福岡県内は、線状降水帯が発生!
大荒れの天気です。
今日のサンソン、リスナーの皆さんの、いろんなおたよりが楽しい。
冒頭
達郎氏:
皆さんこんにちは。ごきげんいかがでしょうか。山下達郎です。
毎週日曜日午後2時からの55分間は私達郎がお送りいたします楽天カードサンデーソングブックの時間であります。
東京FMをキーステーションといたしましてJFN全国38局ネットでお届けしております。
8月10日でございます。
明日は山の日というまた、なんだかよくわからない、アレでございますけれども。
お盆休みに入りまして、昨日9日から数えると9連休だそうでございまして。
海外へいらっしゃる方、ふるさとにお帰りになる方。この季節はですね、東京は人がどっと減りまして、昔の小さい頃に見た東京の空に少し戻ることがありますが。
私は、相変わらず盆も正月もないと申しましょうかですね(笑)
曲のまとめが、ちょっと追い捲られております。
あと原稿とかなんか色々来てましてですね、バタバタやっておりますが。
でもサンデーソングブックは手抜きなし!
一生懸命やっております。
納涼リクエスト大会パート4に入りました。
相変わらずたくさんたくさんリクエストはがきいただきまして、ありがとうございます。何て言いましょうか、多岐にわたると言うか。55分の番組であっち行ったりこっち行ったりリクエスト行きますけれども。
でも自分のなんとなくこう、好みの曲でやっぱりなりますのでですね、そうなってしまう。
今日もたくさんいただきまして、張り切って参りたいと思います。
日曜の午後のひと時、お盆休み入りました。午後のひと時、今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみいただきます山下達郎サンデーソングブック。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。
夏ですので私の夏の歌、色々いただいておりますが今日はこれ。
さいたま市の超常連、T.Yさん。
『いつも歩いている川沿いの道、川の水は浅くなり、川の中洲に茂っているガマの穂の根元はひび割れています。気温が高すぎて午前中だというのにセミの声も静かに感じます。カラスも黙って口を開けたままじっとしていました。そろそろ一雨来て欲しいところです。』
でも昨日一昨日あたりは九州が大雨でございます。
なんか降ると言ったらそんなんで降って、降らないって言ったらカラカラでですね。
ちょうどこう按配のいいことにならないのかと、暑いのもすごいですよね。
皆様もお気をつけください。
北海道二海郡超常連、I.Hさん。
大田区の超常連、E.Mさん。
沖縄県北谷町、T.Mさん、超常連。
他たくさんいただきました。
私の87年のシングルおなじみ踊ろよフィッシュ。
♪ 踊ろよ、フィッシュ / 山下達郎
~ CM ~
♪ Harlem Shuffle / Bob & Earl
今はスタンダード化した楽曲
達郎氏:
山下達郎がお送り致しておりますサンデーソングブック。
納涼リクエスト大会のパート4に入りました。
今年は順調に、リクエストに、お応えしております。
本当に暑い夏ですので、一服の風、音楽の風をですね、お届けしたいと思います。
今日の最初は太田区のN.Hさん。
お待たせをいたしました。ずっとシツコで頂きました。
ボブ&アール、B.RとA.Nのデュオ、元ハリウッドフレームスのメンバーでございますが、それが64年に出しました。
R&Bチャートで44位というですね、割とその当時ではスマッシュヒットだったんですけども。
曲がだんだんだんだんじわじわと認知度が上がってきまして、今はスタンダード化しております。ローリングストーンズがカバーしたのも大きいですけれども。
ボブ&アール1964年のハーレムシャッフル。
レコーディング技術 海外と日本の違い
達郎氏:
このN.Hさんの質問。
『ミュージシャンの方がレコーディングするにあたって海外のスタジオで録音することがよくありますが、日本とは何が違うのでしょうか。
機材ですか、エンジニアですか、それともスタジオそのものですか。達郎さんやまりやさんは海外でレコーディングしたことありますか。』
達郎氏:
機材もエンジニアもスタジオも全部違います。
正確に言うと『違いました』
昔はスタジオでアナログで、人力で録っていたので、そうした電気系統、電圧が違うんですよね、アメリカ117で、ヨーロッパ行くと200超えますからですね。
そういう電圧、それから回線、色々なもの
あとミュージシャンの腕とかですね。
エンジニアの腕とか、昔はそういうところがもうほんのちっちゃな差なんですけど、つまらなかったんですけど
今はあの、なんて言うのかな、デスクトップで音楽作る時代ですとあんまり差が出なくなります。
そういうようなこともありますが。
でも70年代80年代はもう歴然とした差がありましたが。
ですので、私も90年代、までは海外で色々やっておりましたけど、最近はもう、いいです。歳ですし、飛行機乗るのが大変なので。
素晴らしい出来
達郎氏:
続きましては愛知県清須市の超常連、K.Tさん。
ディーディー・ワーウィック、ディオンヌ・ワーウィックの妹でありますが、歌のはうまい人ですけども、マネジメントとかそういうのでお姉さんには差をつけられましたけども、作品はいいのがたくさんあります。
1967年全米R&Bチャート13位、ジェリー・ロスのプロデュースによります。
いろんな人がやっておりますけれども、このバージョンもジミー・ワイズナーなのアレンジで素晴らしい出来です。
ディーディー・ワーウィック 1967年「When Love Slips Away」。
♪ When Love Slips Away / Dee Dee Warwick
どこまで通用するか
達郎氏:
たくさんたくさんリクエストカード毎週いただきますが。
どうしても自分の趣味に近いやつを選んでしまうので、そういう趣味が似通ってるリスナーの方が割とコンスタントにですね、採用してしまうという。
被らないようには気をつけてるんですけど、どうしてやっぱり・・すいません。
で忙しくなってくると、もう細かくチェックできなくなる。
後は去年かけた曲あんまりかけないようにとか、そういう近場の曲あんまりかけないようにとか、そういうのもやっておりますけれども。
どこまで通用するか。もう33年やっております(笑)。
カラスのダミー
達郎氏:
山口県下松市の超常連A.Yさんが送っていただいたのは、カラスのダミー。
『カラスよけに偽カラスを逆さまに置くとカラスよけになって、正しい向きに置くと小さい鳥、ムクドリとかそういうものの、スズメとかそういうものの、よけになるという。
逆さまにすると仲間が吊るされると思ってカラスには近づかないとか、向きによって効果が変わるとか実に面白い。』
って書いてますね。
『テレビのサマーウォーズ・・・』
こないだやりましたねテレビで。
『エンディングの曲流れなくて残念』
達郎氏:
テレビはもう全部エンディングはカットされますので。
コマーシャルに使われてしまうという・・しょうがないです。
最近でもこういうこと言うとなんか・・
達郎氏:
お次のリクエスト、岡山県倉敷市の超常連T.Yさん。
この方も毎週毎週しつこくくださるんです。
『私は現在50歳ですが20歳の頃からジムに通い続けていますので、まだ腹筋が割れており、年相応とは真逆の体型を保ってると自負しています。』
ひどいよほんとに・・
それでリクエストはボニー・レイットっていう、あれですね。
ボニー・レイット。
これしゃれですからね、最近でもこういうこと言うとなんか・・
しゃれやがな、しゃれ!
しゃれの通じない世の中
嫌ですね本当に。
えっと、ボニー・レイット 1991年のアルバム「Luck Of The Draw」。
そっからシングルカットで1992年、全米34位。
見事なナンバーです。
♪ Not The Only One / Bonnie Raitt
フジロックには行けなかったけど
達郎氏:
葛飾区の超常連S.Aさん。
『この夏は外出することなく静かにラジオを聴いて音楽を教わって過ごしています。
心は穏やかで、お金は貯まる。いいことがたくさんあります。
貯めたお金は達郎さん50周年のために。
フジロックには行かれなかったけど、タオルを買って思い出にします。』
達郎氏:
うう~今年のツアーお待ちしております。
いいんですよ、この人の雰囲気
達郎氏:
お知らせの前に、もう一曲。
熊谷市の超常連、K.Zさん。
キース・スウェット
私キース・スウェット好きでね、実は。
90年代、キース・スウェットばっかり聴いてた時があります(笑)。
なんか、あの、情けない感じがするんですけど、いいんですよね。
この人の雰囲気。
本当に好きで。
キース・スウェット、1991年全米R&Bチャートナンバーワン、全米7位の素晴らしい1曲。
長いんですけども、フルでいきます。
「I’ll give all my love to you」
あんまり昼向きの曲じゃないですけど、いいんです。好きですから。
♪ I’ll Give All My Love To You / Keith Sweat
山下達郎がお送りしておりますサンデーソングブック「納涼リクエスト大会」でございます。お知らせです。
~ CM ~
来週
達郎氏:
山下達郎がお送りしておりますサンデーソングブック。
納涼リクエスト大会。今年は、割と詰まって、自分でも言うのもなんですけど、割といい感じで進んでおりますが。
来週17日も納涼リクエスト大会でございます。
今日は直近なので、今からでも間に合います。
リクエストお便りお待ち申し上げております。
〒102-8080
東京FM 山下達郎サンデーソングブックの係。
夫婦放談
達郎氏:
で、8月24、31は、毎年恒例でございます、竹内まりやさんお迎えしまして、納涼夫婦放談2週間お送りします。
こちらの方も同じです。
〒102-8080
東京FM 山下達郎サンデーソングブックの係
竹内まりやさんへのリクエスト質問お待もしております。
オノマトペISLAND
達郎氏:
で、ずっと何回かお話しておりますけども。
9月4日からですね、Netflixで、ポケモンコンシェルジュ、
ポケモンのストップモーションアニメでございますが
ポケモンコンシェルジュ。
これの新エピソード、5話から8話までの全4話が配信されます。
一昨年の2023年の12月に1話から4話が配信されまして、その時には竹内まりやさんの「君の居場所」、これが主題歌でありましたけれども。
今回の9月4日からの、5話から8話のやつは私の新曲が出ることになりました
「オノマトペISLAND」。
オノマトペというのはあのピカピカとかですね、プニプニとか、ワサワサとかですね、フワフワ、そういうのをオノマトペって言いますけれども、擬音ですね。
「オノマトペISLAND」。
ポケモンの得意技でございます。
9月4日から、Netflixで世界独占配信でございます。
詳しくは山下達郎50周年特設サイト、https://tatsuro50th.jp/ ここに行ってご確認ください。
お気に入りのポケモン
達郎氏:
茨城県つくばみらい市、S.Aさん、30代の方。
『初めてお手紙を書きます。
ラジオ番組に手紙を書くのもこの年になって初めてで、とても緊張しております。
先日YouTubeでポケモンプレゼンツの生配信を見ていたところ、突然達郎さんの歌声が流れてきて踊れてしまいました。
まさか大好きな達郎さんが大好きなポケモンの作品のテーマソングを歌うなんて夢のようです。
曲にピカピカというオノマトペが入っており、ポケモンの可愛らしい世界観が表現されています。達郎さんらしい遊び心も表現されている楽しい曲でした。』
達郎氏:
おありがとうございます。
『ところで達郎さん、お気に入りのポケモンは何でしょうか。
大変お忙しいところ恐縮ですが、何卒ご教授のことよろしくお願いいたします。』
達郎氏:
固い文章ですね30代にしてはですね。
私はまあ、一般的なあれなので、あの、一番好きなのはコダックですね。
デザインも含めて、この、うーん、て顔が好きですね(笑)
ポケモンコンシェルジュ、お楽しみに。
夏になるとブラジルものが増えてくる
達郎氏:
とにかく番組33年しつこいですけど、やっておりますですね、昔は本当にあの、ロックンロールR&Bそういうものがもうほとんどだったんですけども、最近はもうジャズのスタンダードからですね、あの、クラシックまで来る世の中になりまして。
それだけまあ、音楽番組のこういう、あれが少なくなってるんです。
音楽に特化した番組が少なくなってるんだと思いますが。
ブラジルものがですね、夏になるとあのリクエスト増えてきます。
そんな一枚。
大阪府は大阪市のT.Kさん、26歳。26歳でこれ。
ジョアン・ジルベルト
1961年のオ・バルキーニョ、小舟ですね、リトルボート。
有名な曲ですが。
ホベルト・メネスカルとそれからホナウド・ボスコリのボサノバ第2世代と言われる人たちの作品でありますが。
たくさんやってる人がありますが。
ジョアン・ジルベルトのバージョンも有名です。
1961年のサードアルバムに納められております。
ジョアン・ジルベルト。アレンジがアントニオ・カルロス・ジョビンですが、この時代はアントニオ・カルロス・ジョビンとすごく仲が悪化していた時代のそういう作品でありますが、でも音楽には関係ありません。
ジョアン・ジルベルト 1961年の「オ・バルキーニョ(小舟)」。
♪ O Barquinho / Joao Gilberto
プラスティックラブ call and response
達郎氏:
このリクエストくださいましたT.Kさん、ライブのアレンジについて質問です。
『プラスティックラブの曲中で山下達郎さんが合いの手、音楽に詳しくなくてすいません。合いの手でコーラス、掛け声のようなものを披露されていますが、毎度その時のオリジナルアレンジなのでしょうか。
3回ほどライブで拝見したのですが、毎回内容が違うので驚きとともに感動しています。』
達郎氏:
あれ完全にアドリブです(笑)
思いつきでやってるやつです。
よくあります。はい。
よくある話。
ユニゾンがすごい曲
達郎氏:
もう1曲かかりますね。
北区の超常連、T.Yさんのリクエスト
ザ・フォー・フレッシュメン
ザ・フォー・フレッシュメンの1956年のヒットアルバム「5トロンボーンズ」のラストを飾ります一曲。
1931年って古い曲ですが、リチャード・ホワイティングという作曲家の作品ですが。
お嬢さんのマーガレット・ホワイティングっていう、歌手の人が47年にヒットさせました。
ザ・フォー・フレッシュメンのバージョンも大変有名で素晴らしい出来です。
1956年のザ・フォー・フレッシュメン「ギルティ」。
♪ Guilty / Four Freshmen
達郎氏:
56年なので、これ一発録りですね。
リズムセクション、自分たちもやっておりますが、一緒に歌ってやりながらやってるという。
生でも全く同じ歌がでてる。
で、私コーラスやってる人間なので、昔は思わなかったんですけど、このハーモニーもすごいんですけど、ユニゾンがすごいんですこれ。
このユニゾンのこの完璧な、この語尾のこう着地の、ピッタリ合うとかそういうのがなかなかですね、やっぱ訓練の賜物だと・・・ブツブツ言っておりますが。
エンディング
達郎氏:
今日はこの辺で
来週も「納涼リクエスト大会」よろしくお願いします。
〒102-8080
東京FM 山下達郎サンデーソングブックの係
現在の最多記録
達郎氏:
長野市のA.Tさん。
『私は福祉施設で働いております。
施設に入所されている方と外出する機会があると、車の中で「何か音楽を聴きますか?スマホがあると色々聞けるんですよ」と声をかけています。
洋楽やロックが好きな方もいらして、
これまでにビートルズを聴かせてくれるという方が1人、
ローリングストーンズが1人、
アース・ウィンド・アンド・ファイアーが1人、
イエスが1人、
RCサクセションが1人、
そして山下達郎さんが3人、
現在の最多記録です。』
達郎氏:
ありがとうございます(笑)。
引き続き。
こまめに全国ツアー続けていきます
達郎氏:
長野というと、春日部市の超常連K.Tさん。
『私事でですが、8月下旬に妻の地元長野県に転居することになりました。
転居前の最後の一押しリクエストです。
移住後は気軽に山下達郎さんのライブに行くのが難しくなるかもしれませんが、
サンソン、歴代の作品への愛は不変です。
お体をお気をつけください。
長野に行けるように頑張ります。』
達郎氏:
長野、松本、やります。
こまめに全国ツアー続けていきたいと思っております。
山下達郎 講座名「サイレン亭ナイト」
達郎氏:
名古屋市のU.Yさん、非常連。
『嬉しいことに達郎さんは落語がお好きだそうで。
まさかそんなことはないと思いますが、万が一、高座に上がらなければならなくなった時のために高座名を考えました。
しゃれがわかると見込んでご笑納ください。
「海の家談志」
「ビーチやボーイ」
達郎氏:
よくわからない。
「桂長髪」
「サイレン亭ナイト」
これは受けたな。
「竹野屋大番頭」
これで最後、
「二代目山下歌詞介」
いかがでしょう?』
達郎氏:
立ちませんから、大丈夫ですけど
面白いですね。
「サイレン亭ナイト」
というのが一番面白いですね。うん。
。
「快楽亭ブラック」みたいでいいですね、これね。
考えてみよう。これ取っとこ。
今日の最後
達郎氏:
今日の最後のリクエストですが、練馬区のW.Sちゃん、8歳。
自筆で来ました。小3しおり。
『山下達郎さん、フジロックすごかったです。
楽しめました。私と妹も知ってる歌とか知らない歌いっぱい楽しめました。
これからも応援してます。』
達郎氏:
うう~
リクエスト、ドーナツソング、ありがとう。
♪ ドーナツ・ソング / 山下達郎
~ CM ~
クロージング
達郎氏:
お送りいたしてまいりました山下達郎サンデーソングブック
納涼リクエスト大会パート4でございました。
来週のパート5もお楽しみに。
先週、パーチマンファームのリクエストで名前がなかった人は、山口市のI.Iさん、超常連、以後お気をつけください。
東京都稲城市のA.Yさんは熱中症になられたそうです。お大事に。
私熱中症になったことないんですけど、運良く。
気をつけましょう、皆さん。
福島県白河市のK.Tさん、
それから新潟県新発田市のS.Fさんかな、S.Hさんかな、ちょっと字が。お二方、仕事に復職されたそうで。
暑い中お疲れ様です。頑張ってください。
日本中の皆さん、くれぐれもお体お大事に
がんばってください。
山下達郎サンデーソングブック、来週もセイムタイム、セイムチャンネルで皆さんご機嫌よう。さよなら。
今週のオンエア曲
14:03 踊ろよ、フィッシュ / 山下達郎
14:08 Harlem Shuffle / Bob & Earl
14:14 When Love Slips Away / Dee Dee Warwick
14:19 Not The Only One / Bonnie Raitt
14:24 I’ll Give All My Love To You / Keith Sweat
14:35 O Barquinho / Joao Gilberto
14:39 Guilty / Four Freshmen
14:45 ドーナツ・ソング / 山下達郎
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