長崎市内、からっとして気持ちの良いお天気です。
達郎さんとメリサ・マンチェスターとのデュエット「愛の灯」のお話、そうだったんですね。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
冒頭
達郎氏:
5月22日。
ニューアルバム「SOFTLY」の発売まで、あと一月という。
まだ一月もある!(笑)
昔だったら、5月7日にアルバムできて25日発売みたいな時代もありましたがですね・・
その時代から比べると雲泥の差ですけれど(笑)
毎回申し上げておりますように、今レコード会社は、わりとこう・・
前々から告知をして・・
チマチマとこまごまと、小出しにするという・・
そういう時代でございます。
しょうがない。
ようやく、ひと月。
で、レコード発売より先行してツアーが始まってしまいますので。
目下、ツアーのリハーサル真っ最中でございますので、今日は前倒しで録っております。
ツアーが始まりますと、いつもの定例の収録日じゃない、ちょっと間を縫いながらですね・・
地方のFM局で収録することもあります。
そすと、民族大移動になったりします。
民族大移動っても4人しかいませんので。
そういうことも、しばしばございます。
そんなことを申し上げながらリハーサルに勤しんでおります。
今日は前倒しですので、お天気のこととか申し上げられません。
すいません・・
5月、いい季節なんですけどね。
ぜんぜん表がわからないという。
そういう・・
ブツブツ言っております、あいかわらず。
というわけで、リハーサルですので本日もレギュラー・プログラム
『棚からひとつかみ』
山下達郎のレコード棚からアトランダムにお届けを致そうと思ったんですが・・・
けっこうリクエストカードいただいておりますので(笑)
今日はリクエストですね、完全に(笑)
「リクエスト+棚つか」ですね。
そういう感じでございます。
でも、あんまり内容は変りません(笑)
えぇ・・よろしく、ひとつ!
というわけで、日曜の午後のひと時
本日もすてきなオールディーズソングでお楽しみを頂きます山下達郎サンデーソングブック。
『棚からひとつかみ+リクエスト』
もしくは、その逆!
どっちに転びましても、最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします山下達郎サンデーソングブック。。
5月の末になりましたので、今日は「夏への扉」
リクエストいただいております。
福岡県久留米市の超常連M.Hさん
『4月から定年退職後の再就職先で働いております。
小生よりはるかに若い方々が日々懸命に仕事をする姿からは学ぶところがたくさんあり、小生にもまだ成長の余地があると思わせてくれます。
どんな仕事に就くかということも大切ですが、誰と仕事をするかが重要だと思っています。』
すばらしいお便りです。
お体に気を付けて。
♪ 夏への扉(THE DOOR INTO SUMMER)/山下達郎
~ CM ~
♪ Hush/Joe South
のんびりお過ごしくください。
達郎氏:
新潟県阿賀野市のW.Sさん
超常連の昔からいただきますが。
『教員を退職して一か月。
定年まで数年あったのですが、住職というもう一つの顔の方が忙しくなり退職した次第です。
ゴールデンウイークですが、退職するとあまり関係ないものだと知りました。』
達郎氏:
っへへへへ(笑)
のんびりお過ごしくください(笑)
すごくきれいな字で頂きました。
達郎氏:
お次のリクエストでございますが、福岡県飯塚市 Y.Sさん。
『ファン歴 約50年
リスナー歴 約30年
の、聴くだけの超常連です。
メールは何度か送ったことがあるのですが、超常連の方々のじゃまをしてはいけないと思い、自重しておりました。
がしかし、六十三になり一念発起してハガキを出すことにしました。
といってもまだ4枚目ですが(笑)
これからもできるだけ投稿して、達郎さんの口から「超常連」と言っていただけるよう、精進努力して参る所存です。
がんばります。
すでにハガキ1年分、約60枚購入済みです(笑)
う~う~(泣)』
達郎氏:
でもすごくきれいな字で頂きました。
すばらしい!
よくわかりません。
達郎氏:
山口県宇部市の超常連 I.Kさん
『きのうパジャマの裾にくっついていたムカデに足首をかまれてしまいました。
老眼が進んでムカデを裾の模様だと思い込んでいたのが悪かったのです。
またムカデとバトルする季節がやってまいりました。』
達郎氏:
お大事に!
なぜか・・
『平浩二さんの「バス・ストップ」をリクエストします。』
よくわかりません。
自己憐憫(じこれんびん)の香りがしますね。
達郎氏:
栃木県野木町 O.Mさん。
超常連の方ですが。
『5月1日の放送で、レコードの保存方法でビニール袋に入れるというお話がありました。
以前、「達郎さんはレコードをビニール袋に入れていますか」と質問したのですが、読まれなかったので、これですっきりしました。』
達郎氏:
自己憐憫(じこれんびん)の香りがしますね・・
すいませんね(笑)
♪ つらい僕の心/ラヴィン・スプーンフル
~ CM ~
来週
達郎氏:
来週も、この調子で。
5月いっぱい、6月に入りましても、そんな感じで。
ツアー始まりましたら若干特集とか、そういうものができるかもしれませんけども。
リハーサルの時は・・こういう時は、皆様のリクエストカード、それからお便りが、とっても、とっても、とっても助けになります。
よろしくお願いします。
ハガキ・オンリーに戻りました。
〒102-8080
TOKYO FM 山下達郎サンデーソングブック
達郎さんも知らなかったカバー曲
達郎氏:
広島市のF.Kさんからリクエストいただきましたが。
『初めてお便りします。
中学のころ「ジャパン」というバンドが好きで、レコードをよく聴いていました。
中でも「セカンド・ザット・エモーション」という曲が好きで、だれかのカバーということは知っていましたが、今になってオリジナルを聴いてみたくなりました。
たしかスモーキー・ロビンソンだったような気がするのですが、ご存じないでしょうか。
お母さんが八十八歳の米寿を迎えます。』
達郎氏:
お名前書いておかないと・・・
正確なタイトルは
「アイ・セカンド・ザット・エモーション」
ですけれど。
ジャパンがそれをカバーしてることが、逆に僕は知りませんでした。
「アイ・セカンド・ザット・エモーション」
Smokey Robinson & The Miracles
1967年 全米R&Bチャート ナンバーワン。
全米でも4位に上がりました大ヒット曲であります。
ちょうど私リアルタイムでございました。
今出てるCDがですね、ほとんどシングル・バージョンなんですが、音が悪いんですよ。
当時のモータウンのシングルは、とにかくラジオ向け、ラジオ向けのミックスなので。
ベースがほとんど聴こえなくて、キックばっかり出てくるという・・
今日は昔出た「スモーキー&ロビンソン作品集」というビクターから出たですね・・
そこの80年代に出たCDのステレオバージョンのが一番ましなので。
そこからリマスタリングしてお届けします。
♪ I Second That Emotion/Smokey Robinson & The Miracles
♪ I Put A Spell On You/Creedence Clearwater Revival
♪ I Miss You/Dave Clark Five
エンディング
達郎氏:
今日はこのへんで。
お時間ちょっとありますので、お便りできるだけ。
ライブ・ツアーでの新曲準備のやりかたは?
達郎氏:
川崎市の超常連 K.Hさん
『ツアーについて質問があります。
新しい曲をライブで演奏する場合、リハーサルにあわせて達郎さんがフル・スコアで準備されるのでしょうか。
それともリハ中にヘッド・アレンジで仕上げていくのでしょうか。
おしえて頂けたら幸いです。
アルバム・ジャケットが気に入ったのでアナログ盤を購入することに決めました。』
達郎氏:
ケース・バイ・ケースです。
スコアをフル・スコアでやる場合もありますし、ヘッド・アレンジでやる場合もあります。
っふははは(笑)
答えになってない(笑)
身も蓋もない(笑)
レコード・プレーヤー Q&A
達郎氏:
荒川区のK.Tさん
超常連の二十代の方ですが。
『自分のレコード・プレーヤーを買い替えて1年がたちました。
この頃、音がかすれたり、ボーカルが細く聞こえてしまう不調を抱えています。
カートリッジを新調すべきか、チューニングが不十分なのか、原因不明です。
盤面を守るためにも、迷ったら新調すべきでしょうか。
もしも、お目に留まったら教えてください。』
達郎氏:
針圧が低いんじゃないですかね。
カートリッジの針圧が低いと、かすれたり、音細くなったりしますから。
針圧 ぎりぎり重めに・・
1.5グラムなら1.5グラムに合わせるのがいいです。
それでダメだったら、またお便りください。
すごいですね~ 突っ込み
達郎氏:
大阪市のM.Dさん
『8年前 旅行先のレンタカーのラジオで初めて番組を知って以来、日曜日の楽しみのひとつとして聴かせてもらってます。』
達郎氏:
なんとお応えしていいか、わかりませんがですね(笑)
『この前、番組で達郎さんが
「ミラー・オブ・リスナー」
とおっしゃっていたことを、ふと思い出し、何かの鏡について調べてみました。
すると、ミラーの「鏡」ではなくて
「鑑」
手本ということを知り、遅ればせながら「ミラー・オブ・リスナー」という言葉にニヤリとした次第です。
英語の勉強をしている妻に英訳を聞いてみると
「You are a paragon of audience」
か
「You are a model of listener」
かな~との返事。
そんなもんなんでしょうかね。』
達郎氏:
しゃれですよ、しゃれ!
しゃれ!(笑)
「paragon」でいいんです(笑)
はい(笑)
すごいですね~ 突っ込み。
今日一番ウケたやつ
達郎氏:
今日一番ウケたやつは、京都市のY.Kさん
『いつも楽しく拝聴させていただいております。
先日、自販機で千円投入して150円の飲料を買いました。
おつりを見て、びっくりしました。
850円が50円玉17枚で出てきました。
おもわず「なんでやねん!」と突っ込みました。
10円玉85枚じゃなかっただけ、ましですが。』
達郎氏:
これ、なかなかウケますね(笑)
レコードの断捨離
達郎氏:
富山県富山市 超常連Y.Yさん
『今年は生活環境を変えたいので、思い切って部屋の整理をしたいと思います。
そこで、いわゆる断捨離をやろうと思い、ネットでやり方を調べてみました。
断捨離すれば物に執着することがなく人生が豊になります、とありました。
あらためて思ったのですが、簡単に物が捨てられない性格だから困っているのに、特に本やCDは、結局いつか読む、いつか聴くと思ってしまうので、いつかは来ないと言われても不安になります。
無理に捨てるなとも書いてあったのですが、さじ加減が難しいですね。
大量のレコードやCDを所有する達郎さんは、どう思われますか。
1年間聴かなかったら捨てろ、と言われても、と思いませんか。』
達郎氏;
断捨離、別にしたって、しなくたって、いいんですよ。そんなもん・・
ぼくなんか、あれですから・・
この仕事やってますから。
番組やるためにレコードがあるんですから。
だからそれ、捨てるわけにはいきませんからね(笑)
ボーナストラック1曲違うだけで、CD持ってなきゃなんないですから。
でも前のCDの方が音が良かったりとか・・
ほんとに始末に負えません。
断捨離、結構ですけど、やれることとやれないことがあるので
自分で解釈するんです。
ひとはひと、自分は自分
そういうあれです・・
これも答えになってない(笑)
身も蓋もないのが多すぎる(笑)
今日の最後 メリサ・マンチェスターとのデュエット秘話
達郎氏:
今日の最後は大阪府池田市のU.Tさん
いいお名前ですね!
『こんにちは。
ハガキでのリクエスト、人生で初めてです。
今回、達郎さんの作品で、未だになぜだろうと思う曲をリクエストします。
それは「STAND IN THE LIGHT」です。
女性と達郎さんがデュエットしてる曲は、ほぼ聴いたことがありませんし、奥様は別にして。
達郎さんが、なぜメリサ・マンチェスターだったのか、そこには、なにがしかエピソードが含まれている気がします。
どうか疑問をお晴らしください。
ちなみにメリサはファンです。』
達郎氏:
CMのオファーがきまして。
誰か女性シンガーと英語の歌を歌ってほしいという。
そういうオファーだったんで。
メリサ・マンチェスターは来日したときに話をしたことがあって。
あと、声の質が自分とあってるんじゃないかと思いまして、メリサ・マンチェスターに打診をしましたら、快くお受けしてくださいまして。
でも自分で詩を書いてみたいというので、
メリサ・マンチェスター 作詞
山下達郎 作曲
でLAへ行って歌入れをしました。
アシュフォード&シンプソンみたいな感じで作ってみたいと思いまして書いたのが
「STAND IN THE LIGHT」です。
そういうような感じで・・
自分と相性がよさそうだという、そうしたプロデューサー的なですね発想で作った曲です。
ベストアルバム「OPUS」に入れられなかったので、なんかの機会に「OPUS 2」かなんか作ったときに入れようかなと思っております。
96年のシングル
「STAND IN THE LIGHT」
♪ STAND IN THE LIGHT-愛の灯- /山下達郎
今週のオンエア曲
14:03 夏への扉(THE DOOR INTO SUMMER)/山下達郎
14:09 Hush/Joe South
14:14 ツイストで踊りあかそう/サム・クック
14:17 Daisy Mae/Hamilton, Joe Frank & Reynolds
14:22 つらい僕の心/ラヴィン・スプーンフル
14:30 I Second That Emotion/Smokey Robinson & The Miracles
14:34 I Put A Spell On You/Creedence Clearwater Revival
14:39 I Miss You/Dave Clark Five
14:46 STAND IN THE LIGHT-愛の灯- /山下達郎
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