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山下達郎さん サンデーソングブック 2016年5月8日『ゴールドで棚からひとつかみ』

山下達郎さん サンデーソングブック 2016年5月8日『ゴールドで棚からひとつかみ』

長崎市内は、午後から雨になりました。
久し振りにバンドの練習、達郎さんのあの曲、この曲・・楽しい練習でした。

今日のサンソン、ホールは音を吸って段々鳴ってくる・・というお話、すごいですね。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

5月もゴールデンウィークが、あっという間に終わりまして。
明日から、また日常が戻ってまいります。

海外旅行で楽しんだ方。
家族サービスで、もうぐったりだよとおっしゃる方。
連休も仕事だったよとおっしゃる方。

被災地の方は、連休どころじゃないと、そういう方もいらっしゃいます。
いろいろな方が、いらっしゃいますが。

実は、これ私、前倒しでございまして。
ですから5月8日は、お天気のお話とか出来ないのが、まことに残念でございますが。

それぞれのゴールデンウィーク、この1週間・・・
お疲れになった方もいらっしゃるでしょうけれども、少しでもサンデーソングブックで癒やされて頂きたいと思います。

私は、また曲書きが始まりまして。
いろいろと作業しております。

打ち込み、始まる・・
曲書き、始まる・・
そういう感じでございます。

スタジオ仕事がスタートでございます。
がんばっていってみたいと思いますが。

番組の方は先週に引き続きまして、ゴールデンウィークでございますので『ゴールドで棚からひとつかみ』ですね。
もう、あんちょくこの上ないプログラムでございますが。

普段、あんまりかかってない曲が、かかりますのでですね。
これも、これでいいかなという。
今日で1230回でございます。
もう、あとちょっとで1234回を迎えます。

いやぁ、来たもんだな!という感じが致します。
1300回、すぐでございますね。
引き続き、がんばっていきたいと思います(笑)

ゴールデンウィークの最終日でございます。
今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます山下達郎サンデーソングブック。
『ゴールドで棚からひとつかみ』
先週に引き続きまして、今日も最高の選曲と最高の音質でお楽しみを頂きます。

先週も申し上げましたが、テレビ東京の系列にて、毎週月、金、連続で、夜11時から放送中の経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト 」
略して「WBS」でございますが。

これのエンディングテーマとして竹内まりやさんの新曲「今日の想い」がオンエア中でございます。
現在、iTunes レコチョク含みまして各配信サイトにて配信されております。
是非とも、よろしくお願い申し上げます。

詳しくはワーナーミュージック・ジャパン、竹内まりやスペシャルサイト、御覧ください。

♪ 今日の想い (Radio Edit)/竹内まりや

~ CM ~

♪ This Golden Ring/The Fortunes

◎まずはThe Fortunes 

達郎氏:

イギリスはバーミンガム出身の5人組のボーカル・インスツルメンタル・グループ。
たいへんコーラスが上手いグループでございます。

1966年、全英15位という。
シングルカットされました「This Golden Ring」という曲でございます。
明るい・・・
最近Fortunes、かかりますね。

本日も、ベタなものレアなもの・・
あんまりレアなものないか。
いろいろと振り幅広く。

◎スティーヴィー・ワンダー 

達郎氏:

先週のニール・ヤングと同じようにですね、CDをあさっておりましたら、やっぱりこう、圧倒的な存在感で迫って参りましたが、スティーヴィー・ワンダーでございます。

73年のアルバム「インナーヴィジョンズ」
だけど、チャートを見てみますと、あれですね・・
「インナーヴィジョンズ」も・・プラチナになってないんですね。
ゴールドレコードにもなってないという。

あまりにも先行きすぎていたんでしょうかね。
ミュージシャンとか業界シンパシーとか抜群でしょうけど(笑)
傑作に変わりはございません。

73年のスティーヴィー・ワンダーのアルバム「インナーヴィジョンズ」から「ゴールデン・レディ」
この複雑なコード進行の妙。

♪ ゴールデン・レディ/スティーヴィー・ワンダー

◎リスナーからのお便り(札幌市のT.Hさん) 

『そんな事聞いて、どうすんの。

唐突ですが、路線バスに乗ることはありますか。
ありませんよね。

そこで学生時代を思い出して下さい。
自分の降りるバス停が次となった時に停車ボタンを押す派ですか。
それとも、どうせ誰かが押すだろうから、押さない派ですか。

それともう一つ。
座席に座る派ですか。
それとも、席が空いていても、座らず立っている派でしょうか。

高校生の頃の自分は、押さない派で、できれば最後部の席に座りたい派でした。
途中から自分の思っている以上に人が乗ってきて、満員に近い状態になったりすると、自分の降りるバス停に近づいて来るにつれ、どのタイミングで席を立とうか、イライラすることもしばしば。

今思うと変な高校生でした。』

達郎氏:

高校生、大体そんなもんじゃないですかね。
絶対前しか乗らないヤツとかですね、絶対後ろとか。

そういうなんか、拘りと申しましょうかですね・・・
それを今書いてくるのが凄いですね。
53才の方でございますがですね。

よっぽど暇なんですね。
ゴールデンウィークですからね。

『達郎さんは、映画はよく見ますか。
マカロニ・ウェスタンはお好きでしょうか。』

「荒野の1ドル銀貨」ジュリアーノ・ジェンマ・・・
また下さい(笑)

♪ Golden Hands/Odyssey

♪ Golden Touch/Rose Royce

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

来週は、普通の「棚からひとつかみ」
ここの間、半年ほどですね、CD山のように溜まっておりますので・・・
オールディーズものの。

結構いいものが沢山ありますので。
そういうものをご紹介したいと思います。
5月中は、そんな感じで進んで行くことになります。

リクエストも引き続き、たくさんお待ち申し上げております。

〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係

♪ Golden Apples Of The Sun/Judy Collins

♪ Goldigger/Mint Condition

◎リスナーからのお便り(長野市のO.Kさん) 

『先日、エレベーターを待っていた時のこと。
場所は7階、フロアには私ひとり。
その時、どこからか聞こえてくる声。

後ろを振り返っても誰も居ません。
誰もいないのに、声だけがだんだん近づいてきたその時・・

ヒーン・・エレベータのドアが開き、出てきたのはおしゃべりに夢中なおばちゃん達。
遠ざかるおしゃべりの声。
一人になったエレベータの中。

あの声は、いったい何階先から聞こえてきたのだろう。
恐ろしい体験でした。』

達郎氏:

すごいものですね(笑)

◎リスナーからのお便り(東京都町田市のH.Yさん) 

『先日、会社帰りに、小さな幸運なことに満員電車の車内で、途中から座ることができました。
目的地まで1時間、座り、途中で寝てしまいました。

達郎さんも今までに小さな幸運がありましたら、教えてください。』

達郎氏:

ふふふ(笑)
体験のあとに質問という、この方のですねパターンでございますが(笑)。

あれですね、CDの中にジャケットが2枚入ってたとかですね。
歌詞カードが2枚入ってたとかですね。
そういう時には、小さな幸運、感じることがありますね(笑)

『2年前、埼玉県さいたま市にある鉄道博物館で、普段入ることのできない国鉄JRで活躍した101K車輌の乗務員室に入り、運転台に座ることができました。
この日の僕は幸せでした。

そこで、達郎さんは普段入ることのできないところへ行けるとしたら、どこへ行きたいですか。』

そりゃ、皇居でしょ!
「道灌濠(どうかんぼり)」・・もう300年以上変わらないというですね、あそこの奥へ是非・・・
東京で一番自然が残ってるのは皇居ですからね。

その「道灌濠(どうかんぼり)」の深淵なところを是非見たいですね。

◎リスナーからのお便り(秋田県にかほ市のS.Kさん) 

『半年に渡るライブ、お疲れ様でした。
私も、南陽、仙台に参加させて頂き、今もなお余韻に浸っています。

ところで質問なのですが、今回のライブは明るい曲とシュガー・ベイブ・ソングス、40th中心の選曲ですと、達郎さんがおっしゃっておられましたが、何曲くらいの候補から選ばれたのでしょうか。

ライブが始まってから途中に選曲を変えたともおっしゃっていましたが、どのような感じで決まったのでしょうか。

よろしければ教えていただけると嬉しいです。』

達郎氏:

いつも50曲以上リハーサルします。
だいたい、それの半分できればいい方で。

でももう7年、8年うやってますので・・
今年コーラスが変わりましたので、また更に多目にですね、やりました。
今年は実際に、50曲近く練習しました。

途中で曲を減らすのはですね、少しづつですけど、演奏時間がトータルで長くなります。

ので、途中から1曲減らしました。
時々、あります。

昔は初演やって、2,3日やって1曲減らしたり。
あとは、変えたりとか、曲順変えたりとか、そういうことありますが。
最近は、割りと緻密にリハーサル出来ますので、あまり変えないですね。

今年はちょっと、途中からすごく、10分、15分延びてきましたので。
インプロビゼーション が長い曲が多いので。
それがすごく延びてきましたので、1曲減らしました。

◎リスナーからのお便り(草津市のM.Oさん) 

『初めてお便りをします。
先日、目黒川の近くで息子夫婦が結婚式を挙げました。
来賓は達郎さんの音楽を熱く語り、新郎新婦の映像バックは「HAPPY HAPPY GREETINGS」に、締めは、まりやさんの「人生の扉」が流れました。

私は親族挨拶で息子夫婦が友人、知人とともに生きている今の時代に「希望という名の光」を感じると申しました。
達郎さんから時代を共有する私達への連帯と共感のメッセージをいつもコンサートで感じます。

達郎さん、まりやさんの音楽や人生態度が通奏低音のように流れて、よい結婚式となりました。
一方的、かつ心からお礼を申し上げます。
そして「人生の扉」をリクエストします。

ひとつお尋ねですが、京都にあるロームシアターの音響は、時とともに熟成していくとおっしゃいました。
ホールはよく楽器に例えられますが、音波の軟弱な作用が巨大、堅牢、複雑な構造物に如何に影響を及ぼすか、想像を超えています。

音楽家の実感だと思いますが、少し補足して頂ければ幸いです。
これからも、まりやさんと共に元気に、いつまでも歌い続けてください。』

達郎氏:

草津の方が、京都ロームシアターで・・
息子さんは目黒川で結婚式・・
よく判りませんがですね。

ホールもそうですけど、そうした音楽の場所というのはですね、音を聴かせてやるうちに、段々段々鳴りがよくなります。

昔から言われますのはですね、アコースティック・ギターはステレオのスピーカーの横に置いておきますと、スピーカーから出る音が共振しましてですね、段々段々鳴りが良くなるという。

ホールはほんとに、色んな音楽を鳴らしまして、そういう音楽を吸ってですね、段々そのホールが鳴ってくるという・・・

鳴ってくるってあるんですよ。

例えばスピーカー買っても、最初からですね、鳴りませんから、エージングと言いまして、ヘッドホンなんかもそうですけど、音をひたすら出し続けさせると、段々段々音が練れてきて鳴るという。

そういうようなものでございます。
ただ、新しく出来たホールは、そういう具合に鳴るまでに何年もかかります。

大阪フェスティバルホール、それから京都ロームシアター・・
ま、5年で鳴ってくれば、良い方だなという、そういう感じでありますが。

でも二つとも、いい鳴りしてますので、将来が期待できます。
また来年のツアーで、やってみたいと思っております。

◎エンディング 

達郎氏:

というわけで今日はこのへんで。
来週は普通の棚つかです(笑)
けっこう名曲が揃っております。
お楽しみ頂けると思います。

今日の最後は、ゴールド絡みですので・・
王様が触れるものが全部ゴールドになってしまうというですね、MIDAS王の話からインスパイアされまして、私が2005年のアルバム「ソノリテ」の1曲目に入れました。

♪ MIDAS TOUCH/山下達郎

今週のオンエア曲

14:03 今日の想い (Radio Edit)/竹内まりや
14:06 This Golden Ring/The Fortunes
14:10 ゴールデン・レディ/スティーヴィー・ワンダー
14:16 Golden Hands/Odyssey
14:20 Golden Touch/Rose Royce
14:29 Golden Apples Of The Sun/Judy Collins
14:34 Goldigger/Mint Condition
14:45 MIDAS TOUCH/山下達郎

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