山下達郎さん サンデーソングブック 2016年11月13日『棚からひとつかみ』
長崎県の島原半島にある雲仙仁田峠は紅葉が見頃となっているようです。
長崎市内は日中の気温が20℃もあり、晴れて気持のいい天気になりました。
今日のサンソン、「超常連」と呼ばれる秘訣は、これだったのか・・・
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
11月も中旬に入ってまいりました。
今日は、前倒しで録っておりますので、お天気の事が申し上げられませんが、冬のとば口に近づいてきております。
気の早いとこでは、もうクリスマスのですね、何か告知なんかも・・・出ております。
先週のおしまいにも申し上げましたが、今年はインフルエンザの流行が早まってるという情報が入ってきております。
くれぐれも皆さん、お気をつけ下さい。
私は、予防接種、毎年やっております。
今日は、前倒しでございますので、ちょいと、色々仕事が・・やっております。
ので、そういうときは、私の番組ではレギュラープログラム『棚からひとつかみ』
山下達郎のレコード棚からアトランダムにいろいろとお聴きを頂く、お馴染みのレギュラープログラムでございます。
ここんとこ、ずーっと変な特集とか、色々やっておりましたので、かけてないCDがたくさんございます。
今日は60年代初期のですね、アメリカン・ポップスに絞って、まとめてお聴きを頂ければと思います。
「棚つか」でございますけれども、わりと60年代前半のアメリカン・ポップスの黄金時代の作品ばっかりを、お聴きを頂く、そういう棚つかになっております。
本日も、日曜日の午後のひととき、素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます山下達郎サンデーソングブック。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。
季節柄、ものすごく多く頂いております、この1曲。
私の1995年のシングル「世界の果まで」、アルバムOPUSにも入っておりますが。
たくさん頂きましたので。
代表して、仙台市のO.Hさん。
『達郎さんの曲の中で一番すきです。』
おありがとうございます。
川越市のF.Eさん。
『すっかり肌寒くなりました。
マンション住まいの我が家もとうとう昨日より暖房を入れました。
これから乾燥と風邪と、気をつけないといけない季節です。』
山下達郎「世界の果てまで」
♪ 世界の果てまで/山下達郎
~ CM ~
♪ The Night Has A Thousand Eyes/Bobby Vee
◎Bobby Vee
達郎氏:
また訃報が飛び込んで参りました。
ボビー・ビー、私の大好きなボビー・ビー。
享年73才だそうでございます。
ボビー・ビーは私の世代より、ひとつ世代前でございまして、大瀧さんぐらいの世代ですとお馴染みでございますが。
私は運の良いことに、水道橋のセコハン屋でですね、ボビー・ビーは結構ありまして。
それを一所懸命買ってきまして、聴きましたのでですね。
5つ、6つ上の世代の人達と同じように聴くことが出来ました。
♪ Charms/Bobby Vee
◎待望のCD化
達郎氏:
あいかわらずCDの、いわゆるオールディーズもののリイシュー、引きも切らずありますけれども。
だんだん、だんだん、ネタが無くなってきましてですね。
いわゆるメジャーカンパニーですと、昔のやつの再発で、廉価版にしてみましたり、紙ジャケにしてみましたりですね、そういうのが、多いんですけども。
そんな中でですね、割りとインディーなメーカーから出すものでですね、素晴らしいものがたくさん出て参りました。
ここの間、ずーっと、こうしたリイシューをやっておりますが、オールデイズ・レコードというところとですね、ここが企画してクリンク・レコード・・ま、こうしたオールデイズものの再発のメーカですけども。
ここが配給しているシリーズで「懐かしのドーナツ盤コレクション」がありまして。
今年出ました何枚かの紙ジャケがですね、これがなかなか素晴らしいので、それをご紹介したいと思います。
まずはナンシー・シナトラ。
ナンシー・シナトラがリプリーズでヒットを飛ばす前の、いわゆるほんとのアイドルシンガーでやっていた時代の作品てのが、なかなかCD化されませんでですね・・・
日本ではほとんど聴くチャンスがありませんでしたけれども。
それが一挙にですね、初期のシングルが一挙にCD化されまして。
これ、マストです!
こういうのはバックコードとらなくて売り切りなので。
ちょっと遅いんですけども。
今年の夏前に出たCDですけれども。
ナンシー・シナトラの「レモンのキッス」
日本でもヒットしましたが。
原題「Like I Do」
発売された当初はB面だったんですけども、日本のほうが、B面をA面にしましてヒットさせました。
この曲はクラシックのメロディーからとっております。
ポンキエッリというイタリアの作曲家の『ジョコンダ』というオペラですね。
オペラの中にはいっております有名な「時の踊り」という曲がございます。
ここのメロディーからとった曲ですけども。
ま、そんなことは、どうでもいいんですが・・
ナンシー・シナトラ、待望の日本CD化でございます。
♪ Like I Do/Nancy Sinatra
♪ Mugmates/Eddie Hodges
◎リスナーからのお便り(大阪市のN.Tさん)
『秋も深まって、食べ物が美味しくなってきました。
近頃は、年中店頭にサンマが並んでいたりしますが、やはりこの時期、通りすがりに台所から漂ってくるサンマを焼く匂いには、食欲、お酒欲もそそられます。
今が旬の食べ物の中で、達郎さんがこれだというものは、なんですか。
私はサンマもいいけど、やっぱり松茸かな。
何度も買えませんが、1回くらい国産ものを、と思う秋の夜長です。』
達郎氏:
秋は食欲の秋でございますですからね・・・
えぇ「・・・これだ!というのはですね・・・
なかなか食べられないものですね。
「ふぐ」・・・実は、あのぉ・・ちょっと先週食べてる。
美味かった!
あとは何でしょうね・・
この季節だとですね・・
あの・・夏にも申し上げましたが「鰻」も旨いんですよ、この季節ね、脂が乗ってて。
あとは・・上海蟹ですね。
いいですね。
そういうこと言うと、また太ってきますので、やめたいと思います。
♪ Me Japanese Boy,I Love You/Bobby Goldsboro
~ CM ~
◎来週
達郎氏:
来週もこの調子で・・
リクエスト溜まっておりますので、来週は『棚つか+リクエスト』なんて感じで・・
11月はそれで乗り切って、いってみたいと思いますが。
お便り、リクエストたくさんお待ち申し上げております。
〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係
◎リスナーからのお便り(宮城県大崎市のK.Yさん)
『達郎さん、こんにちは。
初めて番組にハガキを出す決意が整いまして、筆を執りました。
私は今年27才になのですが、ご覧の通りの字の汚さで、丁寧に書こうと思えば、思うほど書けず。
サンソンを録音してまで聴いているのに、1枚もハガキを出せない自らと決別すべく、ポストに投げ込んだ次第でございます。
前回のライブツアーで初めて達郎さんの音楽を生で聴く機会を得られ、幸運にも山形と宮城の2箇所で忘れられない時間を過ごすことができました。
アコースティックライブも是非と思ってましたが、チケット取れず撃沈。
せめてTシャツを着て来年からのツアーに向けて気持を高められたらと考え、応募・・・』
達郎氏:
これTシャツの応募かよ(笑)
すごいな、これ(笑)
あんまり前半の文章がおもしろかったので。
別に字、このくらいでしたら読めますよ。ちゃんと。
肉眼で、虫眼鏡使わなくて読めますので。
ただ、宮城県の大崎の「崎」がわかりませんでしたけど(笑)
全然大丈夫ですよ。
気にしないで。
できれば、もうちょっと字数少なく、大きな字で書いて頂けると、楽なんですがね(笑)
◎リスナーからのお便り(大阪府豊中市のI.Hさん)
『「超常連」と達郎さんに言われるためには、何通ハガキを書けばいいのでしょうか。
教えてください。
私の予想は、30通以上かな、と考えています。』
達郎氏:
すごいですね(笑)
あの・・「超常連」って私がお呼びする方々はですね、だいたい、あの・・スタイルがあるんです。
ハガキをパッと見て、あぁ、この人だなって。
レイアウトとか、あとは色の使い方とか、字の感じとかですね。
必ず、一目で見てすぐ判るという、そういう書き方してます。
そういうラジオにハガキを投稿する方のベテランの風格と申しましょうかですね。
そういう方、もう10年、15年同じスタイルでずっと送って頂きますので。
もう、そういう方は、文句なく「超常連」と、そういうアレでございます。
よろしくお願いします(笑)
別に「超常連」だから、偉いわけじゃないですからね(笑)
お気軽にどうぞ。
♪ It Hurts To Be Sixteen/Andrea Carroll
♪ A Little Like Lovin’/The Cascades
♪ For Your Sweet Love/The Cascades
♪ CLIMAX/クールス・ロカビリークラブ
◎エンディング
達郎氏:
今日はこのへんで。
来週もこの調子で、棚からひとつかみ。
もうちょっと来週は長い曲を(笑)
ふふふ(笑)
今日、10曲もかかった(笑)
新潟市のI.Mさん。
『妻が万歩計を買い、私に持たせてくれました。
さっそく休日に1万歩を目標にウォーキングをしましたが、なかなか数字が伸びませんでした。
歩くのが楽しくなるような工夫が必要なようです。
達郎さんはウォーキンをされるようですが、何か工夫されていますか。
よければ教えてください。』
ただ、ひたすら忍耐強く歩くしかありません!
あのぉ・・毎回コース変えるといいですよ。
ずーっと同じコースだと飽きますからね。
でもずーっと同じコースじゃなきゃ、嫌だってヤツもいるんですよね、僕の友達に。
ま、人それぞれです。
イヤホンで音楽を聴きながらとかですね、いろんなやり方がございますので。
1万歩目指すよりも、1時間とか時間のほうがよいかもしれません。
この続きは来週。
今日の最後は季節柄、私の1990年のシングル、アルバム「アルチザン」に入っております「エンドレス・ゲーム」
♪ エンドレス・ゲーム/山下達郎
今週のオンエア曲
14:03 世界の果てまで/山下達郎
14:09 The Night Has A Thousand Eyes/Bobby Vee
14:13 Charms/Bobby Vee
14:17 Like I Do/Nancy Sinatra
14:20 Mugmates/Eddie Hodges
14:25 Me Japanese Boy,I Love You/Bobby Goldsboro
14:31 It Hurts To Be Sixteen/Andrea Carroll
14:34 A Little Like Lovin’/The Cascades
14:37 For Your Sweet Love/The Cascades
14:41 CLIMAX/クールス・ロカビリークラブ
14:46 エンドレス・ゲーム/山下達郎
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