Be So Nice /ラヴィン・スプーンフル
♪ ア・ワールド・ウィザウト・ラヴ(愛なき世界)(ライヴ)/ピーター&ゴードン
♪ テル・ミー・ホウェン(MONO)/フレディ&ザ・ドリーマーズ
♪ アイム・イン・ラヴ(MONO)-Bonus tracks/フォアモスト
♪ ドント・レット・ザ・サン・キャッチ・ユー・クライング (太陽は涙が嫌い)/ジェリー&ザ・ペイスメイカーズ
~ CM ~
◎来週
達郎氏:
前半は、先日からず~っと発売されております、ワーナーミュージック・ジャパンからのブリティッシュ・ビート60年代、ブリティッシュ・ビートのカタログから選びました。
来週はリクエストカードが鬼のように溜まっておりますので、リクエスト特集でお届けしたいと想います。
来週は、連休でございますね。
春分の日。
春はもうすぐでございます。
明るめな曲で選曲をしてみたいと思っております。
引き続き、リクエスト・お便り、たくさんお待ち申し上げております。
ライブも4月下旬まで続きますので、その間はみなさんのお便りとリクエストに助けられつつ・・・
〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係
♪ I Gotta Keep My Bluff In/Freddie Hughes
♪ The Streets Got My Lady/Bill Brandon
◎エンディング
達郎氏:
今日はこのへんで・・・
来週は『リクエスト+棚つか』みたいな感じで、行ってみたいともいます。
いよいよライブの方もラストスパートでございまして。
今週が終わりますと、来週がNHKで、そのあと四国へ行って、宮崎、鹿児島、沖縄とわたって参ります。
がんばっていきたいと想います!
だいぶ、暖かくなってきましたので、少し楽になってきました。
というわけで、この続きは、また来週。
すこーしづつですね春の香りが、気配がして参りましたので、今日は明るめで、この曲。
兵庫県神戸市のM.Fさん。
『先日の3月2日、京都ロームシアターに行かせて頂きました。
すばらしい大盛り上がりのライブです。
いつも感動、ありがとうごあざいます。』
お馴染み、私の1996年のシングル「ドリーミング・ガール」
♪ ドリーミング・ガール/山下達郎
今週のオンエア曲
14:06 希望という名の光/山下達郎
14:13 You Didn’t Have To Be So Nice/ラヴィン・スプーンフル
14:18 ア・ワールド・ウィザウト・ラヴ(愛なき世界)(ライヴ)/ピーター&ゴードン
14:23 テル・ミー・ホウェン(MONO)/フレディ&ザ・ドリーマーズ
14:26 アイム・イン・ラヴ(MONO)-Bonus tracks/フォアモスト
14:29 ドント・レット・ザ・サン・キャッチ・ユー・クライング (太陽は涙が嫌い)/ジェリー&ザ・ペイスメイカーズ
14:36 I Gotta Keep My Bluff In/Freddie Hughes
14:39 The Streets Got My Lady/Bill Brandon
14:44 ドリーミング・ガール/山下達郎
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