山下達郎 OFFICIAL SITE

山下達郎さん サンデーソングブック 2017年4月2日『チャック・ベリー追悼特集Part.1ノンストップ、チャック・ベリー』

サンソン「追悼特集」

山下達郎さん サンデーソングブック 2017年4月2日『チャック・ベリー追悼特集Part.1ノンストップ、チャック・ベリー』

長崎市内の桜は、まだ二,三部咲きですが、波佐見町の田ノ頭郷という所にある枝垂れ桜は満開でした(写真)。樹齢百年以上を経た老木が漂わせる雰囲気は何ともいえず心地よい空気です。
波佐見町の田ノ頭郷

そして今日は達郎さんコピーバンド山下恭太郎BANDのスタジオ練習、あの曲、この曲楽しい時間でした。

今日のサンソンはノンストップ、チャック・ベリー!
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

新年度でございます。
平成29年度。

2017年度、新年度でございます。
4月・・・

新年度でございますと、就職、入学、転勤・・
いろいろな事がありますけどですね。

お家新しく、変った方とかですね。いろんな方いらっしゃると思います。

そういう時に、何気なくラジオをつけますと、聞きなれない番組が出てきて。
そういう方々がたくさんいらっしゃいますので。

新年度の頭は、番組の解説をさせて頂いております。

「サンデーソングブック」
私、山下達郎がやっております。
もともとサタデーソングブックとして1992年10月に放送スタートしました。

この4月で、放送24年半を迎えます。

本年10月には、めでたく25周年でございます。
JFNネットワークの中でも長寿番組でございます。

この番組は、いわゆるオールディーズといわれる古い音楽をかける番組です。
「OLDIES BUT GOODIES」
古いけど、いい音楽。

オールディーズの番組です。

私自身、ミュージシャンでございますので、私の新譜、それから関係各位に関しましては、よくかかることがありますが、基本的には「OLDIES BUT GOODIES」古いけれども、いい曲をかける番組であります。

レコードは全て、私の個人コレクションから持ってきております。

50年代、60年代、70年代、80年代・・・
古い音源ですので、今の最新新譜と比べますと、音の迫力がですね、ちょっとショボいところがありますので。

そういうところは家で補正しまして。
いわゆるデジタル・リマスタリングでありますが。
それで持ってきております。

完全家内制手工業、手作りの番組であります。

台本、ありません。
放送作家、いません。

ディレクターの山岸くんと、技術の丸山くん、そしてアシスタントの宮本くん。
その4人だけで放送しております。

サンデーソングブック、今年度も張り切ってまいりたいと思います。

私の今年のツアー、始まりました。
Performance 2017

3本終わりました。
先週、26日、先週の日曜日は群馬でございました。
前橋でございまして。

いらして頂いた方、ありがとうございました。
本日は宇都宮でございます。
北関東シリーズでございますが。

宇都宮市文化会館
いつもの所でございます。
お待ち申し上げております。

今週あたりから、少しづつ詰まって参ります。
今週の金曜日、4月7日、浜松であります。
続いて、来週の日曜日が松本というスケジュールになっております。

浜松の皆様、お待ち申し上げております。

新年度ですので、普通ですと「棚からひとつかみ」
私のレコード棚からアトランダムにいろいろとお聴きを頂くものが順当なんですけれども。

先週も申し上げましたように、3月18日にチャック・ベリーが亡くなりました。

ほんとは先週、チャック・ベリーの追悼やろうと思ったんですけども。
1週間遅れてしまいました。

チャック・ベリーは、ほんとうにロックン・ロールの代名詞と言われる人でありまして。
我々の世代に関しては、チャック・ベリーの影響を受けてない人間は、誰一人いないという。

そういう偉大なロックンローラーであります。

日本では、ほんとうにギターリフ、ロックン・ロール的なギターというのは、イコール、チャック・ベリーというものであります。
にも関わらず70年代入るくらいまで、日本でほとんどレコードらしいレコードは発売されておりません。

70年前後に日本コロンビアがMCAレーベルを獲得したときに、チェスレーベルが初めて日本でまとまった形で再発されましたので。

基本的に、ですから60年代の我々の先輩のベビーブーマーの人達もですね、チャック・ベリー日本で、ろくすっぽ聴いているわけではありません。

日本の放送で、私、中学、高校の時にほとんど聴いたことがあります。
FENでチャック・ベリーがかかっているくらいで、日本でかかったことは、ありません!

でも、アメリカ、イギリスで特にビートルズ、ローリング・ストーンズを代表とするブリティッシュ・インベイジョンがアメリカに上陸したときに、チャック・ベリーが再び脚光を浴びまして、50年代の全盛期に勝るとも劣らない人気を博しました。

そういう関係上、私たちはビートルズ、ローリング・ストーンズ、デイヴ・クラーク・ファイヴ・・そうした幾多のですね同世代に聴いた音楽からチャック・ベリーを学びましてルーツに下がっていくという。

そういうチャック・ベリーってのは、幸運な人でございました。

1926年生まれ。
ですから、私の父と同じですね(笑)

2017年3月18日、逝去。
90才でございます。

いろいろな人生を歩んだ方ですが。
そういう社会学的考察はやりません。

で、チャック・ベリーの追悼、どこかでやってるかもしれませんけれども。
まとめて聴いてもらわないと、あれなので。
私にとっての大事なミュージシャンはですね「ノンストップ追悼特集」をやります。

2003年にジェームス・ブラウンをやりまして。
2010年にテディ・ペンダーグラスやりまして。
3度目です。

ノーナレーションで前半後半ぶっ通しで、かけられるだけノンストップでかけてみたいと思います。

チャック・ベリー追悼特集

日曜日の午後のひととき、今日はチャック・ベリーの偉業を偲んで。
チャック・ベリーの名曲の数々を、たっぷりとお楽しみ頂きたいと思います。

サンデーソングブック、チャック・ベリー追悼特集、ノンストップ・チャック・ベリー

それでは、お知らせを挟んで、さっそく、どーぞ。

~ CM ~

♪ メイベリーン/チャック・ベリー
♪ ロール・オーヴァー・ベートーベン/チャック・ベリー
♪ ブラウン・アイド・ハンサム・マン/チャック・ベリー
♪ スクール・デイ/チャック・ベリー
♪ ロックンロール・ミュージック/チャック・ベリー
♪ スウィート・リトル・シックスティーン/チャック・ベリー
♪ リーリン・アンド・ロッキン/チャック・ベリー
♪ ジョニー・B.グッド/チャック・ベリー

~ CM ~

♪ アラウンド・アンド・アラウンド/チャック・ベリー
♪ キャロル/チャック・ベリー
♪ オールモスト・グロウン/チャック・ベリー
♪ バック・イン・ザ・USA (MONO)/チャック・ベリー
♪ メンフィス (MONO) (ボーナス・トラック)/チャック・ベリー
♪ カム・オン (MONO)/チャック・ベリー
♪ プロミスト・ランド (ボーナス・トラック)/チャック・ベリー

◎エンディング 

達郎氏:

大急ぎで、いきました。
ほんとは、歌詞の話しとかバックメンバの話しとか・・それはやんないですけど。

今日はもう、ほんとノンストップです。

でもギターリフという意味では、さっきの・・・

♪ Gui.~

こういうリフですね。こういうものはほんとにチャック・ベリー抜きには語れないものでございます。

ノンストップ、チャック・ベリー、チャック・ベリー追悼特集でお届けしました。
来週はですね、こんどはカバーバージョンに移ります。

チャック・ベリーの音楽が後の、特に60年代の若いミュージシャンに与えた計り知れない影響を、有名ヒット曲とともに、振り返ってみたいと思います。

というわけで来週もチャック・ベリー追悼特集、続きます。

とりあえず今日はノンストップ、チャック・ベリーでお届けしました。
ご清聴ありがとうございました。

◎新しいスポンサー 

達郎氏:

お送り致して参りました山下達郎サンデーソングブック「チャック・ベリー追悼特集Part.1ノンストップ、チャック・ベリー」でお届けしました。

新年度になりましたので、スポンサーが変わりました。

呉工業が入ってきてくれたんですね。

呉工業といいますとですね、「テノケア」っていうね、あのぉ・・手の消毒するスプレーがあるんですけども。
これ、僕愛用してるんですけども。

残念ながら絶版になってしまいました(笑)

再発してくれませんかね(笑)
とっても愛用してる・・そんな事はいい(笑)

で、新しくいろいろなスポンサーが入って頂きましたが。
ま、最近はスポンサーまでいろいろな事をですね、言う方がいらっしゃると・・

なんつったって、こんなオタクな番組にですねスポンサーついて頂けるだけで、まったくありがたい事でございまして。

新しいスポンサーの皆さん、よろしくお願いします。

というわけで山下達郎サンデーソングブック、来週もセイム・タイム、セイム・チャンネルで皆さんごきげんよう。

今週のオンエア曲

14:07メイベリーン/チャック・ベリー
14:09ロール・オーヴァー・ベートーベン/チャック・ベリー
14:12ブラウン・アイド・ハンサム・マン/チャック・ベリー
14:14スクール・デイ/チャック・ベリー
14:16ロックンロール・ミュージック/チャック・ベリー
14:19スウィート・リトル・シックスティーン/チャック・ベリー
14:22リーリン・アンド・ロッキン/チャック・ベリー
14:25ジョニー・B.グッド/チャック・ベリー
14:31アラウンド・アンド・アラウンド/チャック・ベリー
14:33キャロル/チャック・ベリー
14:36オールモスト・グロウン/チャック・ベリー
14:38バック・イン・ザ・USA (MONO)/チャック・ベリー
14:41メンフィス (MONO) (ボーナス・トラック)/チャック・ベリー
14:43カム・オン (MONO)/チャック・ベリー
14:45プロミスト・ランド (ボーナス・トラック)/チャック・ベリー

この記事が気に入ったら・・・フォローして頂けるとうれしいです。
サンデーソングブックの一部を文字お越しでお届けします。
サンソン「追悼特集」
スポンサーリンク
9thnutsをフォローする
未来の自分が振り返る

コメント