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山下達郎さん サンデーソングブック 2020年3月1日『ひな祭り、ガール・シンガー、ガール・グループ、ガール・ポップ特集』(#1429)

山下達郎さん サンデーソングブック 2020年3月1日『ひな祭り、ガール・シンガー、ガール・グループ、ガール・ポップ特集』(#1429)

長崎市内は、朝から小雨が降り続きました。
新型コロナウィルスによる影響が大きくなっています。

今日のサンソンで紹介された楽曲、ほとんど知りませんでした(^^)

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ エクスキューズ

達郎氏:

3月になりました。

えぇ、世の中・・・騒然としておりますが。
それに伴いましてですね、私、山下達郎、昨日2月29日、および本日3月1日にですね開催予定しておりました東京高円寺のライブハウスJIROKICHIでの、私、山下達郎のアコースティックライブの公演なんですが、新型コロナウィルスの感染拡大の現状にかんがみまして、公演は延期することになりました。

高倍率の難関を突破されて当選されたみなさん、誠に申し訳ございません。

中止ではなく、あくまで延期です。

振替公演は9月に行います。
2月29日(土)に当選の方は、9月12日(土)。
3月 1日(日)に当選の方は、9月13日(日)。

9月12日、13日に振替となります。

会場、開演時間等に変更はございません。
場所は、もちろんJIROKICHIでございます。

お受け取りのチケットはそのまま振替公演のチケットとしてお使いいただけますので、大切にお持ちください。

もし、日程変更に伴いまして、ご来場になれない方には、チケットの代金を払い戻しさせていただきます。

詳細決定次第、あらためてお知らせ申し上げます。

詳しくは山下達郎オフィシャルサイトにてご確認ください。

えぇ、いろいろと申し上げたいこと山ほどありますけれどもですね。
何か言うと、こう、またマスコミが片言隻句とらまえてですね、拡散して・・
またこちらの本意も何もあったものじゃないので。

また日を改めてと、今日はそういう感じですけれども。

まだコロナウィルスの正確な情報というものが明確でなく、多くがまだ推測でしかない現状です。
自分の身は自分で守る以外に防衛手段がありません。

今回は、少人数のライブハウスでのライブではありますけれども、お出でになる半数の方々が関東圏外からいらっしゃいます。

ライブ会場もとより、交通機関等での感染も皆無とはいえません。

観客のみなさんの健康、安全第一ということであります。

イベントやライブも、最近中止の報がありますけれども。
イベントやライブやったらディスる。
やらなくてもディスられる。

いつから世の中、こんなにこう・・・罵詈雑言の渦と化すようになったのか!・・・というですね。

今は、まず健康のために何をするべきか。

健康を損なって、政治も経済もへったくれもありませんので。

世評が何だろうと、自分の身は自分で守る。

というわけで、今回の決定になりました。
振替公演ですので、ぜひとも、このままお出でいただければと、思います。

というわけで、今日のサンソンは1週間前に前倒しで録られたものです。
このコーナーだけ、昨日、今日のことがありますので、新しく録りなおしておりますけれども。

これから先は1週間前ですので、そうしたものに触れておりませんので(笑)
あらかじめご了承のうえお聴きいただければと思います。

◎ 冒頭

達郎氏:

3月3日、ひな祭り。
昔から、サンデーソングブックから、その前のNHKのレギュラー時代からですね。
この季節になりますと、ひな祭り特集・ガールシンガー、ガールグループ・・
ガールポップの特集を、ずーっとやってまいりました。

でも、始めたころは80年代でしたので、そうした60年代初期のですね、アメリカ、イギリスのアイドル歌謡で・・
そうしたようなものですけども。

もう2020年でございますので(笑)
もう、50年、60年前の半世紀前の音楽をあつかっておりますので、どれだけ、この普遍性がですね、保てるか。

なんですけれども。

どっこい、そうはいかない(笑)
あのころの音楽は、やっぱりアナログ・・・
作曲家も編曲家もですね、そうしたロックンロールをベースにしまして、一所懸命作ってた時代であります。

ビートルズ以降のですねビート・グループから言わせると「あんな軟弱なですね、砂糖菓子みたいな音楽」って言いますけども。

とんでもありません!

作曲家、編曲家、そしてシンガー・・
そうしたもののコラボレーションといいましょうか、そういうものがですね、化学変化を生みまして。

素晴らしい作品がたくさん生まれました。

で、そういうものを、今日はお聴きをいただきたいと思いますが。
今日、お聴きをいただくガールポップ、ガールシンガーはですね、ほとんどヒットしておりません。

チャートに入っていない曲ばっかりなんですけれども。
十分に今の鑑賞にたえるクオリティーを持っております。

サンデーソングブック自信をもってお届けいたします。
『ひな祭り、ガール・シンガー、ガール・グループ、ガール・ポップ特集』
でございます。

日曜日の午後のひととき、本日も半世紀前の音源を中心に、素敵なオールディーズ・ソングでお楽しみをいただきます。
最高の選曲と最高の音質で、山下達郎サンデーソングブック。

まずは、竹内まりやさん。
1992年、シングル「マンハッタン・キッス」のカップリングで、昨年の「ターンテーブル」にも収録されております。
牧瀬里穂さんに書いた曲のセルフカバー「ミラクル・ラブ」

♪ ミラクル・ラブ/竹内まりや

~ CM ~

♪ Baby, Baby (I Still Love You)/The Cinderellas

♪ All For The Love Of Mike/Diane Castle

♪ Be Good Baby/Jackie DeShannon

♪ Day After Day After Day/Jeannie Lambe

♪ When The Loving Ends/Julie Grant

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

来週は、またリクエストカードたくさん溜まっておりますので、リクエスト特集させていただきます。

おたより、リクエストたくさんお待ち申し上げております。

〒102-8080
東京FM 山下達郎サンデーソングブックの係

◎ リスナーからのお便り(愛知県長久手市のF.Yさん) 

『こんにちは。
いつも質問ばかりですいません。

ポピュラーミュージックの楽曲の表情はアレンジにおうところが、とても多いと思うのですが。
にもかかわらず、一般的にアレンジャーは作詞家と作曲家よりも低く評価されているように思います。

私はもっとアレンジャーが高く評価されてほしいと思っております。
実際に数多くのアレンジしていらっしゃる達郎さんのご意見をお聞かせいただければ、うれしく存じます。』

達郎氏:

ご丁寧なおたよりでございますが。

あのぉ・・・作詞家、作曲家は印税というもんがありまして、昔からですね。
アレンジャーは印税がないんです。
ですので、1曲いくらという、いわゆる「とっ払い」といいますけれどもですね。

ですので数をこなさないと生活ができないんで。
消耗が早いんですよね。
ですので、編曲家の人が作曲家に転向するとか、そういうことが・・
しないとダメなので。

そういう意味で、アレンジャーの少し・・
何て言うかな・・
こう、地位がですね・・
低くなってしまうという、そういう形なんですが。

著作権というものに、ものすごく何かこう・・
利権が絡んできてから、例えばアレンジャーにこれから印税をあげようとか、そういうものに関しては、非常にこう・・既得権益の方からですね反対が出るというか(笑)

そういうものなのでですね。

それがもう50年近く続いているということだと思います。

でもアレンジというのが、僕、インタビューでよく申し上げておりますけれども、曲のファクターで70%くらい編曲が持ってるんですよね。

だからいいアレンジだと、いい曲になりますので。

どんなにいい曲でもアレンジがだめだと、やっぱり陳腐なものにしかならないので。
そこが難しいところなんですが。

えぇ、そんなようなもので、ご勘弁ください。

♪ God Only Knows/Joey Heatherton

♪ With A Kiss/Kiki Dee

◎ リスナーからのお便り(福井県越前市のI.Hさん) 

『いつも番組楽しく聴かせていただいております。
最近マイカー通勤の際、サンソンの過去放送のMP3ファイルをUSBに落として楽しんでおります。
先日より2012年分の録音を聴いているところです。

1月にジョージ・フィショフの特集が2週続けてありました。
ふと、カタカナで「ジョージ・フィショフ」と検索してみたところ、驚愕の結果があらわれたのです。

1件目、サンソンを書き起こしてブログ※にのせてる方がいらっしゃいますが、放送当時のそれがありました。

※ 管理人注記 このブログだと思います(^^)
Part1 
Part2 

2件目は、ディスクユニオンの2017年の記事で、山下達郎ファンクラブ会報再入荷の記事。会報の内容案内でジョージ・フィショフの名前だけ書いてありました。

3件目は、まとめサイトの「Togetter」で、こちらも放送当時の2012年の記事。

4件目はありません。
ほんと3件のみです。

日本語に限定しても、この広大なネットの情報の大海原に3件だけ!
しかも、どれもサンソンがらみ。
カタカナで「ジョージ・フィショフ」と書いた人は、ほかに誰もいないのですよ。

そんなレアな作曲家を2週も特集するサンソン、恐るべし!』

達郎氏:

へへ(笑)
でも、フィショフの作品集がもうすぐ出ます。
最近エース真似してますよね。
私のサンソンの真似してます(笑)

っへへへ(笑)

♪ Home Of The Brave/Bonnie & The Treasures

◎エンディング 

達郎氏:

今日はこのへんで。
『ひな祭り、ガールシンガー、ガールグループ』でございました。
また、来年、やれればという(笑)

来週は「リクエスト特集」に戻りますので。
よろしくお願いします。

正直申し上げて、もう2020年なので60年代初期のですね、こうしたガールグループ、ガールシンガー、今やっていいかなって、躊躇もあったんですけども。

やっぱり、曲よし、演奏よし、歌よし(笑)でぜんぜん大丈夫だということを確認しつつですね、安心しました。

まだ当分できそうでございます。

100年たってもかかるんじゃないか、という感じがいたします。

『ひな祭り、ガールシンガー、ガールグループ特集』ご清聴ありがとうございました。
今日の最後は、竹内まりやさん、1995年のシングル「今夜はHEARTY PARTY」のカップリングでリリースしました。

もともとは森下恵理さんに提供した曲のセルフカバーでございます。

私、自分でドラムをたたいている「真冬のデイト」

♪ 真冬のデイト/竹内まりや

今週のオンエア曲

14:05 ミラクル・ラブ/竹内まりや
14:11 Baby, Baby (I Still Love You)/The Cinderellas
14:15 All For The Love Of Mike/Diane Castle
14:18 Be Good Baby/Jackie DeShannon
14:23 Day After Day After Day/Jeannie Lambe
14:27 When The Loving Ends/Julie Grant
14:33 God Only Knows/Joey Heatherton
14:36 With A Kiss/Kiki Dee
14:42 Home Of The Brave/Bonnie & The Treasures
14:46 真冬のデイト/竹内まりや

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