山下達郎さん サンデーソングブック 2017年12月3日『ドゥワップ特集』
長崎市内は穏やかな晴れの天気になり、山の紅葉樹がきれいに色づいています。
さて、今日のサンソンは拡大版、13時からは「山下達郎のサンデー・ソングブック
25th Anniversaryアコースティック・ライブ&トークショー」、そして14時からは、いつものサンデーソングブック「ドゥワップ特集」でした。
ということで、このブログでは山下達郎さんのいつものサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
12月に入ってしまいました。
あっという間でございまして。
師走でございます。
東京は、なんかこう・・道が混んでおりますが。
また、冷え込んで、本格的な冬の到来を感じさせる冷え込みになっておりますが。
えぇ、今日はですね・・
1時から、私のサンデーソングブックの25週年記念、先日行いましたイベントのですね、トークライブの部分を中心にお聴きをいただきました。
難波弘之さん、伊藤広規さん、竹内まりやさん、コメントも頂きました。
番組の告知がですね、アコースティック・ライブの方のですね、特集というような告知もありましたけれども。
本編のアコースティック・ライブの方はですね、クリスマスあたりにやって、こぼれたら新年に追加しようと思っております。
とりあえずは、トークライブの部分を中心に、今日はお送りしました。
で、途中にアカペラコーナーがございましてですね、そのアカペラコーナーを、何曲かやりました。
で、本編の、こちらのサンデーソングブックになります。
かねてから申し上げておりますように、今日は『ドゥワップ特集』をやってみたしと思います。
私のライブの客入れと申しましょうか・・
開演前のですね、1時間は必ずドゥワップをかけております。
それはもう、35年、それが、ずーっと続いております。
もっとか・・37,8年続いております。
最近は手が込んできまして、ほとんどオリジナルシングルから直接デジタル・プロセッシングしてリマスタリングしたソース使っております。
ヒット曲と呼べるようなものは、ほとんどございません。
カルトなドゥワップのシングルを開演前にかけております。
最近は、だんだん、だんだんそれが・・・
なんて言いましょうか・・
お好みでですね、早めに来て、お聴きになると、そういうお客様もでてきまして、ありがたいことですけど。
最近は Shazamとかそういうのが、ありまして。
一所懸命かざして調べてる方いらっしゃいますけれども。
てなわけで、そうした、ここ7,8年、ツアーをですね、おかげさまで毎年毎年コンサート、やっておりますが。
その開演前のですねBGM用に作ったドゥワップのそうしたCD-R、それのための音素材、ここからですね、私の好きなやつを選んで、今日はお届けします。
ヒット曲、ほとんどありません。
日本では、全く無名のものばっかりでございます。
実際にグループの実態がわからないようなレコードもたくさんございます。
そんなようなものから・・
ドゥワップ集めて、ほんとにもう三十数年間でございますので。
そんな中からですね、オリジナルシングルでお聴きを頂きます。
日曜日の午後のひととき、丁度季節にぴったりだと思います。
ドゥワップ特集でございます。
山下達郎サンデーソングブック、本日はドゥワップ、最高の選曲とそして最高の音質でお楽しみを頂きます。
で、12月に入りまして、またクリスマス・イブのシーズンがやってまいりました。
今年は12月12日に期間限定商品としまして「2017 クリスマス・スペシャル・パッケージ」
限定商品で発売することになりました。
のちほどお知らせの時に申し上げたいと思います。
リクエスト、もうたくさん頂いておりますが。
代表して、中野区のS.Nさんは、今年、お父様、お母様は、相次いで亡くなられたということで・・・
お悔やみ申し上げます。
『大好きだったクリスマス・イブが、これまで以上に特別に大切な曲になりました。』
お便り頂きました。
今年最初の「クリスマス・イブ」
♪ クリスマス・イブ/山下達郎
~ CM ~
♪ Adorable/The Colts
◎ドゥワップ
達郎氏:
「ドゥワップ」というのは造語です。
60年代に入ってから出来た言葉でありまして。
もともとは1950年代は完全に白人が聴く音楽と黒人が聴く音楽が別でしたので。
そうしたリズム&ブルースのボーカルグループが歌ったスタイル、ストリート・ミュージックから始まってますが。
リードボーカルにバックが♪ドゥワップってやるのでドゥワップ、そういう名前がつきましたが。
R&Bボーカルグループの、そうした50年代から始まった形式でございます。
それ以外は、また違うですね・・流れですけれども。
戦後の、アメリカのハーレムで起こったストリート・ミュージックから始まったのがドゥワップでございます。
その後、60年代になって、それの影響を受けた白人の子どもたちが、それを真似し始めましてですね。
メキシカンアメリカン・・・
いわゆる歌唱が好きな民族、そういう白人少年に伝搬しまして、60年代の頭くらいにホワイト・ドゥワップのブームが起きますが。
私は、ドゥワップが大好きで、17,8の時からずーっと聴き続けて、もう50年近くドゥワップは私の心の音楽でありまして。
たくさんレコード買い続けてきましたので。
今日は、そんな中からですね、選りすぐって。
◎ Adorable/The Colts
達郎氏:
まずは、The Colts
カリフォルニア、ベイカーフィールドの黒人ボーカルグループ
今日かかる、唯一チャートに入った曲でございます。
R&Bチャート、1955年、15位まで上がりましたが。
この同じ年にですねドリフターズが「Adorable」をリリースしまして。
これは全米R&Bチャート1位になっておりますが。
オリジナルはこちらのコルツのバージョンでございます。
こんなの、昔はですね全く手に入りませんでした。
70年代の終わり、80年代にひっかかる頃になって、ニューヨークへ行ってですね、グリニッチ・ヴィレッジの、そした屋台でドゥワップのシングル並べて売ってるオヤジがいまして。
そこで発見してですね。
初めて、コルツだ!!
・・そういう懐かしい想い出、25くらいの想い出でございます。
♪ Please Be My Love Tonight/Charades
♪ Let It Please Be You/The Desires
♪ True True Love/The Corvairs
♪ You Know/The Del-Mars
♪ Little Rose/The Blenders
~ CM ~
◎来週
達郎氏:
山下達郎がお送りしておりますサンデーソングブック。
本日のサンデーソングブックは1時から拡大版でございますが。
冒頭にも申し上げましたが、先日行われましたトークライブ&アコースティック・ライブのトークライブの部分を1時からお聴きをいただきました。
アコースティック・ライブの方はですね、クリスマス・イブにできればと思っております。
ミックスをちゃんと全部しなきゃなんないのでですね。
それが、ちょっと時間かかりますので。
でも、ちゃんとやりますから。
1日で足りなくて、こぼれたら年始に、お正月にやってみようかなと思っております。
とりあえず、来週は『年忘れリクエスト大会』
今年は、あんまり出来ませんがですね(笑)
それ過ぎますと、お馴染み『年忘れ夫婦放談』でございます。
竹内まりやさん宛、リクエスト、おたよりあわせて、お待ち申し上げております。
♪ My Only Desire/The Flyers
♪ I Love Candy/The Echos
♪ Angels In The Sky/John McKinney & The Premires
♪ Mr. Cupid/The Vespers
◎エンディング
達郎氏:
というわけで久し振りにドゥワップ特集やりましたが。
やる度に、だいじょうぶかなと心配になってきますね。
趣味のもの、やりますと・・・
いいんです、たまには。
来週はリクエスト特集でお届けします。
12月に入ってまいりました。
今日のドゥワップ特集、最後はですね・・
ブルックリン、ニューヨーク・ブルックリンのグループでございますが。
これはもう1966年ですから、ドゥワップと、そうしたムーブメントは、もう終わっております。
いわゆるトリビュート・ソングでございます。
ドゥワップの名曲を語り継いでいくという。
当時、よくあったあれでございますけれども。
その中でもよく知られた、ひとつでございます。
The Toreadorsの「Do You Remember?」
ご清聴ありがとうございました。
♪ Do You Remember?/The Toreadors
今週のオンエア曲
14:04 クリスマス・イブ/山下達郎
14:09 Adorable/The Colts
14:15 Please Be My Love Tonight/Charades
14:18 Let It Please Be You/The Desires
14:20 True True Love/The Corvairs
14:24 You Know/The Del-Mars
14:26 Little Rose/The Blenders
14:32 My Only Desire/The Flyers
14:36 I Love Candy/The Echos
14:40 Angels In The Sky/John McKinney & The Premires
14:44 Mr. Cupid/The Vespers
14:47 Do You Remember?/The Toreadors
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