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山下達郎さん サンデーソングブック 2021年07月25日『夏で棚からひとつかみ』(#1502)

サンデーソングブック山下達郎サンデーソングブック 
サンデーソングブック

長崎市は、朝から強い日差しが照りつけています。
毎日のように熱中症警戒アラートが出ています。

今日のサンソン、仕事や健康に対する達郎さんの思いが、ひしひしと伝わってきました。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

みなさん、こんにちは。
ご機嫌いかがでしょうか。
山下達郎です。

そしてFM群馬をお聞きの皆さまは「こんばんわ」になります。

毎週日曜日、午後2時からお届けしておりますサンデーソングブック、
本日はFM群馬のみ、高校野球群馬大会中継のため夜8時からの放送となっております。
毎年、恒例でございますが。

でも基本的に毎週日曜日、午後2時から55分間は、私山下達郎がお送りいたしております、楽天カード・サンデーソングブックの時間であります。
東京FMをキーステーションといたしましてJFN全国38局ネットでお届けしております。

今日はですね、私、仕事の都合で前倒しで録音しております。
ので、お天気のこととか全く申し上げられませんが。
もう夏で、暑いことと思います。

暑さに負けずに、引き続きみなさん、くれぐれもお体お大事に。

おかげさまでサンデーソングブック、1500回超えまして。
本日は1502回目のサンデーソングブックになりますが。

お祝いのお便り、それからいろいろな心温まるお便り、たくさん頂いておりますがですね。

この方、さいたま市のMさん

『私は医療現場で働く中で、今まで経験したことのない、さまざまなことに対する恐怖感、閉塞感、先の見えない不透明感、孤独感におそわれることが、数々ありました。
しかし、サンソンでの達郎さんの音楽に触れて、助け合って、励まし合って、いたわりあって、の言葉、リスナーの皆様のがんばり、励まし合いに、心が何度も救われました。

今も世の中は分断や困難なことが、起こりうるかもしれませんが、これからもサンソンを聴いて前へ進めればと思っております。
達郎さん、リスナーのみなさんに、ありがとうを言いたくてメールをしました。

これからも体に気を付けてお過ごしください。
「アルチザン」はターンテーブルを購入して準備しています。
楽しみです。』

お便り下さいました。
こういうリスナーの方の気持ちにお応えすべく、音楽番組としての使命をですね全うして参りたいと思っております。

てなわけで、暑いので、この季節は例年ですね「納涼リクエスト大会」あるいは「サマーサウンズ」「サーフィンホットロッド」そういうようなものを、2年にいっぺんくらいですね、コンスタントに行ってまいりましたけれども。

この1,2年、こういう情勢ですので。
そういうのが、パッと気が付いてみると、全然ごぶさたしておりますので。
じゃぁ、今日はそういうのをやろう!

昔でしたらサマーサウンズ特集とか・・
なんかこう・・大仰なタイトルにしましたけど。
もう、いいんです1500回超えましたから。

夏で棚からひとつかみ!

何が飛び出してきますか、おたのしみに(笑)
本日もすてきなオールディーズソングでお楽しみをいただきます山下達郎サンデーソングブック。
本日も最高の選曲と、そして最高の音質でお届けをいたします。
音圧で暑さを乗り切るべく、がんばって参りたいと思います。

私の1984年に出しました「BIG WAVE」というサウンドトラックですけども。
この中にはビーチボーイズのカバーがたくさん入っております。

一人多重録音で演奏しましたビーチボーイズのカバー
1984年のアルバム「BIG WAVE」から「GIRLS ON THE BEACH」

♪ GIRLS ON THE BEACH/山下達郎

~ CM ~

♪ Summertime Blues/Eddie Cochran

♪ Summer In The City/The Lovin’ Spoonful

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放送1500回を続けられた秘訣

達郎氏:

1500回でお祝いをたくさん頂いておりますけれどもですね。
すごく多いご質問のひとつ

長崎県のS.Yさん

『サンソン1500回すばらしいですね。
「継続は力なり」のことわざにある通り、長期1500回を続けられた秘訣は何でしょうか。
特に若いリスナーへの助言を兼ね、お答えねがいます。
私も10年ほど前、月に一回程度聴いていましたが、聴き終わるたび、あぁよかったの印象ばかり。
個人的な意見ですが、選曲、音質にこだわることかなと思っています。』

達郎氏:

もともとラジオ番組というのはですね、あまり実は長く続けられる例が少ないんです。
だいたい3年から5年で変わっていくという。
私も、最初にやったレギュラーがオールナイトニッポンの2部でしたけど。
それ10か月でくびになりました。

こういうカルトな曲ばっかり、かけてたんで。
毎週プロデューサーに呼ばれて、説教されまして(笑)
っへへへ(笑)

それで、そのあとがNHKのレギュラー・・
それが3年
ですので、サンデーソングブックも初めサタデーソングブックで始めるときも3年から5年くらいだなと思ってたんですけど。

よもや30年も続くとは(笑)
夢にも思いませんでしたけども。

むかーしレギュラー番組やってた時には、新譜をかなりかけてたんです。
そうしますと、やっぱりR&Bチャートとかですねトップ40とかですね、一所懸命毎週みないとダメなんで。

40代ちょっと前から、このサンデーソングブック始めたときに、それだと非常に・・やっぱり体が持たないなと(笑)
新譜をかけてると。

オールディーズだったら、自分の持ってる知識でですね、楽に続けられるだろうというアレなので・・
完全にオールディーズの番組で特化してやりまして。
それがよかったんじゃないかと思います。

毎週必死にトップ40を聴いてですね、何をかけようかっていう苦労しなくて済むようになったので。
それが長続きした一番の理由かなと思っております。

でも、始めたのが1992年ですから、その時のオールディーズはやっぱり70年代、60年代、そういうものでありますけど、今もう2021年ですから2000年の音楽でも十分オールディーズになってますが・・

だんだん、だんだんオールディーズといっても、ついていけなくなるものが多くなってきまして(笑)
でも、マイペースでいきたいと思っております(笑)

引き続きよろしくお願いします。

♪ Summer Sun/Jamestown Massacre

仕事を続けるなかで大切にしていること

達郎氏:

さきほどと同じようなお便りですが、山口県山口市のF.Hさん

『1500回の節目を超えた達郎さんに質問です。
私は52歳の公務員ですが、先般の法改正で定年が60歳から65歳に延長になりました。

妻からは、長く働けるだけでありがたいと思いなさいと言われましたが、達郎さんは音楽の仕事を長く続けられているなかで大切にされている思いのようなものはありますか』

達郎氏:

っへへへ(笑)

私は交通事故でミュージシャンになった人間なので。
はじめからスターになりたいとかですね、作曲家でシンガーとしてですね脚光を浴びたいとかですね、そういうようなものが、まったくなかったので。

どちらかというとスタッフ志向で続けてきましたので。
もう今年でデビュー46年になりますが。

なんとなく平常心といいましょうかですね・・・
変な言い方ですけども。
そういう欲をギラギラさせないで音楽を作りたいという・・・
そういうような感じで続けてきたのが、逆によかったのかと思います。

ただ、続けられているということはですね、ほんとにお客さんの支持がなければダメなんで。
あとはマネージメントとかですね、レコード会社のシンパシーとか、そういうものがないとダメなので。

そういうのは、ほんとに運、不運の問題で。
人間関係の出会いとかですね、いいスタッフに会えるとかですね、そういうようなものの、運、不運がすごく大きいので。

私なんかより才能がある人はたくさんいたんですけど。
チャンスを生かせなかったとか、そういう方もいらっしゃるんで。

長く続けられてるのが自分の努力だけではない、という感じです。

ですので、そうした人間関係を円滑にですね、なさるような努力を・・
とくに年とられると大切かな、なんていうようなことを考える今日この頃であります。

ですから若い人の意見もよく聞きですね。
同世代の意見も、ないがしろにせず
協調と寛容といいましょうかですね・・・

平常心と・・・

なんか説教くさくなっていけませんね(笑)
ぜんぜんサマーサウンドでもなんでもありません(笑)

♪ Theme From“A Summer Place”/The Lettermen

♪ Summertime Girl/The Trade Winds

~ CM ~

来週

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック
『『夏』で棚からひとつかみ』

前はよく、こういうのやってたんですけども。
2,3年ごぶさたでございましたが。

来週は8月に入りますので。
「納涼リクエスト大会」
例年の通り、淡々といきます。

おたより、リクエストたくさんお待ち申し上げております。

ハガキの方は。

〒102-8080
TOKYO FM 山下達郎サンデーソングブック

メールでのお便りだと東京FMのウェブサイトのメッセージ・フォーム
https://www.tfm.co.jp/ssb/

お待ち申し上げております。

毎週読みたくなるお便り

達郎氏:

毎週頂きます、那須塩原市のO.Sさん。
ペン字のきれいな字で、おたより毎週いただきますが。
なかなかおもしろいのでですね、毎週読みたくなるんですけど(笑)
内容が上手なので(笑)

『家のローン、教育費、光熱費、クレジットカードは私の通帳。
その他の生活、服飾費などは、連れの通帳と、役割を分担しています。
しかし、ローンを完済し、子供たちも就職したので、私の通帳に余裕がでてきた。

ところが、コロナで外出を控えている連れは、日々の買い物以外のショッピングは、なかなかできない。
ネットに疎いので「宝塚のライブ配信をみたい」とか「この本お願い」と、私に注文が来るように。

おとといは皮のバッグ、昨日は皮の財布で、だんだんエスカレートしている。
ん~ すべて私のクレジットカード』

達郎氏:

通帳のイラストがはいっております。
っふへへへ(笑)
上手いんすよ、この人。

またください。

奇妙な気持ちになります

達郎氏

先日いただいたい群馬県伊勢崎氏のI.Hくん。
25歳でございますが。

落語がお好きだっていうんで。
何の落語が好きかってお答えしたんですけど。

『圓生さんの7「五人廻し」さっそく探します。』

達郎氏:

圓生さんは御神酒徳利(おみきどっくり)(笑)
志ん朝さんが「五人廻し」です。
とっさにこのお便り読んだので。
最近好きな噺家さんの話をしましたけれども。
志の輔さんとかですね・・
仲良しになった・・忘れてしまいました(笑)
すいません(笑)
志の輔さん、すいません(笑)

とっさのアレでございました。

ほんとに、このくらいの年齢の方から頂くと、なんかうれしいですけど、奇妙な気持ちになります。

♪ Goodbye My Love/The Montereys

♪ Nashville In The Summer/Buzz Cason

♪ 夏への扉(Live / ‘16.10.4 新宿ロフト)/山下達郎

エンディング

達郎氏:

今日はこのへんで。
来週からは「納涼リクエスト」
8月に入りますので、がんばってみたいと思います。

達郎さんの健康の秘訣3つ

達郎氏:

練馬区のT.Sさん。

『山下さんは、この番組あんまり休んだことがないそうですが、健康の秘訣とかあるのでしょうか。
自分は季節が変わるときは、体調を崩しやすい傾向になるので、もしあれば教えていただきたい。
よろしくお願いします。』

達郎氏:

私は、40くらい・・・この番組始まるくらいからですね「下半身浴」・・
腰湯ですね。
を、ずーっと続けております。

あと「鼻うがい」っていって、鼻のうがいですね。

あと「サプリメント」を・・
もうですから30年以上、ずーっと摂っておりますので。

そういう細かいところのメンテナンスで、かなり違ってきます。

30代は胃腸が弱かったりして苦労したこともありますけど。
最近はおかげさまでですね、そういうことが、あんまりなくなってきましてですね。

やっぱり10年、20年とですね、そういう具合に継続が力でありますので。
まだお若い方ですので、今のうちから、何かこう・・
何でもいんです!
「酵素」とかですね、
「ビタミン」とか、そういうようなもの・・

10年、20年続けると、効果あります。
若い頃から体つくり!
ご健闘を!

今日の最後

達郎氏:

今日の最後はおなじみ「僕らの夏の夢」
細田守監督、新作公開されました。
私も楽しみで観に行きたいと思っております。

「僕らの夏の夢」ライブバージョンのリクエストいただきましたが。
2017年のライブバージョンを持ってきたんですけども。

うっかりして、いつのやつか、書いてない(笑)

どっか!(笑)
すいません(笑)

♪ 僕らの夏の夢(Live / ’17)/山下達郎

今週のオンエア曲

14:03 GIRLS ON THE BEACH/山下達郎
14:07 Summertime Blues/Eddie Cochran
14:10 Summer In The City/The Lovin’ Spoonful
14:16 Summer Sun/Jamestown Massacre
14:21 Theme From“A Summer Place”/The Lettermen
14:24 Summertime Girl/The Trade Winds
14:31 Goodbye My Love/The Montereys
14:34 Nashville In The Summer/Buzz Cason
14:38 夏への扉(Live / ‘16.10.4 新宿ロフト)/山下達郎
14:44 僕らの夏の夢(Live / ’17)/山下達郎

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