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山下達郎さん サンデーソングブック2024年2月11日『棚からひとつかみ』(#1635)

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サンデーソングブック

長崎市内のお天気は晴れ。
2024年2月9日(金)~2月25日(日)まで、2024長崎ランタンフェスティバルが開催されます。街中は華やかで幻想的な風景に包まれます。

達郎さんが尊敬するフリースタイル・ラップ。本当にすごいですよね!

ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

2月の第2週
今日は建国記念日でございます。
明日はもう休みで振替休日
私さっきこれがハッピーマンデーだとたと言ったらハッピーマンデーじゃない!
山岸くんがですね・・
ハッピーマンデーと振替休日って同じようなもんじゃないですか!
すみません、国が決めた・・・
知るかそんなもん!

10、11、12と3連休でございますが。
先週は東京は雪が降りまして。
高速がなかなか復旧しないとか。

なんか昔はあんなに簡単に通行止めしなかった・・
あれ走らせといた方が、なんか雪がアイスバーンとかならなくていいんじゃないかなって思いますけど・・知りませんね、お役人の考えることはよくわかりませんね。

そうかと思うと、昨日はすごいあったかくなりました。
あったかくなったり、寒くなったり忙しい今日この頃でございます。

風邪、インフルエンザ、コロナ・・色々流行っております
毎週同じこと申し上げておりますが
くれぐれも皆さんお体、お大事に

私、ここんとこスタジオ仕事、いろいろとありましてですね
お籠りが多くなっております。

で、じゃあついでにレコードを整理しようという・・
この数年間、もうレコードが山のようになっておりますので、それを整理して。
新しく買ったレコードがですね
全然整理ができてないので、それをやっておりましたら
こんなのがあった!こんなのがあった!って、忘れてるんですよね2年ぐらい前買ったレポートはですね。

それをやってるうちに、ああじゃあこれで棚から一つかみ
昔はそうやって新しく買ったCDとか、
そういう具合に棚から一つかみ、みたいにやってたんですけど
最近とんとご無沙汰でございます。

何週間からはそういったレコード整の恩恵といいましょうか、しょうがない!自分の恩恵!
棚からひとつかみ
山下達郎のレコード棚からアトランダムにお届けをいたしております。

今週も皆様のリクエスト、たくさんいただいておりますけれども
今日は純粋、棚からひとつかみ
略してジュンタナでございます!

本日も日曜日の午後のひととき
すてきなオールディーズソングでお楽しみをいただきます
山下達郎サンデーソングブック
山下達郎のレコード棚から色々とお聴きをいただきます。
「棚からひとつかみ」

本日も最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。

今週はバレンタインズデーでございます。
昔はバレンタイン特集とかやっておりましたけど
だいぶネタがきれてきたので(笑)

今週はそういうことになりませんけれど
私の番組バレンタインズデーになりますと恒例でございますが
大瀧詠一さんの1978年のアルバム「ナイアガラカレンダー」
12曲入りの1月から12月まで並べた
それの2月のバージョンが「ブルーバレンタイン」
私の大好きな1曲でございます。
本日もお聴きいただきます。

リクエストもたくさんいただいております。
仙台市のK.Nさん
川崎市のK.Hさん
『現在やられているスタジオ仕事の全容がリリースされる時を楽しみにしています。』
ゆっくりお待ちください。

福岡市のO.Nさん

福島県いわき市のS.Mさん

『私は今朝、トイレのドアノブをなぜか思いっきり回して手首を痛めました
下手な字がより下手になっています。』

お気を付けください。
中野区の超常連O.Eさん、他たくさんいただきました。
大瀧詠一さんの「ブルー・バレンタインズ・デイ」

♪ Blue Valentine’s Day/大滝詠一

~ CM ~

♪ When I’m Gone/Brenda Holloway

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五十代のおじさん3人組

達郎氏:

今週もたくさんたくさんお便りをいただきました。
ありがとうございます。

埼玉県鴻巣市のF.Mさん 長常連

『私は、来週、幼馴染2人とフルマラソンを走ります。
私は記録に挑戦ですが、2人は完走に挑戦です。
3人揃って完走メダルを首にかけて記念撮影できるように、がんばろうと先日は決起集会という名の飲み会を開きました。
50代のおじさん3人組ですが、まだまだ気持ちは若いです。』

達郎氏:

こちら飲み会の方がメインだったような気がしないでもありませんが。

♪ Nobody But You/Otis Leavill

ライブツアーで中止にしたの2回だけ

達郎氏:

熊本市の超常連でM.Sさん

『先週月曜日、自宅のある熊本から東京へ飛行機で戻るつもりでしたが
東京が大雪のため予定していた便が欠航となり、熊本空港まで来ていたのですが、あえなく自宅に戻りました。
翌日改めて空港に向かい、無事に飛行機に乗りました。
今このハガキはその機内で書いています。
2日続けて空港に来るのもなかなかですが
ハガキのネタにできたのでこれもまたよしです。
達郎さんはこれまでツアー中止めになってライブが中止になったことありますか?』

達郎氏:

私は運良くそういうことがありません。
今まで40数年、ライブツアーしてきましたけれど、中止にしたの2回だけです。
それはもう自分が原因で。
いきなり声が出なくなったというのは2回やりましてですね。

あとは風邪で休んだというのがありますけど。
交通機関とかそういうもので中止になったことは、運よくありません。

いつもギリギリでセーフです。

人によって結構大変な思いされた方もいますけれども。
それも運、不運

とにかく地震だったり大雪だったり
それから世界情勢、戦争
とにかく世相が暗いので
こういう時には明るい曲でですね
並べようと今日は徹底して明るめにやっております。

レコードはネットで試聴して注文

達郎氏:

お次も最近買ったやつ。
トミー・ドットソンっていう・・
この人カンサス生まれで南カリフォルニアに移ってきまして
クラブシーン、それからクラブのピアニスト、世界一周の船でピアノを弾いていたと
そういうような人ですけども。

シングルが数枚出ておりますけども
すごくいい出来で。

最近は、ネットでほとんどレコード買いますけども
試聴ができるんですよね。

ですのでレコード屋で見て視聴するよりも
パパっとあれして、いいやつ引っ張ってこれるので、いい世の中になりました。
で、わからないやつでも調べれば音が出てきたりするので
いい世の中になりました。

1965年 トミー・ドットソン「One Day Love」

♪ One Day Love/Tommy Dodson

えらい威勢のいい曲で・・
トミードッドソン 1965年のOne Day Love
素性も何もわからない
いわゆるポップチャートでは全く無名の人ですけど、こういうようなレコードを作るの・・
時代ですか・・

めちゃくちゃ演奏力がある十代のファンクバンド

達郎氏:

お次は数年前にシカゴのブラウンズウィック・レーベルがどっとCD化されました。
そこの中の1枚で、これ僕昔持ってたボロボロのアルバムで
これがCD化される時代が来たのかという。

Exit9っていうブラウンズウィックからアルバム1枚出てる9人組のファンクバンドですけれど。
ニューヨークのグループなんですね、これ。
当時は何の資料もなかったので。

十代から二十歳ぐらいまでの子たちがやっているという
その割にはめちゃくちゃ演奏力があるんで(笑)
とてもそうは思えないですが。

CDでいい音で聴けるいい時代になりました。
エグゼでない1975年
のアルバム『STRAIGHT UP』から

♪ Fly/Exit 9

今、こういうバンドが結構受けそうな感じがしますが
1975年ですから
まあ「Tower of Power」とかその辺の影響もあるでしょうけども

これ16歳から20歳とちゃんとライナーに書いてある(笑)
ライナー、ろくすっぽ読んでなかい(笑)
裏のジャケットにちゃんと書いてる(笑)

♪ Why should I forgive you/ショック

~ CM ~

来週

達郎氏:

山下達郎サンデーソングブック レギュラープログラム『棚からひとつかみ』
山下達郎のレコード棚からアトランダムにお聴きいただいております。

で、『棚つか』をやっておりますと
リクエスト関係が山のように、たまってまいりますので
来週あたりはリクエストに戻ろうかなと思っております。

スタジオ仕事、ここんとこずっとやっておりますので
皆様のお便りが助けになります。
お便り、リクエストたくさんお待ち申し上げております。

広島市のS.Mさん

『ハガキを続けるということで、とても嬉しく思います。
メールはどこか味気ない。
ハガキだと番組に参加しているという実感があります。
20円ぐらいの値上げだと大したことではないです。
缶コーヒーより安い。
ハガキは、サンソンらしくて、すばらしい。
ハガキ継続大歓迎です。』

こういう方も、たくさんいただきますが。
ありがたいお便りでございます。

〒 102-8080
東京FM 山下達郎サンデーソングブックの係

いつも申し上げておりますが
とにかく、ハガキだけで処理がもう目一杯でございます。
これでメールが来たら全然仕事になりません。
1週間毎日メールチェックとハガキチェックをしてないといけない・・
そういう感じでございます。

富山県入善町 超常連 T.Tさん

『毎週1回ハガキを書くぞと毎年年始に思うんですが
なかなか書けません。
元日に地震があって生まれて初めて避難したこと
その日のうちに帰ってきちゃったけど・・
「ドラゴンで棚つか」で「燃えよドラゴン」を聴けて嬉しかったこと
ビリージョエルを見られてめちゃくちゃ感動したこと
などなど
達郎さんもビリーに負けず元気でいてください。』

達郎氏:

東京まで見に来られたんですね。
この方のように地震の起こったところの超常連の方、
たくさんいらっしゃいますけど、お便りいただければと思います。

くれぐれも引き続きお大事に。

達郎さんにとってベストライブのひとつ

達郎氏:

前半はR&B一辺倒でしたけども
ロックを一つ。

フリーの1970年のホワイト島でのライブがCD化されました。
素晴らしい演奏です。
ちょうどこの頃、私、日本公演見まして。本当に感動した記憶を覚えております。
私にとってのそうしたベスト・ライブの一つでありますが。

この出たばかりのライブアルバムから「Fire And Water」フリー

♪  Fire And Water (Live)

1970年のワイト島でのライブから「Fire And Water」でございました。

ポール・ロジャース
昨年末にオリジナル作品によるニューアルバムを出しました
素晴らしい出来であります。
上手い人ですのでそちらの方是非どうぞ。

大好きなドラマー、ジェームス・ストラウド

達郎氏:

私の大好きなドラマーでジェームス・ストラウドという人がいます。
アメリカの南部のフロリダとかその辺で活動してる人ですけれども。
ミシシッピとかですね。

この人のプロデュースした作品で。
歌っておりますのはアール・ホワイト・ジュニアという。
全くわかりませんがこれ1枚しかありませんけれども。

ジェームス・ストラウドのプロデュースらしい素晴らしい1枚です。
アール・ホワイト・ジュニア自作の「Very Special Gir」

♪ Very Special Girl/Earl White Jr.

思い出のお店は全部なくなりました

達郎氏:

今日はこの辺で。
お時間まで、お便りたくさんございます。

最近はぼやきのお便りが多い・・
やっぱり年頃というか、ご時世かもしれませんが。

新潟市のS.Eさん

『先日、三十年来、こよなく愛していたコーヒーショップが閉店。
何の前触れもなかったので、まさに晴天のへきれき
最終日、これまでの思い出をかみしめるかのようにコーヒーを飲んできました。
達郎さんにも忘れられない思い出のお店などありますか。』

達郎氏:

全部、ありません(笑)
ありますが全部なくなりました!

お店っていうのは10年持つのが大変であります。
我々の商売もそうですけれども。

席を譲られたのは初めて

達郎氏:

そうかと思いますと
東京は北区のT.Yさん

『ショックでした。
2月4日、達郎さんのお誕生日
大学時代の柔道部の新年会で昼飲み
12時半集合で5時過ぎまで楽しく飲んだ帰り道
赤坂見附から丸の内線に乗り込み、吊り革をつかんだ瞬間に左斜めに座っていた青年が立ち上がり席を譲るではないですか。
思わず「いらねえよ」とひと睨み。
マスクとイヤホンはめてRadikoのタイムフリーでサンソンをチューニング
不機嫌顔で目的駅まで席を譲ったことがあっても、譲られたのは初めて。
半年前に前期高齢者の仲間入りした分際にしてもショックでした。

思いついたのはクレイジー・キャッツの『こりゃシャクだった』
ジェニファー・ウォーンズの『ハートで一撃』

達郎氏:

すごいね(笑)
分かりますが、何も言えません(笑)

一人っ子の癖?

達郎氏:

上越市の超常連のY.Tさん

『最近、妻がメガネを探す回数が増えてきました。
それまでの行動を思い返して何とか見つけておりますが
紐をつけるなど工夫をしなさいと言っても聞く耳を持ちません。
老眼の上に、耳までとなったら私大変困ります。
自分の場合、居間に1個、寝室に1個、事務所に1個、乗用車に1個、トラックに1個、合計5個の老眼鏡を置いてます。
どれをなくしても即困りますので毎日確認し、一つでも見当たらないと必死に探します。

これも頭の体操、と安いからといって代わりをすぐには買いに行きません。
それとよく台所でいろんな音に返事をしています。
レンジがチーンといえば「はーい」
ヤカンがピーピーといえば「はーい」
これって一人っ子の癖でしょうか。
達郎閣下はいかがですか。
おばあちゃんのあるあるでしょうかね。』

達郎氏:

すごいな~(笑)
私も一人っ子ですけど、そこまで行けませんね。
ドアホンがピンポンとなっても別に黙って出ます。ハイ。
ま、でもそうやって反応するってことは、いいことかもしれません。

七十歳から始めたいこと

達郎氏:

札幌市のY.Kさん 超常連
今三十歳ですが、この方中学生からの時から頂いてる方ですけれど。

『達郎さんは七十になって酒をやめたということですが
逆に七十から始めたこと、これから始めたいこと、ありますか。
僕は三十になってスポーツジムに通い始めました。
運動神経ゼロのために、今まで全く興味がなかった分野ですが
首や腰を痛めたことも転機となりました。
できるところまで続けてみます。』

達郎氏:

三十ですから前向きですね(笑)
七十から始めたいこと、ありますけどね~
やりたいことたくさんありますけど、できるかどうか!

でもとりあえず読書と映画鑑賞、漫画
そういうようなものは二十代ぐらいのペースで去年はですね、漫画300冊ぐらい読みましたんで。
本当に毎日読書に勤しんでおる今日この頃でございます。
ですので本当に楽しい毎日です(笑)

皆さんもいかがでしょうか!

フリースタイル・ラップって本当に尊敬します!

達郎氏:

千葉県は茂原市 T.Hさん
超常連の方ですが。

『このところ、ご自身の早口について言及されることが多いですが
僕の前からの疑問は、なぜ達郎さんはラップをおやりにならないのでしょうか。
それだけ早口なら、ラップもできそうだと思うのですが。
「キスから始まるミステリー」のゲストの方にラップしてもらっていますよね。
不思議です。
何か音楽的心情と関係があるのでしょう。』

達郎氏:

ラップは難しいですよ、あぁた!
早口だからラップできるわけないですからね。

僕一番今やっぱり、表現者で尊敬するのは、あのフリースタイルのラップの人たちで。
よくあんなことができるっていうね・・・
とても自分には無理です。

ボイパならまあなんとかなりますけど。
あのフリースタイル・ラップって本当に尊敬します。

今日の最後

達郎氏:

てなわけで今日はこの辺で。
今日の最初は、バレンタイン・デーにちなみまして
大瀧詠一さんの「ブルーバレンタインズ・デー」ですが
もう、私のリスナーの皆さんは、バレンタインデーからほとんど縁遠くなってるというお便りが山のように頂いておりますが。
それでも「ブルーバレンタインズ・デー」のリクエストをいただいておりますが。

私、2000年代にライブでちょっとやってみようと思って
家で練習したデモみたいなやつが、一人で弾き語ってるやつがありまして。
それを時々お聴きをいただいております。

そっちの方にもリクエストいただいておりますので
今日は最初は大滝さんバージョン
最後は私の弾き語りバージョンでお別れしたいと思います。

宮城県は気仙沼市の超常連のI.Mさん

『全く縁遠くなり数年が経ちます。負け惜しみではありませんが、気が楽です。』

わかります・・

埼玉県北本市のT.Nさん 超常連

『私にとってバレンタインデーは、現在は家族間の行事の一つでしかなく
甘い思い出は、遠い遠い昔のことです。』

わかります!

今日も「棚つか」は大瀧さんと私で挟みました。

♪ Blue Valentine’s Day/山下達郎

クロージング

達郎氏:

お送りいたしてまいりました山下達郎サンデーソングブック
「棚からひとつかみ」でございました。

来週もこの調子で行くか、リクエストにお応えするか。
風の向くまま、気の向くまま・・
そんなこと言っちゃいけません。

少しずつ春めいてきましたが、まだまだ冷えたり、温んだり。
そういうのは繰り返しと思いますが。

世知辛い世相でございますが。
みんなで力を合わせて、前向きに。

山下達郎サンデーソングブック
来週もセイムタイム、セイムチャンネルでみなさんごきげんよう
さよなら

今週のオンエア曲

14:04 Blue Valentine’s Day/大滝詠一
14:08 When I’m Gone/Brenda Holloway
14:12 Nobody But You/Otis Leavill
14:17 One Day Love/Tommy Dodson
14:19 Fly/Exit 9
14:24 Why should I forgive you/ショック
14:33 Fire And Water (Live)/Free
14:38 Very Special Girl/Earl White Jr.
14:47 Blue Valentine’s Day/山下達郎

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