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山下達郎さん サンデーソングブック 2015年08月02日『SONGS 40周年記念特集 Part.2』

山下達郎さん サンデーソングブック 2015年08月02日『SONGS 40周年記念特集 Part.2』

ようやく梅雨明けした長崎。
暑い日が続いています。

今週のサンソン、SONGS40周年記念盤を出すにあたっての達郎さんの大瀧さんへの思いが伝わってきました。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

東京は、もう、うだるような厚さが連日続いております。
えぇ・・体調を崩しやすい・・熱中症等、皆様お気をつけ下さい。

と思うと、なんかゲリラ豪雨とかですね、そういうのがありまして全国的に、なかなか不安定な天気でございますが。
なにしろ、まあ暑いのは、ほんとに体力使いますのでですね。くれぐれも。

私、先週は、ちょっとお休みもらいまして、大阪に文楽観てきまして。
文楽劇場で。
生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)観てまいりました。

桐竹勘十郎さんの萩の祐仙という、医者の役なんですが、ほんとに素晴らしくてですね。
人形が、こう・・・命を持つというか、そういう瞬間が、ほんとうに感動致しますね。
また来月、行ければなと思っております。

あまり、仕事もしないで、そういう事ばっかりやってもしょうがないんですが。

ちょっと、のんびりしまして、今週も、あんまり忙しくないので。
なんですが、今週は、いよいよSUGARE BABEのSONGS、40周年記念バージョン
SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition-の発売日でございます。

8月5日。

ですので、あんまり今回は40周年ですのでですね、取材もそんなに、なくてもいいかなと思っておりましたら、意外と雑誌取材あったんですが、最近はWEB、ネット関係のインタビューってのが多いので。

そういうやつはですね、文字数がすごく多いので、「てにをは」を直したりですね、原稿直しと言いましょうか、そういうものがものすごく時間がかかって参ります。

インタビュー記事というのは、喋ってるものなので、それが、そのまま写してもですね、なんかすごく、ぞんざいな記事にしかなりませんので。
きちっとした話し言葉でですね、直してやらないと、ほんとにこう、思いつきの話になってしまいますので。

それをこう、細かく直すのに、かなり時間がかかりまして(笑)
原稿量が多いので。
昔みたいに雑誌ですと、ほんとに、ちょっとで済むんですが。

WEBですと、いくらでも書けるという。
そういうものが、逆に裏目にひぃひぃ言っておりますが。

ようやく終わりそうで、ございます。
あと、残り雑誌ひとつで、ございまして。
頑張って、今週は原稿直しのラストスパートでございます。

番組の方は、そういうわけでSONGSが40周年記念盤出ますので、先週からSONGSの40th Anniversary Ultimate Editionの特集をさせて頂いております。

私の一番最初に活動を始めたグループ、SUGARE BABE。
1975年に一枚だけ出しましたアルバム「SONGS」。
これが40周年を迎えました。

ということは、私もミュージシャンとしてスタートして40周年を迎えます。
自分のデビュー40周年 = SUGARE BABE 40周年と同じですので、先週はちょっと自分史も含めつつ、やらして頂きまして。
SONGSのアナログA面をご紹介いたしました。

今週はアナログB面から、今回初めてやりましたリミックスのお話、それから出来ますれば、ちょっとだけボーナストラックのご紹介などもさせて頂きつつですね。
Part.2でございます。

シュガーベイブ SONGS 40th Anniversary Ultimate Edition特集Part.2

今日も宜しくお願いします。
いよいよ8月5日発売でございます。
それでは、お知らせ挟みまして、さっそく後半いってみたいと思います。

 
~ CM ~

◎いつも通り(2015 Remaster) 

達郎氏:

先日、ナタリーというWEBの取材を受けました時に、戦後70年でSONGSが40周年ってすごいですねって・・・かなりビビリましたよね。
そうか!そうだったのか!と・・

出しました時は22歳でございまして。
還暦超えて、よもやですね、SONGSの特集をやろうとは、夢にも思いませんでしたが(笑)
ほんとに、ありがたいことでございます。

今日は、オリジナルSONGS、SUGAR BABE・・オリジナルアルバムのですね、アナログB面をお届けしたいと思います。

B面の一曲目、お馴染みの大貫妙子さんの「いつも通り」
大貫妙子さん、シュガー・ベイブのメンバーとしてですね、曲を作っていくうちに、だんだん、だんだん曲作りに目覚めて参りまして、大貫妙子”調”ともいうべき独特の作風が開花した一作でございます。

♪ いつも通り(2015 Remaster)/SUGAR BABE

この曲はほんとに、名作だと思います。
コードの転調のセンスと言いましょうかですね、今聴いても、すごくユニークで。
特にフックのとこですが、

♪ Gui.~ 
 街は いつも通り・・・
 きっと いつも通り
 にぎやかな人並みが あふれてる
 だからひとりで 飛び出す

この展開は素晴らしいですね!

でも当初、彼女が作っていて「メロディーはここへ行きたいんだけど、コードどう行っていいのか判らない」そういうですね・・・
ちょっと手伝ったりしましてですね。

このメロディーの進行の仕方って、非常にユニークであります。

ここのところ、リマスター、リミックス・・・いろいろやっておりますと、バンドのアルバムというよりは、やっぱりこう非常に作家的、あと編曲家的なアルバムでありまして。

レコーディングやってる最中にドラマーを変えて、複数のドラマーで演奏しておりまして。
バンドでありながら、ストリング入ってるし、ブラス入ってるし・・・
そういう非常に不思議な(笑)

ま、ですので結果的に非常に特徴が多岐に渡って、ワンパターンじゃないという。
そういうアルバムになっております。

このいつも通りという曲は、私、生まれて初めてストリングスを書いた曲でございまして。
この頃は、そんなにストリングスなんて慣れていませんでしたので一生懸命やりましたが。

でもま、コーラスと同じようにラインが考えるというものが、そんなにコーラスやっておりましたのでですね、割りとそんなに苦じゃなかったのが、ま、幸いしたという事なんでしょうが。

◎すてきなメロディー

B面の2曲めに入っておりますのが「すてきなメロディー」という。
シュガー・ベイブ作って以来、大貫さんと私の双頭ボーカルなんですが。
デュエットの曲は一曲もなかったんですね。

やっぱり女性ボーカルと男性ボーカルなんだからデュエット一曲作った方がいいんじゃないかと。
これはですのでレコーディング初めてから作った曲でありまして。
これを今日はお聴きを頂くんですが。

今回何度も申しあげておりますが。
SONGS、2枚組みでございます。
2015年リマスター・バージョンとそれから2015年に初めてですねリミックスをしまして。

リマスタとリミックスはどう違うのかというのは、のちほど詳しくご説明しますけれども。
リマスターというのは、1975年に製作されましたステレオのマスターテープを現代的なEQかけたりですね、コンプかけたり、いろいろ付帯つきで音質補正をするというものですが。

リミックスというのは、もともとのアナログの16トラックのマスターまで戻りましてですね。テープまで戻って、もう一回バランスをとってエコーかけなおして、EQその他ですね、新しステレオマスターを作るというのをリミックスと申します。

なぜ、そんなことをしたかというと、またのちほど申し上げますので、この「すてきなメロディー」というのは、その時にお聴きを頂きますが。
ので、ちょいと置いときまして。

◎今日はなんだか(2015 Remaster)

達郎氏:

3曲目、行きましょうか。
アナログB面3曲目「今日はなんだか」という。

この曲はシュガー・ベイブのライブやってる中で割りと、バラードとかミッドテンポ、スローテンポの曲が多いので、少しやっぱりアップテンポというか賑やかな曲を作ろうじゃないかと。
それで、自分で書いた曲でございます。

のでライブ向きに作りましたので、レコードの中でちょっと歌が硬いというかですね、そいう硬いって、その・・・音が硬いんじゃなくて態度が硬いですね。
そういう感じが(笑)いたします。

そんな事もライナーに書いておりますが。
いずれにせよ、アナログB面3曲目「今日はなんだか」

♪ 今日はなんだか(2015 Remaster)/SUGAR BABE

これは、今でもライブでよくやりまして好きな・・
ライブではもっと大幅にテンポアップしますが。
今年もやりたいなと思っております。

◎雨は手のひらにいっぱい(2015 Remaster)

達郎氏:

アナログB面、4曲目「雨は手のひらにいっぱい」
これもお馴染みの曲ですけれども。
これもライナーで、ずっと書いてきたことですが。
もともとは割と8ビートのサザンポップと言いましょうかですね

B・J・トーマスとかトニー・ジョー・ホワイトとか、そのような感じで作った曲なんですが。
大瀧さんが、これをウォール オブ サウンドでやってみようと。
そういうようなアイデアが出まして。

スタジオの中で急遽アレンジを変えましてですね。
私ギター弾いて、ライブでやってたんですけども、私がアコースティック・ピアノにまわりまして大貫さんがエレピをやりまして。

このSONGSのアルバムの中ではキーボード主体の珍しいアレンジになりました。
これにストリングスまで入れましてですね、ウォール オブ サウンド風に作りました。

もともとこの曲は、私の作詞作曲の作品でございますけども。

まぁ、どっかの下北沢あたりのですね、バス通りの・・バス通りといっても大きな道じゃなくて、狭いバス通りで、そこで歩いていて、そこでバスがずっとですね、水をはね上げながら走っている、それでインスパイアされて作った曲でありまして。

以前もライナーに書いたことがありますが、シュガー・ベイブのSONGSというアルバムは、なかなかこう、当時の一般的なロックメディアには決して、あまりこう・・・いい評判を受けませんでですね。

言われなき批判みたいなことをずっと受けて・・
21歳、22歳の少年ですからですね、結構落ち込んでいましたところ、私の事務所、山下洋輔さんと一緒におりましてですね、僕のその時のマネージャーが元浅川マキさんのマネージャーで。

浅川マキさんが、この歌を褒めてくれまして。
「今どき、こんな”バス”なんて言葉使う子は、なかなか珍しい、あなた頑張んなさい」って言われまして。
それすっごい救われた想い出がありまして。

浅川マキさんもお亡くなりになりましたが。
その時のことをよく思い出します。

♪ 雨は手のひらにいっぱい(2015 Remaster)/SUGAR BABE

僕はこれが個人的に、このアルバムSONGSのベストトラックだと思いますが。
しかし、聴けば聴くほどバンドのレコードじゃないって気がしますが(笑)

◎過ぎ去りし日々”60’s DREAM”

達郎氏:

大貫妙子さんの曲は、ほんとにそういう転調とメロディーラインがですね、意外性っていうか、そういうものを凄く優先して作ったんですが。
私は、どちらかというと、いわゆるパターンミュージックで、同じパターンを延々と繰り返すという、そういう曲が、この頃から好きでですね。

この次にお聴きを頂きます「過ぎ去りし日々」
もともとギター1本で作りはじめまして。

♪ Gui.(by達郎さん)

延々これで続くという。
典型的パターンミュージックですが。

これが高じて、のちのBOMBERとか全部そういうパターンになるわけですが。
その時代からやってるという。

これはちょっとニューヨーク・テイストのある曲でございます。
これを作っていて伊藤銀次さんがですね、詩をこれにのっける段になって、ちょっと60’s っぽい曲なので、じゃ、そういうような詩にしようって。

既成の曲のタイトルを織り込んでいく、そういう手法が昔からございます。
ニール・セダカの「恋の片道切符」みたいな、そういうやつですが。
そういう手法を取り入れて、私達が60年代、中高生の時に聴いてたアメリカのヒットソング、そういうようなものをですね、歌詞に色々と取り入れつつ伊藤銀次さんが詩を書いて私が作った「過ぎ去りし日々」副題が「60’s DREAM」

♪ 過ぎ去りし日々”60’s DREAM”(2015 Remaster)/SUGAR BABE

先週も申し上げましたが、今回リマスター聴いていますとですね、エレックのスタジオの中の情景が目に浮かぶというか・・
それだけ、こう生々しいんですね音が。

しかし、声がとんがってますね(笑)
ほんとに。
21歳の、この生意気盛りの声をしておりますね。
だいぶ丸くなりましたが・・

◎データ

達郎氏:

今回のこのシュガー・ベイブ SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition-
データを、たくさんなるべく正確なものをですね、入れたくて。

大瀧さんのノートがあります。
レコーディングやってた時のノートですが。
それと僕自身のスケジュール帳をつけ合わせましてですね。
レコーディングスケジュール、かなり詳細なものが出来上がっております。

あとは、私の記憶の許す限りのメンバーの演奏の曲ごとのクレジット。
オリジナル・アルバムに曲ごとのクレジット載ってませんでしたので。
この曲の左のギターは村松君で、真ん中は私で、エレピは大貫さんで、アコピは私・・みたいなそういう微に入り細に入ったですねクレジット、そういうのも入っておりますので。

44ページのブックレットに収録してございます。

◎リスナーからのお便り(兵庫県加古郡のS.Mさん) 

達郎氏:

さてB面のラストを飾りますのではですね、もともとのオリジナル盤ではおまけ、付録として入っておりましたが。
「SUGAR」という、これもライブをやる中で、ちょっとライブで映えるような曲と申しましょうかですね。
でも全然ウケなかったんですけどね(笑)

これも完全に私の曲である中のパターンミュージックです。

♪ Gui.(By達郎さん)

延々これで・・・
これが延々続くという。
そういう曲でございますが。

インスツルメンタルですが途中でちょっと歌が入る、そこがミソだというですね。
いろいろ考えて作っているんですけれども、これをレコーディングする時にですね、大瀧さん以下、布谷文夫さん、スタッフがですね、騒ぎに騒ぎましてですね。
非常にクレイジーな・・・なっております。

それも発売当初はですね、いろいろと物議を醸したりしましたが、今ではいい想い出になっております。

♪SUGAR(2015 Remaster)/SUGAR BABE

~ CM ~

◎リミックス 

達郎氏:

今回はリミックスを作りました。
リミックスとは何かというのは先ほど申し上げましたが。

オリジナルのマルチトラック16チャンネルでございますが。
ドラム、ベース、色々な楽器が別々に入ってるものを、それをミックスダウンといいまして2トラックのですね、ステレオにするんですが。

それをもう一回やり直すと。
原点に、一まで戻って、もう一回やるという。

リミックスというのは、今まででも、色々な作品で行われてますが、往々にしてですね元のソースと似て非なるものを作るという、そういうような意図のほうが強いんですが。

今回のリミックスの目的は、それではありませんでですね。
オリジナルマスターと、ほとんど違わない近似的なですねミックスを作ろうという目的で始めました。

いろいろ理由はあるんですが、将来のハイレゾとかですね、ストリーミングとか、そういうメディアに即応する、CDは44.1kHzの16bitでございますけども。
今回作ったマスターは48kの24bitという、少しハイエンドなもので。

これでまあ、来るべき時代に備えようという。
それが一番の目的なんですが。

実を言いますと、私、リミックスというのは、それほど好きじゃないのは、そうしたオリジナルソースとですね違うものが、聴感のものが、あまり欲しくないという事なんですが。

リミックスというのもオリジナルのマルチトラックがないと出来なかったんですが。
オリジナルのマルチトラックが、SONGSのテープが長いこと行方不明だったんですよね。

それが、あるのか、無いのか判らなかったんですけども。

実は2005年に大瀧さんが自分でリマスタリングされまして、SONGS、1回、30周年記念バージョンが出ておりますけれども。
その翌年の2006年の1月1日の新春放談でそれに触れておりまして。

リミックスの話とか、触れておりますので、ちょっとお聴きを頂きます。

~ 2006年1月1日の新春放談 ~

達郎氏:

こっちの16トラックのマスターってのは、僕、ひところ紛失したって聞いてたんですよ。
70年代・・

大瀧氏:

16?
ありますよ。

達郎氏:

あるんですね!

大瀧氏:

ええ。

達郎氏:

だから、いつ頃から・・
それが初めから、ずっとあった・・?

大瀧氏:

いやぁ、1回、どっかに無くなったっていう噂が、あって。
今は、ちゃんとナイアガラエンタープライズが保管しています。

だから30周年終わって、また更に山下君のリミックスとかいうのが40年目にあってもいいんじゃないかなという意味合いで。

今回は30周年で、ナイアガラ・レーベルの30周年ということでやらせて頂きます。

エンジニアの笛吹銅次としては、僕を使ってくれてのは山下君と大森さんだけなんですよ。

大森さんは、たぶん僕がやるから仕方なくやってるんだと思うんだけど(笑)
で、要するにこれ以外でも使ってもらったのは、山下君だけなんですよ。

達郎氏:

あぁ、そうなんだ・・

大瀧氏:

「ままきまきカール」と「電リク75」

達郎氏:

そういえば、そうでしたね。
「2000tの雨」の元。

大瀧氏:

「電リク80」まで録ったんですけど、78年くらいで終わったんだよね「電リク」は。

達郎氏:

78まで。
5,6,7,8で終わった

大瀧氏:

あれ持ってないんですか?
あれ、音。

達郎氏:

あれ、マスターが紛失してる。

大瀧氏:

あぁ、そう・・・
あのさぁ、ター坊の「電リクは~ちじゅう♪」ってのは良かったよね(笑)。

達郎氏:

良かったよね(笑)

大瀧氏:

おかしい!

~ 2006年1月1日の新春放談 end ~

達郎氏:

テンポ感が同じだというですね・・久しぶりに聞きますと。
そうなんですよね。
今回のシュガー・ベイブの40周年記念盤のライナーを、私が書いたライナーノーツは大瀧詠一さんのレコーディング・エンジニアとしてのですね側面をかなり掘り下げて書いております。

◎ナショナルまきまきカール CMソング

達郎氏:

笛吹銅次としてですね、エンジニア大瀧詠一。
でも久しぶりに聞きますと、僕だけなんですね、使ってた人って(笑)

で、CMの時にですね、何回が大瀧さんにお願いをしたことがあります。
せっかくですから、30秒ですから聴いてみましょう。

75年のですねなナショナルのまきまきカール というヘアードライヤーですね、それのCMソングをやった事がありまして。
これを大瀧詠一さんに、笛吹銅次さんにミックスをお願いしたやつです。

♪ ナショナルまきまきカール CMソング ’75 30sec/山下達郎

これ完全にシュガー・ベイブの演奏で。
上原裕さん、寺尾次郎さん、村松くんのギター、僕がキーボード弾いて、ター坊にコーラス頼んでるという。

「ナショナルまきまきカール」(笑)
もう製品が無いからオンエアしても大丈夫なんですね。
ふへへ(笑)

そういうような大瀧さんがミックスをやって下さったお陰で、他の当時の同時代のですねロックのレコードとはちょっと音が違うという。

それが非常にプラスに作用しまして、この「SONGS」というアルバムは特殊な響きをしているというものでございます。

◎すてきなメロディー 

達郎氏:

で、今回はリミックスバージョンというのを作りました。
でも、ラジオでですね、何にもSONGSに関して知識が無い方が聴いたら、聴き比べても一体どこが違うのかと、それくらい似ております。

で、先ほど一曲飛ばしました「すてきなメロディー」をお聴き頂きたいと思いますが。
この「すてきなメロディー」ってのは大貫さんと私のデュエットの曲なんですが。
間奏のところでですね、もともとはカズーが入ってたんですけども。

このカズーが本チャンでは消えているんですね。
大瀧さんが間違って消しちゃったんですよね(笑)
で、それを大瀧さんが持っていた仮ミックスのテープから抜き出しましてですね。
カズーを復活させました。

「山下達郎 From ナイアガラ」という私がナイアガラで残した音源をまとめたやつのボーナストラックに入ってた、幻のカズーバージョンっていうか、そっからカズーだけ引っ張りだして来ましてですね。

このリミックスに当てはめまして、40年ぶりにカズー入りのバージョンといういのを作ることが出来ました。

♪ すてきなメロディー (2015 Rimix)/SUGAR BABE

◎エンディング 

達郎氏:

駆け足で・・
ほんとに駆け足で(笑)
2週間じゃ、あれなんですけども。

この続きは、本チャンの8月5日に出ますSONGS 40th Anniversary Ultimate Editionで、ご自分の耳でお聴きを頂ければと、思います。

今回はボーナストラックが15トラック入っております。

本チャンの11曲、リミックスバージョン、リマスターバージョン、22トラック+15トラック、全37トラックで2800円とお買い得でございます。
1曲76円!であります!

リミックスの副産物のカラオケ・・
SHOW、DOWN TOWN、蜃気楼の街、いつも通り、雨は手のひらにいっぱい
オリジナル・カラオケ!

宜しくお願いします。
8月5日。
時間がなくなって参りましたので、ボーナストラックの中から一曲。

1975年4月1日 荻窪ロフト シュガー・ベイブの解散ライブでのトラックでございます。
8月5日発売 SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition-
よろしくお願い申し上げます。

来週は「納涼リクエスト大会」
ようやく現状復帰します。
それでは「パレード」

♪ パレード(Live/’75.4.1 荻窪ロフト)/SUGAR BABE

今週のオンエア曲

14:06 いつも通り(2015 Remaster)/SUGAR BABE
14:12 今日はなんだか(2015 Remaster)/SUGAR BABE
14:16 雨は手のひらにいっぱい(2015 Remaster)/SUGAR BABE
14:20 過ぎ去りし日々”60’s DREAM”(2015 Remaster)/SUGAR BABE
14:25 SUGAR(2015 Remaster)/SUGAR BABE
14:39 ナショナルまきまきカール CMソング ’75 30sec/山下達郎
14:41 すてきなメロディー (2015 Rimix)/SUGAR BABE
14:43 パレード(Live/’75.4.1 荻窪ロフト)/SUGAR BABE

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