山下達郎さん サンデーソングブック 2017年11月5日『棚からひとつかみ+リクエスト』
長崎市内は、秋晴れの良い天気に恵まれた3日間でした。
今日のサンソン、スタジオの調子が悪いとのことですが、座る位置で何が影響しているのでしょうか。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
11月、最初の日曜日でございます。
三連休でございます。
休みが多い人はいいですね。
こっちは、もう盆も正月もございません。
休みでも働いております。
えぇ、レコーディングをやっております。
そろそろ締め切りが近づいておりまして。
曲書きで、ウンウンうなっております。
そのあとは、詩書きでウンウンうなって、次はアレンジでウンウンうなって。
もうすぐ歌入れでウンウンうなるというですね。
うなってばっかりでございますがですね。
うなってるせいか、どうか判りませんけれども、今日ですね、私、半蔵門の東京FMのスタジオの4スタというところで、ずーっともう20年以上やってるんですけども。
なぜか今日はですね、ノイズが乗るんですわ。
いつもの位置に座ってるとノイズが乗るんですが、反対側にマイクを動かすとですね、ノイズが消えるんですね。
この4スタってのは、東京FMで一番でかいスタジオらしいんですけど。
ここの片隅にですね、ちっちゃなテーブルぬ移ってきてですね、夜店の金魚屋のですね店番みたいな感じで。
チマチマと今日はやっております。
電気も遠くてですね、暗がりといいましょうかですね・・
受験勉強か!お前は!
みたいな、そんな感じでございます。
隣で親が寝てるというですね。
珍しいパターンでございます。
そうすると何か、口調が変わってくるというか、なんて言いましょうか・・
人間って面白いものでございます。
それでもめげずに(笑)
何だよ、レコーディングやって来てんのに、ここかよ!(笑)みたいなそういう感じですが。
表はもう、アレです。
トランプ! トランプ! トランプ!
でございましてですね。
なるべく出入りをしないように。
すごいです、警備。
えぇ・・・パッと来て、パッと帰る、そんな感じでございます。
レコーディングの合間を縫いまして、本日もサンデーソングブック。
何をやろうかと思いましたが、とりあえず今日は『棚からひとつかみ+リクエスト』
皆さんのリクエストカードに助けられつつですね、これ乗りきって来週、再来週は特集めいたことを、やってみようと思っております。
そんなわけで日曜日の午後のひととき、東京はもう警備の渦でございます。
その中で、半蔵門でございますので・・内堀通りのここでございますので、もうたいへんでございますが。
それにもめげず、日曜日の午後のひととき、全国的に素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きたいと思います。
山下達郎サンデーソングブック、『棚からひとつかみ+リクエスト』
レギュラープログラム+皆様のリクエストカードにお応えいたしまして、本日も最高の選曲と最高の音質でお届けを致します。
札幌市のA.Eさん。
『札幌は冬支度で忙しい時期になりました。
車のタイヤは冬用に交換。
庭の木々の雪囲い。
iPodで達郎さんの曲を聴きながら、ゆっくり冬を迎える準備をしています。
この歌がピッタリきましたので、リクエストします。
よろしくおねがいします。』
素敵なお便りでございます。
今日の1曲目、2013年の私のシングル「光と君へのレクイエム」
♪ 光と君へのレクイエム/山下達郎
~ CM ~
♪ Palisades Park/Freddy Cannon
♪ Shilhouettes/The Rays
♪ Incense & Peppermints/Strawberry Alarm Clock
♪ Aren’t You Glad/Peggy March
◎リスナーからのお便り(名古屋市のN.Aさん)
『先日お葉書を出した際に「お体をご自愛ください」と書かなければいけないところを、「お体をご慈愛ください」と漢字を間違えてしまいました。
投函したあとに気づき、あらためて出さして頂きました。
失礼しました。
本当は投函する前に調べればよかったと後悔しました。
私は、おっちょこちょいで、このような調子なのですが、達郎さんは、これはしまった!と思うようなことは、あるのでしょうか。』
達郎氏:
しょっちゅう、ありますよ!
ふふふ(笑)
最近一番しまった!と思ったのは・・
いつもはですね、44.1kHzで、サンプリングレートでリマスターするんですが、前の日に自分のスタジオ仕事で48kHzで設定しているところでですね、そのまま44.1kHzのCDをかけて、アレしましてですね。
再生する時にテンポが遅くなるんですね。
2,3曲、それをテンポが遅いままにオンエアしてしまいましてですね。
あとで、しまった!と。
本番を聴いて気がついたという。
私も、そういうマヌケなことは、たくさんあります。
お互いに(笑)
へへへ(笑)
気をつけましょう(笑)
♪ Rock And Roll Lullaby/B.J. Thomas
~ CM ~
◎来週
達郎氏:
本日はですね、ちょっとスタジオの調子が悪くてですね。
いつも座ってる場所ですと、マイクにノイズが乗るので、反対側の一番隅っこの方に来ましてですね。
遠いスタンドの灯りで・・・
なんか、受験勉強か、夜店の店番か・・・
というような状態でやっておりますが。
めげずにやりたいと思いますが。
12月に入りましたら、またリクエスト、大々的に、ちょっと気が早いかもしれませんが(笑)
引続き、リクエストおたより、たくさんお待ち申しあげております。
〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係
来週はですね、先日亡くなりましたフィラデルフィア・サウンドの大プロデューサーですが。
ジェリー・ロス
私、ほんとにジェリー・ロスの音にはすごく影響を受けましたので。
2週間やろうと思います。
そのあとはドゥワップ特集をいってみたいと思います。
11月はめずらしく特集で、やれればと。
その間に、一所懸命、新曲作ろうと・・
感じでございます。
よろしくおねがいします。
♪ Couldn’t Hear Nobody Say (I Love You Like You Do)/The Independents
♪ Je T’appartiens/Gilbert Becaud
♪ Tears On My Pillow/Little Anthony & The Imperials
◎エンディング
達郎氏:
今日はこのへんで。
来週は、そういうわけでジェリー・ロスの追悼特集をしたいと思います。
もう最近とにかく、こっちも年取ってきたせいかですね、訃報が相次ぎますが。
実はですね、 VANDAという、もともとはミニコミからスタートしたんですけど、今はウェブ展開しております。あとレコードの販売もしておりますが。
いわゆるオールディーズものの雑誌、特にビーチボーイズファン関係ではですね、他の追従を許さないメディアですけれども。
これの主宰をしております佐野邦彦さんという方がいらっしゃいまして。
私、昔、VANDAの取材を受けまして、ここで私、とり・みきさんと知り合いになりまして、今まで関係が続いておりますが。
佐野邦彦さん、以前からですね体の具合が悪くてですね、闘病生活が長かったんですけども、10月31日にお亡くなりになってしまいまして。
享年60才と、まだお若いんですけれども。
佐野さんは特に、そうしたソフトサウンディングミュージック、とりわけビーチボーイズ
ビーチボーイズのコンプリートのカタログをですね、本にしまして。
世界的な労作でありますが。
あとは日本のロックに対しても非常に造詣の深い方でありまして。
以前からお付き合いさせて頂きましたけれども。
たいへん残念なことであります。
追悼の意を込めまして、佐野さんが僕の曲で一番好きな曲だと本人が仰っておりましたこの曲で、心よりご冥福をお祈りしたいと思います。
♪ 愛を描いて-LET’S KISS THE SUN-/山下達郎
今週のオンエア曲
14:04 光と君へのレクイエム/山下達郎
14:09 Palisades Park/Freddy Cannon
14:13 Shilhouettes/The Rays
14:16 Incense & Peppermints/Strawberry Alarm Clock
14:21 Aren’t You Glad/Peggy March
14:25 Rock And Roll Lullaby/B.J. Thomas
14:34 Couldn’t Hear Nobody Say (I Love You Like You Do)/The Independents
14:40 Je T’appartiens/Gilbert Becaud
14:43 Tears On My Pillow/Little Anthony & The Imperials
14:46 愛を描いて-LET’S KISS THE SUN-/山下達郎
コメント
お初にコメントさせて頂きます。
今回の記事の中に登場する佐野邦彦の弟です。
この放送日がちょうど兄の告別式の最中でした。音声データも保存していたのですが、当時のPCが死没してしまいデータもなくなってしまっていたので、今回のこの記事により、懐かしく思い出させて頂きました。
ありがとうござましたm(__)m
佐野芳彦様
管理人の9thNUTSです。コメントを頂きありがとうございます。ブログがお役にたつことができて何よりです。引き続きよろしくお願い申し上げます。