山下達郎さん サンデーソングブック 2017年12月31日『年忘れ夫婦放談#2』
大晦日の長崎は朝から雨。午後からは曇り。
今日のサンソン、達郎さん、まりやさんは良くバスを利用されるとのことですが、同じバスの乗り合わせることを想像したら・・どうしましょう。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
早いものでございます。
2017年も、いよいよ本日大晦日を迎えることになりました。
皆様にとって、この1年はどのような年でございましたでしょうか。
サンデーソングブック、めずらしく大晦日の放送でございます。
今年は1月1日もサンソンやりまして。
験のいい年っていうか(笑)
ま、験担ぎでございますが(笑)
いよいよ、今年最後でございます。
先週、TOKYO FMでのアコースティックライブのオンエアをさえて頂きました。
たくさん、たくさんお便り頂きまして、ありがとうございました。
ちょっと、さわりだけでしたので。
また日を改めて、続きいってみたいと思いますが。
先週はクリスマス・イブでございましたので。
そうした特集にしましたが。
いつもは、毎年恒例でございまして。
『年忘れ夫婦放談』竹内まりやさんゲストに先々週、やりましたが。
1週飛びまして、大晦日にもってまいりました。
竹内まりやさんゲストです。
まりやさん:
こんにちは。
よろしくお願いします。
達郎氏:
年忘れ夫婦放談 Part2でございますが。
まりやさん:
もう年末というか、最後の日になりましたね。
達郎氏:
大晦日の放送ってのは、なかなか珍しい。
まりやさん:
何回か、やってるみたいですね(笑)
達郎氏:
記憶にない(笑)
まりやさん:
去年も言いましたけど、1年が早すぎる。
よく、あの・・・ちっちゃい頃に大人が「1年があっという間だ」と言ってたら、1年すごい長いのに、何を言ってるのかなと思ってたけど。
今、実感としてあるね(笑)
ほんと。
達郎氏:
でも、そのころの大人たちって意外と若くない?
まりやさん:
今考えるとね。
でも、50代以後、すごく早い気がする。
達郎氏:
そうですね。
だんだん、そういう感じになってまいりました。
まりやさん:
やりきれてないものが、どんどんつぎの年になっちゃうみたいな。
達郎氏:
40前で番組始めましたが。
それが、還暦すぎても、まだやってるという(笑)
まりやさん:
そうだよね・・・
達郎氏:
25周年、おかけ様で。
まりやさん:
TOKYO FMの方に記念品もらってましたけど。
社長直々に。
50年目指してがんばってって・・
達郎氏:
50年(笑)
まりやさん:
ジェットストリーム並みに。
達郎氏:
89?
まりやさん:
うん。
やれるかもよ!
達郎氏:
人生120才ってか?
てなわけで、今年最後のサンデーソングブック、1316回目でございます。
大晦日になりました。
竹内まりやさんゲストに「年忘れ夫婦放談 Part2」
今日も「薄め」に(笑)
まりやさん:
薄めにね(笑)
達郎氏:
・・・参りたいと思います。
カロリーメイトのCMにですね、「希望と言う名の光」が使われております。
TV-CMに使われておりますので、リクエストたくさん頂いております。
大阪府は堺市のY.Kさん。
『12月31日、本日は私の55才の誕生日なので、読んでほしい』
まりやさん:
おめでとうおざいます!
達郎氏:
来年もみなさん、よろしくお願い申し上げます。
♪希望という名の光/山下達郎
~ CM ~
♪ プラスティック・ラヴ/竹内まりや
◎リスナーからのお便り(世田谷区のT.Hさん)
達郎氏:
山下達郎がお送り致しておりますサンデーソングブック。
大晦日でございます。
皆様、忙しく、お掃除とかですね・・
そういうこと、なさっていらっしゃると思いますが。
今年最後のサンデーソングブック、毎年年末は竹内まりやさんゲストに『年忘れ夫婦放談』。今日は大晦日の夫婦放談でございます。
プラスティック・ラヴ、たくさんリクエスト頂きました。
まりやさん:
ありがとうございます。
達郎氏:
1984年のアルバム「バラエティ」
これの30th Aniversaryに・・・もう3年経ってしまいました。
まりやさん:
そうですね。
達郎氏:
名古屋市のI.Nさん。
『2年連続でツアーに参戦してきました。
今年も行きたいので、がんばってください』
まりやさん:
「プラスティック・ラヴ」をYOUTUBEであげてくださってる人がいて。
それが、何故か英語のコメントばっかりで、あれはどういう現象なんだろう(笑)
https://youtu.be/3bNITQR4Uso
達郎氏:
なんか、誰かがUPしたんでしょう。
まりやさん:
ありがとうございます(笑)
達郎氏:
なんかよくわかりませんが(笑)
グローバル化ですね。
◎リスナーからのお便り(愛知県春日井市のO.Yさん)
達郎氏:
『あと数時間で除夜の鐘です。
来年の目標や計画などを教えてください。
ちなみに私の目標は資格取得です。
記憶力が、なかなか追いついていきませんが、なんとか資格取得したいと考えております。
試験は夏に実施されます。』
まりやさん:
がんばってください。
なんか目標ありますか?たっつぁんは?
達郎氏:
アルバム!(笑)
まりやさん:
アルバムだよね(笑)
待ってるよ(笑)
いつになるんですか(笑)
達郎氏:
やっぱり曲書くのがテンポが遅くなってますね(笑)。
まりやさん:
でも今回のさ・・前回の夫婦放談の時に、曲書きでウンウン言ってたのは合格したよね。
達郎氏:
はい、REBORNですね。
まりやさん:
違う、違う・・・そのあと、ほら・・・書いて。
冷蔵庫ばかり覗いてた・・
達郎氏:
あぁ、そうだ、うん・・
まりやさん:
あれは上手く書けたんでしょ?
達郎氏:
あれはOKもらいました。
まりやさん:
良かったよね。
達郎氏:
で、また次の2曲目、書かなきゃなんない。
まりやさん:
ノルマ・・・
達郎氏:
え。
年明け。
まりやさん:
私も書かなきゃいけないの、実は。
来年に向けて。
達郎氏:
また、逃げが(笑)
まりやさん:
厳しい!(笑)
若い時、よくあんなにボコボコ書いてたなと思わない?
達郎氏:
そうね。
まりやさん:
なんか時間に追われていながらも、なんかさっと書いてたよね。
達郎氏:
やっぱり、背負うものが多くなってくるっていうかね・・
まりやさん:
やっぱり年取ってから書くの、たいへんだよね。
達郎氏:
そうですね。
まりやさん:
切り替えが難しい!
曲への。
◎細野晴臣さんと
達郎氏:
この間、細野晴臣さんとね・・
まりやさん:
久し振りに対談したんだ。
達郎氏:
っていうか、僕、初めて。
まりやさん:
対談、初めて?
達郎氏:
対談は初めて。
まりやさん:
へぇ・・・
達郎氏:
そしたら70になってるっていったでしょ。
やっぱり時間がないんだって。
あの人、毎年1枚出してるから。
まりやさん:
そういう実感があるんだね。
達郎氏:
で、ライブが楽しくなってきたって。
あのライブ嫌いの人がね、ライブが楽しくなってきたって。
そのくらい前向きで。
まりやさん:
やっぱり、やれる時にやっておこうという気持になっていくんだね。
達郎氏:
刺激を受けました。
◎リスナーからのお便り(鳥取市のT.Tさん)
まりやさん:
『初めてお便りを出します。
突然ですが、達郎様、まりや様に質問です。
気持がへこんだ時の対処方法を教えてください。
わたしは、今年も1年へこんでばかりで過ごしました。』
何、気分転換とか・・
達郎氏:
気持が落ち込んだ時・・・
それは時間が解決するしかないですけどね。
やっぱり寝るんですね(笑)
まりやさん:
寝る・・・
そうだね。
睡眠はすごく気持を回復するよね。
達郎氏:
しますね。
まりやさん:
ただ、寝れない。
時間的に寝れないなんていう場合もあるじゃない。
そうすると、私、歩くね。
達郎氏:
あぁ・・・表行くね。
まりやさん:
何か動くと気分が変わる。
達郎氏:
そうね。
ま、いろんなやり方がありますがね。
ま、あのぉ・・・そういう時に癒やしの音楽ってあるんですよ、自分のためのね。
何種類か。
それは、非常に助かりますね。
まりやさん:
達郎の場合はそれは何だ?
達郎氏:
カーティス・メイフィールドのね「There’s No Place Like America Today」ってアルバムがあるでしょ。
ほんとに煮詰まった時に、かなり助けてもらいましたね。
まりやさん:
カーティスと、私はフォー・フレッシュメンとか聴くと癒やされる。
アニタ・カーとか・・・なんかだーって流れてる感じの。
詩をこう、わーって聴いてしまうのは、むしろ癒やすというよりは入り込んじゃう。
達郎氏:
表現するとか、主張する音楽はダメだよね。
ま、人それぞれだけど。
ま、そういうのが、一つでも二つでも持ってるでしょ?
まりやさん:
そうだね、音楽は大きな癒やしになると思います。
達郎氏:
何らかの癒やしに使っていただければ、我々のアレも。
◎YOUR EYES
♪ YOUR EYES/山下達郎
まりやさん:
これは、デモテープっていうか、英語の歌詞がアラン・オデイのところから送られてきた時のこと、すごい覚えてるんだけど。
彼がこういう風に歌ったらどうかっていうデモ歌唱が。
最後に「I LOVE YOU」っていうのも、彼が言ってたよね。
懐かしかった。
達郎氏:
なかなかね。
あの頃はカセットだから。
空輸で送っても何日か、かかるんだよね。
今みたいにネットで来ないから。
まりやさん:
そうだよね。
達郎氏:
時間がかかってたタイムラグが面白かったよね(笑)
◎リスナーからのお便り(川崎市のE.Mさん)
達郎氏:
『我が家では、暮れに大掃除やおせち料理を作って、お正月は家で過ごしていましたが、去年の年末から1月2日にかけて、初めて旅行先で新年を迎えました。
なんたって、楽!
今年も31日から旅行に出かけて、のんびりする予定です。
山下家はお正月は、どのように過ごされますか。』
まりやさん:
だいたいお家にいて、おせち食べて。
で、達郎の母から伝授された、ちょっとオリジナルのお雑煮があるんですけど、それを必ず食べますね。
達郎氏:
今年は、盆も正月もないって感じだよな~。
まりやさん:
曲書き?
達郎氏:
心がぜんぜん、そんな・・・
まりやさん:
また更なるノルマがね。
◎リスナーからのお便り(広島市のI.Aさん)
達郎氏:
『今年も1年、お疲れ様でした。
お風呂の湯の熱さについてですが、達郎さんはぬるめのお湯?
まりやさんは熱めのお湯だと、なんとなく思いましたが、いかがでしょうか。』
まりやさん:
当たってるかも。
達郎が入ったあとにお風呂入るとぬるいなって、私思うから。
達郎氏:
だって、あれだもん、腰湯だもん。
まりやさん:
あぁ・・・でも腰湯だからこそさ、半分しか浸からないから、ぬるいとすごく寒くない?
達郎氏:
いやぁ、腰湯で30分くらいでやるの。
まりやさん:
低い温度でやるってこと?
達郎氏:
そうすると寝る前は、寝る前に暑いお湯すると、逆に覚醒しちゃう。
まりやさん:
そうなんだけど、でもなんかなやっぱり、ある程度肩まで浸かって。
でも、そんなに熱々にはしないけど。
たっつぁんの温度は、ちょっと寒い。
達郎氏:
腰湯用の・・・
まりやさん:
そうなんだ。
達郎氏:
そうです。
まりやさん:
なんか東京人とアレと逆になってきましたね(笑)
達郎氏:
(笑)
まりやさん:
なんかあれですね(笑)
◎リスナーからのお便り(愛知県東海市のW.Kさん)
達郎氏:
『先日の放送で、飼ってるワンちゃんタミコがお元気とのことで、安心しました。
実は私の妻もタミコです。
以前の放送で飼っている犬の名前がタミコだと聴き、本人に教えたらムッとしていました。
なぜタミコにしたんですか?
ちなみに妻のタミコは出掛けるのが大好きです。』
まりやさん:
うちのタミコは出掛けるのが、きらいなんですけど(笑)
達郎氏:
『そんなタミコにタンバリンが当たれば機嫌をなおしてもらえると思います。
当たるといいな』
これ、タンバリンの応募か(笑)
戻しておきましょうね。
おかしいよね、これ。
まりやさん:
うちのタミコは、何故か娘がタミコって名前を選んだんですよね。
達郎氏:
よくわからないですね。
まりやさん:
ブルドックらしくない名前にしたいということで。
ちょっと和風な名前を・・
あんまり意味なかったよね(笑)
達郎氏:
最近、犬の名前付けるのに「ねこ」ってつけてるヤツとかね。
「ねこ」って呼ぶと犬が来るんだよ、ひどいところがあって(笑)
昔からそういうのあるんですけどね。
ま、それは自由で。
そこまできたわけですから。
♪ If I Fell/竹内まりや with BOX
◎リスナーからのお便り(世田谷区のK.Sさん)
達郎氏:
『山下家の冷蔵庫に常にストックされているものはありますか?
「そんなこと聞いて、どうする」のコーナーでお答えいただければ。』
ないっつうの。
まりやさん:
ハイ、納豆です。
山のように(笑)ストックされているよね。
達郎が朝ごはんとか食べるときも、タマゴとかあんまり食べないじゃない。
達郎氏:
そうですね。
まりやさん:
タンパク質を摂らなきゃいけないんだけど。
とりあえず納豆は好きなんで。
納豆がもう鬼のように減っていくよね。
達郎氏:
そうですね。
まりやさん:
私も食べるし。
達郎氏:
納豆のまとめ買い。
◎恋のひとこと(Something Stupid)/竹内まりや Duet with 大滝詠一
達郎氏:
今日は12月31日なのですが、昨日30日は大瀧詠一さんの命日でございました。
もうあっという間に4年・・・
まりやさん:
4年経ちますね。
達郎氏:
早いものでございます。
で、大瀧さんが公式で発表された最後の作品が、竹内まりやさんとのデュエットの「Something Stupid」
まりやさん:
「Something Stupid」をレコーディングしたときに、大瀧さんのスタッフの方が仰ってたけど。
とにかく人を入れて、そのレコーディングを見せるというか・・
達郎氏:
前代未聞!
まりやさん:
ボーカルブースに入ってる自分を見られるってことは、まず無かったので。
達郎氏:
前代未聞!
まりやさん:
すごくレアなことだって仰ってて。
達郎氏:
そうですよ。
まりやさん:
私と1本のマイクを挟んで並んで、エンジニアリングをこっちで吉田さんがして下さって。
その光景を、そのスタッフの方が見てたんですけど、そんなことありえないって仰ってた。
達郎氏:
無いですよ、はい。
僕だって、見たことないですから。
まりやさん:
あのレコーディングの時は達郎はいなかったんで。
達郎氏:
鶴の機織りですからね。
まりやさん:
すごいレアなことだったんだと、今さらながらね、ありがたかったなと思いますね。
達郎氏:
仙台市のS.Rさん。
『未だに大瀧さんが亡くなられたことが信じられずにおります。
この曲は大瀧さんが最後にレコーディングされたと伺っております。』
たくさん頂きました。
もともとは、03年の竹内まりや「ロング・タイム・フェバリット」のためにレコーディングされたバージョンでございますが。
後にベストアルバム「エクスプレッション」にも入れました。
♪ 恋のひとこと(Something Stupid)/竹内まりや Duet with 大滝詠一
もともとはフランク・シナトラとナンシー・シナトラのデュオで全米No.1になった曲ですが、それをカバーで。
03年のアルバム「ロング・タイム・フェバリット」で・・
もう14年経ってる。
まりやさん:
14年経ちましたね。
達郎氏:
数日前に細野さんとね、対談をしたんですが。
その時に大瀧さんの話しになって。
細野さんと、大瀧さんの話しをするのは生まれて初めてなんですよ。
まりやさん:
そうなんだ。
達郎氏:
うん。
そういう意味では、ミラーリングで僕と細野さんって恋の裏表みたいな感じなんですよ。
その大瀧さんに対する話題がね。
それが非常に面白かったですね。
まりやさん:
興味深いね。
達郎氏:
今度、そういう話しをね、細野さんとしてみようかなと。
星野源さんのイヤーブックの中で3人の対談なんですが。
そういう話題が出るかなって思います。
まりやさん:
でもね、奇しくもね、私が最後に大瀧さんと話したときに、誰かのコンサートのバックステージだったんですけど。
そのときに『「Something Stupid」を細野さんも歌ってらっしゃいますよね?』って、私言ったら、『俺たちのこと意識してんじゃないか』って仰って(笑)
それがね、私とね大瀧さんの最後の会話だったんですよ。
達郎氏:
なるほど・・・
まりやさん:
だからね、それがねまた細野さんと達郎が対談するっていうのもね・・不思議な流れを感じますね。
達郎氏:
ほんとにそうですね。
細野さんがお元気でほんとに良かったです。
んなわけで、大晦日(笑)
少し、しみじみしてしまいます、大瀧さんの話しになると。
~ CM ~
◎来週
達郎氏:
来週は、1月7日になります。
「成人の日」のハッピーマンデーの前でございますが。
お正月気分が取れて、シャバに復帰する時期でございますね。
ですので、まぁ・・・
こっちも曲書きが、結構詰まっておりますので、来週は『新春リクエスト大会』
ふふふふ(笑)
こんなんばっかり(笑)
ライブソースはもうちょっと後におかけします。
ミックスがまだ全部できてませんので。
◎リスナーからのお便り(川口市のM.Kさん)
達郎氏:
『「曲書きが辛い」と話されていましたが、達郎さんくらいのベテランでも、そういうものですか。
まりやさんはどうでしょうか。』
まりやさん:
辛いって思うことはないかな。
なかなか出てこないなとか、なることあるけど、それを辛いと思ったことはない。
だって好きなことさせて頂いてるから。
達郎は?
達郎氏:
昔っから、辛いな・・・
うん、これからも辛いな。
まりやさん:
これからも辛い(笑)
そうですか。
達郎氏:
楽しいなんて思ったことないね。
まりやさん:
そうなの?
例えば達成感があってさ、すごいいい感じで書けたっていうときって楽しくない?
達郎氏:
俺、いつもそうだけど、一番新しいもの作る時に一番いやなのよ。
まりやさん:
どうして?
達郎氏:
いつもそうなの。
まりやさん:
じゃ、過去には良かったのにっていう感じ?
達郎氏:
去年のREBORN作った時、同じでしょ。
でも、今回、曲作ってる時にREBORN聴くと、そっちの方が全然良く聴こえる。
まりやさん:
あぁ・・・満たされることがないわけ?
達郎氏:
無いよ。
アルバム作ると、もうね・・
今はそれほどじゃないけど、若い頃は何でこんなの作っちゃったんだろうって思うわけ。
まりやさん:
可哀想な性格(笑)
達郎氏:
必ず前のほうが良く聴こえる。
それが無くなって「いやぁ、もうオレ傑作だ」なんてやったら終わりだと思ってる。
まりやさん:
そういうのも良くないかもね。
結局ね、客観性を持たないといけない。
そこが難しいんですよ。
達郎氏:
客観性がありすぎるからよくない。
◎ウィーブ・オンリー・ジャスト・ビガン/アン・ルイス
まりやさん:
江戸川区のM.Hさん。
『まりやさんのクラブ活動へのリクエストで「we’ve only just begun」』
これはカーペンターズのリクエストなんですけども。
実はですね、私、カーペンターズたくさん録音して、今回もやろうかなと思ってたんですけど。
ふと思い出したのが、アンルイスさんが「Cheek III」というアルバムを1985年に出したときに・・・
達郎氏:
全部カーペンターズのカバーね。
まりやさん:
全部カーペンターズのカバーをやって、それがすごく、すばらしいんですよ彼女のボーカルが。
私、そのときに安部恭弘さんと私で、何重唱のコーラスを全部やらせて頂いたので、それをぜひ聴いていただきたいと、今日は思いまして。
達郎氏:
なるほど・・・
♪ ウィーブ・オンリー・ジャスト・ビガン/アン・ルイス
まりやさん:
このアルバムの中に入ってる、アンのオリジナル曲でカレンに捧げる曲があるんですけど「KAREN」っていう。
それもすごい好きな曲でね。
みんな紹介できないのが残念なんですけど。
達郎氏:
機会があれば・・
◎リスナーからのお便り(広島市のT.Sさん)
達郎氏:
『「アトムの子」を私のお腹の中で拝聴していた息子が31才になって、かわいいお嫁さんが来ました。
「うれしくて寂しい日」を流しながら花束を渡してくれた娘。
ずっと二人で一緒な気がします。』
こういうお便り最近多いですね。
まりやさん:
お腹の中にいた子が、もう結婚ってことですね・・・
◎リスナーからのお便り(秋田市のN.Nさん)
達郎氏:
『年末ですね。
掃除嫌いの私にはサンソンの時間がちょうどよくBGMにさせて頂いて、苦手な掃除を乗りきっています。』
まりやさん:
私達も掃除しなきゃ(笑)・・
達郎氏:
へへへ(笑)
まりやさん:
笑っちゃうよね(笑)
◎リスナーからのお便り(大阪市のK.Aさん)
達郎氏:
『達郎さんはビートルズの中でジョン派と以前おっしゃいましたが、まりやさんは誰派ですか?』
まりやさん:
私、男としてはジョージ派なんですけど(笑)
達郎氏:
ほぉ~
まりやさん:
音楽的には、やっぱりマッカトニーとレノンっていう感じだけど。
人間として惹かれるのは、結構ジョージですよね。
達郎氏:
『達郎さんは運動は苦手で、せいぜいウォーキングのみとおっしゃっていますが、まりやさんは何かスポーツをされていますか。』
まりやさん:
以前はテニスをしていましたけど(笑)
今はウォーキングのみ(笑)
◎リスナーからのお便り(大阪市のK.Hさん)
達郎氏:
『12月17日、初めて真剣に山下さん、竹内さんご夫妻の楽しい放談を聞きました。』
まりやさん:
初めて、真剣に聴かなくても(笑)
達郎氏:
『ご夫妻のご苦労、子育て、松屋の屋上で子守されてたこと、私も大阪阪神百貨店の屋上や天満橋松坂屋屋上で子供と遊んだことを思い出しました。
苦労されたんですね。』
「苦労されたんですね」っていいね、これ!(笑)
『達郎さん、まりやさんに素朴な質問ですが、移動は地下鉄、電車、バスですか? 車ですか?』
まりやさん:
私はバスが多いですね。
達郎氏:
『関西ではPiTaPa、関東ではSuica、お持ちですか?』
まりやさん:
持ってる。
達郎氏:
俺、Pasmo
『車の場合は、誰か運転されますか?
携帯、スマホお持ちですか?
私、いまだにスマホ使いこなせません。』
おっかしいな(笑)
まりやさん:
達郎も、結構バスとか地下鉄とか乗るよね。
達郎氏:
最近、バスですよ、ほんとに。
まりやさん:
楽だよね。
達郎氏:
Pasmoでバスで行くのが、一番早いんですもん、もう・・
まりやさん:
仕事場にはスタッフの車で行くけど。
ちょっと行きたい時はバス。
すごい便利。
達郎氏:
そっちのほうが早い。
電車とバスのほうが早い。
だんだん車乗らなくなってきた(笑)
そいで歩けるから、そすと。
まりやさん:
それが自然のウォーキングになりますからね。
この間、加山雄三さんがね「僕、今日、銀座で買い物してんだよ」っておっしゃって。
「今日は地下鉄で来たんだよ」って、おっしゃてるから、加山さんが地下鉄に乗ったら、大変じゃないですかって聞いたら「いやいや、みんなニッコリ、ハイ、笑っておしまいって感じで。慣れてるから大丈夫だよ」っておっしゃって。
大スターだから・・・
達郎がひょこひょこ歩くのと違うからね(笑)
◎リスナーからのお便り(山形市のO.Mさん)
達郎氏:
『達郎さん、まりやさん、今年読んだ本で一番おもしろかった本と、一番おもしかった映画を教えてください。』
まりやさん:
達郎は、よく読書してるんで・・・
達郎氏:
私はもうノンフィクション一辺倒で、最近・・
今年一番おもしろかったのは、佐野眞一さんの「唐牛伝」っていう唐牛健太郎さんていう、60年安保の、学生運動の。
これとね、あとは「映画の奈落」っていうね、これ伊藤雅彦さんのノンフィクションだけど。
「北陸代理戦争」っていう映画があったでしょ。
それのモデルが、実際に映画の中みたいに殺されるっていう実際の事件になってくるっていうね。
それを、僕が好きな高田宏治さんていう脚本家と深作欣二さんの監督なんだけど。
松方弘樹さんが主演で。
それの本なんだけど、それは今日読み終わったんだけど。
おもしろい!
まりやさん:
必ずお風呂で腰湯して読んでる。
私は、読書というよりは、すごく印象に残った「人生フルーツ」っていう映画があって。
それ、ちっちゃい会場でしかやってなかった・・映画館で・・
それ観に行ったんですけど。
日本のある一組の老夫婦のドキュメンタリーなんですけど、深い感動がありましたね。
これ、みなさんに観ていただきたいんですけど、あんまりやってないんですよ。
だからDVDになればいいなと思ってる。
達郎氏:
DVD化、まだされてないの?
まりやさん:
まだなってないと思うんですよ。
達郎氏:
映画が復権してると言うものの、そういうちっちゃな映画、なかなかやらないね。
まりやさん:
そうだよね。
単館上映だったりすると、なかなか観れない。
達郎氏:
あっという間に、それで終わっちゃうでしょ。
まりやさん:
でもこの「人生フルーツ」はおすすめです。
◎エンディング
達郎氏:
てなわけで、そろそろお時間でございますが。
まりやさん:
早かったね、今年も。
達郎氏:
今年も早かったですね。
また来年もがんばって働きたいと(笑)
まりやさん:
来年もツアーやるでしょ。
達郎氏:
はい、やります。
まりやさん:
楽しみですね。
達郎氏:
それの前には、アコースティックライブを少しづつ、月に1回くらい。
まりやさん:
そしてアルバムも目指しましょうよ。
達郎氏:
はい、目指します。
まりやさん:
私は、秋以後に40周年、11月以後ですけど。
40周年に入るので、いろんなイベントとか、いままでやらなかった事なども考えております。
達郎氏:
がんばって参ります。
まりやさん:
楽しみにしてください。
達郎氏:
てなわけで、今年1年、みなさまご支援ありがとうございました。
また来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
最後はさきほどの娘の結婚・・
まりやさん:
ドラマ、1月8日の夜8時からのドラマの主題歌になりました「人生の扉」です。
達郎氏:
荒川区の超常連T.Sさん、この方、ほんと毎週毎週・・・
めずらしく、それでコメントが書いてありました。
『今年の元旦にリクエスト読まれました。
今年の最後も読まれるといいなぁ。
達郎さん、まりやさん、寒いから体調崩さないように気をつけてください。』
まりやさん:
ありがと。
達郎氏:
『まりやさん、来年40周年、いろいろなイベントがあるのかな?楽しみにしてます』
というわけで、年忘れ夫婦放談Part2 竹内まりやさん、ありがとうございました。
まりやさん:
ありがとうございました。
達郎氏:
竹内まりやさん、07年アルバム「デニム」
おなじみ「人生の扉」
♪ 人生の扉/竹内まりや
今週のオンエア曲
14:03 希望という名の光/山下達郎
14:09 プラスティック・ラヴ/竹内まりや
14:16 YOUR EYES/山下達郎
14:23 If I Fell/竹内まりや with BOX
14:27 恋のひとこと(Something Stupid)/竹内まりや Duet with 大滝詠一
14:36 ウィーブ・オンリー・ジャスト・ビガン/アン・ルイス
14:45 人生の扉/竹内まりや
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