山下達郎さん サンデーソングブック 2017年1月15日『鳥で棚からひとつかみ Part.2』
長崎市内、土日は寒さが厳しくなりましたが、晴天になりました。
写真は長崎半島の先端にある野母崎地区の「水仙の里」で行われている「のもざき水仙まつり」に行ってきた一コマです。軍艦島を望むことができる素晴らしいところです。
今日のサンソン、インペリテリの超高速ギタープレイを聴けるとは思いませんでした。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
1月なかばになりました。
昔は、今日が成人式でございますが、最近は違います。
寒波が全国的に襲来しておりまして。
東京も寒いですが、天気予報を見ますと「暴風雪」!
新潟とか金沢・・・すごい。
また雪が、たくさん降るところがございます。
お見舞い申し上げます。
寒いですので、インフルエンザも流行っております。
お体、皆様くれぐれも、お大事に。
1月も半分過ぎてしまいました。
私、新曲のレコーディングがほぼ終わりましてですね。
あとちょっと細かいダビングが待っておりますが。
それを待っておりますので・・・
もう1曲、録ろうかなぁなんていうことを思っております。
曲のアレンジを打ち込みながらしておりますが。
番組の方は、酉年でございます。
「チキンで棚つか」
先週やりましたが。
結構、チキンもの、たくさんございます。
特にロックン・ロール、ファンク、そういうようなものですね・・
たくさんございます。
もう1週間やってみようかなと。
今日も割りとロッケンロールですが。
先週よりはもうちょっと柔らかいやつ選ぼうと(笑)、努力はしましたが、あまり反映されておりません。
酉年ですので、鳥で棚からひとつかみを考えましたら、鳥で全部行くと、もう際限ないので。
鳥は「ニワトリ」、酉年のニワトリでございますね。
「チキンで棚からひとつかみ」
欧米ですと「チキン」ちょっと意味が違うんですが、まぁどうでも・・
えぇ・・適当に。
寒さを吹っ飛ばすロックン・ロール・・
本日も日曜の午後のひととき、素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます。
酉年にちなみまして「チキンで棚からひとつかみ」、先週に引き続きましてPart.2でございます。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。
先週申し上げましたが、私の曲、鳥の曲がないんですね。
いわゆるチキンの曲ないので。
ですので、しょうがないので、先週は結局鳥がらみではないので、ドーナツソングで逃げましたが。
よく考えるとですね、チキンじゃなきゃ、あるんです。
「ヘロン」!
サギですね、振り込めのサギではありません。
鳥のサギです。
これでいってみようと。
やっぱりこう・・趨勢を読んで頂いたというか、たくさんリクエストを頂きました(笑)
仙台市のK.Nさん。
『突然ですが、私は車を運転する時、100%達郎さんの音楽を聴いておりますが、達郎さんは運転されるとき、何を聴いておられますか。
鳥と言えば、私の中では「ヘロン」です。
1,2月の寒さは「ヘロン」を聴いて元気に乗り切って参ります。
リクエスト、達郎さんの「ヘロン」をお願いします。』
素敵なお便り、ありがとうございます。
横浜市のI.Kさん。
『ライブとても楽しみです。
チケット取れるとよいのですが。
宝くじ当たるより達郎さんのライブが当たる方が嬉しいな。』
品川区のM.Mさん。
『昨年は、ほとんど読んで頂けませんでした。涙・・・』
すいませーん!
今年は努力します。
最近、もうとにかく、おもいっきりハガキが増えてきまして(笑)
お正月だということもありますけれども。
お正月、山のように(笑)
今までで一番多く、頂きましたけれども。
まで全部読みきれてないという(笑)体たらく!!
がんばります!
♪ ヘロン/山下達郎
~ CM ~
♪ Chicken Bone Bone/The Manhattan Transfer
◎Chicken Bone Bone/The Manhattan Transfer
達郎氏:
まずはマンハッタン・トランスファー。
1971年、彼らの実質的なデビューアルバムの1曲目に入っております。
「Chicken Bone Bone」
鶏の骨ですね。
75年にマンハッタン・トランスファー、ブレイクしますが、その前のものですので、あとでリイシューされて、我々は耳にするあれですけども。
割りといい出来なんですけど、ま、時代の趨勢といいましょうか、そういうものだと思いますが。
♪ Chicken/Quicksilver Messenger Service
◎こじつけみたいな特集
達郎氏:
こうした、まぁ、最近ここ数年間「なんとかで棚からひとつかみ」っていうですね、こじつけみたいな特集をやっておりますが。
往々にして、いつも申し上げておりますように、曲の粒がですね揃えるのが難しいんですが。
ま、今回はチキン、たくさんありましたので、割りといい曲選ぶことができましたが。
こういう時じゃないと、かからない曲ばかりなので(笑)
ま、いいかなと(笑)
今年は3年ぶりに仕事場の大掃除をしまして。
ここ3年、ライブがタイトだったので。
冬から春にかけるライブが曲年ありましたので。
去年、全く手付かずでありました。
だいぶ、きれいになりました。
その、きれいになった所で一所懸命、曲を書こうと。
そんなこと、どうでもいいんですが(笑)
◎チキン・ピッキング
達郎氏:
チキンというですね、ロックン・ロールで、アメリカの音楽ですと、ギターのプレイとしてのチキン・ピッキングと呼ばれる奏法が、特にカントリーであります。
チキン・ピッキングというと、カントリーのそうした奏法の全般を指すという。
それの代表的なインスト曲を1曲。
弾いておりますのは、ドン・リッチという・・
バックオーエンスというカントリーシンガーのバックバンドで有名であります。
ビートルズのリンゴが好きなですね「アクト・ナチュラリー」、あれのオリジナルのグループですが。
そのバッカルースのリードギタリストのドン・リッチという人がこうしたチキンピッキング、カントリーピッキングの代表的な奏者であります。
1967年のDon Rich & The Buckaroosというクレジットで発売されましたシングル「Chicken Pickin’」
♪ Chicken Pickin’/Don Rich & The Buckaroos
カントリーは、こうしたミュートをかけた奏法といいましょうかですね。
こんな難しくは弾けませんが。
いわゆるチキン・ピッキングの典型的なフレーズってのは・・
♪ Gui (by Tatsuro Yamashita in studio)
こういうのをチキン・ピッキングと言いますが。
こういうのを、みんなで昔はですね、演ってカントリーごっこをして遊んだもんでございますが。
◎17th Century Chicken Pickin’/インペリテリ
達郎氏:
アメリカのチキン・ピッキング、いろんなとこに波及しておりまして。
お次に聴いて頂きますのは、いわゆるハードロックでございます。
クリス・インペリテリ
世界最速のギタリストとうたわれております。
インペリテリが、1996年に出しましたアルバム「スクリーミング・シンフォニー」というアルバムの中にですね「17th Century Chicken Pickin’」という曲があります。
17世紀のチキン・ピッキング!
これはでも、明らかにカントリー・フレーバーを意識して付けたタイトルであります。
出て来るフレーズはもうインペリテリの超高速フレーズでございますけども。
♪ 17th Century Chicken Pickin’/インペリテリ
一瞬、伊藤政則さんの番組と聞き間違えますが、山下達郎サンデーソングブックでございます(笑)
こんなのまで持ってる自分が怖い(笑)
ま、なけりゃ、ひとから借りてくればいいんですが(笑)
♪ ファンキー・チキン パート1/ウィリー・ヘンダーソン&ソウル・エクスプロージョンズ
~ CM ~
◎来週
達郎氏:
来週は、年末の「年忘れリクエスト大会」でご紹介しきれなかったリクエストカードからリクエスト特集をしたいと思います。
残り物には福があるという。
もうすぐライブのリハーサルが始まったりしますので。
ライブ始まりますと、皆様の、またお便りがとっても助けになります。
引き続き、リクエストおたより、たくさんお待ち申し上げております。
〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係
宜しくお願い申し上げます。
♪ Chicken Shack/Ike & Tina Turner
♪ (They Call Him) Chicken Of The Sea/The Go-Go’s
♪ ザ・チキン/ジェームス・ブラウン
◎エンディング
達郎氏:
というわけで2週間、酉年にちなみまして「チキンで棚からひとつかみ」(笑)
いかがでしたでしょうか(笑)
当分いいな(笑)
っへへ(笑)
あとは本当のチキン食べればいい、という感じでございますが。
今日はこのへんで。
来週は、そういうわけでリクエスト特集でお届けします。
宜しくお願いします。
今日は、今年最初の収録であります。
1月1日と8日の分は、まとめて録っちゃったので。
半月くらいインターバルがありますので。
ちょっと調子が・・いまいち(笑)
来週はもうちょっと上手く行くでしょう!
来週も宜しくお願いします。
チキン、鳥、邦楽、和物であまりいいのが無いんですが。
最後に持ってきましたのは MICHELLE GUN ELEPHANT。
97年のアルバムで「Chicken Zombies」というアルバムがあるんですね。
これで行ってみよう・
こじつけです。こじつけ・・・
こんなかに鳥モノの曲が1曲あります。
「バードメン」という1曲があります。
これを最後に「鳥で棚からひとつかみ」チキン縛り、ご清聴ありがとうございます。
♪ バードメン/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
今週のオンエア曲
14:04 ヘロン/山下達郎
14:10 Chicken Bone Bone/The Manhattan Transfer
14:15 Chicken/Quicksilver Messenger Service
14:20 Chicken Pickin’/Don Rich & The Buckaroos
14:23 セヴンティーンス・センチュリー・チキン・ピッキン/インペリテリ
14:27 ファンキー・チキン パート1/ウィリー・ヘンダーソン&ソウル・エクスプロージョンズ
14:34 Chicken Shack/Ike & Tina Turner
14:38 (They Call Him) Chicken Of The Sea/The Go-Go’s
14:41 ザ・チキン/ジェームス・ブラウン
14:46 バードメン/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
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