山下達郎さん サンデーソングブック 2013年03月17日『リクエスト特集』
長崎は午後から雨。
ちょっと冷たい雨。
久しぶりに家族そろって車中でサンソンを聴きました。
リスナの方のハガキに関心したり、この曲いいね、と言ったり・・・
幸せな時間を過ごした気分になりました。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏：
3月ちょうど真ん中です。
東京は今週は、暖かいと思ったらゴーンと冷えましてですね、寒暖の差が物凄い。
酷い時には２０度くらい差がありまして。
風邪がみんな治らない。
あとは花粉症、ほんとに花粉症は、みんな大変ですよね。
私はほんとに幸運なことに花粉症、無縁なので。
花粉症に、その黄砂にPM2.5、全国が席巻されておりましてですね。
なかなか暮らしにくい空気でございます。
ひとつ、みなさんお大事に。
なにしろ関東圏は温度差が激しいですので風邪が、ほんとに流行っております。
お気を付け下さい。
私、レコーディング一段落致しまして。
来週、具体的な事お教えしますけども、また次の作品の準備に入って参りました。
あとは、まりやの新曲のミックスとマスタリング、そういうまた違うものでございます。
なんか三十代の頭くらいのスケジュールに、タイトさになって参りました。
ありがたいことでございます。
こんな還暦過ぎて(笑)仕事頂けるだけで、ありがたいんですけども。
私も風邪をひかないように、頑張っていきたいと思います。
番組の方は、本日はそういうわけでスタジオ仕事の途中なので『棚から一つかみ』。
山下達郎のレコード棚から、いろいろとアトランダムにお聴きを頂くレギュラープログラムで・・・
いこうと思ったんですがですね。
ハッと気が付くと、リクエストカードがたくさん頂いております。
もう今年に入って、去年の年末年忘れリクエスト大会から２カ月半ほど経っておりますが、その間にも、ひっきりなしにリクエスト、みなさんから頂きます。
最近ほんとに、富にですねお便り、リクエストが増えております。
ありがとうございます。
初めての方も、たくさんいらっしゃいまして。
なので今週、来週は、一つ、リクエストで十分できると。
ま、棚つかでもリクエストでもですね、そんなに変わんないです。
実を言うと。
結構、濃いところで頂きますので、そういうのに負けずにいこうと。
結局自分が選んで、リスナの方がリクエスト頂いても、あまり番組内容変わりませんので。
ま、いいや！
今週来週は、皆様から頂いたリクエストでお届けするサンソンになりました。
日曜日の午後のひと時、今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きたいと思います。
皆様のリクエストとお便りに助けられまして、今日はリクエスト特集でございます。
今日も最高の選曲と最高の音質でお届けを致します。
お陰さまで竹内まりやさん「たそがれダイアリー」発売になりまして、ドラマも先週めでたくですね、最終回を迎えました。
いろんな方から、買ったよ、聴いたよというお便りを頂いております。
今日はドラマが終わった記念で(笑)・・・
えぇ「たそがれダイアリー」
♪ たそがれダイアリー /竹内まりや
～ ＣＭ ～
♪ いつも青空 /Sheila
◎リスナーからのお便り（宇都宮市のＡ．Ｔさん）
『長男Ｒ，第一志望大学に合格しました。
試験場への移動中の電車内ではSONGSを聴き、試験場に入ってからはオンストで心を落ち着けていたようです。
今年のツアーは東京の会場に長男と共に行きたいと思います』
達郎氏：
おめでとうございます。
えぇ・・・いろいろな方、受かった方、落ちた方、いろいろな方お便り頂きましたが。
いつも申し上げておりますが、高校受験、ひとつのまぁ試練でありますけれども、一浪、二浪したところで別に人生・・・
特に今の時代ですね、そんなに変わりませんので。
ゆっくり、じっくりアレして下さい。
第一志望入れなかったって、それも人生でございますのでですね。
えぇ・・・第二志望、そういうところでですね、勉強して、一生懸命勉強して下さい！
世の中と世界はですね、若いあなた方を待っておりますので。
一生懸命、勉強して下さい。
頑張って下さい。
♪ If You Wanna Go Back /Jean Carn
◎リスナーからのお便り（鹿児島市のＫ．Ｒさん）
『季節は春に向けて着実に進んでいっております。
桜ももうすぐ。
やっぱり花見で一杯ですね。
楽しみ、楽しみ。
個人的にはマンハッタンズが聴きたくなってます。
1992年の10月のサタソン開始以来、ずっと達郎サウンドだけをお追っかけてきて、このサンソンの中で達郎さんから教えてもらったマンハッタンズは、洋楽をほとんど聴いてなかった小生には、ある意味衝撃でした。
今はよく聴いておりますが、やっぱり達郎さんに教えてもらった「There’s No Me Without You 」は一番好きかな。時間があれば聴かせて下さい。』
達郎氏：
もう20年に、なんなんとします番組でございます。
邦楽一辺倒だった方が洋楽一辺倒に変わるとか、スウィート・ソウルを教えられたお陰で夜が眠れない体になった、どうしてくれる、そういうお便りも頂きますがですね。
♪ There’s No Me Without You /The Manhattans
◎リスナーからのお便り（岐阜市のＫ．Ｙさん）
達郎氏：
岐阜市のＫ．Ｙさん、この方もほんとに、昔から下さいます。
最初、中学だったかもしれませんがね。
今は大学生で、そろそろ卒業という感じでございますが。
『大学では教育実習があり、小学校と中学校に一カ月行ってまいりました。
現場の先生のお話を聞きながら、実際に子供たちに通じるように教えることは、とても大変なことなのだと感じました。
自分は国語課なのですが、言葉に拘って読むことを大切にしていきたいなと思います。
達郎さんも歌詞を書く上で、どのような言葉を聞いて作るのかが、とても興味があります。
「は」や「が」といった助詞ひとつでいイメージががらりと変わるものです。
まわりにあふれている日本語に敏感になり、言葉の響きを味わいながら国語学の研究に打ち込みたいと思います。
ではまたお便りします。』
立派なお便りですね！
まったくもって！
ほんとに今、歌詞書きあげたばっかりなので(笑)
身につまされますね。
♪ Love Epidemic /The Trammps
～ ＣＭ ～
◎リスナーからのお便り（愛知県小牧市のＴ．Ｙさん）
『毎週録音しながら聴いています。
達郎さんに質問なんですが、これまでの達郎さんの作品でレコーディングに最も時間をかけた作品はどの作品なんでしょうか。
裏ベスト特集、ライブ特集楽しみにしております。』
達郎氏：
一番時間かけたのが、ポケットミュージックに入っております「ムーンライト」という曲です。
これは、Ｍ２７と言われてましてテイクがいくつあるか判らない(笑)
なんでそうか、と言いますと、コンピュータがですね、まだ機能的に十分じゃなくてですね、ずれるんですよ。
ビートがね。
それで、物凄く違和感があって、それで何回も何回もやり直して、打ち込みに時間をかけました。
全然曲ができないとか、そういうんじゃないのでですね、テクノロジーと戦っただけなので。
想い出してしまった！！
♪ Love Years Coming /The Match
♪ Don’t Knock /The Staple Singers
◎ エンディング
達郎氏：
今日はこのへんで。
残り時間が少なくなって参りました。
来週も引き続きリクエスト特集でお楽しみを頂きます。
今日の最後なんですが、竹内まりやさんから、どうしてもかけてくれという。
東京の渋谷駅がですね、東横線が再開発で地下に潜ります。
で、先週の末に、さようなら東横線というのがありまして、こっから再開発になりますが。
たいへん残念だと申しております。
何故かといいますとですね、あそこの渋谷駅の場所が「駅」の舞台だからです。
改札口を出たところにはですね、雨も止みかけた・・・
まさに、あそこを舞台にして歌われたものなので、その情景を懐かしんで、今日は「さようなら東横線」で「駅」をかけて欲しいという、本人のたっての御要望でございます。
竹内まりやさんのリクエストで、今日の最後は「駅」
♪ 駅 /竹内まりや
今週のオンエア曲
14:04 たそがれダイアリー /竹内まりや
14:09 いつも青空 /Sheila
14:14 If You Wanna Go Back /Jean Carn
14:19 There’s No Me Without You /The Manhattans
14:25 Love Epidemic /The Trammps
14:35 Love Years Coming /The Match
14:39 Don’t Knock /The Staple Singers
14:42 駅 /竹内まりや
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