山下達郎さん サンデーソングブック 2013年08月18日『納涼リクエスト大会』
長崎市内も連日の猛暑で、本日8/18は今年最高の暑さだったとか。
でも、朝夕の日差しの強さが少しづつ和らいできた感じです。
お盆過ぎると、夏も終わり。
さて今日のサンソン、リマスタリングの話、興味深く聞きました。
「メロディーズ」「シーズンズ・グリーティングス」リマスタリングはデジ・デジのリマスタリングらしいです。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
お盆でございましたが、暑いお盆でございます。
東京は、ほんとにうだるような・・・
冷房を弱めにつけましても、表に出るとモワーッときます。
これ以上、冷房・・上げると、なんか暖房になりそうで怖いんですが。
気温差と言いましょうか、皆、周りが夏バテをしております。
私は、いよいよ、あと10日ほどで、今年のライブの初日がスタート致します。
いよいよ今週は、まとめに入りまして、曲順その他・・・。
なにせ、今年で三十・・キャリアが、七年くらいになりますのでですね(笑)
38年目か・・。
アルバムでデビューしてから38年なので、何しろ曲がですね(笑)
増える一方で(笑)
3時間くらいのライブで何を、曲を選定するかというのは、昨年もすごく困ったんですが、今年はほんとに困ります。
メロディーズとシーズンズ・グリーティングスがリ・イシューになるので、ちょっとそっちの曲をやろうとか思いますとですね、定番の曲ができなかったり。
ちょっとこう、いつもやらない曲をやろうとすると、またそれが溢れちゃって・・・
減らす、減産の悩みといいましょうか(笑)
そういうもので、ここ何日か、ウンウン言っております。
それでも、セットリスト一生懸命考えて、いよいよファイナルの構成に持っていかなくちゃいけません。
今週一週間で頑張っていってみたいと思いますが。
毎日声出してるので、少し声が太くなってきてます(笑)
少し声が枯れ気味で、お聞き苦しいところがあるかもしれませんが、ご容赦ください。
これでツアーが始まりますと、番組でもですね、だんだん低音になってきます(笑)
ドスが効いた声になって参ります。
そうなると、ライブ声になってくる・・
いよいよ、あと10日ほどで、今年のPerformance 2013スタートでございます。
もうチケット、ご入手の方、お楽しみにお待ちください。
これから12月のクリスマス・イブまで全49公演、全国まわって参ります。
番組の方は、そういうわけで7月からずーっと納涼リクエスト大会で続けておりますが。
今日で一段落でございまして、9月に入りましたら、またどっちにしろ、皆さんのお便りに助けて頂くことになりますが。
『納涼リクエスト大会』としては。今年は6回やりましたが、今週で一段落です。
来週、再来週は竹内まりやさんゲストに『納涼夫婦放談』でございます。
てな訳で、ほんとに沢山沢山リクエスト頂きまして、今週も張り切って皆様のリクエスト、それからお便りご紹介しつつ、暑い夏を乗り切りたいと思います。
日曜日の午後のひととき、お盆明けでございます。
明日から日常に戻る方がたくさんいらっしゃいます。
お父さん、お疲れのところでございますが(笑)
日曜日の午後、素敵なオールディーズソングで、ホッコリして頂きたいと思います。
今日も皆様のリクエストにお応え致しまして納涼リクエスト大会、山下達郎サンデー・ソングブック、本日も最高の選曲と最高の音質でお届けを致します。
暑い夏なので、この曲。
♪ 踊ろよ、フィッシュ /山下達郎
~ CM ~
♪ Hot Fun In The Summertime/Sly&The Family Stone
♪ Stop Stop Stop /The Hollies
◎Stop Stop Stop /The Hollies
達郎氏:
The Hollies 1966年「Stop Stop Stop」
私が高校1年の時にホリーズが来日したんですが、僕が今まで人生でみたライブの中でワンオブ・ザベストのライブでしたが。
そのライブの一曲目が、この「Stop Stop Stop」でありまして。
イントロの音はバンジョーかと思いましたが、トニーヒックスがリッケンバッカーの12弦で、あれと全く同じ音を出すというですね、それに驚愕したのを覚えてますが。
懐かしい思い出です。
高校1年くらいの思い出でありますが。
◎リスナーからのお便り(東京都豊島区のU.Kさん)
『主人はお盆休みで10日から帰省中。
20日まで帰ってきません。
私ともう15年も一緒にいてくれる猫と沢山の鈴虫たちとお留守番です。
ゴールデンウィーク、夏冬と帰省することの多い主人なので、今年は息子も自立してしまったので一人で寂しく家にいます。
私も海が綺麗なところや星が沢山見える場所に行ってみたいものです』
達郎氏:
池袋の方ですが、気持ち判ります。
でも、一人もなかなかいいものでございます。
最近はこうやって息子さんが自立されたとか、そういうお便りが多いですが。
私もこの番組始めたときは40でしたけども、もう還暦になりましたのでですね(笑)
だんだんそういうお便りが増えて参りました。
そのうちに小沢昭一さんとかですね、永六輔さんとか、そういうタイプの番組になるのかもしれませんがですね。
楽しみといえば楽しみですけど、怖いといえば怖いですが。
でもオールディーズの番組なので、年取ってもできれば、アレです(笑)
これで最新新譜をかけ続けると結構、60過ぎると辛いものがありますが。
初めから読んでやった訳ではありませんが、結果論ですが。
♪ Didn’t Want To Have To Do It/The Lovin’ Spoonful
◎リスナーからのお便り(豊川市のW.Tさん)
『先日、とんでもない事件が起こりました。
私がバイクで走っていると、突然脇から車が顔を出して、慌てて急ブレーキをかけ、寸前で急停止できましたが、ところがバイクがバランスを崩し、左足でなんとか踏ん張ろうとしましたが、そこは田んぼの縁。
ズルズル足が滑り出し、ついに沼の底に指が突き刺さりました。
刺さった足はどうすることもできず、バイクと私はスローな感じで完全に田んぼに落ち、そしてバターンと倒れました。
結構、温かい。
なんとかバイクを道に引っ張りあげ、こそこそと家に帰りました。
得体の知れない真っ黒なバイクにゴジラが乗っている感じで40半ばにして恥ずかしい思いをしました。
達郎さん、いつも安全運転ですか』
達郎氏:
なかなかバイクは大変ですね。
僕はバイクの免許持ってないので、お気をつけください。
ここ数年、ほんとに車に乗らなくなりました。
歩きと電車ばっかりになりましてですね。
そっちが健康にいいので。
『ひとつ質問があります。
現在、我が家のエア・チェック用コンポは2004年から使用しているものですが、エア・チェックしたものは、ここ何年か音の厚みが増し、日に日に変化しているように思います。
そうしますと、あの曲の最新のマスタリングされたものを聴いてみたいと欲が出てきます。
リマスタリングは、何を要するにどのような感じで進化しているのでしょうか。
1.パソコンのスペックやリマスタリング ソフト
2.経験と腕
3.超常連やわがままでしつこいリスナーからのリクエストを応えることで培った忍耐力
4.その他 』
よくわかりませんがですね。
全部、少しづつですね。
でも、ま、経験と腕ですかね・・・
やっぱりソフトウェアの質が上がってきてるので、思うようにオールディーズのショボイ音もですね、根性入れた音に作れるようになってきました。
そうやって進化が感じていただけて嬉しいです。
やってるかいがあります。
♪ Fo-Fi-Fo/Pieces Of A Dream
~ CM ~
◎今回のリマスター盤について
達郎氏:
大阪府茨木市のN.Mさん
『とにかく暑すぎる。
夜中に何度も目が覚める。
それでも凍らせた保冷剤をタオルに巻いて、”湯たんぽ”ならぬ”氷たんぽ”でこの夏を乗り切ろうと頑張っています。』
みなさん、そういうお便りでございますが・・・
『ところで、今度発売されるメロディーズのリマスタ盤ですが、去年発売されたオーパスに収録されている「悲しみのジョディ」「高気圧ガール」「クリスマス・イブ」は、今回再度リマスタして発売していただけるのでしょうか。
それともオーパスと同じものですか。』
・・・えぇ・・・
「暑い夜中に目が覚めたときに、ふと疑問に思ったので」
夜中、目覚めたときに、疑問に思うかね・・・(笑)
同じような質問でございますが、福島県石川郡のY.Hさん。
『昨年のオーパスの収録されている「悲しみのジョディ」「高気圧ガール」「クリスマス・イブ」はメロディーズ30周年盤で、また違うリマスタリングをされたのですか?
ベスト盤にはベスト盤用のリマスタリング、アルバムにはアルバム用のリマスタリングといった違いがあるのでしょうか。
お教えください』
リマスタリングは日進月歩と言いましょうか、ま、それほどではないですけれど、毎年毎年新しいのが出てきます。
オーパスの時は、あれでほんとに最善を尽くしたんですが、そのあと、特にメロディーズはアナログマスターから起こしますと、アナログマスター自体がちょっと経年変化で劣化をしておりますので。
今回は、デジタルマスターで1987年にデジタルマスター作った時の、そのデジタルマスターから、デジタル・デジタルでですね、フォーマット変換してやるんですが。
数年前はですね、フォーマット変換でかなり音質が落ちるので、やっぱりアナログの元からやった方がいいという解釈だったんですけど。
それが技術が向上しましてですね、デジ・デジですごくいい音が録れるようになりまして。
今回のシーズンズ・グリーティングスもオリジナルのデジタルマスターからやりますんで、ちょっとですが、抜けが、オーパスよりちょっと、また更によくなっておりますので、そのへんをお楽しみ頂ければと思います。
オーパスの時は、それが出来なかったんですね。
そういう具合に、一年一年、技術がデジタルは変わっていきますので。
最先端をですね、できるだけ活用しようという、そういう意図であります。
静岡市のT.Sさん。
『今回のりマスタでメロディーズに比べてシーズンズ・グリーティングスの方が難しかったと仰っていましたが、どのような点が難しかったのでしょうか』
メロディーズはロックンロールのアルバムなので、イケイケで済みますが、シーズンズ・グリーティングスはアカペラと、それからオーケストラですので。
特にオーケストラのマスタリングは、あんまりアレしますと歪むんですよね。
アコースティックなので。
あんまりレベル小さく録ってもですね・・
あんまり・・21世紀の他のカタログと、遜色が出ますので。
そういうところのさじ加減が非常に難しい。
そういうものです。
レベル突っ込んで歪ませてもしょうがないので。
そんなような色々と苦労しつつ作っております。
◎リスナーからのお便り(神戸市のI.Hさん)
『12月19日の大阪フェスのチケットが当たりました。
しかし、席番がわかりません。
後日、発券日にわかるそうです。
席番も楽しみで、席によって妄想が色々変わりますので、発券を早くしてください。
嫁さんと20年ぶりのコンサートで楽しみです』
達郎氏:
あのぉ・・・
発券早くしたいのは山々なんですけど、最近は業者の方がですね、いわゆるヤフオクその他の金券ショップ、ヤフオクその他のそういうところで出ますので、どこのイベンターも発券はギリギリにせざるを得ません。
そうしないと、いわゆるそのオークションで転売というのが、ものすごく一般化されておりますのでですね。
消極的な防御法ですが、発券が遅くなるという、そういう御事情はご理解頂きたいと思います。
♪ Ebb Tide(ひき潮) /Frank Chacksfield
◎ エンディング
達郎氏:
という訳で今日はこのへんで。
『納涼リクエスト大会』今年も長くやりました。
また9月になりましたら、いろいろと「棚つか」の間を縫って。
引き続きお便りリクエスト、たくさんお待ち申し上げております。
来週、再来週2週間は竹内まりやさんゲストに『納涼夫婦放談』でございます。
中野区のK.Iさん。
『達郎さんは暑い時、どこまでラフな格好になりますか。
パンツ一丁で部屋をうろついたりしますか・・・想像できない。
主人は服を着たほうが汗を吸収してるので、暑くても着たほうが良いといいますが、たまに全裸です(笑)
楽しいです。
空調の整っていそうな山下家には全く関係のない話題だったかもしれません。 』
皆さん、暑さをどうしようかと(笑)
私は、絶対に夏でもTシャツ着てシャツ着ます。
そうしないと、汗が吸われるので・・
アロハとかダメなんですよね。
ベタベタしちゃってですね。
地肌にそういうのダメなので。
必ず1枚、間に入れないとですね。
暑くてもそのほうが、汗吸収するので。
寝る時もそうです。
ちゃんとパジャマ着て寝ます。
皆さん、引き続き暑い日が続くような感じでございますので、くれぐれもお体、皆さん、体調お気をつけ頂ましてですね。
今週、なんかこうリクエストの、お便り、皆さん暑い暑いというお便りの中にですね、一服の清涼といいましょうか、音楽で少し涼もうという、そういうようなリクエストくださいましてですね。
おかげでちょっと、ほんのちょっとでも涼めるプログラムになったんじゃないかと思います。
今日の最後は、やはり夏向きの。
♪ 僕らの夏の夢 /山下達郎
今週のオンエア曲
14:04 踊ろよ、フィッシュ /山下達郎
14:10 Hot Fun In The Summertime/Sly&The Family Stone
14:14 Stop Stop Stop /The Hollies
14:19 Didn’t Want To Have To Do It/The Lovin’ Spoonful
14:25 Fo-Fi-Fo/Pieces Of A Dream
14:36 Ebb Tide(ひき潮) /Frank Chacksfield
14:42 僕らの夏の夢 /山下達郎
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