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山下達郎さん サンデーソングブック 2016年5月15日『棚からひとつかみ』

山下達郎さん サンデーソングブック 2016年5月15日『棚からひとつかみ』

5/14(土)は別府ビーコンプラザで行われた小田和正さんのライブを観に行きました。
今年68才の小田さん、3時間のライブはなかなかの感動モノでした。

今日のサンソン、ドラムのスネア中抜きの話、おもしろかったです。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

5月も中旬でございます。

今週は、東京は昼間はすごく暑くてですね、汗ばむほどでございましたが。
気温差が11度以上ありまして。

夜になると、グッと涼しくなりまして。
まわりが風邪をひいている人も、出てくるような感じでございますが。

今年、なんか台風が全然去年と違って発生しないという。
不思議な天候だそうでございますが。

全国的に寒暖の差が激しい気候でございます。
ので、皆様お体、お大事に。

熊本の方は、あいかわらず1万人くらいの方々が、まだ依然として避難生活を過ごしていらっしゃる中をですね、また、雨が強かったりしますのでですね。
たいへんでございます。

道路関係のインフラは、だんだん復活してるというような事をニュースで伺いますが、引き続き、くれぐれもお大事に、お過ごしください。

番組の方は、久し振りに『棚からひとつかみ』
今、必死で片付けてですね・・
片付けても、片付けても、なかなか思うに任せませんが。

とか言ってるうちに、だんだんですね、次の仕事の曲書きの仕事が入ってきますので、どうなるんだという感じですが。
まぁ、仕事が来るだけ、ありがたいという感じでございますけれども。

ここの間、半年・・半年以上ですね、リハーサルからコンサートツアー続けてまいりましたので。
いわゆる、オールディーズのリイシューのCDが山のように溜まってるんですけど。

そこにコンピがですね、チェックができませんで(笑)
それを、まぁ・・4月下旬にですね、ツアー終わりましたので、必死に聴いております。

ようやく、棚からひとつかみで、そうしたものをですね、ご紹介できる事になりました。
ようやく、追いついて参りました。

普段の『棚からひとつかみ』で、お届けしたいと思います。
久し振りですよね、ほんとに(笑)
いわゆるオールディーズもののコンピレーション・シリーズ、それからオールディーズものの再発の、また新しいリマスター付きとか、ボーナストラック付きと・・
そういうようなもの。

あとは、待望のCD化。
そういのが、まだございますので。
そういうものを、色々と取り揃えて、久し振りにお届けしたいと思います。

日曜日の午後のひととき、今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます。
山下達郎のレコード棚からアトランダムにお送り致します。

棚からひとつかみ、お馴染みのレギュラープログラムでございますが。
今日も催行の選曲と最高の音質でお届けを致します。

フジテレビ系、木曜10時から・・
22時、木10でございますが。
ドラマ「早子先生、結婚するって本当ですか!?」 という。
これの劇中歌としてオンエア中の、私まりや竹内さんのデュエットもの「Let It Be Me 」

山下達郎、竹内まりやのファンの方にはお馴染みの1曲でございますが。
これが、劇中歌としてオンエア中でございますが。

配信サイト、いわゆるダウンロード配信でございますが。
iTunes 、 レコチョク含む各配信サイトにて配信中でございます。

元々はシャンソンですけれども、それをアメリカに渡りまして、テレビ番組の主題歌になりまして。
もっとも代表的なバージョンは エバリー・ブラザーズのバージョンでございますが。

ほんとに、多くの人達がカバーしております。
私達も、そんなオールディーズに親しみましたので、これをカバーしたという、感じでございますが。

先週も申し上げましたが、昔から結婚式の披露宴にですね、引っぱり出されることが多くて。
そん時になんか、芸やれという・・言われましてですね。
いろいろ考えて、じゃなんか、作ろうかと。

それで、まあホームレコーディングで作りましたのが。この「Let It Be Me」でございます。

それが長じて、まりやのライブでやったり、僕のライブの千秋楽で二人で歌ったり・・
そうしているうちに、レコーディングされまして、まりやのベストアルバ『Expressions』に収録をされました。

ファンの皆様にはお馴染みの1曲でございます。

♪ Let It Be Me (New Remaster)/竹内まりや Duet With 山下達郎

 
~ CM ~

♪ Wild Thing/The Troggs

◎リスナーからのお便り(茨城県守谷市のN.Gくん、18才) 

『こんにちは。初めてハガキを送ります。
私事ですが、大学受験を終えて4月から無事大学生になることができました。

長かった受験生活も、達郎さんの歌とサンソンを聴いて乗り越えることができました。
ほんとうにありがとうございました。

3月24日のNHKホールでのライブも、とても感動しました。
達郎さんから合格祝いを頂いたような気持で嬉しかったです。

これからの大学生活も、達郎さんの歌とサンソンを聴いてがんばりたいと思います。
これからも応援しています。
5月10日は僕の誕生日なので代読をお願いします。』

達郎氏:

すごいですね(笑)
18才ですよ!

僕、18才の時に63の人の番組に、ハガキなんか書きませんでしたよ。
ほんとに、何ていうかジェネレーションギャップというのが無くなっていいですね、ほんとに!

最近、ほんとに、あの・・
良い時代になったな、と思いますね(笑)

♪ Waiting To Touch/Billy Griffin

◎リスナーからのお便り(茨城県土浦市のK.Mさん) 

達郎氏:

私のツアーが終わりまして、ライブ関係の質問というのがですね、たくさん、たくさん頂いておりますが。

そんな事聞いて、どうすの?っていうのが、すごくありますが。
そういうじゃないものも、ありますが。
玉石混淆(ぎょくせきこんこう)で。

茨城県土浦市のK.Mさん

『今回のツアーで、ステージ上に小さいキューブ型のスピーカーが前方、中央にありましたが、この小さなスピーカーからも音出しをしているのでしょうか。

また、どのような効果があるのですか。
客入れBGMの時は音が出ていなかったような気がします。』

達郎氏:

最前列に近い席ですと、中央に座っておりますとですね、PAが左右にありますが、そのスピーカーの音がですね、直進性が強いので、最近はデジタルですので。

真ん中が、いわゆる中抜けと言いまして、一番前に座ってる人はですね、PAの音が聴こえにくいんですね。
ですので、一番前の人用のために小さなスピーカーを置いて、そこから特にボーカルの帯域の音をですね、出しているようにしますと、中抜けを防止できますにで・・
そういう具合な効果でございます。

私にかぎらず、誰でもやっております。

◎リスナーからのお便り(豊中市のF.Kさん) 

『達郎さん、ツアー終了おめでとうございます。
ネタバレ質問OKとのことなので、伺います。

今回の「DOWN TOWN」で「Do You Remember Sugarbabe?」と叫ばなかったのは何故なのでしょうか。
バンド時代からずっと、これがあったと思いますので、とても気になりました。
気分ですか?
よろしかったら教えて下さい。

今はゆっくり休んで英気を養って下さい。
そのあとでレコーディングよろしくお願いします。』

達郎氏:

借金取りみたいな話ですね、これ(笑)

4曲目に、もしくは前半5曲めに演奏しましたので、前半に演奏しましたので、そうしたナレーションは無しです。

今回の「DOWN TOWN」はシュガー・ベイブ解散以後ですね、一番シュガー・ベイブに近いアレンジで、ほぼ完コピでやりました。

80年代、90年代は、もうチョウ適当なアレンジで最後の方にやっておりましたので、まぁ「Do You Remember Sugarbabe?」ってのをやりましたし。

それを、ほんとの意味でのシュガー・ベイブ時代のアレンジに戻してですね、演奏しました。
三谷君にクラビ弾いてもらって、宮里君にタムまで叩いてもらいまして。
忠実にレコードのバージョンを再現したバージョンですので、エンディングにコーラスも入っております。

そういう感じでございますので、ナレーションは無しでございます。

♪ Shake It Well/The Dramatics

◎リスナーからのお便り(沖縄県北谷町のT.Mさん) 

『長丁場のツアーお疲れ様でした。
私は沖縄公演を鑑賞しました。
フランキー・ヴァリが最高です。

達郎さんのステージの守護キャラ、ゴジラ君は毎回のステージ終了後は、どのような運搬、保管されるのでしょうか。

専用の箱に入れて、他の機材と一緒に片付けられるのでしょうか。
それとも達郎さんが、わざわざホテルに持ち帰ってご自分の鞄に保管しているのしょうか。
全公演が終了したら、やっぱり達郎さん自宅に戻るんでしょうか。

気になります。』

達郎氏:

気になったら、どうなるんだ(笑)

川崎市のN.Tさん。

『今回はステージにゴジラが見当たりませんでしたが、何かの事情があったのでしょうか。』

いや、ありましたよ、ちゃんと。
私の足元に、置いてあります。

ちょっと見にくい位置だったので・・控えめに。

ゴジラはちゃんと箱に入れて、運搬用のトランポのトラックに積んでおります。
終わりましたら、事務所に持って帰ります。

何を・・(笑)
何か言ってて虚しくなってきます(笑)

◎リスナーからのお便り(川崎市のN.Tさん) 

『セットの建物の2階の窓からテレビの画面の明かりが漏れていましたが、流していた画像は何でしょうか。』

達郎氏:

そんなこと聞いて、どうすんだ(笑)

私も実は知らなかったです。
さっき聞きました。スタッフに。

アイス・エイジだそうです、あのマンモスのアニメ。
なんで、そんなものかけてるのかと。
ブタカン(舞台監督)のアシスタントがいましてですね。
超電ってやつなんですけどね。

超電導を大学で勉強してたので、超電ってアダ名になっておりますが。

こいつが、アイス・エイジが好きで、それをかけてたんだそうです。
聞く方も、何でですけど、答える方も何でですね。
中間業者のあたしはどうしたらいいかと(笑)

♪ When We Pull The Shades/Eugene Record

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

来週も引き続き同じ内容ですが。
来週はコンピ、結構中心に。
今週はアルバムの再発でございますが、来週はコンピレーション、オムニバスもののヤツを中心にお届けをしたいと思います。

◎リセット

達郎氏:

しばらくお便りをですね、なかなかチェックできないでおりましたら、山のように溜まってしまいまして。

リクエストがですね、3ヶ月、4ヶ月溜まりに溜まっておりますので、1回リセットしたいと思います。

ほんとにたくさんリクエスト頂いて、ありがとうございます。
どうしても、かけて欲しい、そういうようなヤツは、しつこく頂きますとですね、大丈夫でございます。

忘れてるわけではないです。
チェックしてるんですけど、とにかく間に合わない(笑)

あっという間に二月経ってしまいますので。
引き続き、リクエスト、お便りたくさんお待ち申し上げております。

〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係

ハガキでも、この体たらくですので、メールなんかやったらもう大変ですね、もうね。
皆さん、どうやって、やってんでしょうね。
他の人達。
頭が下がります。

◎リスナーからのお便り(秋田県大仙市のK.Yさん) 

達郎氏:

面白いお便りを頂いております。

『唐突ですが、達郎さんに質問です。
ストーンズのチャーリー・ワッツのハイハット抜きについて、ご教示ください。
最近ネットで知ったのですが、説明文を読んでもイマイチです。

ドアホです。
ハイハット、スネアが何か・・
彼がジャズ出身であることは、ようやく判りました。

技の仕組みや、その特徴が顕著な曲、彼のレベル等について教えて下さい。
人によっては、ヘタ、上手、味・・と評価が様々で、私には暴れ馬の手綱をとる騎手に見えます。

単なるファンのひいき目ですが。
季節の変わり目、ご自愛ください。』

ストーンズのチャーリー・ワッツのハイハット抜き・・
そんな事言われましたらですね・・・

チャーリー・ワッツはですね、演奏する時にハイハットをですね、スネアのタイミングだけ抜くんです。
それがチャーリー・ワッツの最近の特徴ですけども。

私は全然、賛成しません。
グルーブがそこで途切れますので。

そうやって叩いてるドラマーだと、やめろっ!って注意したりしますけど。

口で言っても判らないので、今日はドラム・マシン持ってきましたので。

ドラムセットというのは、ご覧いただいて判るようにベース・ドラムで一番でっかいやつがあるんですが、あれ、キックといいますが。

それを基準にビートが組み立てられます。

♪ Base Dr.

これがベース・ドラムの音ですが。

これにスネアドラムっていうのが・・・
♪ Snare Dr.

こういうのがありますね。
これを一緒にいきますと・・

♪ Base&Snare

こういう具合になりますね。
これが左手です。スネアが。
キック、ベースドラムは当然足ですが。

で、それにハイハットってのが右手でたたく・・
向かって右側に置いてありますが・・右利きの人は・・
それを右手でたたくもので。

左手と右手がクロスする・・
こういう音がします。

♪ ハイハット

で、これを両手で・・上半身ですと右手が・・

♪ ハイハット

左手がスネアですから

♪ ハイハット&Snare

普通はこうやって叩くんですが。
チャーリー・ワッツという人はですね、このスネアのところだけハイハットを抜くんです。
どうやるかといいますと・・

♪ ハイハット&Snare

それにキックを叩きますと
ノーマルですと・・

♪ Base&ハイハット&Snare

お判りになりますでしょうか。
これがチャーリー・ワッツのスタイルで。
でもチャーリー・ワッツは初めは、ちゃんと普通に叩いてたんです。

1960年代から70年代はブラウンシュガーのビデオ見ましたけども、ちゃんと叩いてました。
それが90年くらいになりますとですね、もうすでにハイハット抜きに。
2拍目、4拍目は抜いて叩いてますので、80年代くらいから始まったんじゃないかという予測がありますが。

曲はかけません。
いくらでもYOUTUBEで見れますので。
ご覧になってください。

僕は、全然好きじゃありません。
グルーブが止まりますので。

時々、小笠原くんがやったりしますけど。
厳しく言いますが。
あの人は、入り込むとわからなくなる人なので、時々やりますね。

でも好きじゃありません、ぜんぜん。
お便りが面白かったので、思わずお応えしてしまいました。

♪ Somebody Waiting/Eydie Gorme

◎リスナーからのお便り(仙台市のY.Nさん) 

『コンサートでタンバリンを置いてある台にあるタマゴは何でしょうか。
ずっと気になっていました。
差し支えなければ教えて下さい。』

達郎氏:

タマゴのマラカスです。
時々、昔は使ってたんです。
最近、使わなくなってきましたけど。
なんか・・・惰性で置いてあります(笑)

一昨年のマニアックツアーではですね、タンバリンをマイクに吊るしてたんですけど。
叩いて戻すときにですね、手間とるので、今回から台にしまして。

すごく楽になりました(笑)

◎リスナーからのお便り(山形県南陽市のC.Mさん) 

『昨年10月、山形県南陽市のコンサートへ行って以来、熱に浮かされたように、毎日、毎日仕事への通勤の車中で達郎さんのCDを聴き続けた結果、なんとカーステレオが壊れてしまい、CDをす~っと飲み込んだまま、うんともすんとも反応しなくなってしまいました。

とても悲しいです。
早急に修理予定です。

ところで、また質問ですが、この度のコンサートのアンコールで花笠音頭の演奏からのドーナツソングからハッピー・ハッピー・グリーティングという流れがありましたが、あれは山形ということでの、サービスだったでしょうか。

だとしたら、益々、感謝感謝ありがとうございます。』

達郎氏:

各地でやっております。

山形なので花笠音頭です。
名古屋ですと、金太の大冒険をやりました。
「つボイノリオ まんせー」って言ってやりました。
いろいろあります。

◎リスナーからのお便り(渋谷区のA.Nさん) 

『3月24日NHKホールでお壊れたライブへ行ってきましたが、あっという間の3時間半で楽しく過ごせました。

達郎さんのライブへ行くのは4回目でしたが、今回が一番明るくて、達郎さんが楽しんでやっているのが、印象的でした。

一番心に残ったのは「土曜日の恋人」です。
CDで聴くのと、また違ったライブ感が出て良かったです。
でも、この曲でサックスの宮里さんが、何をしていたのか判らず気になります。

ツアーが終わったら、どこかでお話頂けると嬉しいです。』

達郎氏:

「土曜日の恋人」は楽器の数が多いので。
6リズムの、6人のリズムセクションだと間に合わないので。
コーラスお願いしてる三谷泰弘さんに、エレクトリック・ピアノ弾いて頂きましてですね。

宮里君にはパッドでですね、サンプリングされたタムと、それからビブラフラップ・・番組で時々やりますが、ビブラフラップをやってもらってます。

宮里くんは今回は大活躍でタムも叩いてもらいまして、パーカッションもやってもらいました。
バリトンサックスから・・そのうちピアノを弾かせる感じになって行くと思います。

あの人、ピアノすごい上手いんで。

今回の10人のうち9人までがピアノを弾けるという(笑)
そういうアレなので(笑)
そういうのを利用して、また行きたいと思います。

◎エンディング 

達郎氏:

てなわけで、今日はこのへんで。

♪ 今日の想い/竹内まりや

今週のオンエア曲

14:04 Let It Be Me (New Remaster)/竹内まりや Duet With 山下達郎
14:08 Wild Thing/The Troggs
14:13 Waiting To Touch/Billy Griffin
14:20 Shake It Well/The Dramatics
14:28 When We Pull The Shades/Eugene Record
14:39 Somebody Waiting/Eydie Gorme
14:46 今日の想い/竹内まりや

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