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山下達郎さん サンデーソングブック 2015年06月14日「Your Favorite あなたの好きな山下達郎特集」

山下達郎さん サンデーソングブック 2015年06月14日「Your Favorite あなたの好きな山下達郎特集」

長崎は梅雨らしい天気で、土曜日は雨・・日曜日はどんよりとした曇空。

今週のサンソンは達郎さんの曲オンリー。
全曲、想い出深い曲ばかりです。
80年代初期に達郎さんのライブ見に行き、超ハイレベルなパフォーマンスにノックアウトされたことを今でも思い出します。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

6月も中旬になりました。
梅雨が本格的に、雨降ったり、暑かったり。
ようやく、季節っぽくなってきましたが。

ジメジメしておりますですね。
私、割と室内でずっと仕事しておりますので、あんまりわかりませんが。
着ると暑いし、脱ぐと寒い、みたいな、そういうものでありますが。
夏前の・・季節感というものが漂ってきている今日この頃でございますけれども。

相変わらず、スタジオの仕事をシコシコやっております。
でも今月は割と、まだちょっと体に余裕がありますので、レコード屋とか、そういうような処に行ったりしておりますけれども。

この間、神田のレコード屋に行きましたら、この番組の超常連の方に出くわしてしまいました。
たいへんでございますが。
頑張って行きたいと・・・なにを頑張って(笑)

さて、ここんとこ、ずーっと申し上げておりますが。
本日はお馴染みのですね、聴取率週間でございます。
そういう時には、何かやれ、と。

で、私、これも毎度申し上げておりますが、今年でデビュー40週年を迎えます。
ので、デビュー40周年企画の第2弾。
今日はですね、「Your Favorite あなたの好きな山下達郎」と題してましてですね、皆様のお好きな山下達郎の歌を、リクエストを頂こうと。

いつもはハガキオンリーの番組なんですが、そういう内容の企画なので、ひとつメールでも頂こうと。

そういうことで、今週は始めたんですけども、とんでもないことに、なってしまって・・
この番組、サンデーソングブック、23年近くやっておりますが・・
この史上最高と言いましょうか、このメールの量っていいましょうか、見るだに恐ろしい。

シェイクスピアの台本もらってるみたいでですね。
すごいですよ、これ。
何枚あるのか。

全然こんなの無理です!
やんなきゃ良かったとかは、言いませんけども。
メールというのが、こんなに凄くなってるとは、夢にも思いませんでした。

ハガキもいつもよりも、3倍か4倍くらい頂いていましてですね。
それにこのメールが・・・(笑)

これ全部、読ませて頂いて、3日かかりました。
1日6時間くらい、ずっと見てました。
頭痛くなってきました。

それでも頑張って全部読みました!
特にメールは皆様のコメントが、凄く濃くて長い!
ほんとに。

これピックアップして紹介するだけで、曲なんかかけなくて55分、簡単に行ってしまうだろう・・。
えぇ、本当に、ありがとうございます。

で、あなたの好きな山下達郎。私のデビュー以来40年の中から、いろいろとリクエストを頂きました。

とにかくですね(笑)
そんなの、無理です(笑)
ので、今週頑張ってやってみて、来週もやってみようかな、なんて。

これでも、10週間くらいできますね、これで。
で、ブツブツ言っておりますが(笑)

で、ひっちゃか、めっちゃかになって、極端なこと言うと、一人一曲みたいなところがあります。
鬼のようにありますので、とてももちませんので、今週、来週2週間、やらせて頂きます。
で、今日はですね、RCA縛りで行こうと思います。

私が、ブレークした前後、ライドオンタイムでブレイクした80年前後というのが、やっぱり、とりわけ多いので。
今日は、その中から、結構ベタでございますけれども、それでも、皆様から頂いたお便りが、非常に興味深いのが多いので、そうしたお便りをご紹介しつつ・・・

大変でございます!

何曲かかるか。
「Your Favorite あなたの好きな山下達郎特集」を今日はお届けを致します。
それでも、一生懸命デジタルプロセッシングして参りましたので、音質は、いい感じで行っております。

今日は、全曲山下達郎、皆様から頂いたリクエストカード・・
皆様からリクエストカード、なんてもんじゃないんです!
何度も申し上げますが。

老若男女、色々な方から頂きまして。
そういうものを少しでも多く、ご紹介しつつ。
従いまして、あんまり完奏しないで、どんどん、乗っかって行くかもしれません。

で、前置きが長くてすみません(笑)
あまりに、あっけにとられて呆然としているという。

一番多かったのが、ダントツでライド・オン・タイムでございます。
ま、当然と言えば当然なんですけど。

おかげさまでライド・オン・タイム発売して、35年。
今だにご愛顧頂いております。
ありがとうございます。

たくさん頂きました。
そのお便りもご紹介しつつ、行ってみたいと思いますが。

栃木県宇都宮市のH.Hさん。
『達郎さんの軽快なトークにいつも楽しませて頂いております。
私にとってのFavorite SONGは、なんといってもライド・オン・タイム。
CMから流れてきたこの曲は今でも鮮明に当時の自分を思い起こせる青春時代の大切な曲。

それ以後、達郎さんの曲は全て私に離せないものになりました。
10代から三十路を過ぎた今でも、ずっとファンでいられることに、とても感謝です。
これからも素敵な曲を届けて下さい。

いつまでも応援しています』

こういう有難いお便り、満載でございます。
今日は私、山下達郎の80年前後のですね、ブレークした前後の曲を中心に、今日はRCA縛りで「Your Favorite あなたの好きな山下達郎」
最初は、ライド・オン・タイム

♪ RIDE ON TIME/山下達郎

~ CM ~

◎あまく危険な香り 

♪ あまく危険な香り/山下達郎

達郎氏:

メールで受けようっていう、これがとんでもないことになりまして。
読んでも読んでも減らない!
もう、こんなの無理だ!
でも、しょうがない。
出来るだけ。

ですので、40年、デビュー40周年、40年キャリア網羅したら、とんでもないことになるので。
今日は、私がブレークした1980年、ライド・オン・タイムがヒットしたですね、その前後のRCAのカタログで行ってみようかなと。

一番、まず多いところで・・お時間まで。

先ほど、ライド・オン・タイムが80年。
このあと、82年に出しましたシングル「あまく危険な香り」
お馴染みのやつですけれども。

これも、沢山、沢山、頂きました。

広島県福山市のM.Kさん。
『FMのエアチェックにハマっていた学生時代。
この曲を聴いて、アレっ?て思いました。
アイドルやニューミュージックとは違うサウンドに感じ入りました。
これが大人の世界なのか、誰が歌っているのだろうと思ったものです。

きっと髪型はオールバックでサングラスが似合って、ちょっとマッチョな感じの大人の男性に違いないと思っていましたが、あとになって達郎さんの写真を見てアレっ?て思ったのも、いい思い出です。』

いかにも、という感じでございますが。

◎ライド・オン・タイムへ頂いたお便り 

先ほどのライド・オン・タイムのリクエストが、ほんとに山のように頂きましたが。
ちょっとだけ。
北海道旭川市のN.Sさん

『リクエストするのは、18歳の時、プレミア3でハガキを出して以後、24年ぶりです。
ハガキをほとんど出さないVERYリスナ―です』

って、おかしいですね、これ。

ライド・オン・タイムへリクエストして頂いた方で一番面白かったヤツ。
三重県四日市市のH.Gさん。

『僕は三重県四日市市に住んです高校3年、16歳の男子です。
日曜日、毎週聞いています。

突然ですが、僕が中学3年生の時の話をします。
社会科の授業で順番に前へ出て、日本の社会情勢について1分間スピーチをする授業がありました。

僕の番ということもすっかり忘れて学校へ行きました。
社会科の先生は、とても厳しいので忘れたとはいえません。
僕は、無い頭をフルに活用し、当時発売仕立ての達郎さんのアルバムOPUSについてスピーチをしました。

達郎さんの音楽が日本の音楽業界にどれほどの影響を与えているか、そして聴く者にどれほどの力を与えるか、など、達郎さんの魅力を満載してスピーチしました。
もちろん、番組の宣伝もしました。

スピーチの最後に達郎さんOPUS、絶賛好評発売中と締めくくりました。
社会科の先生は、どの生徒にも厳しい評価をするけど、その日に僕がしたスピーチには、とても良い評価をしてくれました。

先生も達郎さんのファンだったのです。
従業が終わっても、僕を側に呼んで「山下達郎さん、いいよな」と言っていました。
達郎さんのおかげで、僕の中学3年の社会科の成績は良かったです。』

こわいですね。
将来楽しみですね!

◎SPARKLE 

達郎氏:

スパークルも、すごく多い、当然なんですけどね(笑)
今日は、スパークルかけられませんけども、もう時間がない(笑)

えぇ、仙台市のT.Tさん

『1982年の春、貸レコード屋で佐野元春のサムデイを借りようとしたら、あいにく貸出中。
しょうがないので、代わりに借りたのが「FOR YOU」でした。
その一曲目のカッティングを聴き、それ以来30年以上、達郎さんのファン。

全く色褪せず古さを感じない「FOR YOU」、今まで2000回くらい聴いていいると思います。
よっと一番大好きな曲はスパークル。
あの時、サムデイを借りた人に、今では感謝です。』

これ、ウケましたね(笑)

◎永遠のFULL MOON

達郎氏:

2002年に発売しましたRCA/AIRイヤーズのCDのリマスタリングのムーングロウのアルバムのボーナストラックに入っております。
1981年3月11日、東京は六本木ピットインでのライブバージョン

♪ 永遠のFULL MOON(live)/山下達郎

私の1979年のアルバム「MOONGLOW」に収録されております「永遠のFULL MOON」のライブバージョン、81年3月11日の東京は六本木ピットインでのラブレコーディング。

28歳になったばっかりでございます。

クドい演奏ですね、しかし。
今でもクドいですけど。
20代、もっとクドかったですね。

◎SPARKLEのイントロの弾き方 

達郎氏:

福岡市のK.Rさん、この方もスパークルにリクエスト下さいましたが、目が不自由な方らしくて、
『このメールは音声対応の携帯から送信しています、ですので、乱文でありますこと、あいすいません』

こういう方が、頂けるのはやっぱりメールならではなんですね。

『スパークルのイントロのコードについてですが、ギター・マガジンに掲載されていたTAB譜によれば4フレットをセーハして、中指で2弦の5フレット、薬指で3弦の6フレット、小指で4弦の7フレットを押さえるように書いてありましたが、これは正しいのでしょうか。

私はTAB譜でギターを覚えたので五線紙は読めません。
どうかよろしくご教授・・』

その通りなんですが、人差し指のセーハを2弦までで止めるという。
人差し指をバッとセーハしちゃ、いけません。

♪~Gui.by 達郎さん

で、あのぉ・・
親指で5フレ押さえて、Aを弾くようにして。
ついでに親指で5弦をミュートするんです。
そすと・・

♪~Gui.by 達郎さん

そすと、中指を離すと

♪~Gui.by 達郎さん

となるので

♪~Intro of SPARKLE Gui.by 達郎さん

で、次のコードは人差し指を4弦までセーハして

♪~Gui.by 達郎さん

おんなじ、アレです。
頑張ってください!
自分の曲、解説してどうするんだって(笑)
ま、どうでもいいんですが。

◎YOUR EYES 

達郎氏:

今回ですね、リクエスト頂いておりますが。
ハガキとメールでは傾向が微妙に違うんですね。

ハガキの方でですね、何故か「YOUR EYES」が凄く多くて。
メールの方だと、全然違う曲が多かったりしますが。
非常に面白い傾向ですが。

お知らせの前に「YOUR EYES」
1982年の私のアルバム「FOR YOU」に入っておりますが。

徳島県徳島市のM.Kさん。

『アルバム「FOR YOU」の発売当時、中3だった私。
英語の授業前にビートルズやママス・アンド・パパスをラジカセで歌ってから授業に入る先生がいました。

その先生に「YOUR EYES」のリクエストをしたのです。
先生は、さっそく翻訳した歌詞カードまで作ってくれて、クラスメートで「YOUR EYES」を歌ってから、授業を始めました。
素晴らしい想い出です。

もうその先生は亡くなられましたが、哀悼の意味も含めまして、どうか宜しくお願いします』

いいお便りですね。

福岡市のS.Nさん。

『「YOUR EYES」は大好きで、長男・長女の披露宴のBGMに使わせて頂き、感慨深い曲となりました。
私の達郎さんのライブ初参加は、30年以上前の佐賀市民会館です。
それがレアな体験だったことを、2年前の佐賀文化会館で知りました。
佐賀のファンも成長しましたね。
福岡サンパレスでお待ちしております。』

また、今年のツアー、博多でよろしくお願いします(笑)

♪ YOUR EYES/山下達郎

~ CM ~

◎インパクトが・・ 

達郎氏:

久しぶりのオール山下達郎リクエスト特集でございますが。
デビュー40周年企画の第二弾。

いわゆる聴取率週間の時に、いつもハメますが。

でも、このメール付きの「あなたの好きな山下達郎」、これちょっとインパクトが、私にとってはありました。
特にメールは、皆さん凄く長く書いてこられるので。

様々な方のですね、様々な人生の中での、私の曲の想い出というのを、たくさん書いて下さいました。
ほんとに、読んでいるとですね、グットきてしまいます。

ポップミュージックは、そうした意味では人生の対象化といいましょうかですね、その方々の、それぞれの想い出が反映されるものなので。

それが自分の歌が、そういう具合に聴かれているのかという、新鮮な驚きといいましょうか。
ありがたいことで、ございます。

◎来週 

達郎氏:

とても一週間では間に合いませんので、来週も引き続き行きます。

引き続き、リクエスト、お便り、たくさんお待ち申し上げております。
来週は、ちょっとこちらの方に移ってきまして、MOONイヤーズでいってみたいと思いますが。

ほんとにありがたいことなんですが、シュガーベイブの時代から、2000年代までですね、割りとまんべんなく、色々な曲をリクエスト頂いております。

ほんとに、嬉しいです。
意外なのは、クリスマス・イブが思ったより、全然少ないことです。
あとは、もうバラけてると申しましょうか、一人一曲みたいなところが沢山ございますがですね。

全てにお応えしたいのは、山々ですが。

あと、シュガー・ベイブのリクエストはSONGSを発売した時にですね、特集やりますので、その時までに、ハガキ、メールとっておきますので、お待ちください。

◎潮騒(The Wispering Sea)<『Come Along』Ver.> 

達郎氏:

さ、お次なんですが・・・
だんだん、くたびれてきましたね。
潮騒にたくさん頂いております。

いつも頂く、福島市の超常連の方、Kさん。

『今から36年前に達郎さんの「潮騒」の曲と出会いました。
初めは誰のなんていう曲か分からなかったのですが、ドライブ中に曲が流れ、達郎さんの曲ということを、その時に付き合っていた彼に教えてもらいました。

その後、結婚。
そして今は離婚し、想い出だけが美しく残っています。
今でもこの曲を聴くと、逗子のトンネルを抜け出て一面海が見えた、あの時に戻れます。
私の想い出の曲「潮騒」』

酒田市のS.Rさん。

『私達の結婚式の時、使わせて頂いた「潮騒」です。
二人とも海が好きで、ドライブなどしていたので、達郎さんの曲をお客様の退場の時、流しました。
そんな私達も結婚30年近くになろうとしています。

日曜の午後は、車の中で達郎さんの曲を聴き、二人の生活を楽しんでいます』

皆さん、生活で出ております。

これもメールで頂きました。M.Sさん、住所が書いてありませんが。
『Come Along』のバージョンで聴かせてくれと。

『Come Along』・・・出しましょうかね、ちゃんとね、正規に(笑)
RCA/AIRイヤーズにリマスタした時に全部買った方に、おまけで付けましたが。
『Come Along』『Come Along2』・・・出しましょうかね。

でも、あれなんですよね。
いわゆるプロモーション用に作ったものなので、マスターがコピーなんですよね。
コピーの上にナレーションかぶせているので、若干その正規盤より音が悪いので。

それが、ちょっと気になって、正規盤にしなかったんですが。
『Come Along』今だに人気が高いようなので、ちょっと考えてみましょう。

♪ 潮騒(The Wispering Sea)<『Come Along』Ver.>/山下達郎

◎エンディング 

達郎氏:

というわけで、とても無理です。
来週も引き続きやりますが、完全に焼け石に水です!
かけても、かけてもダメですね。

なので、この続きは来週。
来週も引き続き「あなたの好きな山下達郎リクエスト特集」
もう、今頂いているおハガキとメールだけで、もう完全にオーバーフローですので、今からメール頂いても、ご紹介できませんかもしれませんので。

今日の最後はですね、ライド・オン・タイムの一曲目。
Someday、いつか。

これ結構たくさん頂いているんですよ。
この方、メールで頂いて、名前が書いてございませんがですね。
ご主人と付き合い始めた頃にご主人が聴かせてくれたと・

『達郎さんの声を聞いて、心がホッとするのは夫の愛を感じて心が満たされる時の感覚に近いです。これからもずっと聴き続けていくでしょう。
ホームのような存在です。』

ありがとうございます。
ありがたいお便りでございます。

大阪府高石市のU.Yさん。
『できましたら、99年2月11日の大阪フェスティバルホールでのアンコールのライブ音源をお願いします』

間に合いませんでしたので、今日は最新ライブでお届けします。
昨年14年の10月10日、名古屋のボトムライン、ライブハウスでの一番最後のやった、一曲だけ余ってるので、やった「いつか」

いつものようにPAアウトなので、音質はご勘弁。
この続きはまた来週。

♪ いつか(Someday)<Live/’14.10.10.ボトムライン>/山下達郎

今週のオンエア曲

14:06 RIDE ON TIME/山下達郎
14:11 あまく危険な香り/山下達郎
14:17 永遠のFULL MOON(live)/山下達郎
14:25 YOUR EYES/山下達郎
14:35 潮騒(The Wispering Sea)<『Come Along』Ver.>/山下達郎
14:41 いつか(Someday)<Live/’14.10.10.ボトムライン>/山下達郎

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