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山下達郎さん サンデーソングブック2025年7月6日『スライ・ストーン追悼「ノン・ストップ・スライ」』(#1708)

サンデーソングブックサンソン「追悼特集」
サンデーソングブック

福岡市内は、空が透き通るような青空!
真夏の天気!

スライは数曲しか知らなかったけど、すごい!

ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

皆さんこんにちは。
ごきげんいかがでしょうか。山下達郎です。
毎週日曜日午後2時からの55分間は、私、山下達郎がお送りいたします楽天カード サンデーソングブックの時間であります。
東京FMをキーステーションといたしまして、JFNの全国38局ネットでお届けしております。

7月に入りました。
7月6日、明日七夕でございますが。
だから私が何かやるという・・そういうんじゃあないんですけども。
七夕でございます。

今日はちょっと前倒しなので、お天気の事とか申し上げられません。
でも夏かな・・・
そういう感じだとは思いますが。

7月に入りまして私、曲書きを始めました。
曲をちょっと完成させなきゃならないので、それのあれで、打ち込み等やっております。また、あの・・・下旬になりましたらご報告申しあげますけれども。
またスタジオ暮らしが始まります。

番組の方は先週、ブライアン・ウィルソンの追悼特集やりました。
今日、前倒しなので、反応がまだ分かりませんけれども。
今日もですね、そういう追悼プログラムになります。

今日はスライ・ストーン。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンのリーダーであります。
本名シルヴェスター・スチュワートさん。

60年代から70年代にかけてのですね、いわゆるソウル、R&B、ファンクの本当に真に偉大な一人であります。
82歳、ですので、大往生でありますけれど。
でも本当に、いろいろな、こう・・・頂点に行って、どん底まで落ちてみたいな、そういうこう、過烈な人生を生きた方であります。

だけど音楽は、とにかく素晴らしいものをたくさん残して、くれました。

私もスライは死ぬほど聴きましたので。
本当に残念でございますが。

今日は先週のブライアン・ウィルソンに引き続きまして、スライ・ストーン追悼でノンストップ・スライ。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンの、名曲をですね、今日もノンストップでお聴きをいただきます。

今日お聴きをいただくノンストップ、55分間はですね、ほとんどがシングル・ヒット。
で、ほぼ全て全部シングル盤で、シングルカットされて、チャートインしたものであります。一世を風靡したサウンドでございます。
堪能していただきたいと思います。

というわけで、本日のサンデーソングブックはスライ・ストーン追悼ノンストップ・スライ。
たっぷりと、お楽しみいただきたいと思います。お知らせ挟みまして始めます。

♪ Dance To The Music / Sly & The Family Stone
♪ Life / Sly & The Family Stone
♪ M’Lady / Sly & The Family Stone
♪ Everyday People / Sly & The Family Stone
♪ Sing A Simple Song / Sly & The Family Stone
♪ Stand! / Sly & The Family Stone
♪ I Want To Take You Higher / Sly & The Family Stone

~ CM ~

♪ Hot Fun In The Summertime / Sly & The Family Stone
♪ Thank You(Falettinme Be Mice Elf Agin) / Sly & The Family Stone
♪ Everybody Is A Star / Sly & The Family Stone
♪ Family Affair / Sly & The Family Stone
♪ If You Want Me To Say / Sly & The Family Stone

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エンディング

達郎氏:

お時間が来てしまいました。
山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック。
本日はスライ・ストーン追悼ノンストップ・スライ&ザ・ファミリー・ストーン、68年から73年までのヒットソングをずらっと、お聴きいただきました。

久しぶりに全部聴いたんですけど、今回ですね。
すごいなっていう(笑)感じです。

スライ・ストーン、本名シルヴェスター・スチュワート、
テキサスで生まれましてですね、音楽一家でのファミリーです。
サンフランシスコに移住しまして、グループを作ったり、それからDJ、プロデューサー。スライ自身はボー・ブラメルズ、それからモジョ・メン、そうした、あの、ヒットソングをたくさんプロデュースしまして。
で、このスライ&ザ・ファミリー・ストーン結成しまして、いくたのヒット曲。

時あたかもですね、公民権運動の後でマーティン・ルーサー・キングが、暗殺されまして、ベトナム戦争まっただ中。そんな中でですね、このスライ&ザ・ファミリー・ストーンというグループは男女混成、それから白人黒人混成、そういう意味では非常にこう、ユニティっていいましょうか、団結の象徴みたいな調和の取れた音楽といいましょうか、そういう・・

一見過激に見えるんですけども歌ってることは、そうした、みんなでこう、なんと言いましょうかね、調和を守ろうという、そういうような歌がたくさんあります。

今日おかけした曲は、まずは1968年セカンドアルバムから、ようやくヒットが出始めます。「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック(Dance To The Music)」全米8位。

で、3枚目のアルバム「ライフ」からタイトルソングの「ライフ(Life)」。
68年の全米93位というスマッシュヒットですが「You don’t have to die before you live」。生きる前に死ぬことはないという、これ有名なフレーズになりました。

同じくアルバム「ライフ」から「M’Lady」という、これはライフのシングルのカップリングであります。

で、その次の、アルバムが「スタンド」というアルバムで、これが、大ヒットアルバムになります。私も死ぬほど聴きましたが。
こっからのファーストシングルが全米ナンバーワン、ミリオンセラーになりました。
「エヴリデイ・ピープル(Everyday People)」1968年のミリオンセラー。
「Different strokes for different folks」人は千差万別だというですね、そういうような内容の歌です。

続きまして、同じくアルバム「スタンド」から「シング・ア・シンプル・ソング(Sing A Simple Song)」という、僕大好きな曲ですが、69年のヒットソング。

それに続きまして、これも有名なメッセージソングです。「スタンド(Stand!) 」。
立ち上がれという全米22位の69年のヒットソング。

で、この頃に行われましたウッドストックの、フェスティバルでが映画化されまして、ここの一番メインのところで登場したのがスライ&ザ・ファミリー・ストーンで。
この時に歌われました「アイ・ウォント・トゥ・テイク・ユー・ハイヤー(I Want To Take You Higher )」という、これは、時代の代表作になりました。
69年にシングルカットされました。

前半、お知らせの前にここまでで

後半は69年全米2位の、これも大ヒットソングですが、「ホット・ファン・イン・ザ・サマータイム(Hot Fun In The Summertime)」というですね。

これに続きまして、シングルカットされましたのが1970年、全米ナンバーワンミリオンセラーの「サンキュー(Thank You(Falettinme Be Mice Elf Agin))」。
日本でもとても流行りました。

これのシングルのカップリングで出ましたのが「エヴリバディ・イズ・ア・スター(Everybody Is A Star)」という1曲でございます。これもいい曲であります。

で、この頃からですね、いろいろと問題が出てきましてですね。
売れてビッグネームになったことによって起こるですね、アメリカ芸能界の地獄といいましょうかですね。

ドラッグ問題、メンバーの不和、それから、こうしたメッセージ性の強いグループでしたので、当時の黒人過激派からの恫喝といいましょうか、白人のメンバーを追い出せというような、そういうような恫喝みたいなのがありまして。

スライがストーンがですね、もう精神的に病んでいくという。
それでも音楽的には素晴らしいものをたくさん作っています。

アルバム「ゼアズ・ア・ライオット・ゴーイン・オン」からのシングルカットで全米ナンバーワン、ミリオンセラー。
でも、実質的にはほとんど一人で演奏してるっていう1971年の
「ファミリー・アフェア(Family Affair )」。
いわゆるそのリズムボックスを導入した一番最初期の作品であります。
もう死ぬほど聴きました(笑)。

で、だんだんと低迷期に入りますが、素晴らしい作品が何曲もあります。
その中の一曲1973年、これは全米12位ですけれどもミリオンセラーになりました「イフ・ユー・ウォント・ミー・トゥ・ステイ(If You Want Me To Say)」。

後から知りましたけど、この頃にはメンバーのですね、ラリー・グラハムとか、グレッグ・エリコとかリズムセッションが抜けてるんですけども、違うベースとドラムでもちゃんとした演奏になるというですね。

でも、まあ、スライ&ザ・ファミリー・ストーンとにかくもうラリー・グラハムのベースと、それからグレッグ・エリコのドラムっていうのはもう本当にこれが芯であります。
73年の「イフ・ユー・ウォント・ミー・トゥ・ステイ(If You Want Me To Say)」。
以上全12曲今日は、お聴きをいただきました。

時代を超えたサウンドであります。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンのリーダー・・・
スライ・ストーンのなんか仕事を・・そのうちちょっとやってみましょうかね。
今日は追悼特集ですのでノンストップ・スライでお届けしました。
ご清聴ありがとうございました。

クロージング

達郎氏:

お送りいたしてまいりました山下達郎サンデーソングブック。
2週間 ブライアン・ウィルソンの追悼、そしてスライ・ストーンの追悼をお届けしました。

7月に入りまして、来週は13日でございますので、7月は、毎年はいつも「納涼リクエスト大会」でございます。
とりあえず来週は皆様のリクエストにお応えしまして、納涼リクエスト大会、皮切りでございます。

今日はちょっと前倒しなので季節の事申し上げられませんけど、夏に入ってまいります。ちょっとなんかきつそうな夏でありますけども、皆さんお体くれぐれもお大事に。
山下達郎サンデーソングブック、来週もセイムタイム、セイムチャンネルで皆さんごきげんよう。さようなら。

今週のオンエア曲

14:04 Dance To The Music / Sly & The Family Stone
14:07 Life / Sly & The Family Stone
14:10 M’Lady / Sly & The Family Stone
14:13 Everyday People / Sly & The Family Stone
14:15 Sing A Simple Song / Sly & The Family Stone
14:19 Stand! / Sly & The Family Stone
14:22 I Want To Take You Higher / Sly & The Family Stone
14:29 Hot Fun In The Summertime / Sly & The Family Stone
14:32 Thank You(Falettinme Be Mice Elf Agin) / Sly & The Family Stone
14:36 Everybody Is A Star / Sly & The Family Stone
14:39 Family Affair / Sly & The Family Stone
14:42 If You Want Me To Say / Sly & The Family Stone

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