山下達郎さん サンデーソングブック 2013年12月29日『年忘れ夫婦放談 Part2』
長崎市内、夜の気温は2度くらいまで下がっています。
ちらほらと雪が舞う年末の風景。
今日のサンソン、竹内まりやさんのYour Eyes、フルコーラスで聴けて感謝。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
いよいよ今年も、あとわずか。
今年最後のサンデーソングブックでございます。
今年一年、皆様にとってどのような一年でありましたでしょうか。
私、8月の末から始まりました今年のツアー、全49公演、無事に12月24日のクリスマス・イブ中野サンプラザで千秋楽を迎えることができました。
お出で下さいましたお客様、誠にありがとうございました。
また来年もツアーやりますので、また是非・・・
心より御礼申し上げます。
というわけで、どんなにライブがきつくても、一度も休むことなく続いておりますサンデーソングブック。
今年最後のファイナルのサンデーソングブック。
先週に引き続きまして、毎年恒例、この方がゲストです。
まりやさん:
こんにちは、竹内まりやです。
達郎氏:
年忘れ夫婦放談、本日はパート2でございます。
まりやさん:
いよいよ暮れてきましたね。
達郎氏:
全くでございますね。
まりやさん:
あっという間の一年でした。
達郎氏:
ほんとにそうですね。
まりやさん:
でも、ツアー無事完走、おめでとうございます。
達郎氏:
ありがとうございます。
まりやさん:
何より嬉しいのは風邪引かなかったことよね。
達郎氏:
そうですね。
まりやさん:
達っつぁんがね。
ほんとに良かった。
達郎氏:
だいぶ、あのぉ、ペース配分というか、健康管理のやり方・・・
加湿器とかね、いろいろね、やっぱり最新鋭のやつが出てきてるんでね。
そういうものの、おかげもあるよね。
あと、ベッドの下に敷くマットとか枕とか、ほんとに日進月歩だからね。
やっぱり安眠グッズとかね・・・
まりやさん:
マイピロー持ち歩いてるもんね。
達郎氏:
あれ、如実に違うから。
そういうもののお陰・・・
まりやさん:
より健康的に過ごしてたように思う。
達郎氏:
全くですね!
まりやさん:
みんなが健康で良かったよね。
達郎氏:
そうですね。
皆さん、だんだん年をとってきまして・・・
まりやさん:
健康管理が大事ですよね。
達郎氏:
気をつけて頑張りたいと思います。
まりやさん:
ハイ。
達郎氏:
そういうわけで、先週に引き続きまして「年忘れ夫婦放談」。
今日はもう最後なので、先週みたいにですね、もっと薄く!
まりやさん:
もっと薄くなるの?
達郎氏:
今年の総括、それから皆様のお便り、たくさん頂いておりますので、お便りご紹介しつつ。
今年の総括など、いろいろですね。
あとは、この間発売されました竹内まりやさんの『Mariya’s Songbook』・・・の話、などでいってみたいと思います。
日曜日というか、歳末の日曜日の午後のひととき、今年最後のサンデーソングブックでございます。
今日は毎年恒例、竹内まりやさんゲストに年忘れ夫婦放談、先週に引き続きましてお届けしたいと思います。
よろしくお願いします。
まりやさん:
よろしくお願いします。
達郎氏:
きょうの一曲目は1992年、ちょうど今頃の・・・
まりやさん:
それってね、青山純君のね、ドラムを思い出しますね。
叩いてる姿を。
達郎氏:
これ4人部隊レコーディングですね・・・
まりやさん:
六本木ソニーのスタジオで・・・
達郎氏:
六本木ソニーじゃないです。
スマイルガレージです。
まりやさん:
スマイルガレージ?これ
ソニーじゃなかった?
達郎氏:
その時は、ソニーありません。
まりやさん:
4人部隊でやってくれたのよね、これ。
達郎氏:
そうです。
青山純、ドラム。
伊藤広規、ベース
難波弘之、オルガンなんですよね、これね。
で、僕のアコースティック・ギターで。
4人でレコーディングして、かぶせたヤツでございます。
♪ 家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム) /竹内まりや
~ CM ~
♪ Dear Angie〜あなたは負けない /竹内まりや
◎Dear Angie〜あなたは負けない
達郎氏:
今年は、私もよく働きましたが、竹内まりやさんも結構、いろいろと出しました。
まりやさん:
意外と、こんなに沢山シングルをリリースすることは珍しい。
達郎氏:
久しぶりですね。
「たそがれダイアリー」から始まりましたよね。
まりやさん:
配信だけでしたけど「Your Eyes」とかも出しました。
達郎氏:
そうですね。
沢山、やりましたね。
まりやさん:
おかげ様で。
達郎氏:
いよいよデビュー35周年に入りました。
まりやさん:
そんな実感はないんですけどね。
達郎氏:
へへへ(笑)
今年の7月にリリースしましたシングル「Dear Angie〜あなたは負けない」
このあいだの夏の夫婦放談でもかけましたが、今年の総括でございます。
まずは、これからいってみて、おります。
◎リスナーからのお便り(新潟県加茂市のN.Kさん)
達郎氏:
『先日、12月5日、新潟県民会館へ行ってきました。
今回は難波サイドでした。
私は密かにコンサート会場の位置を「難波サイド」と「佐橋サイド」と呼んでおります。
難波サイドからは、難波さんの丹精で気品に満ちた、佐橋サイドからは佐橋さんの豪快なプレーが楽しめる。
何故かセンターの達郎サイドには縁がありません。』
まりやさん:
なかなか真ん中は取れないということですかね。
達郎氏:
そうですね。
アレですね、席順だけは、これはもうどうしようもありません。
くじ引きなのでですね。
前、後ろ、いろいろとございますが。
でもホールですからね(笑)
なかなか・・・アレです。
◎リスナーからのお便り(札幌市のH.Yさん)
まりやさん:
『ところで今回のライブの「My Gift to You」を歌う時に「難しいのでiPodに入れて毎日聴いて練習してきました」と仰っていましたが、そのような場合、ご自身の歌っているのをお聴きになるのでしょうか?
それともアレキサンダー・オニールの曲を聴くのでしょうか?』
達郎氏:
カラオケですよ!
自分のヤツの、ステージで使ってるひとりアカペラのカラオケをiPodに入れて。
これ歌入りだと絶対歌詞なんか覚えられない。
まりやさん:
そうだよね。
達郎氏:
詩がないから、一生懸命歌詞を思い出してやるので。
まりやさん:
最後の方にきて、結構ね、忘れないようになったって・・・
達郎氏:
すいません・・・
まりやさん:
大変だよね、この曲ね。
達郎氏:
難しいんですよ。
まりやさん:
リズムが難しいって言ってたもんね。
◎光と君へのレクイエム
達郎氏:
私も今年はシングルが何年ぶりに出ました。
映画の主題歌でございますが。
「光と君へのレクイエム 」
まりやさん:
いい映画だったね、これね。
達郎氏:
ライブで演奏できなかったので、途中から、発売後から弾き語りでやりましたが。
まりやさん:
ギターでやったら大コケしたってやつね。
達郎氏:
初日の鹿児島のですね、10月8日、発売日の一日前です。
そこでギターの弾き語り演ろうとしてですね・・・
バックのリズムと歌のリズムが全然違う曲なんです。
まりやさん:
違うもんね・・・
キーボードで演るにしても、やっぱり、リズム・ボックスないと・・
達郎氏:
ダメです!
ということが判るまでに・・
未熟者でした(笑)。
♪ 光と君へのレクイエム /山下達郎
達郎氏:
私の今年のシングル「光と君へのレクイエム」でございました。
B面の・・・
B面じゃないな(笑) カップリングの「コンポジション」、結構自分で気に入ってるんですけどね。
まりやさん:
いい曲だったよね。
達郎氏:
なかなか、アレなんですよ。
ライブで演るの、難しいんですよ。
まりやさん:
あぁ、そうだろうね。
◎リスナーからのお便り(江戸川区のT.Kさん)
まりやさん:
『ふと思ったのですが、クリスマス・イブの間奏の達郎さんのコーラスは30年前にレコーディングしたものなのでしょうか?
最近リレコされてるのでしょうか?
もし30年前のものだとすると、30年前のご自身の声をバックに歌っておられるということになるんですね』
達郎氏:
そういうことです!
まりやさん:
そうなのね。
達郎氏:
あれはもう・・・
まりやさん:
リレコ無理よね?
達郎氏:
8時間半かかりましたからね。
あれ、もう一回やるなんて、絶対イヤです。
まりやさん:
いいね、でも自分のコーラスに自分が重なるって。
自分が年齢を増すとさ、その若い日のコーラスの上に乗っかるわけだから。
達郎氏:
エンディングの「That’s My Desire」が79年のレコーディングだから・・・
34年前の・・・
「Your Eyes」はだから31年前じゃない。
まりやさん:
そうだね・・・
達郎氏:
そんなもんだよね(笑)。
歌ってる本人は、どんどん年取ってくるけど、タイムマシーンだね。
ほんとに。
まりやさん:
リレコすればいいってもんじゃ、ないもんね。
達郎氏:
そうですね。
◎Mariya’s Songbook
達郎氏:
さて、竹内まりやさんは、今年はですね、シングルも出ましたが「Mariya’s Songbook」というですね・・・
まりやさん:
作品集ですね。
オリジナルアーティストの方々のコンピレーションアルバムを出しました。
達郎氏:
これ、セルフカバー集だと間違えてる人がいるんですけど。
まりやさん:
そうなの?
達郎氏:
テレビでなんかそういう朝ワイドかなんかで、そういう事、告知したみたいだね。
まりやさん:
はぁ・・・じゃ間違って、買っちゃうよね。
それは失礼致しました。
歌ってくださっているご本人の方たちが、コンパイルされています。
達郎氏:
オリジナルレコーディングの・・・
コンピレーションです。
この中から、なんかかけるんですが、この間も特集しましたが。
神奈川県茅ヶ崎市のY.Nさん。
『一番に良かったのは”みつき”さん。
レベッカのノッコさんみたい。
前から思ってたんですけど、再デビューさせてあげれば・・
今、どうしているのか、全く判りません。』
今、NHKの朝ドラに出ております。
まりやさん:
高畑充希ちゃん、今朝ドラの”のりこ”さん役でご活躍なんですけど。
クリス松村さんも、みつきちゃんの声がすごく良かったって、仰ってました。
達郎氏:
で、なので、これいってみましょう。
まりやさん:
みつきちゃん、達郎のライブをみた感想をブログにあげてましたよ。
達郎氏:
大阪で・・・大阪の方なので、大阪でいらっしゃいました。
これ、08年の竹内まりや作詞作曲。
この時は17才?18才?
まりやさん:
高校生でしたね。
♪ 夏のモンタージュ /みつき
達郎氏:
現在、NHKで放送中の朝ドラの「ごちそうさん」に出演されております高畑充希さん。
「みつき」という名前で、シンガーで活動しています。
◎Your Eyes
達郎氏:
今年はですね、なんと竹内まりやさんは、私の「Your Eyes」をカバーしまして。
前代未聞の・・・
まりやさん:
はい、ひょんなことから、これをカバーすることになりました。
「安堂ロイド」という木村拓哉さん主演のドラマの主題歌だったんですけど。
なんか既存の曲で、やりたいと仰ったんで。
それで「Your Eyes」に決まったんですけど。
達郎氏:
いろんなとこで、今までも喋ってきましたけど、もともと「Your Eyes」ってのは竹内まりやさんのために書いた曲なんです。
まりやさん:
それを私はデモテープを聴かせて頂いてなかったんですよね。
達郎氏:
ふふ(笑)
まりやさん:
だからいつの間にか、却下になってたんですよね。
達郎氏:
A&Rが却下したんです(笑)
それはもう、ほんとに聴かせたんですけど、つまんないって事なんです。
だったら、僕が自分でやるからいいって。
それでまあ、ああいうメロディーなので、日本語が乗りにくいので、じゃあアラン・オデイに頼もうかって。
それでアラン・オデイが僕の作品を作ってくれた最初の作品なんですけどね。
まりやさん:
でもやっぱりこれは達郎の作品として世にでるっていう、ための曲だった。
そういう運命の曲・・・
達郎氏:
ま、そういうのは、沢山ありますからね。
ゲット・バック・イン・ラブっていうのは、ほんとは鈴木マーチンに書いた曲なんだけど。
その時は、彼のソロアルバムをやってる時で。
「これは達っつぁんが自分で演った方がいいよ」って彼が選んだのが・・・
僕に言ったんで、それで自分で演るっていうね(笑)
そういう、こう、まあ使い回しっていうか・・・
まりやさん:
でも、巡り巡って自分もこうやって歌うことができて嬉しかったし、特にアラン・オデイさん、今年亡くなられたので、アランに感謝を込めて。
達郎氏:
全く・・・。
♪ Your Eyes /竹内まりや
これは、今年は配信のみでリリースされました。
竹内まりやさん「Your Eyes」
私のカバーですが。
フルサイズかけるの初めてなんだよね!
TVサイズしかかけたことがない。
まりやさん:
間奏のサックスは宮里陽太君です。
達郎氏:
はい。
上手いです。
~ CM ~
◎新年なんですが
達郎氏:
新年なんですが、先日申し上げましたが、今年は年忘れリクエスト大会ってのがですね、前倒しで、あまりに前倒しで出来ませんでしたので、新春に持ち越します。
「新春リクエスト大会」
キャッチフレーズつけるの好きなんですね(笑)
1月の1週、2週は「新春リクエスト大会」でございます。
ですが、その分、もう年末に前倒ししてしまいますので、今からお便り頂きましても間に合いませんのでですね。
まりやさん:
今まで溜まってたの、ずっとあるのね。
達郎氏:
死ぬほど溜まってますので。
それはもう全然大丈夫なんですが。
来年も引き続き、お便りリクエスト、沢山お待ち申し上げております。
お便りは、この番組の大きな支えであります。
よろしくお願いします。
〒102-8080
東京FM 山下達郎「サンデーソングブックの係」
よろしくお願いします。
◎青山純 追悼特集
達郎氏:
1月、1週、2週はリクエストやりますが、19日からはですね、先日も申し上げましたが、12月3日に亡くなりましたドラマーの青山純、私の80年代、90年代、2000年代、パートナーでありましたが。
彼の追悼特集をやります。
私、あまりに深い関係なので、もうほんと・・このあいだの岩谷さんの私家版よりはもっと凄い、極私的・青山純追悼特集であります。
自分の曲よりも人の曲のほうが多いかもしれません。
彼のプレイを色々と知っておりますのでですね。
まりやさん:
いかに彼が沢山叩いてたか、また、それ知ることになりますよね。
達郎氏:
僕が人のプロデュースしたり、人のアレンジしたりするところで、やってるプレイが凄いのがあるので。
そういうものを結構フューチャリングしてですね。
あんまり皆さん知らないヤツを、やろうと思ってます。
ので、よろしくお願いします。
1月はそのようなスケジュールでございます。
◎Tatsuro Songbook
まりやさん:
いつか「Tatsuro Songbook」も。
ね!
達郎氏:
私のはですね、アレですよ。
ファンクラブだけの通販で出ております。
けど、ヒット曲があんまりない(笑)
アイドル歌謡っていうのが殆ど書いてないので。
僕、マッチ5曲かいて、Kinki2曲書いたくらいで。
あとは、桜田淳子さんにとか(笑)
でもそれはアルバムの中の曲だからね。
まりやさん:
でも、KinKi Kidsの「硝子の少年」って、ジャニーズの最大のヒットシングルなんでしょ?
達郎氏:
そうらしいですね。
ありがたいですね。
でも、このキラ星のごとく、アイドル歌謡のですねヒット曲・・
まりやさん:
30年分、シコシコ書いてきたのが、でもこうやってレコード会社さんの提案があったんですけど。
こうやって纏めることができて、私も記念になりました。
達郎氏:
いつ、やろうかって話だったのかな?
まりやさん:
そうですよね。
◎MajiでKoiする5秒前
達郎氏:
初回限定、本人のデモトラックってのが入っておりまして。
そもそも、このデモトラックってのは、自宅のデモでございます。
4曲デモトラック入っておりますが、そのうち3曲は80年代の自宅でですね、私がテレコで・・・
自分でギターソロとか弾いてですね、やってるアレでございます。
そのデモを先様に提出するという、そういう形でございます。
で、一曲はですね、広末涼子さんの97年のヒット「MajiでKoiする5秒前」
これだけは、サンソンのこの夫婦放談からですね・・・
まりやさん:
サンソンのレア音源としてオンエアするためにレコーディングしたんですよね。
達郎氏:
デジタル時代で、一音下げてですね・・・
まりやさん:
半音か、一音か・・
達郎氏:
半音か、一音下げて。
昔だったら、そんなの不可能だったんですけど。
テンポが変わっちゃうんですけど。
デジタル時代ですごく性能がよくなってきた時代で。
まりやさん:
サンソンがなければ、たぶんこれレコーディングしてないですもんね。
達郎氏:
で、もったいないので、これもトラックにしようと、いう事でございます。
で、そうなるとサンソンがですね、そういう人が沢山リクエスト来るんですね、これがね。
◎リスナーからのお便り(北海道札幌市のY.K君)
達郎氏:
『ペーパードールはライブで、違うテレキャスターに持ち替えて演奏されていましたが、なぜですか。ギターソロのある曲だからですか?』
そうです。
僕の茶色のテレキャスターはですねカッティングなので、時々マイクのセレクターが動くんですよ。
そすとマイクのセレクターが動いて、音変わっちゃうといやなんで。
あれ完全に固定して動かないようになってる。
でもペーパードールは・・
普段はセンターの位置で、マイクが二つあるので、両方出てるんだけど、ペーパードールの場合はネック側のマイクだけを使ってやるので、あれだけギターを変えてやってるんです。
まりやさん:
そういうことなのね。
音色かなんか、なのかと思ってた。
達郎氏:
音色じゃない。
ま、音色だけど。
まりやさん:
そうだけど、でも・・・違いを出す・・
達郎氏:
昔は茶色のテレキャスターをピックアップを、スイッチを変えてやったんだけど。
僕、ストロークが激しいので。
まりやさん:
じゃぁ、もう茶色はカッティング専用なのね。
達郎氏:
専用です!
専用っていうかセンターポジション専用っていうかのかな。
マイクのね。
まりやさん:
そういうとこ見てんだね、みんなね。
すごいね。
達郎氏:
色が違いますからね。
♪ MajiでKoiする5秒前 /竹内まりや
♪ 硝子の少年 /山下達郎
◎エンディング
達郎氏:
てなわけで、そろそろお時間でございます。
今年も一年、サンデーソングブックご愛顧ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。
来年は竹内まりやさんのアルバムが予定されております。
35周年。
盛大にいくそうでございます。
まりやさん:
夏くらいには出したいなと思っているんですけど。
それ以降は達郎のツアーを楽しみにしてます。
達郎氏:
またツアーです・・・
えぇ、今日一番おもしろかったやつ。
杉並区の方でございます。
これ、内容がアレなので、今回は匿名です。
『12月18日のフェスに参加しました。
9月の神戸のライブ中に妻の手を握ろうと思いながら、照れくさくて断念した49才の夫です。
その節には達郎さんからラジオで「奥さんの手くらい、つないでやって下さい」って、少々荒っぽくも、暖かく励ましてもらいました。
さてライブでいよいよその曲が流れてきました。』
・・・ずっと一緒さ、ですね。
『達郎さんの言葉に背中を押されながら、そっと妻と手をつなぎました。
ライブ終了後、妻は「20年ぶりのプロポーズだね、嬉しいよ」とのこと。
最高のパフォーマンスを堪能し、その上夫婦円満にも効能があるという木戸銭を遥かに上回る時間を過ごしました。
ありがとうございました』
まりやさん:
貢献したね、よかったね(笑)
でも、お互いに素直な方ですね。
達郎氏:
こういう夫婦、多いんですよ、この番組。
まりやさん:
そうね、握られても、妻のほうが逆にさ「何やってんのよ」って事だってありうるじゃない?
でも「嬉しいいよ」って言えるってのは、素直だよね。
達郎氏:
夫婦で音楽のライブを見にくるような夫婦は、やっぱりそういうところがありますよ。
「あなたが行くとこって行かなわいよ」って、そういうのが無いから。
夫婦で来るじゃない。
同じライブをね。
実はだから50・・アラフィフくらいで、そういう人って実は、そんなにいないっていうか。
まりやさん:
でも、微笑ましいなって思いました。
達郎氏:
音楽の、それはいいところですよね。
まりやさん:
ライブをそんな風に使って頂けるなんて、いいわよね。
達郎氏:
ありがたいですね。
またよろしくお願いします。
で、今日の最後なんですが、福井県小浜市のY.Aさん。
『私は今年長年勤めた小学校を定年退職しました。
小学校に務めていた時の話です。
「いのちの歌」をサンデーソングブックで初めて聴いた時に、これは卒業式の歌だと直感しました。
その時から卒業式で、特に親御さんに聴いてもらうには、どうすればいいか、考え続けていました。
卒業式に贈る餞の言葉の中で、「いのちの歌」をかけて聴いてもらいました。
卒業生を見送るときに「いのちの歌」良かったですと、お父さんとお母さんに声をかけてもらって、やっぱり親御さんにも通じたのかなと嬉しく思いました。
今年は、ある先生が「今年は私達職員がみんなで合唱したいです」と提案してくれ、何回もみんなで練習をしました。
一週間、毎日「いのちの歌」を掃除の時間帯に流してくれました。
休み時間に「いのちの歌」を口ずさんで歩いてる男の子を見つけた時には涙が。
感動でした。
いい歌でしたけど「卒業式の歌ですか」という卒業生が一人いて、思わず笑ってしまいました。
ささやかな取り組みでしたが、一人ひとりの心に何か届いたんだろうなと思っています。
サンソンをきちっと聴き始めて8年。
二人の歌は常に身近にありました。
いい歌に出会えたことに、ずっとお礼の気持ちをお伝えしたいと思っていました。
ありがとうございます。』
まりやさん:
なんかこういうお便りをいただくと、歌っててよかったなって実感しますね。
達郎氏:
というわけで、今年最後のサンソンは、もともとはマナカナさんの09年のシングルでございますが、竹内まりやさんのバージョンは2012年、昨年の1月の発売です。
♪ いのちの歌 /竹内まりや
今週のオンエア曲
14:04 家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム) /竹内まりや
14:10 Dear Angie ~あなたは負けない /竹内まりや
14:15 光と君へのレクイエム /山下達郎
14:21 夏のモンタージュ /みつき
14:24 Your Eyes /竹内まりや
14:34 MajiでKoiする5秒前 /竹内まりや
14:38 硝子の少年 /山下達郎
14:43 いのちの歌 /竹内まりや
コメント
亡くなったようです。
何か、力が抜けてしまいました。
先日の青山純さんといい、年末になって本当にショックなことが続きます。
もうサンデーソングブックにご出演されることも永遠になくなってしまいました…。
青山純さんといい、大瀧詠一さんといい、まだお若いのに、本当に残念としか言いようがありません。
達郎さん、まりやさんには、まだまだ、これからも頑張ってほしいです。
サンデーソングブックは、しばらく、追悼特集が続くのでしょうかね。
いつも通りさん、こんにちは。
管理人の9thNUTSです。
突然のニュースに驚き、悲しみが深くなるばかりです。
ほんとに、ショックです。