残暑厳しいとの長期予報でしたが、日に日に秋風を感じる今日この頃です。
長崎市内の景色も秋景色に変わってきました。
今日のサンソン、達郎さんのトーク＆ライブ・イベント決定のお知らせが！
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
冒頭
達郎氏：
9月の2週目でございます。
なんか涼しくなったと思ったら、また東京は暑くなってまいりました。
今週は、前半は割と夏が戻るという感じで。
また、後半の週間予報見ますと、雨という・・・
でも最近、お天気のアプリを見てますと、「明日は雨」「一日雨」みたいな・・
朝になると、ちっとも降らないで、どうしたんだろうな？と見ると、なんか雨がぜんぜん外れてて。
「夕方から雨」・・
昼頃見ると、またなくなって・・
なんか、転ばぬ先の雨 みたいな、そういう感じでありますが。
でも視聴者の皆様もお疲れ様でございます。
よろしくお願いいたします。
で、あいかわらずレコーディングをやっておりましてですね(笑)
ちょいと締め切りが出てきまして。
一所懸命やってるんですけども。
今週は、先週申し上げましたみたいにですね聴取率週間でございます。
ほんとは8月に聴取率週間やりはずたったのが、オリンピックで後回しになったという。
よくわかりませんがですね。
で、聴取率、二か月にいっぺんなので、もうどうしようかな・・と思っておりましたら、ディレクターの山岸君がですね案をもって参りまして。
「架空の動物で棚からひとつかみ」はどうだ・・
ま、やってみようかと。
始めたんですけど、これがね、たいへんな代物なんです(笑)
おかげさまと申しましょうか、今まで一番多いお便りの数でございました。今週は。
ハガキとメールでですね、ラジオのレギュラー始めて、生まれて初めて全部読み切れませんでした。
それに選曲と・・朝まで(笑)
去年の家でやっていたテレワーク作業を思い出しまして。
あの時は、毎週、朝見ておりましたけれども。
久しぶりにまた、レコーディングのあとに、これをやっておりました(笑)
今日は、ちょっと寝不足でございまして(笑)
その奮闘努力のかいがあったかどうか、わかりませんけども。
今日は「架空の動物で棚からひとつかみ」
実在しない動物をですねテーマにした曲を、いろいろ集めてお届けしたいと思います。
でも、正直申し上げて、いつもの選曲と全然違うんです。
サンデーソングブックじゃないみたいな番組になってしまいました(笑)
すいません(笑)
だけど、今日は「架空の動物で棚からひとつかみ」というテーマなので、すべての責任は山岸 清佳ディレクターにございますので。
聴取率週間のため・・・って始まりましたけど、こんなの聴取率週間になんの効果もないと(笑)
いいんです！(笑)
がんばります！(笑)
日曜日の午後のひと時、今日もすてきなオールディーズソング・・・
オールディーズソングにはかわりませんけれども、すてきなオールディーズソングと言いましょうか・・
けっこう変なプログラムになりました！
「架空の動物で棚からひとつかみ」
何が出ますか！お楽しみに！
今日も最高の選曲・・を目指しました！一所懸命！
で、最高の音質を目指しております(笑)
こういう時には、どう申し上げていいか、わかりませんけれども(笑)。
がんばっております！
綾小路きみまろさんみたいなセリフを言っておりますけれども。
お楽しみいただければと思います。
「架空の動物」といいますと、いろいろございますけれども。
私の曲にも、何曲かそういうのがございます。
1986年のアルバム「ポケット・ミュージック」に入っております「マーメイド」
人魚に恋をした男の人の話でございます。
アラン・オデイの英語の詩がですね、ドリーミングでございます。
♪ MERMAID －マーメイド－/山下達郎
～ ＣＭ ～
♪ 噴火/エマーソン・レイク&パーマー
変態な音であります
達郎氏：
いろいろと調べましたけれども、だいたい
ヘビメタ
プログレ
テクノ系
そういうようなものが、たいへんに多いんですよね。
あとはインストゥルメンタルが多い。
SFファンとか、そういう人たちは楽器弾きが多いので。
必然的に曲が長い！
今日1曲目に始めました、これは我々世代におなじみエマーソン・レイク&パーマーの1971年のセカンドアルバムのアナログA面、全部編集しております『タルカス』
全20分！
大作でございますが。
これの一番最初の「エラプション 噴火」というですね。
この「エラプション」という曲は5拍子です。
5拍子を４：３：３で・・
タタタ、タタタ・・
変態な音であります。
『タルカス』というのは、キースエマーソンが思いついた架空の動物・・
戦車の形をした・・
アルバムジャケットにもそれが使われておりますけれども。
架空の動物のインストゥルメンタルでございます。
それも冒頭のところをお聴きいただきまして、今日は始めてみました。
燃えよドラゴン
達郎氏：
架空の動物いいますと、いの一番「龍」ですね。
「ドラゴン」
ドラゴンはもう日本もありますし、中国もありますし、ヨーロッパもございます。
ドラゴンの歌、たくさんございますけど。
一番多くリクエストいただきましたのは「燃えよドラゴンのテーマ」という・・
ラロ・シフリンですけど。
あれはドラゴンの曲じゃないんです(笑)
あれはブルースリーの映画のあれなんで・・
ドラゴンを扱った曲じゃないので。
そういうの、かけません。
純粋に架空の動物を歌った曲、架空の動物をテーマにした曲・・
そういうもので今日はいきますので。
ブルースリーのファンの方、すいません。
♪ パフ/ピーター、ポール&マリー
上手いんです、このバンド
達郎氏：
架空の動物はですね・・
ギリシャ神話
ローマ神話
それからエジプト・・
そういうところの神々の名前がたくさんあります。
いろいろな神様、動物いますけれども。
私好きなのはですね「アヌビス」
犬の頭、ジャッカルの頭をした冥界の神
ミイラを造る神ですね。
で、やはり先ほども申し上げましたみたいにですね、ヘビーメタル系の曲がとっても多いんです。
いろいろ聴きましたけれどもですね・・
今日おかけするのは、スウェーデンのヘビーメタルバンド「ッド・モローズ」という・・
上手いんです、このバンド。
2004年のアルバム「モーダス・ヴィヴェンディ」
これに入っております、その名もズバリ「アヌビス」
♪ アヌビス/タッド・モローズ
なんか、伊藤政則さんの番組みたいになってきました(笑)
20年前は”尖がってる”なぁ
達郎氏：
愛知県春日井市のK.Kさん。
『達郎様の話声って、なんだかホッとします。
感謝してます。』
達郎氏：
こちらこそ。
最近は声が低くなってきまして。
年を取ったのと、落ち着きがでてきたのと(笑)
もう20年くらい前の放送聴くと、ずっと高くてですね、テンポも速いですし。
口も早いですし。
まだ尖がってる・・そういう感じですけれども。
先週も申し上げましたように、東京の人間なので、口が早いんですね。
早口で。
口が悪いんですが・・・
先週申し上げましたみたいに、この番組はよそ行きでやってるつもりなんですが、20年前とか25年前ですと、なんか、やっぱり・・
尖がってるなぁ～って、自分でそう思います(笑)
だいぶ丸くなってきた・・
うちのスタッフにもそういわれますが。
北野武さんと同じしゃべり方です
達郎氏：
世田谷区のO.Kさん
『先週も話題にあがってましたが、生粋の江戸っ子である私も「ばかやろう」なんて普通の会話で言うなぁなんて思っていますが。
たしかよそ行きだと、すました感じで話してみたり
最近はすぐにパワハラだと言われるので、会社でも気を付けていますが、
生まれた時から江戸っ子だからしかたない・・なんて言えない世の中になってしまいました。
ほんとに、世知辛い世の中になりました。
私が新卒の時なんかは「シネー」なんて、ざらに言われてましたがね。
誰と話してても、俺は早口で聴きとりずらいって言われるんだ！バカヤロー！
発音しっかりしろって、しっかり発音してるんだよ！バカヤロー！
なんて(笑)
ちょっとだけ、たけしさんみたいになってしまいましたが。
そんなこんなで、またお便りします。』
達郎氏：
全く同じですね、私もね・・
日常会話になれば、北野武さんとほとんど言語体系、似ております。
我々は。
一応全国放送なので！
よそ行きで。
ちょっと普通の東京の言葉使うと「怖い！」とか言われますね。
ライブでよく言われますね。
気を付けたいと思います。
でも人間が丸くなった・・・っへへへ(笑)
なんだか、ほっとするような感じ(笑)
奮闘努力を続けたいと思います。
♪ The Last Unicorn/America
～ CM ～
来週
達郎氏：
「架空の動物で棚からひとつかみ」でございますが。
今日は曲が長いので、あんまりかかりませんけども。
すごく、用意はしてきたんですけども。
もう1週間やれますけど、やめます(笑)
たくさんリクエストたまっておりますので。
来週は、リクエスト多めに、棚からひとつかみ。
引き続き、リクエスト、お便り、たくさんお待ち申し上げております。
おハガキの方は
〒102-8080
TOKYO FM 山下達郎サンデーソングブック
メールでのお便りは https://www.tfm.co.jp/ssb/
よろしくお願いします。
トーク＆ライブ・イベント決定
達郎氏：
先日1500回を迎えました。
10月で29周年を迎えますサンデーソングブック
番組1500回記念しましてトーク＆ライブ・イベントを実施する予定で。
ずーっと準備してまいりましたけれども。
とりあえず日取りが決まりました。
山下達郎サンデーソングブック1500回記念トーク＆ライブ
supported by 楽天カード
12/3(金) に開催することになりました。
場所は、ここTOKYO FMのホール
東京半蔵門でございます。
応募に関しましては10月1日からハガキまたはウェブサイトで受け付け開始する予定であります。
とりあえず今日は、開催日が決定したというお知らせでございます。
Oldies but Goodies
達郎氏：
鹿児島市のT.Sさん
『素朴な疑問ですが、オールディーズといったジャンルは何年ごろから何年ごろまでとされているのしょうか。
愚問ですいません。
最近80年代の音楽が注目されてうれしいのですが、私的には、ぜんぜん最近の音楽なので複雑です。
いいものは、いつまでたっても現役だと思ってます。
これからもすてきなオールディーズをご伝授くださいませ。』
達郎氏：
萩原健太さんの名言で
「出た次日からオールディーズだ」という。
そこまでは、いかないにしましても。
昔のレコードというのは、だいたい3年から5年で廃盤になりましてですね。
どんどん、どんどんポピュラーミュージックはですねリニューアルされいくという・・
今は、ネットその他で昔の音源が容易に聴ける状態になっておりますので、昔の音楽がですね、逆に新鮮さをもって受け止められるという、そういう時代になってきましたけれども。
何年ごろから何年ごろ、とかそういうことはありません
いつも申し上げておりますように、古い音楽は淘汰されていきますので。
だんだん結局やっぱりその・・優れたものだけが、残っていきますので。
オールディーズソングというのは、今の音楽に比べて優れたような感じがしますが。
そういうことを歴史が繰り返して、だんだん純粋化されていくとか、そういうような歴史であります。
ですのでレコードという複製文化が出てきましたのが20世紀の初頭でありますので、そこから100年くらいレコードの歴史がありますので。
この間の100年に残っている音楽は、すべてオールディーズでございます。
Oldies but Goodies
正確に言いますと、
古いけれどいい音楽
Oldies but Goodies であります。
ひきつづきサンデーソングブック、オールディーズ番組よろしくお願いします。
難波弘之さんからメールがきました
達郎氏：
これを企画しましたら、先週の頭にですね、難波弘之さんからメールがきました。
彼はSFファンでもあるので、冒頭にも申し上げましたみたいにSFファンの人は、こうした架空の動物大好きであります。
なので難波弘之さんが結成しております「野獣王国」というバンドがありまして・・
まさに野獣のようなですねアニマル・サウンドでございますが(笑)
この1998年のアルバム「パワー・ジャングル」というのに
「獏の夢」
というのがあります。
「獏」
中国から日本に伝来した、夢を食べる・・
悪夢を食べてくれるとか、そういう動物であります。
それの伝説に似たもので存在するのを「バク」という動物がいますけれども。
もともとは空想上の動物から派生したものであります。
その「獏の夢」というですね、
これをかけてくんないかな！
というメールが来まして(笑)
いい性格しております(笑)
98年 野獣王国のアルバム「パワー・ジャングル」から
リーダーでギターの是方博邦さんの作曲によります「獏の夢」
♪ 獏の夢/野獣王国
野獣王国
是方博邦
難波弘之
鳴瀬喜博
東原力哉
4人組
98年「獏の夢」でございました。
エンディング
達郎氏：
最後はしっとりと。
架空の動物というと妖精がいます。
人の形をしていますが、羽が生えております。
ピーターパンその他・・
フェアリーテイルという英語は、おとぎ話という意味がありますが。
妖精の歌もたくさんありますが、僕の大好きな一曲
大貫妙子さんの86年のシングル「ひとり暮らしの妖精たち」
大貫妙子 作詞
坂本龍一 作曲
♪ ひとり暮らしの妖精たち/大貫妙子
今週のオンエア曲
14:04 MERMAID －マーメイド－/山下達郎
14:09 噴火/エマーソン・レイク&パーマー
14:16 パフ/ピーター、ポール&マリー
14:20 アヌビス/タッド・モローズ
14:27 The Last Unicorn/America
14:37 獏の夢/野獣王国
14:44 ひとり暮らしの妖精たち/大貫妙子
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