山下達郎さん サンデーソングブック 2016年8月7日『納涼リクエスト大会 Part.3』
長崎も暑い日が続いています。
梅雨明け以後、まとまった雨が降りません。
今日のサンソン、楽器店でもしギターチェックするなら・・・
ということで達郎さんがスパークル弾いたら、たいへんなことになります(笑)
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
8月でございます。
8月の最初の日曜日、夏休み・・・
ですが、私もちょっと、8月の1週、お休みを頂きまして。
ちょっとのんびりでしまして。
今日は、前倒しでやっております。
直近でございませんで、天気の話が申し上げられません。
きっと暑いだろうと思いますが。
でも違うかもしれません。
・・判りません!
えぇ、シングルの製作が終わりまして、今週からのんびりとですね、アルバムを色々とやってみようと思っております。
新曲、それから今までの曲の、ちょいとチェック。
そういうようなものをですね、踏まえまして・・
上手く行けば、10曲入りのアルバムになるかなという感じが致しますが。
ま、のんびりと行ってみたいと思います。
あとは今年は「ポケットミュージック」の30周年でございますので、それのリマスターの準備もそろそろしなかればなりません。
えぇ・・色々と・やっております。
それの前哨戦で、お休みを頂きまして(笑)
今日は『納涼リクエスト大会』でございますが、前倒しでございます。
先週の続きでございます。
日曜日の午後のひととき、夏真っ盛りでございますが・・・
またこういうこと言うと「雨降ってるぞ!」とか言われますので。
今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けを致します山下達郎サンデーソングブック『納涼リクエスト大会』。
たくさん、色々なお便りを頂いておりますが、茨城県古河市、O.Mさん。
『先日、達郎さんが「しっかりした文章だと、採用率が上がります」と言っておりました。
やっぱりそうか。私は学もないし、今さらしっかりした文章なんて書けないし、ご覧のとおり字も汚いし。
でもやっぱり時々ハガキを書いて出そうと思いました。
サンソンらしくないベタな曲しか知りませんが。
リクエスト、夏なので大好きなBIG WAVE』
十分でございます。
できれば、もうちょっと大きく書いて頂けるとですね、見易いんですけど。
また下さい(笑)
宮崎市のH.Nさん。
『日光アレルギーの私にとって夏は最悪です。
用事がある時以外、外出は控えています。
外出の際、日焼け止めクリームを塗ったり、日傘をさしたりして万全の状態で出るようにしています。』
そういう方、たくさんいらっしゃいます。
お大事に。
夏は夏でですね・・
夏は大好きという方もいらっしゃいますし、夏が弱いという方もいらっしゃいます。
夏でございます。
お馴染み「BIG WAVE」
♪ THE THEME FROM BIG WAVE/山下達郎
~ CM ~
♪ ユー・ネヴァー・キャン・テル/チャック・ベリー
♪ Stage Fright/The Band
♪ Gemini Lady/Ron Henderson&Choice of Colour
◎リスナーからのお便り(茨城県筑西市のN.Sさん)
『唐突な質問で恐縮です。』
達郎氏:
・・・大丈夫です。
『達郎さんがレコーディングで使用するドラムのメーカー、シンバル、スティック、キックのペダルと機材について教えて頂けたら嬉しいです。
以前から聞こうと思って書きそびれていました。
私もバンドから離れて3年ちょっと、無性にドラムを叩きたくなります。
特に昔のバンド仲間が、早く戻ってこいと誘惑のメールが来ますが、子供が小さいので、なかなか時間もとれず、悶々とした日が続きます。』
達郎氏:
結構ですね、やりたいことがある。
いつも、マウンテンの「Don’t look around」をリクスとしていただきますが、そろそろ違う曲にしませんか!
へへへ(笑)
よろしくお願いします(笑)
私も久しく叩いてませんでですね。
もう年ですので(笑)辛くなってきまして。
レコーディングでさすがに自信がなくなりましたが。
ドラムはラディックのですね60年代中期の2タムのやつを使ってます。
シンバルはもうジルジャン一辺倒です。
パイステがちょっとあるか・・
スティックは色々です。
が、なるべく重めのやつ。
山木さんのスティックを・・モデル(※)を使っております。
(※ 山木秀夫モデル)
キックのペダルはもうスピードキングです。
20代からずっと・・高くて10代の頃は買えなかったので。
スピードキングは夢でした。
そんなこと聞いて、どうすんでしょうね(笑)
ヘッドが何かとか、もうやめてくださいね。
もう、そういうのね。
恥ずかしいですから。
♪ ブラジル/アントニオ・カルロス・ジョビン
~ CM ~
◎来週
達郎氏:
来週、14日も引き続き「納涼リクエスト大会」でございます。
引き続き、お便り、リクエストお待ち申し上げております。
〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係
◎リスナーからのお便り(京都市のN.Mさん)
『20年来のサンソンファンですが、ずっとサイレントリスナーで、今回初めてお便りしています。
土用の丑の日も近づき、好物の鰻三昧の日々を過ごされたであろう達郎さんに質問なのですが、達郎さんにとってロックとは何ですか?
オンストのパンフレットには「ロックンロールは永遠なち」と書かれています。
ミュージシャンの方は、それぞれに自分の定義をお持ちのことと思うので、達郎さんの定義がどのようなものか是非教えて頂きたい。
リクエストは、達郎さんが、これぞロックンロールと思う曲ということで、宜しくお願いします。』
達郎氏:
大上段なリクエストカードでございますが。
ロックンロールというのはですね、あのぉ・・すごく雑駁な音楽です。
ロックンロールというジャンルというのは実は、ありません!
ロックンロールという言葉がですね、アラン・フィードという有名なDJが作った言葉なので。
簡単に申しますと、それまでの白人の聴衆には、ほとんど無縁だった黒人の音楽、ブルースベーシックなですね黒人のハーレムで行われていたような、そうした音楽を、白人の子供向けにですね、提供しようというところで出来た言葉がロックンロールでありますとかですね、リズム・アンド・ブルースでありますとか、そういう言葉でありますので。
でもロックンロールというのは、まぁ、出来た当初はですね、そんなものは雑音と同じで2,3年で無くなると言われておりました。
ラップもそうです。
ヒップホップもそうでしたが。
それが、何十年も残っております。
ロックンロールとは何かと言いますと、自分にとってはですね「根性」です。
「ガッツ」です。
常に申し上げておりますが。
で、あとは「寛容さ」です。
どんな音楽の要素も、ごった煮の如くですね、貪欲に吸収するその寛容な表現力、それがロックンロールというものだと思います。
ま、人それぞれの解釈で。
ロックンロールは何かというのは厳密には無いので、定義が。
ですので、人それぞれの解釈が生まれるということです。
私にとって、これぞロックンロールという曲は、枚挙にいとまがありませんけれども。
じゃ、夏ですので、もうこれぞロックンロール!
♪ Somethin’ Else/Eddie Cochran
◎リスナーからのお便り(兵庫県姫路市のM.Sさん)
『唐突ですが、無線ワイヤレスダメですね(笑)
先日、息子のサッカー大会閉会式でのこと。
表彰されるチーム名や選手の名前が次々と発表されていくのですが、マイクの音声がブチブチ切れるのです。
肝心なところが聞き取れず、イライラ。
せっかく息子の名も呼ばれたようですがブチブチ。
更にブチブチ(笑)
今回のリクエストですが、Dan Penn、FAME録音集第二弾が出るということですので、そこから1曲。
達郎さんセレクトで是非ともお願いします。』
達郎氏:
プライベートとリクエストの落差と言いましょうか・・
で、突っ込んで申し上げてなんですけど・・・
無線ワイヤレスって日本語になってませんよね。
たぶんワイヤレスマイクのことだと思いますがですね。
すいません、突っ込んで。
♪ Love Is A Wonderful Thing/Dan Penn
♪ Tarnished Angel/Anita May&Interstate 5
◎エンディング
達郎氏:
今日はこのへんで。
最後に1枚、おたより。
北海道北広島市のY.Hさん。
『初めておたよりします。
サタデーソングブックからのお付き合いなので、リスナーとしては超常連です。
昨年の旧厚生年金会館で開催されたライブツアーにも、座布団席の次の列、3列目でカミさんとともに楽しませて頂きました。
7月10日の放送で、楽器店のお話が出た時、タモリ倶楽部でエレキギターを買う前に楽器店で試し弾きする曲ランキングが放送されたことを思い出しました(クロサワ楽器)。
5位 スメルズ・ライク・ティーン・スピリット by ニルヴァーナ
楽器の勢いやパワー感を確認できる。
4位 キャントストップ/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
カッティング奏法で音の切れ味を確認できる。
3位 いとしのレイラ/エリック・クラプトン
定番
2位 ルーム335/ラリー・カールトン
フュージョン好きなギタリストなら、つい弾いてしまう。
1位 リトル・ウイング/ジミ・ヘンドリックス
広範囲なポジションをチェックできる。
達郎さんならどんな曲を試し弾きされますか?
そんなこと聞いてどうするのと言われそうですが。』
そんな事聞いて、どうすんだ(笑)
えぇ、私は古い人間なので、ギターチェックするんだったら、まず「Walk Don’t Run」ですね。
♪~Gui.(Play by TATSURO in Studio)
これだと、フレット音痴が分かります。
あとはジェームス・ブラウンですね。
「Doing it to death」
♪~Gui.(Play by TATSURO in Studio)
自分のカッティングのやり方が分かります。
あとは自分の曲(笑)
♪ Sparkle~Gui.(Play by TATSURO in Studio)
これで完璧でしょう!
自分のスタイルに合わせるんで、僕が「リトル・ウイング」弾いたところでギターチェックになりませんので。
またください(笑)
今日はこのへんで。
というわけで、9月14日発売で、なかなかフルバージョンおかけできませんけども。
ドラマの方も3週目になってきましたので。
今日はTVサイズをお聴きいただきます。
9月14日発売、ニューシングル「Cheer Up! The Summer (TV Size)」
♪ Cheer Up! The Summer (TV Size)/山下達郎
今週のオンエア曲
14:03 THE THEME FROM BIG WAVE/山下達郎
14:08 ユー・ネヴァー・キャン・テル/チャック・ベリー
14:13 Stage Fright/The Band
14:19 Gemini Lady/Ron Henderson&Choice of Colour
14:26 ブラジル/アントニオ・カルロス・ジョビン
14:36 Somethin’ Else/Eddie Cochran
14:40 Love Is A Wonderful Thing/Dan Penn
14:44 Tarnished Angel/Anita May&Interstate 5
14:48 Cheer Up! The Summer (TV Size)/山下達郎
コメント
毎週サンソンを聞いておりますが、たまに録音できていないこともありいつもこちらのサイトで内容を確認させていただいております。毎週毎週テキストにおこすのは大変な作業だと思いますが、助かっております。本当にありがとうございます^^
hawker さん
管理人の9thNUTSです。
コメントありがとうございます。
またブログにお立ち寄り下さい。
> 毎週サンソンを聞いておりますが、たまに録音できていないこともありいつもこちらのサイトで内容を確認させていただいております。毎週毎週テキストにおこすのは大変な作業だと思いますが、助かっております。本当にありがとうございます^^