山下達郎さん サンデーソングブック 2019年7月28日『ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ特集 Part 3』(#1398)
長崎市内は気温30度超えで真夏の天気です。
今日のサンソン、宮治さんとのコンビは、ほんとに楽しそうですね、達郎さん。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
7月最後の日曜日でございます。
今日は、前倒しで録っておりますので、お天気の話とか申し上げられませんけれども。
そろそそ、なんか・・梅雨が明けてるんではないかと、予想いたしますけれども。
えぇ、私、全国コンサートツアーに戻っております。
7月25、26、木、金のですね、埼玉大宮ソニックシティ、上手くいってるはずでございます。
上手くいかなかったら、困ります。
今週は、仙台に参ります。
東京エレクトロンホール宮城、7月30日、火曜日、31日、水曜日。
7月最後の2日間は、仙台です。
仙台のみなさん、お待ち申し上げております。
で、番組はですね(笑)・・・
普段でしたら、例年でしたら・・・
もう、納涼リクエスト大会とか、そういう季節ですけれども・・
な~んか変な・・
それと自分が体調を崩してしまいましたので。
リクエストカードは山のように、なっているんですけれども。
休んだ時にですね。
風邪で寝ていたときに宮治淳一さんに助けて頂きまして。
彼が全面的に、選曲、プロデュース、監修・・・
ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツの5,6,7,8,9,10
5,6,7は昨年の10月
8,9,10は今年の4月
計6枚
こっからピックアップしてですね、お届けしようと思ったんですけども。
1週間では、とても間に合わない。
5,6,7
8につま先突っ込んだところで終わってしまいました。
で、今日は、9、10
この9、10というのが、また(笑)・・・
大瀧詠一さんが、1970年代から80年代にかけてラジニ日本、当時はラジオ関東でございますが。
そこで、オンエアしておりました「ゴーゴー・ナイアガラ」
なんと、これのですね曲目リストから宮治さんが、ワーナーのカタログのものをピックアップして、権利をクリアして。
それで2枚CDを作って・・・
もう、超・・・(笑)
超・・(笑)
で、あのぉ・・
宮治さん、アレですね(笑)
去年の暮が、なんかゴーゴーナイアガラのアーカイブをやったんですよね。
宮治氏:
はい。
全部は、当然ね・・放送できないんで。
十何回か、やらせて頂きました。
達郎氏:
それの延長で、自分がプロデュースしてるので、ポップ・ロック・ナゲッツ 大瀧詠一 ゴーゴーナイアガラ・スペシャル Part&2 というのをやりました。
今日は、それを中心で、大瀧さんの話、交えつつですね。
今日も、宮治淳一さんに、お越し頂いて、いろいろと・・
7月最後の日曜日でございますが。
超マニアックでございます(笑)
いいんです!
サンソンらしいサンソンになってまいりました(笑)
日曜日の午後のひと時、超マニアックでございます・・・
今日も素敵なオールディーズソングで、でも曲は粒よりでございます。
お楽しみいただけると思います。
今日も、最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。
山下達郎サンデーソングブック『ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ特集 Part.3』
で、今日も1曲でも多くかけたいので、お知らせへ参って、さっそく始めたいと思います。
~ CM ~
♪ ミーン・トゥ・ミー/ジョニー・ソマーズ
◎ 濃いことやってるんですね
達郎氏:
先ほども申し上げましたけれども。
ゴー・ゴー・ナイアガラの特集をラジオ日本でされましたけれども。
ゴー・ゴー・ナイアガラ自体は聴いてたんですか、宮治さんは。
宮治氏:
75年の確か6月に始まったんですけれども。
ちょうど大学入ったころで・・
一番オージーズを聴きたくてしょうがない時期だったので・・
3時ですよ!
達郎氏:
夜中のね(笑)
宮治氏:
朝なのか、夜なのかわかんない微妙な時間帯で。
ま、それまで起きてられないので。
時計をねじ巻いて、3時になるーとリーンと鳴って
達郎氏:
目覚ましね。
宮治氏:
パッと!
120分のカセットをパッと押して。
で、また寝ると。
でも3回に1回はですね、起きれずに、そのまま(笑)
達郎氏:
ふはははは(笑)
宮治氏:
というくらい(笑)
それほど熱心に聴いてたというわけではありませんが。
ま、いいオールディーズの教科書的な・・
達郎氏:
プレイリストは全部残ってるんですか?
宮治氏:
残ってますね。
達郎氏:
音は100%ないですよね。
宮治氏:
ほぼ100%・・
達郎氏:
それ、大瀧さんが自分で持ってきた・・
宮治氏:
なんかカセットらしんですよ。
持っていらっしゃるのが。
なんか・・は局にあずけて、直前に消去された。
消去する前にダビングしといたカセットが今の・・
曲目リストをチェックして。
ワーナーのカタログだけ抽出して・・・
達郎氏:
何曲くらいあったんですか。
宮治氏:
なんだかんだと言いながら、5,60曲ですね。
達郎氏:
5,60曲 ほー。
宮治氏:
それと今まで出たものと重ならないもので・・
達郎氏:
なるほど。
宮治氏:
かつ、いいものである、というふうに・・
となってくるとですね、せいぜいVOL.2かな。
でも、まあ50曲くらいいけましたのでね・・
あ、もっとありましたね、100曲くらいはありました。
達郎氏:
27×2ですもんね。
宮治氏:
100曲くらいありましたね。
だから5割くらいですね、ここに入ってるのは。
達郎氏:
これだけで、これだけのことを語れるくらい濃いことやってるんですね(笑)
♪ プリーズ・ドント・プリテンド・アゲイン (MONO)/ハニーカムズ
♪ 夢を見たのかな/カスケーズ
♪ ラスト・キス (MONO)/J.フランク・ウィルソン&ザ・キャヴァリアーズ
~ CM ~
◎さきほどの「ラスト・キス」
達郎氏:
ところで、宮治さん、さきほどのJ.フランク・ウィルソンの「ラスト・キス」なんですけど。
僕、今日、アルバム持ってきたんですが。
このアルバムの表は、男性が女性を抱いているという・・
宮治氏:
交通事故にあった・・
達郎氏:
それがあれなんですけど。
ファーストプレスは女性の死体からちょっと・・
宮治氏:
ちょっと血が出ているような演出だったんですね。
ところがですね、やっぱり、これは問題だと。
いろいろ批判の声があってですね。
セカンドプレスから、そこをリタッチして血が流れていないという・・
達郎氏:
ファーストプレスは高いですよね、きっとね。
ママス&パパスのファーストアルバム、「California Dreamin’」が入ってるやつ。
あれ、便器が写ってるって・・それをこう・・
宮治氏:
高いですよね、便器バージョンは。
達郎氏:
持ってますよ、僕、それ(笑)
宮治氏:
持ってます?便器バージョン!(笑)
達郎氏:
ふふふ(笑)
バカですね!笑
♪ いつも青空/クリフ・リチャード&ザ・シャドウズ
♪ ヘヴン・ヘルプ・アス・オール (MONO)/ブルック・ベントン with ザ・ディキシー・フライヤーズ
♪ サム・カインド・オブ・ワンダフル/ソウル・ブラザーズ・シックス
♪ Come Back My Love/The Cardinals
◎エンディング
達郎氏:
というわけで、3週間、宮治さんにお付き合いいただきまして、宮治さん全面プロデュース「ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ」
まだ先がありますからね。
宮治氏:
はい、がんばりたいと思います。
達郎氏:
ドゥ・ワップ・ナゲッツの続編やります。
バリアント特集なんてね・・いいかなと。
宮治氏:
そんなこと・・(笑)
宿題が・・・
達郎氏:
やっぱりストラテジックって名前の通り。
宮治氏:
戦略的にやる!
はい、その通りでございます(笑)
達郎氏:
ありがとうございました。
3週間。おかげさまで・・
宮治氏:
おじゃましました。
ほんとに、こんなね日曜日の真昼間に、こういう曲がかかるなんて・・
達郎氏:
いつものことですよ。
宮治氏:
そうですか(笑)
そう思うと、ちょっと楽になりますけどね。
達郎氏:
いつもよりちょっと有名かもしれない(笑)
で、来週は、リクエストにいきますので、少し柔らかくいきたいと思います。
大瀧さんのゴー・ゴー・ナイアガラの2枚を今週は中心にやってきましたので。
最後は大瀧さんの好きなバッファロー・スプリングフィールド
宮治氏:
大瀧さんもバッファロー・スプリングフィールドの回があるんですね、ちゃんと。
達郎氏:
そうなんですか(笑)
宮治氏:
だけやってるんですよ。
達郎氏:
ハッピーエンドってバッファロー・スプリングフィールドのコンセプトに沿った形で音楽性を追求したんですけど。
僕に大瀧さんが話てくれた話があって。
もうそれまで聴いてたアメリカン・ポップスは、そういう時代じゃないんだと。
モントレーとかウッドストックがあって、やっぱり新しいロックだという意識でやってたんだけど。
スプリングフィールドの曲のクレジットをみたら、スクリーン・ジェムズって書いてあった・・・って。
そこで、目から鱗だったって。
なんだ、おんなじじゃん!
モンキーズもスティルスも、みんなそういう・・いいんだって。
そこから、すごいコペルニクス的展開だったんだって。
宮治氏:
それでバッファローに一気に行っちゃったんですか。
達郎氏:
バッファローが一気にアメリカンポップに戻ったって。
宮治氏:
へぇ~
達郎氏:
やってもいいんだって。
だから「ウララカ」とかそういう路線になるわけです。
宮治氏:
なるほど・・・
達郎氏:
それを僕にすごく話をよくしてた。
♪ オン・ザ・ウェイ・ホーム/バッファロー・スプリングフィールド
今週のオンエア曲
14:05 ミーン・トゥ・ミー/ジョニー・ソマーズ
14:13 プリーズ・ドント・プリテンド・アゲイン (MONO)/ハニーカムズ
14:16 夢を見たのかな/カスケーズ
14:21 ラスト・キス (MONO)/J.フランク・ウィルソン&ザ・キャヴァリアーズ
14:28 いつも青空/クリフ・リチャード&ザ・シャドウズ
14:34 ヘヴン・ヘルプ・アス・オール (MONO)/ブルック・ベントン with ザ・ディキシー・フライヤーズ
14:38 サム・カインド・オブ・ワンダフル/ソウル・ブラザーズ・シックス
14:42 Come Back My Love/The Cardinals
14:47 オン・ザ・ウェイ・ホーム/バッファロー・スプリングフィールド
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