8月15日の朝、長崎市に発表中の大雨特別警報は大雨警報に切り替わりました。
日本各地で大雨の被害が出ています。日本各地で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
少しでも早く穏やかな日常が戻りますように。
今日のサンソン、「アルチザン」と「サンソン」の密接な関係がよくわかりました。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
- イントロ
- 冒頭
- アトムの子
- 「アーティスト」自分が言われるのも嫌だし、抵抗がある
- 手塚治虫作品を読み直したなかで思い浮かんだのが・・・
- さよなら夏の日
- 前代未聞の、ほとんど一人きりで作ったアルバム
- 楽曲ヒントになったバブル時代の女性
- 片想い
- New York’s a Lonely Town/The Tradewinds
- 飛遊人
- 来週、再来週
- 配信決定! 山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012
- Splendor
- Mighty Smile(魔法の微笑み)
- 優れた音源モジュール RolandのD-110
- ENDLESS GAME
- メディアはCD、ジャケットはLPサイズは不評だった
- エンディング
- 今週のオンエア曲
イントロ
達郎氏:
山下達郎です。本日放送のサンデー・ソングブックは少々前倒しで録っておりまして水害に対するコメントができておりませんことをあらかじめご了承ください。
被災されたみなさまに心よりお見舞い申しあげます。
冒頭
達郎氏:
お盆の季節でございますが。
ウィルス騒ぎでございまして・・
なかなか帰省も、ままならないという・・
ご時世でございます。
感染も増えております。
引き続い皆さん、くれぐれもお体お気を付けください。
私、あいかわらずスタジオ仕事をしておりますが。
曲はできてるんですけど、トラック・メイキングがですね、やっぱり10年ぶりにアルバム作りますと、いろいろと変わったことが、変化がたくさんあります。
いろいろ、そういうもので”う~っ”とやっております。
家でも”う~っ”でございますが。
てなわけで、本日のサンデーソングブックは、今週18日に発売になります91年に発表いたしました私のオリジナル・アルバム、10枚目の『ARTISAN』
これの30th Anniversary Editionの、30周年記念盤のご紹介をさせていただきたいと思います。
山下達郎のリスナーの皆様にはおなじみのアルバムでございます。
30周年記念でリマスター、ボーナストラック付きでライナーノーツ、書下ろししました。
30周年記念バージョン、いよいよ今週の水曜日に発売でございますので、これのご紹介をさせて頂きたいと思います。
私自身、ずいぶんたくさん作ってきましたけれども。
その中でも、わりと気に入ってるアルバムでありますので。
思い入れが強いというのもありますので。
いろいろとご紹介をさせていただけたらと思います。
今日はですね、2012年に映画館で公開されました「山下達郎シアター・ライヴ」
これの配信ロードショーが決まりましたので。
9月3日からスタートいたします。
それのお知らせも番組半ばでお伝えしたいと思います。
というわけで日曜日の午後のひと時
本来ならお盆で、まったり、のんびりというところですけど、今年はまた・・
なかなか、ままならないところですけれども。
少しでもリラックスいただける思いを込めまして『ARTISAN』30th Anniversary Edition
日曜日の午後のひととき、本日は山下達郎の作品でお楽しみいただきたいと思います楽天カード・サンデーソングブック。
それでは今日は、頭の曲はなしで、おしらせ挟んで『ARTISAN』。
~ CM ~
アトムの子
達郎氏:
「メロディーズ」「ビッグウェーブ」あたりは30周年記念で出しておりましたけれども。
「ポケットミュージック」「僕の中の少年」は、ちょっとずれてしまいました。
去年、2枚まとめてリマスター盤を発売になりましたが。
ようやく追いつきまして(笑)。
『ARTISAN』30周年バージョン。
このサンデーソングブックが始まったのがですね92年でありまして。
この『ARTISAN』の直後でありましたので。
今でもですね、頭とエンディングテーマは、この『ARTISAN』からの収録曲になっておりますので、番組とも非常に縁が深い一枚でございます。
というわけで1曲目に入っております、おなじみ「アトムの子」
♪ アトムの子/山下達郎
で、この番組、サンデーソングブックの一番冒頭に、この「アトムの子」のイントロが入っております。
先ほど申し上げましたみたいに、ちょうど番組のスタートする直前だったので「アトムの子」がかかってたんですけども。
29年たっても、まだかかっているという・・しぶとさでございますが。
「アーティスト」自分が言われるのも嫌だし、抵抗がある
達郎氏:
「アルチザン」というのは「職人」という意味でありまして。
当時、80年代の終わりから、ミュージシャンのことを「アーティスト」と呼ぶように風潮が出てきまして。
「アーティスト」というのは、もともとは芸術家というようなニュアンスでありますけれども。
なんかそういったミュージシャンのことを「アーティスト」と呼ぶようになりまして。
ミュージシャン自身がですね・・「私たちアーティスト・・」と、そういう・・
それ、すごく僕、あのぉ・・抵抗がありまして。
それイヤだなって。
なんかこう・・文化人志向みたいなのが、すごくイヤで。
じゃ、敵がアーティストなら、こっちはアルチザン!
というようなもので(笑)思いついたのが「アルチザン」というタイトルであります。
寡黙な、そうした技術者というか、そういう人たちへの尊敬の意味を込めまして「アルチザン」というタイトルにしました。
手塚治虫作品を読み直したなかで思い浮かんだのが・・・
達郎氏:
この「アルチザン」というアルバムは、さんざんっぱらですね、曲をかける時に、いろいろなご説明もしていましたし。
あと今回のリマスター盤は曲目解説もアルバム解説も、結構こまかくご説明してるので。
細かいところは、そちらの方をご覧いただきたいと思います。
このアルバムに対する思い入れというのが、結構詳細に書いてございますので。
「アトムの子」についても、この30年間言い尽くしてきたんですけども。
手塚治虫さんがお亡くなりになったのは1989年なんですけれども。
そこから手塚さんの作品を読み直すなかで、自分の幼少の記憶と非常に密接に結びついてきまして。
そのときに出たイメージというのが、
「我々はアトムの子どもだ」
いうそういうイメージでありました。
それで「アトムの子」というタイトルで曲を作りたくなって(笑)
えぇ・・作りたくなったんですけども、アルバム締め切りの10日ほど前の話で。
突貫工事でガ~ってやって作りまして。
やればできるじゃないかと言われました(笑)。
そういう一曲でございます。
さよなら夏の日
達郎氏:
2曲目が、おなじみ「さよなら夏の日」
1991年、シングルとして発売された曲でございます。
この曲も、すっかりおなじみでございますので。
これも30年間、いろんなことを申し上げてまいりましたけれども。
いわゆる夏の終わりのイメージと、それからジュブナイルと言いましょうか、自分の青春の終わりといいましょうか・・・それをオーバーラップさせた曲でありまして。
自分では、けっこう気に入った曲であります。
で、今日は、「さよなら夏の日」は、また夏の終わりにかけるので、今日はBGMで聴くだけです(笑)
すいません。
前代未聞の、ほとんど一人きりで作ったアルバム
達郎氏:
この「アルチザン」というアルバムはですね、一番大きな特徴というのは、ほとんど一人っきりで作ってるアルバムです。
いわゆる広義な意味での「テクノ」のアルバムであります。
自分で打ち込んで、シンセサイザーの音色をすべて自分で作って。
一人っきりでトラックを作っております。
ギターソロが何曲かありますけれども、ギターソロもすべて自分で弾いているという。
前代未聞のアルバムなんですけども。
そういう意味では、最も個人的といいましょうかパーソナルな色合いが濃く出たアルバムでありまして。
ですので、この「アトムの子」にしろ「さよなら夏の日」にしろ
非常に個人的なですね・・詩の世界は、個人的な思い入れというのが、強く出ているアルバムで。
ですので、自分ではすごく気に入った一作であります。
「さよなら夏の日」は、そういうわけで、また後日という感じであります。
楽曲ヒントになったバブル時代の女性
達郎氏:
3曲目に入ってる曲も、これも全く一人で作ってる曲なんですけれども。
バブルの直後に作ったアルバムなので。
80年代の、そうしたバブルの・・
こう・・なんて言いましょうかね・・
ワサワサした感じというのをですね(笑)・・
に対する、また抵抗感みたいなことが曲調によく出てる、と自分では思ってるんですけれども。
青山にですね、外タレのライブをやっていた、いわゆるカフェバー、パブといいましょうか・・
そういうところがありまして。
そこにドラマティックスを観にいったんですね。
で、終わって友達と一杯飲んでおりましてですね。
トイレに行きたくて、行きましたら・・
トイレというのは、だいたいそういうところは、奥まったところですね、廊下みたいなところを通って行くんですけども。
そこにですね、女の子が一人、うずくまって泣いてるんですね。
バブルの時代ですから、いわゆる”ワンレン、ボディコン”の子なんですけども。
それが、すごく寂しそうな、たたずまいと言いましょうかですね。
それで泣いてて、それがすごく印象に残っておりまして。
それで、ひらめいたのが「ターナーの汽罐車」という曲で。
そういうような場所で
男女の倦怠と言いましょうかですね・・
そういうものを歌った歌であります。
それの小道具として登場するのがイギリスの風景画家ジョセフ・ターナーというたいへん有名な人の描いた代表作であります『雨、蒸気、速力』。
ひじょうに朦朧とした絵なんですけど、僕の大好きな絵なので。
これを小道具にもってきまして、作りましたのが「ターナーの汽罐車」で。
これは、はじめはドラムとベースと、普通のリズムセクションで録ったんですけど。
ぜんぜん耽美的な感じが出ないので。
ドラムマシーンとシンセベースと、自分のアコースティック・ギターと・・
いわゆるコンピューター・ミュージックとして仕上げた曲でありますが。
ピアノソロだけは難波君に頼みまして。
この難波君がね、いいピアノソロで(笑)
大好きなテイクができました。
♪ ターナーの汽罐車/山下達郎
達郎氏:
ライブでフルメンバーでやったことは、ほとんどないので。
最近は3人ライブで、よくやっております。
1曲目にやっておりますが。
片想い
達郎氏:
4曲目は「片想い」という曲ですけれども。
これも、この番組で5月になりますと、かける曲ですけれども。
先ほど申しましたみたいに、一人で全部作ってるアルバムなので。
ほんとうに、いわゆるコンピューター・ミュージックとして、どう構築するかっていうことに一生懸命考えて作った曲であります。
なので色合いというか、そういうものがですね、自分ではとっても気に入ってる曲で。
若いときに、女の子に告白できないとか、そういう”もどかしさ”みたいなものを・・
私、信じてもらえないでしょうけども、すごくシャイな人間だったので・・
そういう思い出を、35,6の時に(笑)引っ張り出して作った「片思い」
♪ 片想い/山下達郎
達郎氏:
今聴くと、声が若いですね。
35,6ですからね。
New York’s a Lonely Town/The Tradewinds
達郎氏:
このアルバムには2曲カヴァーが入っております。
この頃は竹内まりやさんのアルバムと並行して、毎年、私、竹内まりや、私・・そういう感じで作っておりましたので。
曲がなかなか大変なので。
そういう時は、カヴァーに助けてもらおうという。
で、やりましたのがトレードウィンズ。
1965年のヒット。
「New York’s a Lonely Town」というですね、ピート・アンダースとヴィンセント・ポンシアという二人のソングライター・チーム、サンデーソングブックでも特集したことがありますけれども。
この二人が作りました、いわゆるサーフィン・ホットロッドのスピン・オフというかもじりでありまして。
ニューヨークにはサーフィンがない寂しい街だという、そういう歌でありますが。
それを、イギリスのデイヴ・エドモンズという人がですね「LONDON’S A LONELY TOWN」という替え歌にしまして。
それを、私、萩原健太さんがお茶を飲んでるときに、「じゃあ、TOKYO’S A LONELY TOWNがあってもいいじゃないか」と、それを作ったらどうかと、そそのかされて(笑)
「TOKYO’S A LONELY TOWN」を作りました。
なので、まずはトレードウィンズのオリジナル・バージョンを、ちょっとだけ聴いていただきましょう。
♪ New York’s a Lonely Town/The Tradewinds
これを替え歌にしまして「Tokyo」に置き換えまして作ったのが「TOKYO’S A LONELY TOWN」
♪ Tokyo’s A Lonely Town/山下達郎
達郎氏:
この『ARTISAN』というアルバムはですね、はじめてCDオンリーのアルバムで。
アナログ盤が当時出ませんでした。
もう完全にアナログがCDに凌駕された時代でありまして。
ですので今回初めてアナログ盤を出すことになりました。
いつものように重量盤の12インチ仕様であります。
ですので、音がいいので。
特にこの「Tokyo’s A Lonely Town」そうしたウォール・オブ・サウンド風のヤツはですね、アナログのそうしたメディアで聴いていただくと、ものすごく、また違ったテイストで聴こえます。
ぜひアナログ盤でお楽しみいただければと思います。
飛遊人
達郎氏:
初CDオンリーなんですけれど・・
でもやっぱりアナログ盤のA面、B面というテイストを、どうしても残したくてですね。
6曲目に入れましたのが、短い曲なんですが。
「ヒューマン」という・・飛遊人と書いて「ヒューマン」
ANAの、全日空のCMに使った曲にイントロを付けた・・
これがA面、B面の、なんて言いましょうか、転換のイメージで作りました。
♪ 飛遊人 -Human-/山下達郎
来週、再来週
達郎氏:
来週、再来週は、竹内まりやさんをゲストに毎年恒例「納涼夫婦放談」でございます。
今年後半のスケジュールをいろいろとご報告させていただく予定でございます。
いつものように「夫婦放談」向けのおたおり、リクエスト、お待ち申し上げております。
ハガキの方は
〒102-8080
TOKYO FM 山下達郎サンデーソングブック
メールでのメッセージフォームは https://www.tfm.co.jp/ssb/
お待ち申し上げております。
配信決定! 山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012
達郎氏:
で、今年もですね・・ほんとは今、ツアーの真っ最中だったはずなんですけども。
来年は、やりたいと思っておりますけれども。
で、今年はツアーができないので、何かほかにやることはないのか、と。
いろいろ考えまして。
2012年にですね、映画館で公開されました『山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012』
この素材を使いまして9月3日から配信ロードショーすることが決定いたしました。
映画館と同じ仕様にしたいので10日間配信したいと思っております。
劇場用のライブ映像作品でありまして。
2019年にアンコール上映したことがありましたけれども。
いずれも劇場用の上映でありまして、全国津々浦々というわけにも参りませんでしたので。
配信ですと全国どこでもご覧になれますので。
もちろん配信は、初めての試みであります。
いつものように配信プラットホームはMUSIC/SLASH。
本日(8/15)15時からチケット販売開始となります。
チケット料金はシアター・ライヴの、ご覧になったときと同じ2500円で配信でございます。
ぜひともご自宅で、映画おたのしみいただければと思います。
9月3日から9月12日までの10日間。
土曜日、日曜日は複数回になります。
全16回の配信になります。
ぜひとも、おたのしみいただければと思います。
詳しいスケジュールは私のオフィシャルサイトでご確認ください。
Splendor
達郎氏:
この「アルチザン」のアルバム、ほとんど一人きりでやってるものなんですけれども。
1曲だけ、リズムセクションで演奏している曲が精神的B面の1曲目、7曲目に入っております(笑)
「SPLENDOR」という曲であります。
ちっちゃい頃、星を見るのが好きだったので。
田舎へ行って星空を眺めておりますと、空から、なんか降ってくるような感じがいたしまして。
そのイメージで作った、SFチックな一曲でございます。
♪ Splendor/山下達郎
自分の作品の中で異色の一曲であります「Splendor」。
『ARTISAN』が出たときのツアーで一度だけやったことがありますが。
これやりたいんですけどね・・
なかなかチャンスがありません。
頭数が多いので(笑)
ライブでなかなかやることが・・
次のツアーでやろうかなとは思ってますが、わかりません!
これ言うと、またいろいろ言われる(ブツブツ・・)
Mighty Smile(魔法の微笑み)
達郎氏:
この次の曲、8曲目になりますね。
「Mighty Smile」という一曲ですが。
いわゆるモータウン・ビートなんですけども。
これも普通にリズム・セクションでレコーディングしてみたんですけど。
この時代ですと、なんか、やっぱり、こう・・使い古された感じと言いましょうかですね・・
そういう感じがありましたので、やはりコンピューターでですね、仕上げると、何とんなく普遍的なもの、そう言う感じになり・・
自分でもわりと気に入ってる曲でありました。
♪ Mighty Smile(魔法の微笑み)/山下達郎
優れた音源モジュール RolandのD-110
達郎氏:
この「アルチザン」「僕の中の少年」あたりからですね使い始めた、RolandのD-110という音源モジュールがありまして。
これが、なかなかの優れものでありまして。
このアルバムは、それをフルに使って、一人でシコシコとですね、打ち込んで作っておりますが。
それの典型は、先ほどお聴きいただいた「片想い」と、それから、この次にお聴きをいただきます9曲目に入っております「 “QUEEN OF HYPE” BLUES」という。
いわゆるファンクものであります。
これも、ほとんど100%、D-110一台で構築しているんですけれども。
このアルバムを作ったときには、いわゆるバブルの時代でありまして・・
バブルの時代の、なんて言いましょうかね・・
雰囲気というのが、全然ダメで。
特に、「3K」・・きつい、汚い、危険・・
そういうようなキャッチフレーズのいい加減さとか、そういうのが、とってもイヤで。
表面的なヤラセと言いましょうかですね、オーバー・プロモーションと言いましょうかですね、誇大広告と言いましょうか・・
そういうようなものが、どうしてもなじめなくて。
そういう空気を反映した一作で。
音源モジュールにミックスして、いろんな変な音も作れるので。
そういうのを利用して作った一曲であります(笑)
♪ “QUEEN OF HYPE” BLUES/山下達郎
自分では、けっこう気に入ってるんですけど。
ときどきこういう曲をやると「こういうの嫌い」とか言われます。
『FOR YOU』っていうアルバムに入っております「HEY REPORTER!」も同じような感じであります。
ENDLESS GAME
達郎氏:
この次に入っておりますのが、先週お聴きをいただきました「ENDLESS GAME」なので。
今日は、お聴きをいただきません。
先週「ENDLESS GAME」かけましたら、たくさん質問をいただきまして。
千葉県我孫子市の超常連K.Hさん。
『8月8日の最後、「ENDLESS GAME」を聴いていて思った素朴な疑問があります。
サンデーソングブックで放送される達郎さんご自身の曲は、現在市販されてるCDやアナログ盤をそのまま流されているのでしょうか。
それとも他のオールディーズ同様にリマスター盤をさらに放送用にリマスターして流していらっしゃるのでしょうか。』
達郎氏:
先週の「ENDLESS GAME」は、今週の水曜日に発売されるCDを、そのままかけております。
北海道岩見沢市のT.Yさん
『先週の放送で最後にかかった「ENDLESS GAME」を聞いてると、記憶にない音が聞えました。
そこでトレジャーズに入ってる「ENDLESS GAME」を聴くと、両方の可能性があると考えましたので正確を期するためには『ARTISAN(30th Anniversary Edition)』が必要なため予約しました。』
達郎氏:
っふふふ(笑)
「ENDLESS GAME」に関しては元の「アルチザン」のCDから「OPUS」に至るまで全部同じ音源です。まったく同じマスターを使っております。
リマスターが若干ちがうという・・
そんなのばっかり・・
新宿区のY.Nさん
『「ENDLESS GAME」のイントロのシンセサイザーの残響、エコー、リバーブは他の楽曲とエフェクタの種類は変えていますか?
ドラマで初めて聴いたときからの疑問です。
ひょっとしたら違うスタジオで録音したのかと思うくらい、残響や全体の印象が気になってました。秘密でければ教えてください。』
達郎氏:
いつものリバーブです。
全く同じです。
リバーブも使い方で、いろいろあるんです!
メディアはCD、ジャケットはLPサイズは不評だった
達郎氏:
というわけで駆け足で・・55分で11曲かけられませんでした(笑)
ぜひともCDでお聴きいただければと思います。
あとはアナログが出ますので・・・
滋賀県湖南市のK.Yさん
『数年前から達郎さんの作品をアナログ盤で集めているんですが、「アルチザン」がみつからない。まさかアナログ盤が存在してないとは知りませんでした。』
達郎氏:
よろしくお願いします(笑)
佐賀県東松浦郡のN.Nさん
『LPレコードはジャケットが大きく、歌詞カードも読みやすいですが、最近老眼の
ためかCDの歌詞カードが読みにくくなりました。
なので、次回アルバムを出される際はメディアはCDで、ジャケットはLPサイズといった仕様の形で商品化していただけないでしょうか。』
達郎氏:
80年代にやったんですよ、それ。
CD出たときに。
「リクエスト」とか「僕の中の少年」とか。
ぜんぜん不評でですね。
「CD時代にそんなこと、やるのかい」みたいに、バカにされたんです。
なので、時代は変わったなと思いますが。
それあんまりニーズないと思いますよ~
エンディング
達郎氏:
最後はですね、この番組のエンディング・テーマで・・
これも、イイや!(笑)
でも、ほんとにサンデーソングブックとアルチザンが密接だというのはですね、30年ぶりに紹介して痛感しました。
今後とも寄り添っていくのかな・・と。
「それでは、みなさんよろしくお願いします」
だと、なんか締まりが悪いので。
お時間までボーナス・トラックの「モーニング・シャイン」
♪ モーニング・シャイン <Bouns Tracks>/山下達郎
今週のオンエア曲
14:05 アトムの子/山下達郎
14:13 ターナーの汽罐車/山下達郎
14:17 片想い/山下達郎
14:21 New York’s a Lonely Town/The Tradewinds
14:22 Tokyo’s A Lonely Town/山下達郎
14:25 飛遊人 -Human-/山下達郎
14:31 Splendor/山下達郎
14:36 Mighty Smile(魔法の微笑み)/山下達郎
14:40 “QUEEN OF HYPE” BLUES/山下達郎
14:46 モーニング・シャイン <Bouns Tracks>/山下達郎
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