山下達郎さん サンデーソングブック 2020年03月08日『明るい山下達郎で棚からひとつかみ』(#1430)

山下達郎さん サンデーソングブック 2020年03月08日『明るい山下達郎で棚からひとつかみ』(#1430)

今日(3/8)は福岡市内にいました。昨日の雨がうそのような、良い天気になりました。

車でサンソンを途中から聴きはじめたら、あれ?なんで達郎さんのライブ音源?
と思ったのですが、臨機応変に対応していただく達郎さんに感謝です。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

えぇ、3月8日でございますが・・・

コロナウィルス、全国、騒然としております。
もう、諸説紛々!
てんでんばらばらに各々が言いたいことをですね、メディア、ネットでですね、言いまくっているという・・・

何がほんとで、何が嘘なのか、全然わからないという(笑)

先週、ガール・ポップをやりましたけれども。
先週のこの番組のときに、いただいたハガキと、今週、今日まで、その後1週間でいただいたハガキが、もう内容がガラッと変わりました。

みなさん、コロナのですね・・ものに対する戸惑いと不安と・・・
いろいろなことが書かれております。

もちろん、いつもいただく超常連の方々が、ガラッと文面を変えましてですね。

こういうことが、何度かありましたけれども。
一番記憶に残っているんですが・・

3.11のときですね・・

東日本大震災のときに、やはり超常連の方々が、いつもはですね、音楽のことを語っていらっしゃる方が、そうした自分の心情の吐露とか、そういうことを書いて送ってくださいました。

あれにちょっと似ておりますけれども。

でも、今日、私のこの番組に送られてきたお便りは、みなさん冷静で穏やかです。

そういう意味では物言わぬ多くの良心というのは、常にちゃんと存在しているのだなと。
そういう感じがいたします。

はやくこの事態を克服できるように、みんなで助け合っていこうという、そういう意思をお持ちの方ばっかりで、ちゃんと自分のお考えがおありです。

とりわけ医療現場のみんさんから、おたよりいただいておりますけれども。
ほんとに、たいへんだと思いますけれども。

この国の健康のために、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

医療の最前線の方々も、みなさん冷静にですね、粛々と仕事をこなしていらっしゃいます。

そういう意味でも、ヒステリックな政治屋とかですね、自称「知識人」みたいな人は、ひとりもおりません。

あくまで冷静に、それぞれのできることを、いたしましょう!

私は、今日番組が終わってからですね、なじみの飯屋がですね、客が来ないって悲鳴あげてますんで。
そこいってみます。
それくらいに・・まわしていかないとですね。

日ごろのご愛顧に・・
そういう感じでございますが(笑)

で、こういう空気のなかですので。
放送まで憂鬱になったら、ダメだと!思いまして。

こういうときに、いつも出てくるですね・・

「不謹慎」だの
「こんな時に」だの

そういう自粛ごっこをあざ笑うべく、今日は明るい番組でいこうと!
思いつきまして。

いつも聴いていただいているサンソン・リスナーの方々のですね・・・
今日は、山下達郎の明るめの曲で、少しでも気分転換していただこうと思います。

『明るい山下達郎で棚からひとつかみ』

これでいってみたいと思います!

全部ライブ曲です(笑)今日は!

だからライブ行けない方もですね(笑)
お楽しみいただければと(笑)思います!

とつぜん思いついたんで、ライブ・ソース、手近なもので間に合わせておりますので(笑)

いろいろと、前に出てきたものとか、ありますけれども、ご了承ください。

こんな時でございますのでですね!
明るく!いってみたいと思います。

日曜の午後のひと時、今日は山下達郎のライブ・ソースでお楽しみをいただきます山下達郎サンデーソングブック。

本日も最高の選曲・・のつもりであります。
最高の音質、と言いたいところですけど(笑)
PAアウトですので(笑)

そのへんも太く鷹揚に(笑)
よろしくお願い申し上げます。

まずは2017年8月31日、長野のホクト文化ホール でのライブバージョン。

ちょうどリクエストいただきました。
埼玉県新座市のM.Fさん。

『前から気になっていたことがあるのですが、教えてください。
パレードの最近の歌詞カードは「黄昏れ時をかざる マーチに」とありますが、ナイアガラトライアングル。レコードの歌詞は「黄昏れ時をかざる 街に」だったような気がします。
誤植だったでしょうか。
それとも、はじめからマーチなのでしょうか。』

「マーチ」なんです!
ナイアガラトライアングルは誤植です。

ソングスの94年に出た一番最初のリマスター版のライナーをご覧ください。
ずーっとそれまでですね、20年近く「街」だったのが、ようやく「マーチ」に直せたと(笑)、ライナーノーツに書いてございます。

♪ パレード (Live/’17.8.31 長野・ホクト文化ホール )/山下達郎

~ CM ~

♪ ドリーミング・デイ (Live/’94.5.2 東京・中野サンプラザ)/山下達郎

◎ リスナーからのお便り(世田谷区のY.Yさん) 

『スマホやパソコン、および年齢によるものなどから、両眼1.2だった私の視力は0.7になってしまいました。

5年前、運転免許の更新時、視力検査でひやひやしたので、今回は眼鏡。
1.5まで見えます。
これを作ってのぞみました。
警察の方から、とりあえす裸眼から測りましょうと言われ、検査すると、どうしたことでしょう、すべて裸眼ではっきり、くっきり見え、なんなくパスしました。

なぜ?

達郎さんは視力はいかがですか。
さほど変わらずですか?
私は老眼も入り、けっこう不快なときがあります。』

達郎氏:

私もそうです(笑)
このあいだ、つい数週間前に、免許の書き換え行ってきました。

大丈夫でした(笑)
眼鏡使用じゃありません(笑)
何をがんばるのか、わかりません(笑)

♪ Down Town (Live/’19.9.11 愛媛・松山市民会館)/山下達郎

◎ リスナーからのお便り(川崎市のK.Hさん) 

『今の不自由な生活に対して、だれが悪いとか、愚痴や文句を言っても何も解決はされません。

今は、みなで助け合って、この危機を乗り越えるしかないと思います。
サンデーソングブックと達郎さんの音楽と、お言葉は、一服の清涼剤どころか、明日への強力な栄養剤です。

こんなときだからこそ、明るい音楽が聴きたくなります。
「ダウンタウン」お願いします。
はやくみんなで笑顔でダウンタウンへ繰り出そうと歌えるときがくるのを願っております。』

達郎氏:

ありがとうございます!

◎ リスナーからのお便り(東京都港区のK.Tさん、34歳) 

『はじめてお手紙書かせていただきます。
私は医師として病院に勤務しております。

基礎疾患を有したり、抗がん剤の治療中であったりリスクをお抱えの患者さんを、少なからず担当しており、コロナウィルスの問題には悩みの種がつきません。

なにより、そういった患者さんたちが過ごされているであろう不安な日々を思うと、非常に心が痛みます。

依然として先行きは不透明ですが、医療にたずさわるもの同士、力をあわせて知恵を絞って、この困難を乗り越えていきたいと思います。
1週間に一度の、心の清涼剤としてサンデーソングブックたのしみにしております。』

達郎氏:

ありがたい、おたよりでございます。

◎ リスナーからのお便り(岩手県一関市のS.Kさん) 

『私は宮城県内の総合病院で夜間の救急患者の受付事務を仕事にしています。
医師や看護師の生命に対する責任感の強さに平伏する毎日です。

猛威をふるう新型コロナウィルスに、今この時に立ち向かっている医療関係者、自衛隊、消防、警察のみなさんが、任務を無事全うされることを祈っております。』

達郎氏:

そういうおたよりをいただきました。

♪ いつか (Someday) (Live/’14.10.10 名古屋・ボトムライン)/山下達郎

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

今日は、予定を変更いたしまして・・
ほんとはリクエスト特集だったんですけども。

予定を変更いたしまして『明るい山下達郎で棚からひとつかみ』
ライブソースでお届けしております。

ほんとは、今日は、前倒しで2本録る予定だったんですけれども。

こういう状況なので。
なるべく直近でですね、やっぱり情勢に近づいて直近で録った方がいいという判断なので。

来週も、この調子でいってみたいと思います。

来週はライブソースは無理かもしれませんけれど(笑)

でも、今日、ほんとやろうと思ったですね・・リクエスト特集も、先週のガールポップの流れをくんで、そうした女性シンガーとか、そういうもののリクエストもすごくたくさんいただきましてですね。

いいリクエストがあれなので・・

今日もガールポップ・パート2みたいな形で、リクエスト特集で、やれるハズだったんですけども・・

ちょっと、急に考えましてですね・・

そういうことに、なりました。

ひきつづき、リクエスト、おたより、たくさんお待ち申し上げております。

〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係

なんで、こう変えたかと、いいますとですね。
今週いただいたお便りがですね、先週もそうしたコロナのはじめでありまして・・
不安が募っていた段階で、私の先週のガールポップをお聴きいただいたリスナーのみなさんがですね・・・

それで少し気分転換ができたと、そういうようなお便りをたくさん頂きましたので。

今日もそれでいってみようかなと思い立ちました。

◎ リスナーからのお便り(茨城県筑西市のN.Fさん) 

『先日のライブ特集でホットショットはカセットの音源とのことでしたが、ご自宅でご使用のカセットデッキについて、どこのメーカーのなんという品番のデッキをお使いか、差しさわりなければ、教えていただけませんか。

すいません、昔からカセットが大好きな私でして。
つい気になってしまったもので。』

達郎氏:

私は、TASCAMの業務用のやつを使っております。

112Rだったと思いますが・・

昔のカセットはスピードがですね不正確なんですよ。
ですので、ピッチコントロールでちゃんとしたコレクトピッチに調整してやらないと・・
ちゃんとスピードを調整してやらないとダメなので。

TASCAMのこのカセットデッキは、業務用でピチコンがついております。
これがないと、仕事になりません(笑)

それで、ちゃんとしたピッチにしてデジタルプロセッシングをするという。

♪ Circus Town (Live/’17.8.31 長野・ホクト文化ホール)/山下達郎

◎エンディング 

達郎氏:

というわけで今日は『明るい山下達郎で棚からひとつかみ』

ちょっと恥ずかしい感じがしますけれど(笑)

また暗い空気になったら!
あとは、『静かな山下達郎特集』ってのもいいかな!

なんかそんな感じで(笑)

音楽が一服の清涼剤になれば、というですね。
私の番組が少しでも気晴らしになればと。
サンソンのリスナーの方への特化した特集でございました。

というわけで、最後は兵庫県姫路市のA.Mさん。

『2月最終週のライブ特集と、全く世間の状況が変わってしまい、あきれている中、いつもと変わらないサンソンが聴けてほんとに、ほんとに癒されました。
ありがとうございます。』

福岡県福岡市のこれなんとお読みするのかな・・O.D?
振り仮名ふって!

『2020年が始まったばかりだというのに、新型コロナの影響なのか、世の中が混沌としているように思います。
早く収束しないだろうかと祈るばかりです。
私は、達郎さんのこの曲で、いつも励まされています。』

滋賀県湖南市のH.Hさん。

『新型コロナウィルス関連のニュースが続き、批判、デマ、買い占めなど日本人はいつから、こんな風になってしまったのかと、つくづく思います。

ただ「明けない夜はない」と言われているように、小さなことをこつこつと続けていけば必ずよい方向に進むはずです。
そこで達郎さんの「希望という名の光」をリクエストします。』

群馬県高崎市のO.Eさん。

『毎日、心がつらいです。
1日も早く、世界中の人たちが安心して日常生活が送れるように祈念して、この曲をリクエストします。達郎さんもどうぞお気をつけて。
「希望という名の光」、できればアコースティック・バージョンでお願いします。』

今日ご紹介したリスナーの方々のおたよりは、どれもですね、非常に冷静で、それで前向きであります。

そうした市井のですね多くの良心というのは、常にちゃんと存在しておりますので。
そういう力を結集して前に進んでいくという・・・
感じであります。

がんばりましょう!

というわけで『明るい山下達郎で棚からひとつかみ』
ご清聴ありがとうございました。

♪ 希望という名の光 (Acoustic Live Version ’17)/山下達郎

今週のオンエア曲

14:05 パレード (Live/’17.8.31 長野・ホクト文化ホール )/山下達郎
14:10 ドリーミング・デイ (Live/’94.5.2 東京・中野サンプラザ)/山下達郎
14:18 Down Town (Live/’19.9.11 愛媛・松山市民会館)/山下達郎
14:25 いつか (Someday) (Live/’14.10.10 名古屋・ボトムライン)/山下達郎
14:36 Circus Town (Live/’17.8.31 長野・ホクト文化ホール)/山下達郎
14:45 希望という名の光 (Acoustic Live Version ’17)/山下達郎

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