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山下達郎さんサンデーソングブック2022年5月15日『棚からひとつかみ』(#1544)

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サンデーソングブック

長崎市内は、薄曇りの天気。
ちょっとヒンヤリします。

今日のサンソン、達郎さんが季節を感じるのは「音」「風」「雨」「日ざし」・・
年をとるとわかってきますね~

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

変な陽気が続いております。
寒暖の差と言いましょうか・・
ほんとに激しくて。

体調くずしやすい気候でございます。

何十年か前に、五月でずーっと雨が降り続いている時がありましたけれど。
皆様、くれぐれもお体お気を付けください。

私、ツアーのリハーサルが始まりまして。
まだ初っ端でございますが全然調子が出ておりません。
取材に追いまくられた翌日からリハーサルが・・
まだ準備がぜんぜん整っておりません(笑)

だましだまし、譜面書きなどをやりつつですね。
1週間があっという間。
もうサンソンか!
という感じでございます。

ですので、こういう時は、山下達郎のレコード棚からアトランダムにいろいろお聴きを頂きます「棚からひとつかみ」。
レギュラー・プログラムでお届けしたいと思います。
ちょっとだけリクエストいただきつつですね・・

先週申し上げました通りツアーが始まりますので、11月ツアーが終わるまでメールをお休みすると・・
おハガキのみにすると・・

ずーっとサンデーソングブックは、おハガキのみでやってきたんですけども。
ここ2年ちょっと、メールをいただきまして。
「メールをしばらくお休みする」と申し上げましたら(笑)
ハガキが一挙にですね、すさまじい数(笑)
になりまして!

初めてハガキを書かれるという方
生まれて初めてハガキで送る・・
そういう方々が山のようにいただきました。

明らかにリスナーの方々が増えているという、実感・・
死ぬほど実感いたしました、今週は。
ありがとうございます。

でも読むのがたいへんであります。
一所懸命、昨日の晩、読みました。
選んできました!

お便りが山のように頂いております(笑)
そうなると、また読まれないという、お叱りもいただきます。

あっちへ、ペコペコ
こっちへ、ペコペコ

いろいろなところ、あやまりつつ(笑)
恐縮しつつですね(笑)
本日もいってみたいと思います!

あいかわらず世情は、いろいろありますけど。
私の番組は、あくまで楽しく、明るく、素敵なオールディーズソングをお楽しみいただきたいと思います。

日曜日の午後のひと時、山下達郎サンデーソングブック、本日も皆様のお便りに助けられまして、すてきなオールディーズソングでお届けをいたします。

本日は、棚からひとつかみ
山下達郎のレコード棚からアトランダムにお聴きを頂きます。
本日も最高の選曲と、そして最高の音質でお届けいたします。

初めての方、たくさんいただきまして(笑)
そんな一枚から。

埼玉県吉川市 S.Yさん

『はじめてお便りします。
夫婦で毎週のサンソン楽しみにしています。
リクエスト 「マイティ・スマイル」

達郎さんの曲を知ったきっかけになったアルバムが「アルチザン」で、学生時代、通学時に聴いてました。
大好きなアルバムです。
今も落ち込んだ時や、雨続きの日でも、この曲を聴くと自然と元気がでます。
リスナーの方にも、私のような方がいらっしゃるのではないかと思い、リクエストしてみました。』

すばらしいお便りでございます。
昨年30周年記念バージョンを出しました。

アルバム「アルチザン」
1991年の作品でございますが。
当時はアナログ盤がなかったので、アナログが初めての発売ということもありまして、ご好評をいただきました。

アルバム「アルチザン」からおなじみ「マイティ・スマイル」

♪ Migthy Smile(魔法の微笑み)/山下達郎

~ CM ~

♪ アイム・ア・ボーイ(MONO)/ザ・フー

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「本当の棚つか」と「棚つか」の違いって?

達郎氏:

秋田県横手市の超常連の超常連 K.Mさん

『今さらの質問ですが、「本当の棚つか」と「棚つか」の違いって何ですか。』

達郎氏:

あんまり関係ないんですけど・・・
「本当の棚つか」は、ほんとに困ったな・・って思いながら棚を見てるか、ちょっとリクエストに助けてもらうこともあるかなって、棚を見てるか・・
そんなような違いであります。

心の安定度、と言いましょうかですね・・
あせりとか、そういうこう・・プレッシャーとか、そういうようなものに微妙にかかわっているという・・
どうでもいい(笑)

言葉にあんまり重みがありませんから、私(笑)
「常連」だの「超常連」だの、「よく頂く」とかですね、たいしたアレはありません。
差別しておりませんのでですね(笑)
スミマセン・・
よろしくお願いします(笑)

「希望を持って進もう」という曲を選びました

達郎氏:

最近の世界情勢・・
戦争の不安とかありまして。

いろんなところでプロテスト・ソング、反戦歌・・
そういうようなものがですね、ラジオでかかっておりますけれども。

私はあえて、そうしたものではなくて。
そうした時代だからこそ
「希望」とかですね、そういうようなものを
題材にした歌というのが、当時の、特にアメリカの60年代から70年代にかけて、ベトナム戦争の激しいときに、そういう反戦歌じゃなくて「希望を持って進もう」という、そういうアピールの曲がたくさんありました。

今日は、そういう曲を「棚つか」でかけてみようかなという・・
前半は、そういう曲を選びました。

まずは、サンフランシスコの代表するグループ
クイック・シルバー・メッセンジャー・サービス

途中からディノ・バレンティという、アンダーグラウンド界のボブ・ディランと言われる人がリード・ボーカルに入りまして。
そうしたメッセージソングをたくさん作っておりましたけれども。

彼らの、そうした希望を・・

”世界のおわりだというけどそんなことはない
みんなで希望を持って進んでいくんだ”

そういうような歌であります。

1971年のクイック・シルバー・メッセンジャー・サービスのアルバム「クイック・シルバー」から、その名もずばり「Hope」

♪ Hope/Quicksilver Messenger Service

ヘブンリー・ブルー

達郎氏:

函館市 K.Mさん

『先日、種植えをした「ヘブンリー・ブルー」という名前のアサガオが芽を出しました。
函館では八重桜が満開し、タンポポやチューリップが近所で見られる時期になりました。』

北の方も、そういうお便りでございます。

達郎さんが季節を感じる時は?

達郎氏:

こちらは、群馬県吾妻郡 F.Hさん

『私が今年の3月から住む草津町は、桜の開花時期が東京と比べて約1か月遅いという気候です。
このハガキを書いている5月8日時点では、まだ一部の桜が咲いています。
達郎さんは、お好きな風物詩はありますか。
私は毎年夏の高校野球の時期になると、あぁ夏が来たなぁと感じます。
「そんなこと聞いてどうするんだ」のコーナーで採り上げて頂けたらうれしいです。』

達郎氏:

季節というのは必ず前ぶれが感じます。

アスファルトの道路をですね、下駄ばきで歩いている人のカランコロン・・
もしくは木のサンダル、そういうようなカランコロンというのを聞きますと
「あぁ、夏が近づいてきたな」
とそういう感じがいたします。

同じように、秋の・・夏の終わりの、同じようなカランコロンを聞きますと
「あぁ、秋が近づいてきた」

音ですね、やっぱり。

道路を歩く人の音とか
車が走る音とか・・

そういうものが、ものすごく感じます。

あと「風」ですね・・

そういうような自然の
「風」
「雨」それから
「日差し」

そういうようなもので、いちいち感じます。

お祭りとか、そういうようなものより、そっちの方が・・
都会なので、逆にそういうことに強く感じる・・
私は、気がいたします。

希望の光/ザ・ラスカルズ

達郎氏:

お次は、私のアイドルグループ
「ザ・ラスカルズ」

ラスカルズはそうしたメッセージソングをたくさん書いておりますけれども。
どの歌も、
「人々は自由にならなければいけない」とか
「希望を持たなければいけない」とか
そういう歌がたくさんありますが。

1968年のヒット・ソング
『A Ray of Hope』
私のアルバム・タイトルに影響を受けた、そのものでございます。

”希望の光がある限り
私は私の役目をはたして行きたい”

という、そういうような希望に満ち溢れた1曲

ラスカルズ 1968年の『A Ray of Hope』希望の光

♪ 希望の光/ザ・ラスカルズ

うれしい悲鳴

達郎氏:

ちょうど墨田区のY.Hさん 超常連

『ヤングラスカルズの曲ならなんでも。
山下さんの気分でかけてください。

引越して3年。
まだ「墨田区のY.H」と読まれたことがなく、台東区から引っ越してきました。
ぜひ山下達郎さんの声で
「超常連の墨田区のY.Hさん」
っていうアナウンスが聴きたいです。』

こういう人ばっかり(笑)

達郎氏:

同じようなアレですね・・
この方も同じような感じで・・

宮崎県日南市のU.Kさん 超常連

『ツアーのご準備でハガキのみになるということで、前にも書きましたが、いち早くこのハガキが届くよう、がんばって書いております。
ハガキを書きながらですと、ラジオの内容もうっすらです。
残念ながら今回も読まれません。』

達郎氏:

っへへへ(笑)

すいません(笑)
なにしろ・・
うれしい悲鳴(笑)

「アーッ!!」

♪ Get Together/The Youngbloods

~ CM ~

来週

達郎氏:

来週も引き続き「棚つか」です!
当分「棚つか」です!

でも、おたよりたくさん頂いて助かっております(笑)

引き続き、お便り・・ハガキですけれど、たくさんお待ち申し上げております。

〒102-8080
TOKYO FM 山下達郎サンデーソングブック

えぇ・・
日本郵便からなんか頂きたい感じがいたします(笑)
またくもって。

ニューアルバム「SOFTLY」ジャケット 

達郎氏:

先週、お知らせをいたしましたが。
ジャケっとが発表になりまして。
『テルマエ・ロマエ』で有名なヤマザキマリさん。
もれも先週申し上げましたが、ヤマザキマリさんは、もともとは画家でありまして。

イタリアのフィレンツェで絵の勉強・・
特に肖像画を学ばれた方であります。

それもちょっと変わったルネッサンス期の肖像画の手法をですね、勉強された方です。
7年くらい勉強されて・・

なんですけども、絵では食えなかったので、漫画を応募したら、そっから漫画家の道が開けてヒットがいったという・・
よくそういう方、いらっしゃいますけどね・・

もともとは、こうした油絵の画家でありました。

なので、そういうことを、ずいぶん昔から伺っていたので。
先週も申し上げましたけど、私、なんか若い頃から肖像画にあこがれておりまして。

いつか肖像画を描いてほしいな・・・
古希にせまる年ですので。

そういうのが、描いてもらったらいいなと思っていたんですけども。
今回のアルバムを作るときに、ひらめきまして。
肖像画を描いていただこうと。

ヤマザキさん自身も、二十数年ぶりに油絵をお描きになったという。
そういう形で、めでたくですねアルバム・ジャケットとして世の中に出る形になりました。

北海道中川郡のY.Sさん

『実物を拝見してみたい。
大きさはどのくらいなのですか。』

そうですね・・・
30センチのアナログアルバムの3倍くらいになりますかね・・

店頭用の・・レコード店にポスターが飾ってありますが、そのくらいの大きさです。
レコード店で、ぜひともポスターをご覧になっていただきたいと思います。

ですので、最近30センチLPがですね、出回りはじめまして。
不思議な時代ですけども。

アルバムでご覧になると、とても迫力があります(笑)
迫力があるって自分で言うのもなんですけども(笑)

ぜひともご覧になって頂ければと思います。

6月22日発売 山下達郎ニューアルバム「SOFTLY」

こういう方ばっかりです(笑)

達郎氏:

滋賀県大津市 S.Nさん

『生まれて初めてハガキでお便りします。』

達郎氏:

こういう方ばっかりです(笑)

『ずっとメールでリクエストしてまして、手書きにしようと思いましたが、たいへん字が汚く読みづらいのでパソコンで打つことにしました。
学生時代はもう少しましな字でしたが、年を取るにつれ字が汚くなってきました。』

達郎氏:

私も全く同じです!

『メール文章が手軽に遅れますが、写真はイラストを送れないので、細かいニュアンスが伝えられませんが、ハガキだとそれが表現できるので、いいかもしれませんね。』

達郎氏:

よろしくお願いします。

♪ You’ve Been Untrue/The Delfonics

♪ Everybody Makes A Mistake Sometimes/Roy Arlington

エンディング

達郎氏:

今日はこのへんで。
お時間までおたよりで。

心に刺さらなかった音楽

達郎氏:

名古屋市のM.Dさん
二十歳の方

『私は一昨年から、達郎さん含め、さまざまな音楽を本格的に聴き始めました。
特にソウル、ファンクの音楽が大好きです。
また昨年から、主にそのジャンルのレコードを収集するようになりました。

私の父親が学生の頃からレコードを収集しているということもあり、実家に大量にレコードがあるため、よく父親からレコードを借りて音楽を聴いているのですが、ロック、特にプログレッシブやソフト・クラシック・ロックが自分の心に刺さりません。
父親にこのことを話すと

”自分も若い頃、そうだった。
心に刺さる音楽は年を重ねるにつれて変わってくる。”

と言われました。
達郎さん、これは本当なのでしょうか。
また達郎さんが、私くらいの年齢の頃、心に刺さらなかった音楽はございましたか。』

達郎氏:

いかにも、二十歳くらいの人が(笑)
お便りですよね、これ(笑)

世のなかの音楽、全部好きになれるわけないんです!
ですから自分が好きな曲だけ聴いてください(笑)

だけど、年を取りますとですね、なんかこう・・
ふっと街で流れてくる音楽に、ちょっと心を奪われたりですね。
あとラジオとか、映画でもいいですけども、そういうようなとこで流れてくる音楽が、ふっといいなと思うことがありますので。

でも、やっぱり、なんていうのかな・・
年をとっても、あんまり心に刺さらない音楽ってあるもので(笑)

ですので、私はこの仕事をしていますので・・
あと、いろんなものに、割と好奇心があったので。
割とオールジャンル・・
クラシック、ラテンから、そういうプログレとかヘビメタとか、そういうものも好きなものもありますので。

割と守備範囲は自分で広いと思ってるので。
そういう人もいますけども・・
別にいいんです。

ソウル、ファンクが好きだったり、R&Bが好きだったら、それでぜんぜん、何の問題もございません!

リクエスト頂いたのが、ソウル・サバイバーズの「We Got a Job to Do」
という、おそろしい二十歳でございます(笑)

音楽鑑賞道にご精進ください。

今日の最後

達郎氏:

それでは、今日の最後・・
変なおたよりたくさん頂きましたけど・・・
来週に持ち越しであります。

5月なりますと、私のアルバム「アルチザン」の中に入っております「片想い」という・・
歌詞に5月が出てきますので。
鬼のようにリクエストがいただきますが。

今日は、いつもにも増してハガキのせいですかね・・
超常連の方々が、ハガキで・・

ひと山!(笑)
この際ですから、読めるだけ読んじゃおう!

北海道様似郡様似町 S.Yさん
むかーしから頂きます。
26歳の方。
先生。

『4月の人事異動で勤務する学校が変り、怒涛の一か月が過ぎ去りました。
新しく住むことになった様似町ではFM北海道が聴けず、毎週ラジコにお世話になっています。
サンソンを聴く習慣は変えられません。
札幌でのライブに行けることになったので、それを楽しみに仕事がんばります。』

がんばってください。

『「片想い」リクエスト。
この曲はライブで演奏されたことはあるのでしょうか。』

ありません!

兵庫県姫路市のA.Mさん

『今日は万年筆満タンにしてがんばっています。』

おつかれさまです。

長野県上田市のS.Kさん
速達で送ってくれて・・

『今週こそ「片想い」をかけてください。』

ほとんど脅迫ですねこれ(笑)

川崎市のS.Hさん
お母さま、リハビリ施設ですが、なかなか会えないという・・
コロナの関係でございますが・・
お大事にひとつ。
90歳になられる方だそうです。

松山市のN.Mさん
久留米市のH.Sさん
福井県敦賀市のU.Yさん
兵庫県川西市のH.Sさん
宮城県仙台市のI.Mさん
柏市のM.Kさん
北海道二海郡のI.Hさん
仙台市のK.Tさん

みんな超常連の方々です。
まだまだ頂きましたが、今日はこれで勘弁してください(笑)

アルバム「アルチザン」から
「片想い」

♪  片想い/山下達郎

今週のオンエア曲

14:04 Migthy Smile(魔法の微笑み)/山下達郎
14:08 アイム・ア・ボーイ(MONO)/ザ・フー
14:14 Hope/Quicksilver Messenger Service
14:19 希望の光/ザ・ラスカルズ
14:24 Get Together/The Youngbloods
14:35 You’ve Been Untrue/The Delfonics
14:39 Everybody Makes A Mistake Sometimes/Roy Arlington
14:45 片想い/山下達郎

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