山下達郎さん サンデーソングブック 2011年02月13日「棚からひとつかみ」

山下達郎サンデーソングブック 

山下達郎さん サンデーソングブック 2011年02月13日「棚からひとつかみ」

3連休の長崎市内は真冬状態でした。
夜明けの気温は1度で暖房がなかな効かない。
昨日(2/12)は晴れと吹雪が交互に入れ替わる目まぐるしい天候でした。
車で外に出ると吹雪で視界が遮られるほど。

インフルエンザ流行が収束せず、長崎県の患者数は全国一位になったとか。
受験生の皆さん、ご注意を!
この時期、頑張って乗り切ってください。

長崎は桃の節句に「桃カステラ」というのを食べます。
長崎市内のカステラ屋さんが桃カステラを製造販売してますが、万月堂の「桃カステラ」は逸品・格別です。
カステラの上に乗っている砂糖細工のまったりとした感触と、しっとりとしたカステラは他では味わえません。

これです↓

今日(2/13)お店に行って、
知り合いへの配送を頼みましたが”配送は3月になります”と。
小さいお店で、手作りですので、作るのが追いつかないのですね。

ということで、サンソンの内容をちょっと纏めてみました。

◎ 冒頭

達郎氏:

2月の真ん中へんでございますが、昨日あたりから東京は雪。
大雪といわれてましたが、思ったほどでもないようでございますが、全国的には、今年は雪が多い。

山陰あたりは、雪かきの費用がですね枯渇してきたというニュースもありますが。

大雪の時は豊作だとか、なんか能天気な事を私言っておりましたが、過ぎたるは及ばざるがごとし。
大変でございますが、豪雪の地区の方々はお見舞い申し上げます。

えぇ、大変でございます。雪かき、精出して頂きたいと思います。
先週、なんかそういうお便り紹介しましたが。

私は、それとは裏腹に新曲の曲書きでウンウン言っております。
デモテープの締め切りが近くなっております。

実を申し上げますと、頭がパッツンパッツンになっておりまして(笑)
何曲書こうと、いつ書こうと、新曲作るのは結構大変でございましてですね(笑)

なので番組の方に、ちょっとしわ寄せがきております。
こういう時は、皆さまのリクエストとお便りが頼りでございましてですね、今日も先々週に・・・・
先週はそうだ、ドゥワップだったですね!

それすらも遠い昔のように(笑)
ドゥワップ特集、ほんとにあのぉ、御好評頂きましてですね、”何で一週間か”とかそういうお便りたくさん頂きまして、あまりに御好評頂きましたので、近いうちにもう一回やってみようかなぁと。

ドゥワップだけでなくて、サザンソウルとかですねスウィートソウルとか、いくらでもネタはあるんですが、ちゃんと特集と銘打ってやりますと、ちゃんと資料をあたらなきゃなりませんので。

そういう時は、今曲書きなので、心の余裕がございませんので、ま、なんかで、「棚から一つかみ」とかそういう感じで、いってみようかなぁと思っておりますが。

今週、来週、曲書きの、そういう締め切りのところですので、デモテープ締め切り終わって提出しますと、今度は本チャンでございます。

本チャンが出来上がりますと、アルバムでございます。

ずーっと、ここんところ暫くはレコーディングでウンウンやっておりますので、そういう時はお馴染のレギュラープログラム、「棚から一つかみ」。

プラス皆さまから頂きましたお便りに助けられつつ、リクエスト、いろいろまぶしつつ、いつものパターンで、当分やらさせて頂きたいと思います。

お陰さまで、たくさんお便り頂きまして、ありがとうございます。
ご紹介するネタには困りませんので、のんびり行ってみたいと思います。

東京は、ほんと寒い日が続いております。

インフルエンザはピーク過ぎたと申しましても、廻りは、ゴホゴホいっておりますが。
お風邪にも、お気をつけ頂きまして、日曜日の午後のひと時、素敵なオールディーズソングで本日もお楽しみを頂きたいと思います。

山下達郎、ジャックスカード・サンデーソングブック、今日はそういう訳でレギュラープログラム。
山下達郎のレコード棚からアトランダムに、色々とお聴きを頂きます「棚から一つかみ」プラス皆さまのリクエストにお応えしつつ「棚つか+リクエスト」でお届けしたいと思います。

◎ ゲイリー・ムーア 

達郎氏:

最近訃報が相次いでおりますが、またも。

今度は私たちと同世代のミュージシャンでございます。
ゲイリー・ムーアが2月6日に心臓発作で、静養先のスペインで亡くなったというニュースが飛び込んで参りました。

ゲイリー・ムーア。
シン・リジィからソロになりまして、我々のこうした、ハードロック、ヘビィメタル、そういうような歌とあまり縁が無いリスナーでもゲイリー・ムーアは日本で大変人気のある人です。

90年代からブルースに凝りだしまし、そういうものもありまして、私、ゲイリー・ムーアとっても好きで、色々聴いてきましたけど、ギターの音色とか、弾き方とか、そういうものではなく、なんか、この人の持ってる持ち味といいますか、そういうのが凄く日本人のアレに合ってるという。

アイリッシュの人だからかもしれませんが。

ゲイリー・ムーア、訃報が飛び込んできましたので、久留米市のH.Kさん”何か聴かせろ”と。
練馬区のA.Tさん、色々とリクエスト曲書いてありますが。

我々の世代ですとブルース・ベイシックになってきた90年代の作品が一番愛着があります。
何でも良いんですけど、あのぉ、これがいいかなという。

ブルース路線を始めた90年のアルバム『Still Got The Blues』。
これの表題曲、これが、”こんなのやるんだ!”って、そういうアレで、当時聴いておりました。

1993年の『Blues Alive』。
名盤でございますが、この中の” Further On Up The Road”もいいんですが、やっぱりこの”Still Got The Blues”でいってみましょうかね。

6分以上ある長い曲なんですが、こういうのはお終いまで聴かないと全然意味ないので。
ゲイリー・ムーア、1993年のアルバム『Blues Alive』。
ライブのギタープレイ堪能して頂きましょう、”Still Got The Blues”

◎ リスナからのおたより(千葉市のN.Mさん) 

『 突然ですが、私には16歳から抱いていた夢が 一つあります。
それは自分の結婚式のBGMは全て達郎さんの曲にしたい、達郎さんの声で祝福されたいというものでした。

その夢が今週の土曜日、達郎さんのお誕生日の翌日、2月5日に叶います。
どんな結婚式になったかは、また、お便り致します。』

達郎氏:

この方は、中学の先生だそうでございます。

『2月4日の達郎さんの誕生日のお昼の校内放送で、結婚式前のインタビュー、自分の特集、となるそうです。
これも何かの縁かな、と思います。達郎さんの曲を校内で流してもらえます』

達郎氏:

お式のですね、選曲表ってのが書いてあります。
ほんとに、全部私の曲ですね(笑)

凄いですね~!
有り難い事でございます。
お幸せに、是非!

御主人、O.Yさん。
理解のある御主人でございますね!
山下達郎漬けで、ございますんで、ちょっと”山下あたり”にならないように、お気を付け下さいませ。

おめでとうございます。
お幸せに。

◎ リスナからの質問(山口市のI.Iさん) 

『 いきなりの質問とお願いで恐縮ですが、以前のホワイト・ロックンロールで棚つかでビートルズの”I’m Down”をかけられた時に”9thで始まる珍しい曲”と言われてました。

山下さんのジャングルスイングの歌詞にある”9thのコード”とは、どのようなものですか?
スタジオのギターで実演して頂けないでしょうか。

また、このコードが使われている代表的な曲がありましたら紹介してください。』

達郎氏:

9thね~
ギターのコードで、まず7thというのがあります。

♪~

ブルースにはつきものの7thですが。

私たちが9thというと、押さえ方も含めて9thコードってのがあります。

♪~

こういう音です。
聴いたことあると思いますが。
これが9thコードというので、ロックンロール、リズム&ブルース、幅広いところで使われる曲でございますけれども。

このコードが使われている代表的な曲は、数限りなくありますが、パッと思いつくのはSly&The Family Stone。
70年の大ヒットナンバー「Thank You」。

えぇ、さわり、どうぞ。

これですね、これが9th。

あと、パッ思いつくのは、やっぱりジェームス・ブラウンですね。
たくさんありますね。

今日は、これが良いでしょ。
1973年のThe J.B’s。
ジェームスブラウンのバックバンドですが。

The J.B’sのアルバム「Doing It To Death 」。
これのタイトルソング。
もう典型的な9thの曲です、どうぞ。

シュガーベイブの時代に死ぬほどコピーしました。
今でも使います。

また9thの曲、”9thの曲で棚つか”とか面白そう、ヤメよっ!
てな訳で今日はこのへんで。

◎ リスナからの質問(福島県のS.Yさん) 

『ライブで是非聞きたいことがあります。
”砂の女”の歌詞で”冗談は顔だけに”と歌ってらっしゃいますが、これはどうしてですか?
昨年のライブは何回も拝見しましたが、いつも不思議に思っていましたので。』

達郎氏:

シャレですシャレ。

シュガーベイブの時から、そうやって歌ってんです。
これが何か、不遜だとか、そういう・・・・
シャレですよ!

シャレが判んなきゃ、しょうがない!
21の時から、これで歌ってんですから!

あそこを、”冗談は顔だけに”と歌うのが山下達郎の”砂の女”だと解釈して頂ければ結構です。
以来35年、それでやっております。

次のライブアルバムに入れる時も、そのバージョンで行きます。

今週のオンエア曲

14:0 5愛してるって言えなくたって/ 山下達郎
14:11 Come On In / The Association
14:17 How Glad I Am / Joyce Cobb
14:23 Didn’t I/ Darondo
14:28 Still Got The Blues / Gary Moore
14:40 Thank You / Sly&The Family Stone
14:41 Doing It To Death / The J.B’s
14:45 高気圧ガール/ 山下達郎




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コメント

  1. sunday groove より:

    管理人さん、こんにちは。

    今日のサンソンの中で気になったコメント・・・

    「砂の女」の歌詞、確かにそう歌っていましたね。鈴木氏のそれとは違うんですね、歌詞が。
    気づきませんでした。シャレだったんですね、達郎氏の。
    またライブで「砂の女」聴きたいです。今年はライブハウスで大瀧師匠の「カナリア諸島にて」あたりも期待したいですね。

    それにしても「桃カステラ」美味しそうですねー(^.^)

  2. 9thNUTS より:

    sunday grooveさん、こんにちは。

    > 「砂の女」の歌詞、確かにそう歌っていましたね。鈴木氏のそれとは違うんですね、歌詞が。
    > 気づきませんでした。シャレだったんですね、達郎氏の。

    ライブバージョンを聞くと、その歌詞だったので、てっきり原版もそうかと思ってました。
    おもしろい歌詞だなぁと、ずーっと思ってました。

    > それにしても「桃カステラ」美味しそうですねー(^.^)

    さっそく、頂きました。
    しっとりしたカステラ生地と甘い砂糖細工が、なんとも美味しい!!

  3. はな より:

    管理人さんへ
    こんにちは。先日はお世話になりました。
    リスナーの方に協力して頂き、音源入手ができました。
    これからもブログを拝読させて頂きます。

    桃のカステラは初めて見ました。
    美味しそうですね。

  4. 9thNUTS より:

    はなさんへ。
    連絡ありがとうございます。
    このブログは気長に続けてますので、お立ち寄り下さい。