山下達郎さん サンデーソングブック 2012年01月29日「ジョージ・フィショフ特集 Part2」
長崎は土曜日まで曇りがちでしたが、日曜日は良い天気になりました。
先週から長崎市内の上空を飛行船「スヌーピーJ号」が飛んでいます。
結構、スピード速そうな感じ!
今日は、ぶらりと長崎市内を歩きました。
長崎市内の館内町にはレトロな建物がたくさんあります。
銭湯もまだあります。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
もう早いもので1月も終わりに近づいて参りました。
私は今週の土曜日に誕生日でございます。
いよいよ59歳になってしまいます。
あと一年・・・・怖い!
てな、感じでですね、ツアー続行しておりますが。
今日は前倒しでございます。
お天気とか、いろいろ申せませんが。
今週は名古屋でございます。
久しぶりの名古屋、名古屋センチュリー。
2月2,3。
えぇ、名古屋の皆さん、お待ち申しあげております。
先週は、久しぶりの大阪でございました。
うまくいってるハズでございます。
なかなか前倒しというのは、微妙な世界でございますが(笑)。
番組の方は、そういうわけでツアーの間は良くやりますソングライター特集をお届けしております。
先週に引き続きまして、ソングライター、ジョージ・フィショフ。
60年代の素敵なフォークソングをたくさん書いた人でございますが。
ジョージ・フィショフ。
今週は60年代の末期、70年代に入ったラジオではほとんど、かかんない曲ばっかりでございます。
今日もお楽しみ頂きたいと思います。
私の大好きな作曲家、ジョージ・フィショフの特集、Part2でございます。
本日も日曜日の午後のひと時、素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きたいと思います。
作曲家ジョージ・フィショフ特集、Part2。
今日も最高の選曲そして最高の音質でお届けをいたします。
てなわけで、先週の1月25日に発売されました竹内まりや「いのちの歌」。
前倒しでございますが、いろいろ申し上げられないのが辛いとこでございますが。
今週もお聴きを頂きたいと思います。
今週は「いのちの歌」フルサイズでお聴きを頂きます。
札幌市のTさんからリクエスト頂きました。
『二歳の娘とすごしていると命の力強さ、命の大切さを日々感じます。
“いのちの歌”発売がとても楽しみです。』
1月25日発売、竹内まりやニューシングル
「いのちの歌」
♪ いのちの歌
~ CM ~
◎ 私の大好きなグループ
達郎氏:
山下達郎がお送りしておりますサンデーソングブック。
ソングライター、ジョージ・フィショフ特集Part2でございます。
先週は66年まで参りました。
今週は67年から引き続き。
ジョージ・フィショフ
たくさんヒット曲がある人でないので、完全に時系列でお届けしております。
先週の続きでございます。
今週の頭はジョージ・フィショフの代表作の一曲、キースの「98.6」続きまして67年に出しましたヒット曲。
Spanky And Our Gang
これも私の大好きなグループで。
この曲も大好きな曲でございますが。
これはジョージ・フィショフ、トニー・パワーズの代表作でございます。
1967年、全米14位。
Spanky And Our Gang「Lazy Day 」
♪ Lazy Day /Spanky And Our Gang
◎ コード進行のすごさ
達郎氏:
Spanky And Our Gang「Lazy Day 」でございました。
ちょうど僕は子の時、アマチュアバンドやっておりまして、ギターとかそういうコードに興味を持ちだした時ですが。
その時に聴いたこの曲のコード進行の凄さといいましょうかですね。
いわゆるポップソングのコード進行とは全然違うんですよね。
先週申し上げましたみたいにジョージ・フィショフはジュリアード音楽院のピアノ科を出た人で、そこから作曲家に転向した人なんですが。
この「Lazy Day 」という曲の歌いだしのコード進行が、もう目まぐるしく変わるんです。
♪~ブル~スカイ~サンシャイン~(アコギで演奏)
二拍づつ全部変わって行くというね。
これが高校一年生の私には非常にショッキングなコード進行で。
それがすごく鮮明に覚えているんですが。
ほんとにジョージ・フィショフの曲というのは、全て書いた曲が、そうしたこう、いろんな工夫がありまして。
従ってこういうコード進行の曲ですとアレンジャーが頑張りますね。
これはやっぱりアレンジャーを触発する、たぶんデモが聴いてるんだと思いますが。
そんな事を考えながら聴いておった高校一年でございますが。
「Lazy Day 」、先週お聴きを頂きました「Keith」
ジョージ・フィショフのヒット曲はすべてシャッフルビートでございます。
(アコギで演奏)
そうしたシャッフルビートの名作を2曲続けてお聴きを頂きましょう。
どちらも1968年の作品。
♪ I Just Can’t Get Over You /Perter Kastner
♪ Mid Summer’s Night /Steve Leeds
◎ シャッフルだと思ったら・・・
達郎氏:
久しぶりに聴いたら、これシャッフルだと思ったら違いますね(笑)
普通の8ビートですね(笑)
いい加減なこと言っちゃいけませんね。
曲はいいですね!
◎ 来週は・・・
達郎氏:
ジョージ・フィショフ2週間やっておりますが、来週からは・・・
かねてから申し上げておりますが、オリジナルバージョンの特集を今準備しております。
間に会いますれば来週kらいきますが、間にあいませんければ来週は「棚つか」で。
結構ですね、2週間で入るかと思ったんですが、結構カットしておりますね。
1,2,3,4・・・こんなに曲カットしてるか(笑)
やっぱり、なかなか難しいですね。
たくさんありますね、かけたい曲がいっぱいあって。
なので、無駄な事言わないで行きたいと思いますが(笑)
◎ 難しい曲調
達郎氏:
60年代、ジョージ・フィショフたくさん曲を、それなりに提供しますが。
やっぱり、あのぉ、一般的なポップスというにはちょっと難しい曲調なんです。
お聴きいただければお分りですので。
ですので、今までチャートに入った曲というのが全部で数曲しかありません。
そういう点ではバリー・マンとかキャロル・キングみたいな、いわゆるヒットメーカーとはいえませんが、もともとミュージカル、ブロードウェイのミュージカルの作曲をしていた人なので、70年代くらいからですね、ミュージカルの方にシフトしていきます。
単にミュージカルの作曲をするだけではなく、自らステージで弾き歌いと、パフォーマンスも行うようになります。
有名な作品としましては、1970年にジョージーという、これは作詞がキャロル・ベア・セーガーで作曲がジョージ・フィショフですが。
これはトニー賞にノミネートされたそうです。
あとはシェパードという、これは完全にジョージ・フィショフのワンマンショーとしてのオフ・ブロードウェイのミュージカルだそうですが。
いくつか作品がございます。
なので70年代に入りますとそうしたポピュラーミュージックに提供する曲がガクッと減ってきますが、その中でも素晴らしい作品が何曲かございますので、最後はそのへんを追ってみたいと思います。
◎ エンディング
達郎氏:
てなわけで2週間、駆け足で、ほんとに駆け足で(笑)やって参りました。
全然かけられませんでしたね(笑)
こんだけ駆け足でやっても(笑)
来週もちょっと、やっちゃおうかな。
えぇ・・・来週は「棚つか」か、もしくは「オリジナルバージョン特集」
「オリジナルバージョン特集」はですね、ものすごく沢山あるので、いくらでも出来るんですが、まあ少しづつ。
小出しにして行こうかなと思っております。
ジョージ・フィショフの特集なんてですね世界中でここだけだと思います。
かなりマニアックでしたが、作品が素敵な曲が多いので、特に60年代のポップス、ソフトロック系お好きな方にはお楽しみいただけたんじゃないかと思います。
このあとは、ソングライター引き続きですね、ジム・ウェッブ、ランバタ&ポッター、バズ・ケーソンとかですね、いろいろ準備はしてるんですが、とにかくツアーの間縫ってやっておりますので(笑)
なかなか、できません。
とりあえずオリジナルバージョンは、曲がかなり”リ・マスタリング”できておりますので、2月になりましたら是非やってみたいと思っております。
そういう訳でジョージ・フィショフ特集、2週間に亘ってお聴きを頂きました。
彼はまだ70代でございましてバリバリ現役であります。
そうしたミュージカルフィールドでは、まだ活躍しておりまして2000年代に入りましてゴーギャンのミュージカルというのをやっておりまして。
パフォーマンス含めてオフ・ブロードウェイで今でも上演中でございます。
ニューヨークへお出での節は、一度ご覧になってはいかがでしょうか。
という訳でジョージ・フィショフ特集最後ですが。
ジョージ・フィショフ自身はピアニストでございますので、ソロ作品たくさん出しておりますが、ほとんど全部ピアノのインストであります。
その中から今日は1977年にコロンビアから出しました12インチで出しました「Piano Dancing」という、これはまぁ、いわゆる・・・彼の作品では有名な一作であります。
これを最後にお聴きを頂きましてソングライター特集ジョージ・フィショフ特集、2週に亘りましてご清聴ありがとうございました。
ジョージ・フィショフ「Piano Dancing」
♪ Piano Dancing
今週のオンエア曲
14:03 いのちの歌 /竹内まりや
14:10 Lazy Day /Spanky And Our Gang
14:15 I Just Can’t Get Over You /Perter Kastner
14:18 Mid Summer’s Night /Steve Leeds
14:21 A Baby’s Coming /Chris & Pater Allen
14:25 Not Another Day /The Trends
14:28 We Were Made For Each Other /The Monkees
14:33 1-2-3 (You And Me) /Dorothy Moore
14:37 Forever /Perry Como
14:41 Piano Dancing /George Fischoff
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