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山下達郎さん サンデーソングブック2026年1月4日『恒例「新春放談(ゲスト:宮治淳一)」』(#1734)

サンデーソングブック山下達郎サンデーソングブック 
サンソン

福岡市内、三が日はお天気に恵まれました。

今日のサンソン、話は超マニアック!

ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

新年明けましておめでとうございます。山下達郎です。
毎週日曜日午後2時からの55分間は私、山下達郎がお送りいたします『楽天カード サンデーソングブック』の時間であります。
今年も引き続きまして、よろしくお願いします。
東京FMをキーステーションといたしまして、JFN全国38局ネットでお届けしております。

昨年は、いろいろとありがとうございました。
ツアーもやれましたし、番組も滞りなくですね、終えることができました。
おかげさまで本日は1734回目のサンデーソングブックでございます。

お正月、ちょうど三が日終わって日曜日でございますのでですね、明日からお仕事という方もいらっしゃいますし、まだ休むんだという方もいらっしゃると思いますが。
そんな正月なのに、すごくマニアックなプログラムで毎年お届けしております。

今日も宮治淳一さんゲストに「新春放談」。
今週、来週2回に分けてまたお送りしたいと思いますが。
宮治淳一さんとの新春放談は2020年から始めましたので、今年で7回目でございます。

そのほかにもですね、私が風邪で休んだ時にですね、宮治さんに助けていただきました。
最近はラジオパーソナリティとしてのですね、お忙しく活動なさってます。
FM茅ヶ崎のレギュラー、それからラジオ日本のレギュラー、それから大磯のコミュニティFMのレギュラー。
なんかもう完全にDJ。
日本のウルフマン・ジャックというそういう感じにしてまいりましたけれども。

でも、新春放談のためにですね、持ってきてくださるやつは、またそれの輪にかけてですね、マニアックなやつで・・・
いいんです。

そんなわけで2026年最初のサンデーソングブック。
今週、来週2週間にわたりまして、宮治淳一さんゲストに、おなじみ「新春放談」2026年バージョンをお届けしたいと思います。
それではお知らせ挟んで、早速始めます。

~ CM ~

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忙しいですね、宮治さん!

達郎氏:

宮治さん、明けましておめでとうございます。

宮治さん:

明けましておめでとうございます。

達郎氏:

何年目になりますかね?随分なりますよ

宮治さん:

6?7?

達郎氏:

もうあっという間ですね。

宮治さん:

ねえ、つい最近始まったっていう感じですけど。

達郎氏:

忙しいですね、宮治さん。なんか。

宮治さん:

そうですね。

達郎氏:

FMのレギュラー、だって3本?

宮治さん:

茅ヶ崎FMのレギュラーは月火金。

達郎氏:

月火金。

宮治さん:

で、ラジオ日本が日曜日やってて、もう一つのコミュニティFMを土曜日という。

達郎氏:

それどこのコミュニティFMですか?

宮治さん:

あの大磯にあるコミュニティFMなんですけど。
なので、週5日。

達郎氏:

へえー。完全にラジオDJとラジオパーソナリティ。

宮治さん:

なんですかね(笑)。

達郎氏:

職業が一個増えましたね。

宮治さん:

いや、もうそっちがメインですよ、ほぼ時間的には。
うん。取られてるのは。

達郎氏:

でも週3日って大変でしょ?生でしょ、それしかも。

宮治さん:

生です。
月火は2時間ですからね。

達郎氏:

すごいですね(笑)。

宮治さん:

ねえ、もう本当、最初はできないかと思ったんですけどね。

達郎氏:

湘南のそのFMだったら最年長じゃ・・

宮治さん:

あ、最年長ですよ。
もう、毎日毎日最年長を超えてるという。

達郎氏:

喜寿になられたんですか?

宮治さん:

あ、古希ですね。

達郎氏:

あ、古希だ、ボケてますね(笑)。

宮治さん:

はい、8月に古希に。

達郎氏:

おめでとうございます。

宮治さん:

だからよく言ってるのはですね、古希になってこき使われていると。

レコードコレクションは相変わらず

達郎氏:

なるほど(笑)。
でも、レコードコレクションは相変わらず?

宮治さん:

コレクションというよりも、整理ですね。
だからこの番組が、出演終わってから1年またあるわけですよね。
その間に、番組用にということで、とにかく聴いたこともない、家にあるレコードをAB面何枚も聴くわけですよ。

達郎氏:

あ、まだ聴いてないやつを?

宮治さん:

まだ聴いてないやつを。

達郎氏:

えらいなあ。

宮治さん:

A面B面、何十枚も聴いてると。

達郎氏:

それがなかったら聴かなかったですね。

宮治さん:

そうです。で、その中でピカッと光るものは横に置いといて。

達郎氏:

なるほど。

宮治さん:

新春放談用と。

達郎氏:

いただいたやつ、だってあのシールが貼ってありますもん、全部。

宮治さん:

そうそうそう、はい。新春放談用と。言って、だからまあ10枚11枚ぐらいだったら、だいたい一月に一枚発見すれば。

達郎氏:

じゃあ全部元から持ってたものばっかりなんですね。

宮治さん:

一枚以外はそうですね。

達郎氏:

ああそう。

宮治さん:

ええ、家で発見したんです。

達郎氏:

(笑)蔵のあれですね。

宮治さん:

そうそう「あ、こんなのがある」なんて。

達郎氏:

それ、でも自分が買ったんでしょ?

宮治さん:

そうですよ、もちろん。やっぱりこの「箱買い」っていうか。

達郎氏:

シングル盤どれぐらいあるんですか、コレクション?

宮治さん:

シングル盤5万枚ぐらいじゃないですか。

達郎氏:

そう、僕より多いのね。

宮治さん:

いやまあ、ダブってるもんも多いんでね。うん。
90年ぐらいまでシングル盤、アメリカでアナログ出てたわけですよ。
で、80年ぐらいから10年間は、100位入ったやつ全部買ったんだよね。

達郎氏:

うん。

宮治さん:

で、年間に500枚ぐらいあるわけですよ。

達郎氏:

なるほど。

宮治さん:

で、それを10年やれば、もうそれで5000枚ですからね。

達郎氏:

なるほどね。へえー。
そうそうたるコレクションですね、しかし。

宮治さん:

いやでももう、持ちきれません。本当に。

達郎氏:

シングルが一番多いの?

宮治さん:

シングルしかないですよ。LPはせいぜい1万ちょっとでしょ。

達郎氏:

あ、そう。はあ。
僕んとこ、あの、高くくってシングルの棚を少なめにやっちゃったので、それがもう…本当に大変でね。
LPはまだあるんですけど、置き場が。
そんなはずじゃなかったんだ。へえ。

大変ですね。
それ、えっと、お店にあるのはアルバムなんですか?

宮治さん:

そうそうそう。

達郎氏:

シングルはご自宅?

宮治さん:

自分の部屋に、二つの部屋に。

達郎氏:

大変ですね。

宮治さん:

ルーム45、ワン、ツーっていうのがあって。

達郎氏:

そうですか。
その全部自前なのがいいな、それはすごいな。

宮治さん:

いやでも、この番組もね、出させていただくことになってからですよ。自分のレコードちゃんと聴こうと、いうモチベーション上がったのは。

レコードはツアー行った時に買ううんですよ。ネット見て。

達郎氏:

(笑)私ね、結構ね、ライブ、パツンパツンだったでしょ?
だからね、ここの机と同じぐらいのとこにこう山になってんですよ、全部ね。
それをこの23日に千秋楽終わってから、ライブの。
必死になって「あったあった!」つって。

宮治さん:

あったあった(笑)。
でもそれはあれですか?その1年間ぐらいに買ったもの?
いや、山積みになってるやつ。

達郎氏:

それはね、あの、ツアー行った時に買ううんですよ。ネット見て。

宮治さん:

ネットでね。

達郎氏:

今、試聴ができるから。

宮治さん:

今できますよね。

昔はね、同名異曲買って「こんなつまんない曲に30ドルも出しちゃった」みたいな、そういう間違いはもうなくなりましたね。
無駄がない。

達郎氏:

ただし高い。

宮治さん:

その通りですよ。
何でシングル盤1枚に20ドルも払わなきゃいけないんですか。

達郎氏:

昔2ドルで買ったやつが60ポンドとかしてるんですよ。

宮治さん:

え?

達郎氏:

だからそうやって、あのそのネット見ると。

2ドルで持ってるからあれだけど、これ60ポンドかいみたいな。

宮治さん:

でも今もう食料品の物価高なんてもんじゃないですね。

達郎氏:

全然。いや、書画骨董という、もう完全に。
だって1000ポンドとか平気でありますからね、今。ノーザンソウルとか言って。

宮治さん:

1枚1000ポンド。

達郎氏:

いや1000なんて珍しくないですよ。

宮治さん:

あ、珍しくない。

達郎氏:

珍しくない。もう200、300当たり前。

宮治さん:

ああ。

達郎氏:

別に手出しませんけどね。

宮治さん:

出さないほうがいいと思います。

達郎氏:

やっぱり、宮治君と同じで80年代90年代に必死にやって、買っといてよかったなって。

宮治さん:

そうそうそう。

達郎氏:

あの頃は電話帳みたいなカタログが来てね。
それこそ70セント均一とかね。

宮治さん:

うん。だから100位に入ると、一ヶ月に一回ぐらい送ってくれるサービスがありましたね。

達郎氏:

うん。だいたい一ヶ月5枚とか10枚とかそんな感じでしょ。

宮治さん:

そうですよね。でも100位に入って90位まで上がって出ちゃったものもあるんで、結構な数になっちゃうんですよね。
トップ40だとそこまでいかないんですよ。
100になるとね・・・

達郎氏:

亡くなったエピックの筒美さんはトップ40全部買うんだつってやってましたけどね、やっぱニューヨークで。

宮治さん:

いやあ、でも、そのタイミングだったらね、結構ヒットしてれば枚数があるわけだから、そういう意味じゃそんなに珍しくはないから。

達郎氏:

前にも言ったことあると思うけど、僕サーカスタウンでチャーリー・カレロと一緒に仕事した時に、この曲はどういうあれでやりたいんだつって、あの、ビル・メドレーの「ブラウン・アイド・ウーマン」みたいな、ああいう感じでバーンと出る感じにしたいんだつって、「持って来い」つったら15分ぐらいでシングル持ってきて。だからそういうライブラリーがあるんですね、やっぱりね。

宮治さん:

ああー、なるほど。

達郎氏:

音楽業界の向こうはすごいですよ。

宮治さん:

まあね、本場ですからね。はい。

リマスタリングしてびっくりしました

達郎氏:

で、今年も。

宮治さん:

今年も。

達郎氏:

お互いに。

宮治さん:

まあ変なもんばかりですね。

達郎氏:

変ですね(笑)。
でも、あの、宮治君のなんかこう趣味がよく出てるというか。

宮治さん:

そうですね。
64、5年から70年ぐらいの間が多いんですね、やっぱりね。作られた。

達郎氏:

あの、なんかいわゆるボーカルグループっていうか、そういうアニタ・カーに通じるね、そういう要するにテイストのボーカルサウンドが割と多いなって感じがしましたけど、この今回の選曲は。

宮治さん:

今回ね、残念ながらインストがなかったんですよ。
ちょっと今サボってるのかなと思いますけど。

達郎氏:

いやなんとなくこう、やっぱりあの、ね、古希を迎えられて、メロウな感じになって。

宮治さん:

メロウな感じ(笑)。
何がメロウなんだか。

達郎氏:

大人の感じになって。

宮治さん:

はい。まあ、こう安寧を求めるっていうか、そういう気持ち。

達郎氏:

パンキッシュなものに疲れ果てて。

宮治さん:

だんだんもうそういうのに付いて行けなくなってきてるかもしれませんね。

達郎氏:

じゃあ早速行ってみたいと思いますがですね。

宮治さん:

何行きましょうか?

達郎氏:

いや好きなのにしてください。

宮治さん:

あ、そうですか。
じゃあですね、あの、正月ということで、縁起をかついでですね、今年こそ私たちの日がやってくるということで、『アワー・デイ・ウィル・カム』。ルネ&ルネ。

達郎氏:

どこの、どなたですか?

宮治さん:

この人はテキサスらしいんですけど。

達郎氏:

アメリカ人なんですか?

宮治さん:

アメリカ人なんですけど、まあ当然メキシコ系のアメリカ人なんですが、えー、ルネ&ルネ。でもこれね2曲ヒット曲があるんですよ、64年と。
64年は43位までなんですけど、これは69年にエピックから出たもんで。
はい、えー、最初は英語で歌うんですが、途中からやっぱりスペイン語で歌うという。

達郎氏:

リマスタリングしてびっくりしました。

宮治さん:

いやあ。

♪ Our Day Will Come / Rene And Rene

今年はミドル・オブ・ザ・ロード色が強い

達郎氏:

今年はとにかくあれなんか、ミドル・オブ・ザ・ロード色がですね。

宮治さん:

そうですね。

達郎氏:

どっと強調されている宮治さんのコレクションですが。

宮治さん:

それとやっぱりあれですよね、あの、なかなかいいまっさらな新曲が見つからず、どうしてもカバーに行ってしまうというですね。
ねえ、もうしょうがないんですよ、それ。うん。

達郎氏:

だからまあ、あの、楽曲オリエンテッドな人ですからね。

宮治さん:

そうですね。楽曲オタクなんで、はい。

達郎氏:

わしなんか、なんかあの、アレンジとかそういうのが、イントロがちょっととかそういうので引っかかってしまいますが。はい。

43年のど真ん中にね、こんなことやってんです。

達郎氏:

あのですね、私の一番好きなフランク・シナトラのアルバムがね、『Close to You』っていうアルバムがあるんですけど、キャピトルのね。

珍しくフルバンドでもフルオケでもない、弦楽四重奏でネルソン・リドルがやってるんですけど。この『Close to You』っていう、あの曲が、バカラックじゃなくて、違うスタンダードなんですけど、それ僕キャピトルのそのアルバム本当に好きで昔からね、聴いてたんですけど。
実はこれがコロンビアに1943年にフランク・シナトラが移籍した時に、すでにレコーディングされていて。

宮治さん:

へえー。
で、再演ってことなんですか?

宮治さん:

再演なんですよ。

達郎氏:

で、しかもそれがアカペラだった。

宮治さん:

はあ?

達郎氏:

それでSPの時代なんで

宮治さん:

これSP盤じゃないですか

達郎氏:

SP盤なんですよ。これなんですけどね。

宮治さん:

コロンビア、キャピトル、リプリーズの順ですよね、シナトラはね。

達郎氏:

そうです。はい。

で、その前の、なんだっけ、えっと、コロンビア前が、あのどっかにいたんですよ、あの、トミー・ドーシーの時にやってた。で、コロンビア移籍した時の一番最初のね。
で、CDがこれしかないんですけど、これはボックスでね、何枚組のボックスで、これ欲しいだけのためにボックス買ったんですけど。

宮治さん:

で、アカペラってわかってたんですか?

達郎氏:

知りませんよそんなこと。
だからディスコグラフィー見たらアカペラって書いてあるんですよ。
「なんだそれ」つって、で、探したんですよ。

宮治さん:

おお。
これSPは元からあったんですか?

達郎氏:

いやありません。
これだから10月にこれオーダーしたんですけど、これ3回目で。1回目のやつは割れてた、すいません。
2回目のやつはコンディション悪すぎ、すいません。
これ3度目の正直で。ようやく先週来たんですよ、これ。

宮治さん:

これすごいですね、滑り込みセーフですね。

達郎氏:

で、これ、本当はね、あのSPプレイヤー持ってきてかけようと思ったんですけど、あの、そうすると放送で支障になるので、一応このCDのちゃんとマスタリングされたやつで今日はお聴きいただく(笑)。

宮治さん:

44年。
戦前ですね。
44年つったらもう・・・

達郎氏:

43年。

宮治さん:

43年。
ということはSPしかないですよね。

達郎氏:

そうですよ。
43年のど真ん中にね、こんなことやってんです。
これレイ・チャールズ・シンガーズのレイ・チャールズもこのメンバーに入ってたりしてね。え、なん、えーと、ボブ、えーと、なんとか、すいません、今字が読めないんですけど、なんとかっちゅうコーラス、あ、こっち書いてある。

えー、ちょっと待ってくださいね。
えーと、ボビー・タッカー・シンガーズというですね、あの、もういかにもこの頃のコーラスで。で、それをバックにアカペラでやっているフランク・シナトラの1943年の『Close to You』。

♪ Close To You (1943Ver.) / Frank Sinatra

達郎氏:

最初からこういうのをかけるとですね、寝るとかいう人がいるんですよ。
いいんです、寝てください。正月ですからね。

宮治さん:

寝てください(笑)。

達郎氏:

43年なんですけどこれB面ですね。A面の『You’ll Never Know』っていうのは全米2位と。
こっちは10位というね。

宮治さん:

あ、両面ヒットなんですね。

達郎氏:

両面ヒットですね。
この後数枚、4枚アカペラで出るんですよ。

宮治さん:

へえー。アカペラを重要視してたんですね。

達郎氏:

なんか、わかりませんけどね。予算の関係か(笑)。

宮治さん:

いや、それはないと思いますけどね。

達郎氏:

これね、僕本当にこの曲好きでね
今年のあのファンクラブのクリスマスCDはこれ歌ってんですよ。

宮治さん:

えー、歌詞手に入ったんですか?

達郎氏:

あ、歌詞はもうありますから、ちゃんと。

宮治さん:

あ、そうなんですか。

達郎氏:

シナトラもディスコグラフィー完璧なんで。
昔からもうそういう、あの年代別のディスコグラフィーからメンツまで全部もう。

宮治さん:

すごい。

達郎氏:

シナトラのファンはやっぱり熱狂的な人が多いので。
どうもこの、初めからこのミドル・オブ・ザ・ロードで。

ナイトクラブで営業やる時に売るんですよ

宮治さん:

じゃあですね、まあそれに近いものがあるんですけれども。
2025年、訃報がいっぱいありました。

はい、まあね、達郎さんとか私たちはブライアン・ウィルソンっていうのは大きいんですけども。
もう一つ、ロジャー・ニコルスさんが亡くなりましてですね、ロジャー・ニコルスってそんなに曲書いてないんで、で、やっぱりどうしても、カバーとかバージョンを探してしまうという。これはね今年買ったんですよ。

達郎氏:

なるほど。

宮治さん:

J.P.モルガンっていう女優さんなんですね。

達郎氏:

女優さん。

宮治さん:

ええ、女優さんでも歌もうまいし美貌の持ち主なんですが、その最後期、1970年。ポール・ウィリアムスとロジャー・ニコルス、『ビバリー・ヒルズ』っていうレーベル。

なあ、なんていうか、まあ、私たちも考えそうな「青山一丁目」とかっていうね、レーベルみたいですね。

達郎氏:

ただナイトクラブで営業やる時に売るんですよ。

宮治さん:

あ、なるほど。なるほど営業用と。はい。
でも曲はいいですね。J.P.モルガンで『He’s Too Good To Me』。

♪ He’s Too Good To Me / Jaye P. Morgan

宮治さん:

はい、聴いていただきました。J.P.モルガン、『He’s Too Good To Me』。

達郎氏:

『She’s Too Good To Me』ってやつで、ホセ・フェリシアーノが初出みたいですね、これね。

宮治さん:

シングル?

達郎氏:

アルバムかな?
あとファイブ・アメリカンズがやってますね。

宮治さん:

また興味が行ってしまうわけですね、だめですね。はい。

相変わらずバリー・マン!

達郎氏:

じゃあ私の方はですね、相変わらずバリー・マン、こそこそ探してるんですけど。

宮治さん:

まだあるんですか?

達郎氏:

いや、まだ全然ありますよ。

宮治さん:

あ、そうですか。

達郎氏:

わかってるものでももう手に入らないみたいなあるんですけど、最近ね、やっぱりあの、ドゥーワップなんかと同じで、我々の少し先輩のコレクターが、あの、色々とご逝去されて、マーケットに出てくる。
ドゥーワップはものすごい出てくるんですね、最近。

宮治さん:

なるほど。第1世代のコレクターが。

達郎氏:

だからこう、こまめに。それこそ80年代ぐらい一生懸命やってオーダー出してたやつを諦めないでこまめに定期的に見てると来るんですよ。

宮治さん:

へえー。

達郎氏:

ラス・アラディンっていうですね。

宮治さん:

全く知らないですね。

達郎氏:

すいません。あの、でもこれは、あの要するに、あのちゃんとリストには出てきてますけど。

宮治さん:

あ、出てきてるんですか。

達郎氏:

あの、いや、曲はね。で、それがラス・アラディンって人もわかってるんですけど、なにしろ皿がなかったんですけど、ようやく手に入れました。
えーと、これB面なんですよ、でも。
A面は『Little Miss America』って、これヒットしてませんけど。
えーと、これ一応B面扱いで、バリー・マン、ラリー・コルボ。

宮治さん:

あ、まだラリー・コルボなんですね。

達郎氏:

60年の作品です。アニー・アドラブル。

♪ ラAnnie Adorable / Russ Aladdin

達郎氏:

バイオを調べても何にも出てきません。
出てるシングルもこれだけです。ラス・アラディン。

でもアルパインっていうのはあのキャロル・キングの、あのオニールが出てる、出てる所ですよね。
このだから、このアレンジ、コンダクトやってるチャック・セイゲル?セーグル?
この人がなんかやっぱりオーナー、オーニングレーベルですかね。

宮治さん:

なんかほとんどこの人がやってますもんね。

達郎氏:

感じがしますね。はい。

宮治さん:

全くですよね、本当に。でも曲はいいですね。

達郎氏:

いいですね。だから持ってきたんです。はい。

元々インストの曲をボーカルでやってる曲

宮治さん:

最初に言ったようにですね、今回インストがないんですよ。
なんですけど、元々インストの曲をボーカルでやってるというのが見つかりましたので、

おそらく私はこれインストだと思って買ったんでしょうね。
で、よくよく聴いてみたら歌だったっていう。
皆さんご存知の、ベンチャーズでご存知の『Walk Don’t Run』を。

達郎氏:

これいつ買ったんですか?

宮治さん:

いやわかんない、ボーカルもんとして。
でもね、あの、元々インストだったもんがボーカルがついて、そっちのが有名になることあるんですよね。

達郎氏:

ありますね、たくさんね。

宮治さん:

リロイ・アンダーソンの『Sleigh Ride』とかですね。

達郎氏:

『Time Is On My Side』とかね。

宮治さん:

はいそうそう。そうですね、あの、はいはい。
そう、それとあと『Limbo Rock』、最初チャンプスだったのが、チャビー・チェッカーでヒットになった。
加山さんの『走れドンキー』もそうじゃないかなと思う、
最初はインストだと思うんですけども。

それ考えれば『Walk Don’t Run』が歌ってもおかしくはないんですけど。
はい。RCAですから、まあナッシュビルなんでしょう。

トミー・レネッティさんっていう、まあアメリカではあの俳優として有名だった人みたいですね。なのでシングル盤いっぱい出ておりますが、まさかこの人がギター弾いてるとは思わなかったので、やっぱり歌ってんですね。

達郎氏:

あ、そうだね。あの、ギターは誰でしょうね?

宮治さん:

わかんないですね。

達郎氏:

でもいい音してるじゃないですか。

宮治さん:

いい音してますね。

達郎氏:

聴いてから言いましょう。

宮治さん:

まあ、はい、それではトミー・レネッティ『Walk Don’t Run』。

♪ Walk Don’t Run / Tommy Leonetti

達郎氏:

バックコーラスはこれはアニタ・カーのような感じもしなくもないですね。

宮治さん:

しますね。えー、跳ねておりましたね。
跳ねる『Walk Don’t Run』ってなかなかね。

達郎氏:

聴いたことがない。
ちゃんとあの、A、Aでちゃんと、あのジャーンで終わってほしいですよね。

宮治さん:

そうです、本当ですよ。それじゃ終わんない、ウォーク・ドント・ランじゃないですからね。

達郎氏:

トミー・レオネッティ。

宮治さん:

レオネッティ。

インストじゃないんですけどインストの曲

達郎氏:

いや、あの、じゃあ宮治さん、インストが少ないと言ってるんですけど、インストじゃないんですけどインストの曲があるんです。

宮治さん:

どういうことです?

達郎氏:

あのですね、チャック・エドワーズっていう、この人まあ黒人の、ギタリストでボーカルなんですけど、ピッツバーグの人なんですけど。

宮治さん:

うん。

達郎氏:

あの、この人のローカルヒットですごい有名な『Bullfight』っていうね、ジャングルビートの曲があるんですよ。
これ欲しかったんですけど、ようやく手に入れたんですけど。

これ、ちょっとインスト、あの前半がね歌ないんです。
途中から歌が来るというね、なんかちょっと、ちょっとだけ、あの慰みものになります、宮治さんの好きな感じだと思って持ってきました。

えーと、これは1966年。ルーレット、元々インディだったんですけどルーレットが買って、出ました。チャック・エドワーズの『Bullfight』というですね。
いかにもそういうタイトル。

♪ Bullfight / Chuck Edwards

達郎氏:

チャック・エドワーズ、66年の『Bullfight』。

宮治さん:

うーん、得難い魅力がありますね。

達郎氏:

嫌いじゃないと思ったもん。

宮治さん:

嫌いじゃないですよね。
なんか練習をしてたらそのままそれがレコードになっちゃったっていう。

達郎氏:

いや、なんかそうみたいですよ。

宮治さん:

あ、そうなんですか。

達郎氏:

なんかリフを思いついてなんかワーッてやって、そいじゃあレコードにするっていうそういう感じだったらしいです。
すごいですねこれ、1月4日ですよ今日(笑)。

~ CM ~

曲は言うことない!

宮治さん:

バリー・マンの話が出たんでバリー・マンの曲一曲聴きたいんですが、
私の好きな曲にですね、あの『灰色の影』ってのがあるんですよね。

達郎氏:

はあはあ。Shades of Grayですね。Monkeesですね。

宮治さん:

Monkees。
あの当時モンキーズ別にシングル切ってないんですけど、よく文化放送でかかってたんですね。
やっぱりそれだけ人気があったんですね。

洋曲盤に『灰色の影』っていうタイトルのEPがあるぐらいですから。
だけど世界的見ても、シングルは切ってないんですね。
それで、まあ、Shades of Grayファンとしてはですね、一応やってる人はどんどん買ってきたんですが、今日は先ほど出ました、あのナッシュビルのモニュメントから出ておりましたトニー&テリー。

で、このトニー&テリーは調べたらですね、このテリーさんって人は大したもんでございまして、本名ドナ・ワイス なので、ジャッキー・デシャノンと一緒で、『ベティ・デイビスの瞳』作ったんです、後に。

あ、67、8年か。なので、この人はまあ大したもんなんですけど、基本的にメンフィスベースの人だそうです。なので、ジャッキー・デシャノンと『ベティ・デイビスの瞳』を作ったドナ・ワイスさんがテリーさんなんですね。

ま、曲はもういいので、言うことないですね。
トニー&テリーで『Shades of Gray』。

♪ Shades Of Gray / Tony & Terri

宮治さん:

トニー&テリーで『Shades of Gray』。
灰色の影、聴いていただきました。

達郎氏:

しかし何と言いましょうかですね、やっぱりその、あれですよ、
Middle of the Roadの匂いがたっぷり。

宮治さん:

はい。もうこの歳になるとこの辺が一番(笑)。
ね、さっきのジャングルビートもいいんですけどね。

達郎氏:

はい。なんか言ってることが逆になってきましたね。

宮治さん:

いやいや、たまにいいじゃないですか。

達郎氏:

全然構いませんよ。

そういうこうあの、バイオを調べると実はこの人はこういう人だったっていうのがね、出てくるんですよね。

宮治さん:

そうなんですよ。

このオリジナルバージョンはもう、超絶いいんですよ

達郎氏:

そいでですね、私、相変わらずドゥーワップ買ってるんですけど、
この『ナイト・アウル』っていうね、曲があるんですよ。
これトニー・アレンっていう…

宮治さん:

トニー・アレン&チャンプス。

達郎氏:

&チャンプス。ていう、まあチャンプスっても違うグループですけど、スペシャリティなんで、あの…

宮治さん:

ああ、ベツレヘムか。

達郎氏:

うん。黒人なんですけど、この『ナイト・アウル』って曲がいい曲で、これを調べていったらこれオリジナルがね、ボビー・パリスって人がやってて。

宮治さん:

ボビー・パリス。聞いたことあるなあ。

達郎氏:

カメオ・パークウェイなんですけど。

宮治さん:

はい。

達郎氏:

でこの人はなんと、あの、ボビー・ジェントリーの『オード・トゥ・ビリー・ジョー』のプロデューサーになるんですよ。共同プロデュースですけどね。

宮治さん:

へえー。

達郎氏:

で、後から出てくるというね。
で、これ、すごく、あの、このドゥーワップのナイト・アウル好きなんですけど、このオリジナルバージョンはもう、超絶いいんですよ。
聴いてみてください。

宮治さん:

はい。カメオってことはじゃあフィリーなんですかね。

達郎氏:

フィリーですね。
えーと60… えーちょっと待ってくださいね。66年。
だから要するにセルフカバーですね。

宮治さん:

あ、そっか。

達郎氏:

はい。
ボビー・パリス、『ナイト・アウル』。

♪ Night Owl / Bobby Paris

達郎氏:

ボビー・パリスで『ナイト・アウル』。

宮治さん:

ボビー・パリスさんって他にもいっぱいシングル出てますよね、確か。

達郎氏:

出てます。でもほとんど面白い… 『Let the Sunshine In』とかやってますけどね。

宮治さん:

やってるんですか。

達郎氏:

アルバムも出てますけどね。アルバムまで買いましたけど、全然面白くなかった(笑)。
でも、あの、プロデューサーとかそういうのでは結構、色々実績があるみたいですね。

宮治さん:

なるほど。裏方さんのほうがよかったという。

達郎氏:

そうですね。いやまあ、よくある話で。
裏方になって、あの、ね。

宮治さん:

人は出ると。

達郎氏:

成功したという。そのさっきのテリーさん…

宮治さん:

あ、テリーさん。はいはい。

茅ヶ崎ではですねドーナツ盤しかかけない

達郎氏:

茅ヶ崎でも同じ感じでかけてんですか?

宮治さん:

茅ヶ崎ではですね、ドーナツ・レコード・ショップってのをやっておりまして。
ドーナツ盤しかかけない…

達郎氏:

へえー。じゃあレコードプレーヤーでかけてるんですね?

宮治さん:

全部レコードプレーヤーでかけてる。もう必… ワンオペでやっておりましてですね。

達郎氏:

あ、そう。

宮治さん:

だから、大体1週間に14、5枚かけるわけですね。
で、それも14、5枚を、もう毎日色々聴いて捻出するんですよ。
で、一応全部聴かないとね。

達郎氏:

そうですよね。
なんか日本のウルフマンみたいになってきましたね。

宮治さん:

ねえ。でも、あれですよ、マイナー曲だけじゃないですよ。
普通のウィルソン・ピケットの、ね、『Land of 1000 Dances』とか、そういうのも普通にかかるんですけど、それも全部モノラルのカートリッジで、モノラルの…
っていうのは一応売り。
なので、ボツとかっていうのも勘弁してくださいっていう。
で、その、それを探してる最中に、ものすごく光るものを見つけた時には…

達郎氏:

横においとく(笑)。

宮治さん:

サンデー・ソングブック行きっていう。
いや、光栄ですわ。

達郎氏:

ラジオ日本のほうはどうなんですか?

宮治さん:

ラジオ日本のほうはもう、あの『White Fail Story 1-2-3』…
White Fail Story 1-2-3とかそういうのやってるわけですよ。
マンチ・マンチ・タードズばっかかかってるんですよ。

達郎氏:

それもあれですか?あの、ドーナツ盤でやってるんですか?

宮治さん:

いやいや、そら、そんな、それやったらもうパンクしますよ。

達郎氏:

ああ、そう(笑)。

宮治さん:

あの、それはもう普通のCDとか、はい、そういったもので、はい。

達郎氏:

いや、そんなにやってると大変でしょ、だけど。

宮治さん:

1週間にですね、約5、60曲選曲してんですよ。

達郎氏:

とて… で、その茅ヶ崎のやつは生だから、交通情報とかも入るんでしょ?

宮治さん:

入りますよ。あのニュースとか。
ま、私が喋るわけじゃないんですけどね。
一緒にやってる女性が喋ってくれるんですけど。

達郎氏:

で2時間それは要するに洋楽一辺倒なんですか?

宮治さん:

ま、邦楽もかけますし、達郎さんの曲もよくかかります。

達郎氏:

いや、サザンとかかかんないんですか?

宮治さん:

サザンは他の番組でいくらでもかかるんで、僕はあの別にあえて…

達郎氏:

なるほど。

宮治さん:

だから、ま、洋楽が9割ですね。
洋楽9割、達郎さん以外1割ぐらい。そんな感じ。

達郎氏:

あ、毎度おありがとうございます(笑)。

宮治さん:

いやいやもう、ね。

~ CM ~

クロージング

達郎氏:

お送りいたしました山下達郎サンデー・ソングブック。宮治淳一さんゲストに新春放談パート1でございました。この続きはまた来週パート2。

年を取っていきますので、だんだん本当にマニアックの上にもマニアックになってまいりますが、いいんです。
曲が良ければ。
サウンドが良ければ。

で、申し忘れましたが、だいぶ昨年の末はですね、前倒しで録っております。
大阪フェスティバルホール、4日間、12月お送りしまして、その前に最後のサンデー・ソングブック録ってしまってましたので、大阪フェスティバルホールおいでになられた方、ありがとうございました。

今年もツアーやりますので、よろしくお願いしたいと思います。
もう新春放談の頭がいっぱいで、申し上げるの忘れてしまいました。

というわけで来週は1月11日、引き続き新春放談パート2お楽しみに。
山下達郎サンデー・ソングブック、来週もセイムタイム、セイムチャンネルで皆さんごきげんよう。さようなら。

今週のオンエア曲

14:12 Our Day Will Come / Rene And Rene
14:17 Close To You (1943Ver.) / Frank Sinatra
14:22 He’s Too Good To Me / Jaye P. Morgan
14:27 Annie Adorable / Russ Aladdin
14:31 Walk Don’t Run / Tommy Leonetti
14:35 Bullfight / Chuck Edwards
14:40 Shades Of Gray / Tony & Terri
14:44 Night Owl / Bobby Paris

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