山下達郎さん サンデーソングブック2021年10月31日『ベタリク(ベタな曲のリクエスト)』(#1516)

山下達郎サンデーソングブック 
サンデーソングブック

長崎市内、土曜日(10/30)は夕方から雨。久しぶりの雨でしたが、今日(10/31)は青空がひろがりました。
心地よい空気に満ちています。

今日のサンソン、世代を超えてベタな曲は、オールナイトニッポンのテーマ!

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

だいぶ、夜はですね冷えてまいりました。
温度差は、あいかわらず激しいですね。
なかなか、寒いなって感じる今日この頃でございますけれども。

昼間は、着ると暑い・・脱ぐと寒い。
いっそのこと、どんどん寒くなってくれた方がいい・・
そいうような感じでございますが。

今日は衆議院選挙でございます。
選挙でございます。
巷はわさわさしております。

私も、番組終わってから投票に行きたいと思っております。
巷では「選挙に行こう」「私は投票しない」いろんな意見がございますけれども。
投票の分母が多ければ多いほど、例えば独裁政とかですね、偏向が防げるという、そういうような科学的データがありますので。

私も48年、選挙参加しておりますけれども。
今度、投票しても当選した人が、あまりいないという(笑)・・ではございますけれども。
それでも、一所懸命投票していきたいと思っております。

番組の方は、ぜんぜんそれとは関係なく・・
今日は、選挙でわさわさしておりますので、日曜の午後をですね、少しまったりとお過ごし頂きたいと思います。

先週に引き続きまして、サンソンおなじみ「ベタな曲のリクエスト」
大ヒット曲、どなたでもご存じの、そういうような曲を選びまして。
いつもはカルトでオタクなサンソンでございますけど・・・

全然逆の、真逆のベタな曲のリクエスト。
略して「ベタリク」
先週に引き続きまして、今週もPart.24でございます。

今週も山のようにですね(笑)・・いただきました。
今週も、ほんとに、これかかるのか?!っていうような曲がかかります。

ディレクターの山岸くんがですねウケております。
曲をチェックしてるたびにウケているという・・
そういう感じで。

リスナーの皆様にもウケていただくことを願いつつですね。
日曜の午後のひととき、本日もすてきなオールディーズソングでお楽しみをいただきます。

本日も最高の選曲・・をめざしました!
でも最高の音質をめざしました!

有名曲でございますけれども、音質は、そのへんでいってるCDを、ただかけてるだけじゃ、ございません!
古い音源ですので、最新の新譜と比べますと、音圧の差が歴然なので。
それをちゃんとリマスターして、そろえてお届けします。

新譜にも負けない音圧で、60年代、70年代、80年代の音楽をお聴きをいただきます。

最高の選曲と最高の音質をめざしまして、本日も山下達郎サンデーソングブック、ベタな曲のリクエスト、ベタリク Part.2
お楽しみいただきます。

明日から11月でございます。
早いものですけれども。

今週11月3日 水曜日
祝日でございますが。
竹内まりやさんの「PLASTIC LOVE」のアナログ12インチ・シングルが発売となります。

もともと1984年にクラブ・ミックス、いわゆるエクステンディッド・バージョンですが。
クラブ・ミックスを道楽で作りまして。
そのときに、それを12インチ化して発売したものですけれども。

当時のジャケットから変更してまして。
最近よくネット等でご覧いただきます80年代の「Sweetest Music」のジャケットを使っております。
これが最近では「PLASTIC LOVE」と切っても切れない仲となってしまいました。
これを使いまして。

オリジナル12インチはクラブ・ミックスのB面がですねリミックスのバージョンだったんですけれども。
今回は「PLASTIC LOVE」の84年に発売されましたオリジナルのミックスで12インチ化しました。

アナログのご要望がすごく高かったので、待望の12インチ化でございます。
詳しいインフォメーションは、また中ほどでご紹介しますけれど。
同時に1984年の「バラエティ」 87年の「リクエスト」
このアナログ盤・・30周年記念盤は2枚組の重量盤でございましたけれども。
これはオリジナルの仕様に戻してまして。
1枚組での同時発売となります。

それぞれ完全限定商品でございますのでご希望の方はお早めに。
というわけで今日の頭は11月3日発売「PLASTIC LOVE」12インチシングル。
本日は、その12インチから直接デジタル・プロセッシングしてお聴きをいただきます。
アナログ12インチの奥行をお楽しみいただければと思います。

♪ PLASTIC LOVE(12inch Version)/竹内まりや

~ CM ~

♪ ボーン・イン・ザ・U.S.A./ブルース・スプリングスティーン

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選曲よりもリマスタリングに時間がかかりました

達郎氏:

ブルース・スプリングスティーン「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」
1985年、シングルカットされまして・・
意外なことに、シングルは全米9位なんです。

ところがアルバムはですね1位を7週間続けまして。
総売り上げ2000万枚というですね。
80年代に最も売れたアルバムの一枚になりました。

非常に暗鬱なですね・・
ベトナムから10年経った暗鬱な内容の歌ですけども。
絶唱といいましょうかですね・・
絶叫といいましょうか・・

でも意外なことに、「このレコード、あんまり音が良くないんですよね。
アナログ盤まで戻りましたけど、なんか少し薄いという感じで。
一所懸命リマスタリングしました(笑)

そっちの方が時間がかかった!
選曲より(笑)

先週ビートルズがかかって驚きのお便りが・・

達郎氏:

先週ビートルズがかかって驚きのお便りがたくさん頂きました。

ビートルズとくれば、ローリングストーンズと相場が決まっておりまして。
私と全く同じことをおっしゃってる大分県別府市 S.Nさん。

『ビートルズとくればストーンズしかないでしょう。
ということで、何とぞよろしくお願い申し上げます。
ローリングストーンズ「サティスファクション」』

兵庫県川西市の超常連 H.Kさんも「サティスファクション」

大和市の超常連 K.Tさんは「ブラウン・シュガー」
埼玉県和光市のS.Yさんは「ブラウン・シュガー」か「サティスファクション」

『ストーンズはアメリカ・ツアーを行っているのですが、代表曲のひとつである「ブラウン・シュガー」は一回も演奏していません。
人権団体が歌詞に抗議があったようです。』

で、今日用意したのは「サティスファクション」なので。
「ブラウン・シュガー」機会があれば、またかけましょう。

やっぱりでも、ベタといったら「サティスファクション」でしょう!
1965年 全米1位を4周続けました。
ミリオンセラー!
ローリングストーンズ、初期の代表曲「(I Can’t Get No)Satisfaction」

♪ (I Can’t Get No)Satisfaction/The Rolling Stones

ローリングストーンズ「サティスファクション」
超有名!
だけど今まで、サンソン29年で、実はストーンズ「サティスファクション」一回もかけたことがない!

♪ Sherry/The Four Seasons

世代を超えてベタな曲

達郎氏:

久しぶりのベタリクなんですが。
先週も、ちょっと申し上げましたが。
やっぱり30年近く番組やっておりますと、始めたころはですねベタリクといいますと、ほんとに私の世代の方々のリクエストをいただきまして。
わりとまとまるんですけども。

さすがに30年近く経ちますと、リスナーの方の年齢の幅が広がっているので。
ベタとかベタじゃないということのアレが広がりすぎちゃってですね(笑)

ただ私の世代にとっては、やっぱり60年代、70年代が中心になりますので。
どうしても、そっちに偏るのは仕方がありません。

90年代のオールディーズソングを聴きたい方は、その世代の方の番組でお楽しみいただければと、思っておりますが。

そうしますとですね、結局コマーシャルのタイアップとかですね・・
あとは番組のテーマソング
そういうようなものが、世代を超えて認知される曲になっていくという。

やっぱりメディア・ミックスの、そういうこう・・力のいいましょうかですね。
純粋にヒットパレードのヒット曲というのが、歴史の試練に堪えないという。
そういうような、きらいがございますが。

ごたごた文句を言っておりますけれども。

結局そういう、なんか・・一番、今、世代を超えて「あぁ、この曲か」と言われる曲は、オールナイトニッポンのテーマであります。
Herb Alpert’s Tijuana Brassのですね・・・
これ1965年のTijuana Brassのアルバム『Whipped Cream & Other Delights』というのに入っております。
「Bittersweet Samba」という。

これが1967年から始まりましたオールナイトニッポンのテーマソングに使われまして。
以来、ずーっと使われておりますので。

私の世代はもとより、今の20代の方、10代の方でも認知するという、そういうような曲になっております。

♪ Bittersweet Samba/Herb Alpert’s Tijuana Brass

♪ ミスター・ロンリー/フランク・プゥルセル

~ CM ~

来週

達郎氏:

来週はですね、打って変わりまして・・
先日お亡くなりになりましたサックスの土岐英史さん
私と長い付き合いでございますけれども。

土岐さんの追悼特集をやろうと思って、ずーっと待っておりまして。
機会がきましたので、来週は土岐さんの追悼特集をやろうと思います。

ジャズ・プレイヤーなのでジャズのプログラムになります。

具体的にはお聴きになってお楽しみいただければと思います。
来週は土岐英史・追悼でお届けしたと思います。

ベタリクもそろそろ終わりかな・・

達郎氏:

そろそろ、こうしたベタリクという企画もですね、そんなわけで、やっぱり番組が長寿になるにつれて、なかなか難しいプログラムになってまいりました(笑)

そろそろ終わりかなという感じもしますけれども。

川越市のA.Mさん。

『ベタリクだったら全部の曲が知っていてビックリでした。
こんなことは初めてという感じだったので。』

そうかと思えば、新潟県長岡市のA.Yさん、27歳

『先週のベタリクを聴いてビックリ。
ホリーズも「夢のカリフォルニア」も知らない。
サンソンを10年聴いて27歳ですが、こんなもんです。
トホホ・・・。』

というですね。
こんなもんですよ、あぁた。

この方のリクエストはオリビアニュートンジョンの「そよ風の誘惑」であります。
でもこれ27歳の方で、これでも十分ですね(笑)
古いアレですね。

今日はかかりません、
すいません。
っへへへ(笑)

♪ Love Story/Andy Williams

エンディング

達郎氏:

というわけで2週間ベタリクでしたが。
55分の2回でも、まったく焼け石に水という感じでございます。

「またの機会」と申し上げたいところですが、先ほど申し上げましたみたいに、そろそろベタリク、あれですね(笑)
無理がでてきたような感じがしますが(笑)

ま、機会があれば・・という感じでございます。
たくさんのリクエストありがとうございました。

来週はそういうわけで土岐英史さん追悼プログラムでございます。

「こむら返り」Part.2

達郎氏:

宮城県仙台市 O.Hさん
超常連の方でございますが。

『先週、こむら返りの話をしました。
「こむら返りには、つま先立ち」 おぉ~!
私は、こむら返り中につま先立ちはできません。

まず立てない。
生まれたての小鹿になる。』

いや、その・・・こむら返りになろうかなという時につま先立ち・・なんだそうです。
タイミングですね。
がんばりましょう!

何をがんばる(笑)

今日の最後はサンソン史上一度もかけたことのない曲

達郎氏:

今日の最後は、これもサンソン史上一度もかけたことは、ございませんけども。
名曲中の名曲でございます。

サイモン&ガーファンクル 1970年 全米ナンバー・ワンを5週続けましたミリオンセラー。
ラリー・ネクテルのピアノ
ハル・ブレインのドラム

ベタ中のベタ!

♪ 明日に架ける橋/サイモン&ガーファンクル

今週のオンエア曲

14:05 PLASTIC LOVE(12inch Version)/竹内まりや
14:11 ボーン・イン・ザ・U.S.A./ブルース・スプリングスティーン
14:17 (I Can’t Get No)Satisfaction/The Rolling Stones
14:22 Sherry/The Four Seasons
14:27 Bittersweet Samba/Herb Alpert’s Tijuana Brass
14:30 ミスター・ロンリー/フランク・プゥルセル
14:39 Love Story/Andy Williams
14:44 明日に架ける橋/サイモン&ガーファンクル

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