すっきりしない天気が続いている長崎。
でも、窓から差し込む朝日は秋の気配です。
パラリンピックのバスケ決勝戦にくぎ付けになりました。
長崎市出身の選手がお二人(川原選手、鳥海選手)もいらっしゃるとは!
今日のサンソン、ローリングストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツ氏の訃報にふれていましたが、以前のサンソンで、達郎さんは、ワッツ氏の「ハイハット抜き」ついて、こうおっしゃってました。
「チャーリー・ワッツのハイハット抜き、僕は全然好きじゃありません。
グルーヴが止まりますので。」
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
冒頭
達郎氏:
東京は、急に雨がしとしと・・秋の長雨・・
気温も朝晩はすごく冷え込む、そういう気候になって参りました。
季節の変わり目でございます。
9月に入りました。
ウィルスの感染も引き続き注意が必要ですし、それに季節の変わり目、重なりますので皆さん重ね重ねでございますけれども、くれぐれもお体お大事に。
私はあいかわらずレコーディングやっておりますけれども。
なにせ、10年ぶりになる作品でございますので。
この間、モチーフといいましょうかですね、曲のネタをたくさん作ってありまして(笑)
あ!これも
あ!これも
って、後からですねやろうという、いつものパターンですね。
永遠にもう何曲か作りたいという・・
そういうように延々やっておりますが。
おおむね順調という感じでございますので、お楽しみにお待ちいただきたいと思います。
おかげさまで30年前のオリジナル・アルバム「アルチザン」のリマスター版、たいへんご好評をいただいておりまして。
オリコンのベスト3に入りまして。
お買い上げいただいた皆様、誠にありがとうございます。
先週金曜日からシアター・ライヴの配信も始まりまして。
それもご好評頂いております。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
というわけで9月に入りまして、今日はちょっとレコーディングにテンパっておりますので。
一息つきまして、レギュラープログラム『棚からひとつかみ』
山下達郎のレコード棚からアトランダムにいろいろとお聴きを頂きますが。
ここ数か月ですね、たくさん、たくさんリクエスト頂いております。
55分の番組で、どうしてもこぼれてしまいます。
ストックが溜まっておりますので、それをですね、皆さんから頂いたリクエストの中から選んでですね・・
リクエストカードは個人情報の関係で、そんなに長く持っておられませんので・・
どんな方からいただいたリクエストか、わかんなかったっりするんですけども(笑)
残り物には福がある、という(笑)
残り物に福の棚つか
そんなような感じで、やってみたいと思います。
最近はリクエストいただくリスナーの方も「濃い」ので。
私が、自分がアトランダムに選んだ曲もですね、リクエストたいだく曲も、あんまり変わらない・・
そういう今日この頃になって参りましたけれども。
気楽にいって頂きたいと思います。
1508回目のサンデーソングブック
本日も、日曜日の午後のひと時、すてきなオールディーズソングでお楽しみを頂きます山下達郎サンデーソングブック。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。
夏の終わりなので、この曲リクエストいただいております。
1983年の私のアルバム「メロディーズ」から「悲しみのJODY」
♪ 悲しみのJODY/山下達郎
~ CM ~
♪ Get Off Of My Cloud/The Rolling Stones
チャーリー・ワッツいなくなると大変ですね!
達郎氏:
あいかわらず訃報がもう、後から後から届いてまいりますが。
ローリングストーンズのドラマーでありますチャーリー・ワッツが亡くなりました。
私たちの世代では、やっぱりローリングストーンズ
当時のバンドはですね、ドラムとベースが肝でございます。
上手いドラム、上手いベースのバンドは長持ちするという。
特にイギリスのバンドは、やっぱりリズムセクションがみなさん強力で。
スタジオミュージシャンの助けを借りなくても独特の音が作れるという。
そういう時代でございます。
ストーンズでございますが、たくさんお便りをいただきまして。
八王子市のT.Kさん
『達郎さんが思うチャーリー・ワッツといえばこの曲というローリングストーンズの曲をお願いします。』
という・・
私、チャーリー・ワッツのタイコといったら、これです。
「ゲット・オフ・マイ・クラウド」
1965年の全米ナンバーワン。
私が中学1年の時のヒット曲でございます。
邦題「ひとりぼっちの世界」
何で「ひとりぼっちの世界」という・・
「ゲット・オフ・マイ・クラウド」ですから
「ぼくの雲から降りろ」
という直訳ですけど、なんでこれが
「ひとりぼっちの世界」
なんだと思って・・
昔ですね、そういうことを思っておりましたら、ものの本に書いてありましてですね。
ことわざで
「二人だと仲がいいけど、三人になると喧嘩してしまう」
という、そういうことわざがあるんだそうです。
それなのに、この歌の場合はですね、二人でも喧嘩になってしまうから、オレは一人になりたいんだ・・要するにそういう歌なんですね。
それでオレの雲から降りてくれって。
オレはひとりになりたいんだと。
そういうような意味だそうです。
むかーし読んだものの本に書いてありました(笑)
チャーリー・ワッツいなくなると大変ですね!
♪ Gone, Gone, Gone/The Everly Brothers
秋のお便り
達郎氏:
松本市のK.Mさん
『娘の出産の手伝いで8月は終わりました。
戻ったらススキが土手いっぱいで、秋を感じました。』
松本ですから、一足早い秋です。
秋のおたより、たくさん頂いております。
道具は使ってなんぼなので
達郎氏:
(アルバム「アルチザン」の)アナログが、とってもご好評いただいております。
北海道上川郡 S.Yさん
『「アルチザン」のアナログ盤を買いました。
しかし、もったいなくていまだにレコードに針を落とせずにおります。
それでは本末転倒ですが、針で傷ついたらどうしようか、とか
プレイヤーにセットする前に落っことして足で踏んで割ったらどうしようか、と
バカみたいに考えてる毎日です。』
達郎氏:
聴いてください(笑)
おんなじような・・やっぱり北海道の方から・・
北海道の方、みんあアレですね、モノを大事にするんですね。
北海道は札幌市のO.Tさん
『LPは妻から”針落とし禁止命令”が出ており、しばらくはあきらめています。
追伸 RCA/AIR YEARSのLPボックスも聴けていません。』
達郎氏:
かけてくださいね(笑)
音楽はCDにしろ、アナログ盤にしろ
かけてなんぼ!ですからね(笑)
私の知り合いのギタリストで古いオールドビンテージのギター買って
「フレット減るから、もったいなから弾かない」
って人がいましたけどね。
道具は使ってなんぼなので(笑)
♪ The Rising Cost Of Love/Darrow Fletcher
「よっこい庄一」は、伊藤広規の口癖でございます。
達郎氏:
先週、竹内まりやさんゲストの夫婦放談でですね、だじゃれの話が出ましてですね。
「今日はどこへ池内淳子」
と、くだらないこと言っておりましたが。
そうすると反応が来ますね、ちゃんとね。
大阪府茨木市のE.Kさん。
『だじゃれは地方色があるんだなと。
私のところは、座って立つときに、よっこいしょの代わりに
「よっこい庄一」
と、よく言います。
ダジャレの話は身につまされるなぁと思いながら聞いていました。
バイトの子に「よっこい庄一」と言ったけど、横井さんを知りませんでした。』
達郎氏:
「よっこい庄一」は伊藤広規の、もう口癖です。
♪ 気分はザッピー/ザップ
~ CM ~
達郎さんのいちばん好きなライブビデオの1本
達郎氏:
エヴァリー・ブラザーズといえば、兄弟が仲たがいして、長いこと絶縁状態だったんですけど。
1983年9月23日にギリスのロイヤル・アルバート・ホールでですね仲直りのリユニオン・コンサートというのを行いまして。
これは非常に歴史的に残るすばらしいライブで、ビデオになもなっておりますけれども。
私のいちばん好きなライブビデオの1本であります!
何回も観ましたけれども。
この中から、彼らのヒット曲
1959年、全米4位のヒット曲
スタンダード・ナンバーになっております「’Till I Kissed Ya」
♪ ’Till I Kissed Ya(Live)/The Everly Brothers
Reunion Concert [DVD]♪ Ain’t Nothing Wrong/Ronnie Dyson
来週は聴取率週間
達郎氏:
今日はこのへんで。
来週はですね、なぜか恐怖の聴取率週間でございます。
何をやろうかと・・・
ディレクターの山岸君が、いろいろ案を出してきたんですけども。
神奈川県鎌倉市の超常連H.Sさん。
『ほとんどの動物はやったと、リクエスト特集でおっしゃっていましたが、竜はどうですか。そういえば昔ブルースリーが大好きで「燃えよドラゴン」など、何度も見ていました。動物ではないけれど。
竜は神様の使いで縁起もいいそうです。』
で、山岸君が架空の動物で棚つかはどうだと・・
ま、それでいってみようか・・
これがいったい聴取率週間に効果があるのかどうか。
ぜんぜんわかりませんが。
来週はそういうわけで「架空の動物で棚からひとつかみ」
どうなるかな!
江戸っ子弁
達郎氏:
台東区のA.Yさん。
『29日のお話、おもしろくて、ずいぶん笑いました。
江戸っ子弁の話、達郎さんの地元でもあるんですね。
私の地元も浅草に近いこともあり、こどもの頃はイキのよい江戸っ子弁のオヤジさんがたくさんいました。
渋谷と日比谷のくだり
私の旦那さんも、もろにこれです。
チェックすると、うるせーとなりますが。
幼馴染とお祭りのときに会ったりすると、なにかと「バカヤロー」が言葉の間にはいったりして、治らないですね。
この2年、お祭りも何もなくて、寂しい感じです。』
達郎氏:
私とまったく同じですね!
なにかすると「バカヤロー」
番組はよそ行きでしゃべってると(笑)
あくまでですね。
スタッフはみんなうなずいております。
六十の手習い
達郎氏:
静岡県富士市のM.Kさん
『現在61歳ですが、60歳手前からピアノを習い始め、近い将来打ち込みではなく、ピアノの弾き語りで「愛を描いて」に発表会で挑戦したいと、がんばっています。』
達郎氏:
いいですね!
六十の手習い
立派!
達郎氏:
北九州市のO.Sさん
『先日、2か月ぶりに美容院に行ったときのこと、カットして髪を染めて、シャンプーをしてもらうときになって、なにか水ばっかり流してるなぁとシャンプー台に寝かされて、シャンプーしてくれるのを待ってると
「お客さん、すいません。ガスの調子が悪くて水しかでません」
と言われて、仕方なく水でシャンプーしてもらいました。
寒かったぁ~ 最悪。
でも私、おこりませんでしたよ。』
達郎氏:
立派!
文章うまいので、ついつい採用しちゃうおハガキ
達郎氏:
この方も超常連ですけども。
那須塩原市のO.Sさん。
この方、文章がうまいんで、どうしても採用しちゃうんですよ!
『息子のツーブロックを真似したくて、スマホに収めた写真を見せてお願いした。
十数分後・・違う!
生え際が後退し、密度も低くなっているから、仕方がない。
満足しよう。
会計は1430円
財布をあさり、1万530円を出す。
若い店員は、レジに千円札しかないことを、しきりに詫びつつ、ていねいに9枚数え、満面の笑顔で「ありがとうございました」
唇が凍えたわけではないが、小心者の私は「あと100円」と言えず、店を出た。』
達郎氏:
なかなかいい!
上手いよね・・・ついつい読んでしまう(笑)
またください。
今日ウケたおハガキ
達郎氏:
これも今日ウケましたね。
千葉県野田市、この方も超常連N.Kさん。
『毎日お弁当をつくってくれる妻には感謝です。
先日はカレー弁当でした。
ルーとご飯は別にしてあり、「メンチいれたから」と言われ出勤。
昼になり、ご飯にルーをかけ、メンチをかじると、それはカレーコロッケでした。
つまりカレーコロッケ・カレーでカレーが大渋滞の弁当でした。
和風に例えると卵丼の上に目玉焼き。』
達郎氏:
っふふ(笑)
ご夫婦仲良くていいですね!
エンディング
達郎氏:
今日はこのへんで。
東京は、雨がちなので、こんな一曲。
2005年の私のアルバム「ソノリテ」に入っております。
シングルカットもしましたね。
♪ 白いアンブレラ/山下達郎
今週のオンエア曲
14:04 悲しみのJODY/山下達郎
14:09 Get Off Of My Cloud/The Rolling Stones
14:14 Gone, Gone, Gone/The Everly Brothers
14:19 The Rising Cost Of Love/Darrow Fletcher
14:25 気分はザッピー/ザップ
14:34 ‘Till I Kissed Ya(Live)/The Everly Brothers
14:38 Ain’t Nothing Wrong/Ronnie Dyson
14:46 白いアンブレラ/山下達郎
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