山下達郎さん サンデーソングブック 2016年11月6日『汽車で棚からひとつかみ:邦楽編 Part.2』
長崎県島原市内の「しまばら芝桜公園」に行き、1300万本のコスモスを見てきました。
平成5年に大火砕流が発生し、その後復興を進める中、平成21年に島原市民有志により作られました。
平成新山と1,300万本のコスモスのとりあわせは圧巻の眺めです。
今日のサンソン、新宿ロフトのライブ音源がオンエアされましたが、すごい演奏ですね。
それからリスナからのお便りで新潟県の高校ラグビー部の監督さんからのお便りでしたが、試合結果が気になります。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
11月でございます。早いものですね、あともう二月足らずで今年も終わりです。
なんか、とても信じられませんが(笑)
去年の今頃、一所懸命ツアーをやっておりました。
えぇ・・あっという間にもう1年、2年が経ってしまいます。
だいぶ凉しくなって参りました。
セーターが必要な季節でございます。
私、一番好きな季節であります。
ちょっと太ってくる季節です(笑)
ものが旨い!
酒も旨い!
こういう感じでございます(笑)
ちょっと、ウンウン言って曲書きをしてる最中でございます。
なかなか、あんまりフレッシュな話題が無いのが心苦しいんですけれども。
番組の方は、がんばってやりたいと思っております。
11月に入りましたが、棚からひとつかみというレギュラープログラムでやってもいいんですけども。
先週、先々週お届けを致しました「汽車で棚からひとつかみ」
先々週は「邦楽編」で、先週は「洋楽編」でございましたが。
調子に乗って、もう1週やってみようと。
汽車絡みの曲、たくさんあるんですが、特に邦楽は、たくさんありましてですね。
昔のもの、新しいもの、いろいろあるんですけど。
先々週は割りと自分の世代の方々のやつをやりましたが。
もうちょっと遡りますと予想もしないような・・
もう一回やってみようと。
今日は、もう一回「汽車で棚からひとつかみ」の邦楽編Part.2でございます。
先々週とはちょっと広がりまして、いろいろ変なものも出てきますが。
何が出ますか、お楽しみに。
その間、一所懸命曲を考えております(笑)
たいへんでございます。
日曜日の午後のひととき、ここんとこ秋晴れの天気、曇り空・・
東京は、いろいろと・・・女心となんとやらと同じでございますね(笑)
えぇ・・・変わりやすい天気でございます。
日曜日の午後のひととき、今日も素敵なオールディーズでお楽しみを頂きます山下達郎サンデーソングブック。
『汽車で棚からひとつかみ:邦楽編Part.2』をお届けします。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。
えぇ、10月の頭に、新宿ロフト・・・新宿のライブハウスでございますが、新宿ロフト40周年記念、私はシュガーベイブの時代、ずっとロフトでお世話になりましたので、40周年記念、10月3日、4日とライブをやりましたが。
その曲をかけろというですね、たくさんお便りを頂いているんですが。
実はその10月3日、4日の新宿ロフト、1曲目にやりましたのが「ターナーの汽罐車」でありまして。
今日は、それをかけろと。
そこを狙って頂きましたが。
埼玉県新座市のI.Sさん、21才、大学2年生。
最近若い方がほんとに多いんです。
ほんとに、ありがたいことでございます。
むか~しNHKでやってた30歳位のときにやってたサウンド・ストリート、あの頃のリスナーの皆さん方の年齢に近いのが、まだこの歳になっても頂くってありがたい事です。
『達郎さん、こんにちは。
あらためてサンデーソングブック25周年おめでとうございます。
考えてみれば、現在21才の僕よりも長い間、放送されてるわけですよね。
僕もサンソンを聴き始めてから8年ほどが経ち、日曜午後2時は唯一達郎さんに会う特別な時間です。
この番組の影響で、僕もすっかりオールディーズ好きとなり、将来はそうした音楽を次の世代へと伝えていけるような仕事に就きたいと思うようになりました。
すごいですね、頑張ってください!
新宿ロフトに外れましたが「ターナーの汽罐車」をやったんですね。
ということでロフトのライブ音源で「ターナーの汽罐車」をお願いします。』
先日10月4日、新宿ロフトでの3人ライブ。
私のアコースティック・ギター、難波弘之さんのキーボード、伊藤広規さんのベースと。
でお届けします。
3人ライブ、アコースティック・ライブでの「ターナーの汽罐車」
♪ ターナーの汽罐車(Acoustic Live/2016.10.4 新宿ロフト)/山下達郎
~ CM ~
♪ どうにかなるさ/かまやつひろし
◎かまやつひろしさん
達郎氏:
まずは、かまやつひろしさん。
最近お体の具合が、お悪いようで、くれぐれもお大事に。
かまやつひろしさん、1970年のヒットシングル「どうにかなるさ」
彼のルーツであります、カントリー・フレイバーたっぷりでございます。
今日持ってきた、このかまやつさんのベストCDの作曲者が山下路夫になってる!
山上路夫さんが、山下なんて、これいけませんね(笑)
「どうにかなるさ」
名曲でございます。
◎リスナーからのお便り(仙台市のA.Hさん)
『乾燥した風が、もう冬だと告げております。
9月から仕事の都合で東京と仙台の間を行ったり来たりしています。
10月は月の半分が東京のホテル住まい。
毎朝、同じような朝食とコンビニ弁当の昼食に辟易しております。
どんなに失敗したとしても、自分でこしらえた食事のほうが、ほっとするものはないなと思っております。
そろそろ愛車の冬用タイヤ、冬用のコート、冬用の掛け布団、そして大好きな「世界の果てまで」の季節です。
10月のライブハウスでの音源も早く聴いてみたいと心待ちにしております。
それでは、また。』
達郎氏:
ありがとうございます。
いつも頂いております。
お体お大事に。
もうすぐ冬でございます。
◎恋の山手線/小林旭
♪ 恋の山手線/小林旭
達郎氏:
この時代にしては珍しくフェードアウト。
ループだからでしょうね。
1964年、小林旭さんの「恋の山手線」
この頃は、西日暮里駅が無かったから、西日暮里は無いんですけども。
新大久保あったのに、何で新大久保が入らなかったか・・
それどっかに書いてあったんですけど、忘れちゃいましたね。
調べるのめんどくさいので、誰か教えてください(笑)
◎リスナーからのお便り(北海道中川郡幕別町のY.Sさん)
『先週の日曜日は、日本ハムファイターズの優勝セールで午前中から大型シーパーが活気づいていました。
台風の影響で復旧の見通しがいまだ見えない峠の道路や工場があるなか、日ハムの優勝は、とっても嬉しいニュースでした。
人混みに疲れ、帰ってサンソンを聴いていたら、なんと達郎さん、帯広にいらしてたんですね。
こんなローカルの地に知り合いの方がいらっしゃるので、びっくりです。』
達郎氏:
根室本線、未だに復旧ならずでございまして。
帯広の駅が、もう閑散としておりまして。
駅に誰も人がいないという。
一種、異様な光景でございましたが。
それがなければ、札幌へ遊びに行こうかな、なんて帰りに思ってたんですけど。
行けませんでした。
一刻も早い復旧をお祈り申し上げております。
◎恋の汽車ポッポ/森山加代子
達郎氏:
小林旭さんに続きましては、更に遡ります。
私の大好きな森山加代子さん。
森山加代子は1960年のヒット曲「恋の汽車ポッポ」
これは、ま、いわゆるカバーポップスでありまして。
オリジナルは「トレイン・オブ・ラブ」というポール・アンカの作曲の作品であります。
アメリカではアネットの1960年のヒット曲。
全米36位。
イギリスではアルマ・コーガン、同じく1960年、全英27位。
全世代でヒットしたナンバー「トレイン・オブ・ラブ」の日本語バージョン
♪ 恋の汽車ポッポ/森山加代子
これもフェードアウトだ。
フェードアウトが多い。
◎リスナーからのお便り(新潟県阿賀野市のW.Sさん)
『汽車で棚つか、楽しかったです。
このところ、忙しくて何処へも行けない身としては、ちょっと心が安らぎました。
忙しくなった理由なのですが、私、実は高校の教員でして、ラグビー部の顧問をしております。
7月は全国大会、7人制出場でバタバタし、8月は菅平の合宿、更にひょんな事から9月からは監督という立場になってしまって休む暇がありません。
我がラグビー部は11月5日に決勝戦を迎えますが、さてどうなりますか。
私や選手たちの気力も充実しており、いけると確信しております。
結果はまたお知らせします。』
達郎氏:
えぇ、昨日ですね。
いかがでしたでしょうか。
またお便りください。
◎CHOO-CHOOガタゴト/細野晴臣
達郎氏:
今度は同世代、細野晴臣さん。
1973年の彼の初ソロアルバム『HOSONO HOUSE』
いわゆるホームレコーディングでございますね。
このアルバム『HOSONO HOUSE』の中から名高き「CHOO-CHOOガタゴト」。
細野さんは旅きらいでありましてですね。
ハッピーエンドのツアーでも、とにかくツアーがきらいだったので、それのストレスの歌でございます(笑)
もうツアーやめたい!
そういう切実さが籠っております。
♪ CHOO-CHOOガタゴト/細野晴臣
キャラメル・ママでありますが、全員22か・・・
細野さんが26か、そこらですからね。
6,7ですかね・・・
驚くべき演奏力ですね。
素晴らしい!
◎さらばシベリア鉄道/大滝詠一
達郎氏:
細野さんとくれば、大瀧さんでございます。
大瀧さんの鉄道モノなら、これ。
「さらばシベリア鉄道」
もともとは太田裕美さんに提供した曲ですが、81年「ロング・バケーション」に収められましてスタンダードになりました。
♪ さらばシベリア鉄道/大滝詠一
北欧インスト好きの大瀧さんならではの曲調でございますが。
これ久し振りに聴きましたが、今聴くとですね、歌、結構照れて歌ってますね!これね。
なんかそういう話し、昔したことがありますがね。
大瀧さんがお亡くなりになって、早くも3年近くになります。
曲はいつまでも残ります。
~ CM ~
◎来週
達郎氏:
しかし久し振りのくだらなさのCMですね。
えぇ・・ウケてしまいましたよ。
脱力してしまうんですね。
CM明けに。
山下達郎がお送りしておりますサンデーソングブック、脱力しないように気をつけたいと思いますが。
もう一回「汽車で棚からひとつかみ」
邦楽編のPart.2をお届けしております。
来週は普通の「棚からひとつかみ」で。
だいぶ、あのぉ・・CDがいろいろ溜まっておりますので、ご紹介したいので。
お便り、リクエストたくさんお待ち申し上げております。
〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係
◎悲しみを抱いた汽車/オリジナル・ザ・ディラン
達郎氏:
ディラン・セカンド、大塚まさじさんと永井洋さんのデュエットでございます。
二人組。
大阪にありました「ディラン」という、いわゆる喫茶店から生まれたグループでございますが。
この二人は随分作品を作っておりますが。
1974年にですねオリジナル・ザ・ディランという、よりオープンなユニットに拡大を致しまして。
この大塚まさじさん中心にですね、林敏明ドラム、田中章弘ベース、石田長生ギター、佐藤博キーボードでですね、この強力な4人のリズムセクションをバックにですね、いろいろな人が、西岡恭蔵さんはじめ、いろいろな方が参加する形での、リジナル・ザ・ディランというユニットでございますね。
そういう形になりまして。
「悲しみの街」というアルバムを出しました。
この中に入っております。
このメンバーですからですね・・西岡恭蔵さんの作詞作曲、大塚まさじさんの歌でございます。
すばらしい1曲「悲しみを抱いた汽車」
♪ 悲しみを抱いた汽車/オリジナル・ザ・ディラン
ピアノを弾いていらっしゃるのが佐藤博さんでございます。
強力です!(笑)
このオリジナル・ザ・ディラン、シュガーベイブの時にですね一緒に、新宿のライブハウスで一緒にやったことありますが。
そん時に、佐藤博さんと石田長生さんのギターとキーボードに・・
これ聴いて、一晩眠れなかったことがあります(笑)
こんなことやってるやつがいるんだ!と(笑)
21の時の経験でございますが。
名盤でございます。
◎夜汽車に乗って/シバ
達郎氏:
今度は東京吉祥寺でございます。
武蔵野タンポポ団、私の大好きなフォークユニットでございますが。
ここのメンバーでありましたシバさん。
本名、三橋誠という・・
この人は武蔵野タンポポ団でいろんな曲を歌っておりましたが。
72年、ソロアルバムがありまして『青い空の日』という・・僕、これ好きなんですけども、なかなかCD化されませんで、ようやくCD化されたので、そのCDからかけたいと思いますが。
「夜汽車に乗って」
高田渡さんも、これ歌ってるんですが、僕はこっちのシバさんの方が、これオリジナルなので、彼の作詞作曲の曲ですので、オリジナルなので、こちらの方が・・今日はお聴きを頂きたいと思います。
♪ 夜汽車に乗って/シバ
◎エンディング
達郎氏:
今日はこのへんで。
「汽車で棚つか」3週間もやってしまいました。
あと、いろいろとやれというリクエスト頂いてます。
「バス」か・・・
「バス」ってありますね。
次「船」いってみようかな(笑)
乗り物、いろいろ出そうでございますが。
また機会がありましたら。
来週は普通の「棚からひとつかみ」でお届けします。
お楽しみに。
神戸市のM.Fさん。
『私は仕事が変わって、先月から早朝の電車で出勤することになったのですが、電車の中での過ごし方が変わってきているようです。
新聞や本を読んでる人が減って、スマホを見つめている人や音楽を聴いてる人、中にはパンをかじってる人やお化粧をしてる人までいます。
多種多様で自由な自分の時間って感じです。
達郎さんは電車に乗ることはありますか。
もし遠くまで乗るとしたら、達郎さんは電車の中で、どのように過ごされますか。』
なかなか・・
ほんとにそうですね。
今電車に乗ると、皆さんほとんどスマホですね。
私は電車に乗るときは、本です。
本を読む時間というのがですね、実はそんなにないんですよ。
寝る前とお風呂の中でとかですね(笑)
ゆっくり机に座って、本を読むとか、そういう時間がありませんので、電車で移動する時は、ほんとにありがたい・・・
ツアーの時なんか、そうですけど。
読書タイムでございます。
ひたすら本です。
てなわけで、今日の最後は竹内まりやさんの98年の作品。
いつも「年忘れ夫婦放談」でかけますけれども。
「Witer Lovers」
今日の最後は、竹内まりや、アルバム「ボナペティ」に入っております「Witer Lovers」
♪ Witer Lovers/竹内まりや
今週のオンエア曲
14:05 ターナーの汽罐車(Acoustic Live/2016.10.4 新宿ロフト)/山下達郎
14:10 どうにかなるさ/かまやつひろし
14:15 恋の山手線/小林旭
14:19 恋の汽車ポッポ/森山加代子
14:23 CHOO-CHOOガタゴト/細野晴臣
14:28 さらばシベリア鉄道/大滝詠一
14:35 悲しみを抱いた汽車/オリジナル・ザ・ディラン
14:39 夜汽車に乗って/シバ
14:45 Witer Lovers/竹内まりや
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