山下達郎さん サンデーソングブック 2021年1月10日『「新春放談 Part.2(ゲスト:宮治淳一)」』

サンソン「新春放談 宮治淳一」
サンデーソングブック

山下達郎さん サンデーソングブック 2021年1月10日『「新春放談 Part.2(ゲスト:宮治淳一)」』

長崎市では1月9日、観測史上2番目の大雪となる積雪15センチを観測し、大雪の影響で交通や商業施設等はストップしてしまいました!

今日のサンソン、達郎さんYoutubeへのコメント、そうだよなって思いますね。
それにしてもお二人の会話&音楽が聞いてて心地よいですね。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

三連休・・でございますが。
お正月明けの三連休・・・
「成人の日」ですね。

21世紀生まれの方が成人になられます。
たいへんな時代でございますけれども、未来は若い皆さんの双肩でございます。
我々年寄はですね、励まし・・頑張ってください。

さて、番組の方は、先週に引き続きまして毎年恒例「新春放談」
宮治純一さんをお迎えしまして、すごくカルトでオールディーズで・・
オタクなですねトークを今週も繰り広げたいと思っております(笑)

それでも、かかる曲は、とてもいい曲で。
オールディーズですけれども現代的な鑑賞に十分耐える曲を選りすぐってお届けします。
もちろん、最高の音質でお届けします!

山下達郎サンデーソングブック「新春放談 Part.2」
今週も、最高の選曲と最高の音質でお届けします。

それではお知らせ挟んで、始めましょう!

~ CM ~

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スクリーン・ジェムスと非常に関係の深い・・

達郎氏:

今年はラジオ日本の番組は、どういうアレでいくんですか?
なんか、結構濃いじゃないですか!ここんとこ。

宮治さん:

でもね、不思議とですね、濃ゆくやった方がウケるっていうか・・

達郎氏:

はははは(笑)

宮治さん:

なんでなんですかね?
普通の曲をかけると、なんかこう薄いな・・・って。

達郎氏:

宮治純一さんに要求するものが、そういうものなんですよ。

宮地さん:

だから、ベルやったのでね・・
コルビスとかディメンションのストーリとかですね・・

達郎氏:

いいっすね(笑)

宮治さん:

そういうこう・・

達郎氏:

大瀧さんの跡継ぎのような(笑)

宮治さん:

そうそう(笑)
そうですね!
やっぱりスクリーン・ジェムスと非常に関係の深い・・
そういうのも、やれたらなぁ・・なんて風に思ってますね。

バイナル・コレクター

達郎氏:

もう6年くらいになりますかね。宮城一緒に行ったの。

宮治さん:

それは、震災の次の次の年でしたかね・・13年。

達郎氏:

あれで、連れてってもらったシングルばっかりの、もう・・
あれは、すごい時代ですよね(笑)

宮治さん:

よくそれで成立してますよね!

達郎氏:

あるのかしら、まだ(笑)

宮治さん:

いやぁ、どうでしょうねぇ
今はバイナル※が悪くないって話ですからね。
※ビニール製(Vinyl)レコード

達郎氏:

アメリカはCDよりもバイナルが売れてるって。
よくわかんないけど。

宮治さん:

その当時に生きた人で、バイナルに興味なかった若い人が、そこそこの年になって・・
やっぱりレコードいいなぁって、そういうの集めだしたりすると、いいですよね。

だって、変な話・・コレクターが向こう岸にどんどん行ってるじゃないですか。
そうすると、それがまた大量に出回って、新しいファンが買ってってくれるって・・

達郎氏:

ここんとこ、ドゥー・ワップが出物が多いんですって。

宮治さん:

やっぱり、そういうことですね。

達郎氏:

僕より十くらい上の人たち・・ドゥー・ワップの本当のコレクターって。

宮治さん:

引退するとか・・・

達郎氏:

鬼籍に入られるとか。
なんか、どっと出てきてね。
コンディションがすごくいい。

宮治さん:

昔、ボロボロぼしか手に入らなかったのが・・・

達郎氏:

すごく、いいコンディションで、しかもファースト・プレスで。

宮治さん:

いいですね!

レコード棚、増設したんですよ

達郎氏:

レコード棚、増設したんですよ、僕。

宮治さん:

いやぁ・・危険・・危険って言っちゃアレですけど。

達郎氏:

あと7000枚くらいね(笑)
入るようにしたんです(笑)

宮治さん:

うわぁ、それはすごい!
うらやましい!

達郎氏:

いつまで続くんでしょうね(笑)
でも、しょうがないんですよ!自分で持ってるしかないから。

そんな人にいっても、Youtubeのあんな音じゃ、しょうがないですよ!

宮治さん:

そうですね。
っていうことは、ナゲッツのシリーズ、ドゥー・ワップ・ナゲッツ、これは相当いい音になるんですよね!

達郎氏:

でも、もう終わりだとか言ってたけど・・
だんだん、またアレでしょ?

宮治さん:

ちょっとコロナの間に、いろいろレコード整理が進んでくるとですね、あっ!これは申請してなかったなとか、ちょこちょこ出てきてるのは事実ですね。

達郎氏:

でしょ!
それで、もうCD、3枚も4枚くらい、楽勝で作れるでしょ!

宮治さん:

今まで出したのが全部OKになれば、すぐ作れるんですけど。
再度・・事情はよく変わるんで、再度申請してみたら、出てきたっていうのがあるんで・・
それも加えれば、楽観的にみれば、そのくらい出せるかもしれません。

Youtubeは、そもそもダダ洩れじゃないですか!

達郎氏:

宮治さんのおかげで、ライブの僕の配信・・
アレの客入れ・・開演前のそれをドゥー・ワップでね固めようと思ったけど、ぜんぜん許諾降りなくて。

宮治さんにアレしてもらって、6曲OKになって。
それに自分のドゥー・ワップ系のやつ加えて、みたいにね。
アレ以外に、もう出てきそうにないから、もう自分の曲の英語版だけで(笑)

なかなか苦労しますね!

宮治さん:

いやぁ、なかなか苦労します。

達郎氏:

Youtubeはタダだからいいって、アレだし・・
僕らはちゃんと、ペイして使わしてくれって言いてるのに、法外な金要求されたり。
ダメだ!って言われたり。

なんかおかしいっすよね!

宮治さん:

CDとか出すときに、ひとつの料率があって。
普通に出せる・・お金さえ払えばね・・って、いいなら、いいんですけど。
結局、許諾権なので、ダメっていう権利が存在している以上は・・・

達郎氏:

しょうがないんだよね。

宮治さん:

嫌だっていわれれば、しょうがないんですよ。

達郎氏:

でも、それこそYoutubeとかね、
何度も言いますけど!!

どもども、ダダ洩れじゃないですか!!

宮治さん:

えぇ・・ダダ洩れですよ・・

達郎氏:

ね!
なんか違うなって思うんすけどね。
ぼやいてもしょうがない(笑)

宮治さん:

人生航路師匠じゃないんだから(笑)

達郎氏:

責任者出てこいって(笑)

♪ Shadow Of Your Love/Bobby Freeman

♪ Since I Fell For You/Dick Jensen & The Imports

♪ ニュー・ヨーク・シティズ・ア・ロンリー・タウン/ディック・ジェンセン

♪ Mind Excursion/Wayne Fontana

♪ Bicycle Ride/Don Marley

~ CM ~

宮治さんのレコード・コレクター逸話 

達郎氏:

宮治君に何度も来てもらってるからアレですけど。
そのとき言ってますけど・・

6年、7年、南カリフォルニアに生活してて・・仕事でね。
毎週日曜日は、南カリフォルニアのそういうレコード・マーケットに行って。

で、宮治君の主義っていうのは、
高いアイテムは買わない!
アルバム3000円以上は手を出さない!
そういうアレで。

でもトップ40を全部集めるという。

宮治さん:

トップ40は、ヒットしてるわけですから、数あるんで。
がんばれば、集まります(笑)

達郎氏:

なるほどね。

宮治さん:

でも、数集めなきゃなんないんで。
盤単価は安くても、投資はけっこうかかるっていう(笑)

宮治君を知った最初のきっかけ

達郎氏:

これも、いつも言ってますけど(笑)
宮治君は、昔、ディスコメイト・レコードの東北の宣伝担当だったんですよね(笑)

宮治さん:

くくくく(笑)

達郎氏:

山形放送って放送局がありましてね(笑)

宮治さん:

ありましたねぇ(笑)

達郎氏:

山形放送のレコード室ってのは、今やってる、このスタジオの、二十畳程度の、これからちょっと毛が生えたくらいの広さで。

それで、いつもそこへ行って、レコードを見てると(笑)
捨てるレコードっていうのが置いてあって。

レコード室の人が、
「うちは狭いんで、もう置けないんで捨てるんです」
「そういうのだったら、もらっていいですか!!」
「どうぞ、持っていってください」

って・・

宮治さん:

ダブっちゃうんですよね。

達郎氏:

それを見ていると、一応新譜が多いんで。
なんかね、足りないんですよ(笑)
「僕以外にこれ見てる人、いるんじゃないですか?」

「ディスコメイトの宣伝の方が、いつもいらっしゃいます」って(笑)

それが、宮治君を知った最初だからね!僕ね(笑)

宮治さん:

でも、誰か見てるってわかるのが、やっぱすごいですよね(笑)
なんとなく通った跡がある(笑)

達郎氏:

そうそう、79年の話。

宮治さん:

達郎さんがレコード出す度に東北へ行かれて・・
ちょうど同じような頃、まわってたんですね。

達郎氏:

そうなんですよ。
それ以来ですからね。

宮治さん:

40年以上前ですね(笑)

達郎氏:

お互い、元気でいましょう(笑)

♪ Roundabout (Japanese Version)/Connie Francis

♪ Boom-A-Lay/The Astro-Jets

ネットラジオだって、ようやりませんよ!

宮治さん:

(Boom-A-Lay/The Astro-Jets)ごきげんです!
たしかにこれ、Jewel Akensかなぁって気もしないでもないんですけどね(笑)

達郎氏:

なんかね、すべては歴史の彼方で・・ありまして。
これ、ネットラジオだって、ようやりませんよ(笑)これ、最近。

宮治さん:

ここまでは!

達郎氏:

もう28年半ですからね!

宮治さん:

ですね(笑)

達郎氏:

それに負けず劣らず、宮治さんの番組だってアレですよ。
すごいですよ!

宮治さん:

もうほんとに、こんなのかけていいのかなって・・
かけると喜んでくれるんでね。

達郎氏:

いい世の中になりましたよね。

宮治さん:

ほんと、そう思いますよ!

達郎氏:

マイナー、メジャー・・そういうものが、枠が全部取れて

宮治さん:

いい時代に、いいタイミングにやらせて頂いたっていう、そういう感じしますね。

達郎氏:

結局、だって全部自分のコレクション、かけてるんでしょ?

宮治さん:

そうです。
たいへんなんです!選曲が(笑)

達郎氏:

わかったでしょ(笑)

宮治さん:

わかりました!(笑)
漫然と聴いてらっしゃる方・・決めるのに、どのくらいかかってるかっていうね(笑)
ま、いいんですけど(笑)

達郎氏:

(笑)

♪ More Than A Friend/The Wooden Nickels

ジョン・レノンに帰結する

達郎氏:

今、曲かかってる間に、
宮治さんの好きな女性シンガーはだれですか?
好きな男性シンガーはだれですか?
って、そういう質問しましたら、

好きな女性シンガーは、
「うぅ~ん、迷う」と、

好きな男性シンガーは、
「ジョン・レノンです」
だと、おっやいました。

なるほど!
やっぱりエレキインストからいきますと、ギター・オリエンテッドになりますからね・・
UKのプレーン・トーンのバンドは、そうしましたら、やっぱりジョンレノンにいくんですね!

宮治さん:

あぁ、なるほどね・・
そういう見方はあるかもしれませんね。

達郎氏:

だって、ベンチャーズの枠組って、そういうところに、ものすごく、やっぱり影響を与えてるから。

ナゲッツ不許可特集

達郎氏:

とにかく、宮治さんの今年の「新春放談」は、ナゲッツ不許可特集って言ってもいいような(笑)

宮治さん:

そうですね(笑)
でも、やる気が出てきましたね!

達郎氏:

ははは(笑)

宮治さん:

まだね、掘ってないなってのが、よくわかりました。

レコード・ライブラリー&カフェ「Brandin」

達郎氏:

宮治さんは、皆さんご存じの方、たくさんいらっしゃると思いますけど。
茅ヶ崎で「Brandin」っていう・・

宮治さん:

レコード・ライブラリー&カフェっていう感じですね。

達郎氏:

一週間のうち、何曜日が営業日です?

宮治さん:

水、木以外は全部やってます。
週に5日はやってるんですよね。

達郎氏:

仮に70代になって、完全リタイヤしたら、その店にアレですか?

宮治さん:

今も半分くらい、いますけどね。
レコード戻す作業とか、あと、お買いになられた方のコーヒーカップを戻すとかいう・・

達郎氏:

でも通勤してたときは、そうはいかなかったでしょ?

宮治さん:

そうはいかなかったです。
そういう意味じゃ、テレワークしながら、店番やってるみたいな(笑)

オリジナル版よりリプロの方が音よかったりするからね

達郎氏:

買ってるんですか?あいかわらず。

宮治さん:

どっちかというと、大量に越してきてしまったものを処理しながら、ダブってるものをよけてる段階なんです。

箱に入ってたものが、だんだん棚に入っていく・・状態なんで。
買うなんて、とんでもないですね(笑)

達郎氏:

それどころじゃ、ないもんね。

宮治さん:

でもね、こんなもんがあった!って聞いて、関連のところに、非常に興味を持っちゃうわけですよ。
そうすると、ちょっといってしまう(笑)ってのはありますけど。
でも年間、数十枚ですよ。

それは、抑えてますけどね。

達郎氏:

そこまで、きてるからね、あなたもね。

ドゥー・ワップのオファーが来るじゃない、60枚なら60枚で来るでしょ。
それを一応、音をチェックして・・
Youtubeでアレするような、なるべく「しまった!」がないようにチェックして(笑)

そのあとは、ドゥー・ワップの棚をAからZを全部みないと、持ってるやつ、持ってないやつが、わからないでしょ?

これ、絶対やらないと。
持ってるヤツが10枚くらいあって、買うのが30枚で10枚減った・・

宮治さん:

達郎さんレベルになると「持ってる」「持ってない」って、結構怪しげですよね(笑)

達郎氏:

でもオリジナル版よりリプロの方が、音よかったりするからね。

宮治さん:

だから、そこバカにできないんですよね。

達郎氏:

「十番街の殺人」と「キャラバン」じゃないけど。
そっちの方が、音よかったりするわけですよ。
カッティングが新しいから。

宮治さん:

わかります!
オリジナルが全てってわけでも、なさそう・・音質的に。
リプロでも、いいんですよ。

エンディング

達郎氏:

今年もオールディーズ道に励んでいただいて(笑)
ナゲッツの、そういうアレを。

宮治さん:

とにかく、今まで「M」までしか、してませんから。
なんとか、来年まではフィニッシュしたいという。

達郎氏:

っははは(笑)

宮治さん:

今年いっぱいでフィニッシュしたいと思います(笑)

達郎氏:

がんばって(笑)
僕、だから、棚、アレしてから・・コンピをそっちに移そうっていうね。

宮治さん:

シングル盤のですか?

達郎氏:

CDのコンピ。
それで、棚の半分をシングル盤用に、幅を・・棚板を変えて。
っへへへ(笑)

やってること、同じっすよ(笑)
ん、お互いにがんばりましょう!

宮治さん:

ハイ!がんばりたいと思います(笑)

達郎氏:

ありがとうございました(笑)

宮治さん:

ありがとうございました(笑)

達郎氏:

2週間にわたりまして・・
今回は、濃かったな!

クロージング

達郎氏:

番組、冒頭にも申し上げましたが、本日のさんdねーソングブックは昨年末に録音されたものを放送させていただきました。
ありがとうございました。

お送りいたしてまいりました山下達郎サンデーソングブック
2週間にわたり宮治純一さんをゲストで「新春放談」でございました。

また来年の新春放談は、どうなりますか。
この一年、精進したいと思います(笑)

さて、来週ですが、17日になりますが。
今年は丑年ですので、
「牛で棚からひとつかみ」

一所懸命、選曲してやりたいと思います。
なかなか面白いのが集まってまいりました。

そういうわけで、今年もサンデーソングブック、何卒よろしくお願いします。
山下達郎サンデーソングブック、来週もセイム・タイム、セイム・チャンネルでみなさん、ごきげんよう。
さよなら。

今週のオンエア曲

14:09 Shadow Of Your Love/Bobby Freeman
14:13 Since I Fell For You/Dick Jensen & The Imports
14:16 ニュー・ヨーク・シティズ・ア・ロンリー・タウン/ディック・ジェンセン
14:19 Mind Excursion/Wayne Fontana
14:22 Bicycle Ride/Don Marley
14:32 Roundabout (Japanese Version)/Connie Francis
14:37 Boom-A-Lay/The Astro-Jets
14:43 More Than A Friend/The Wooden Nickels

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