山下達郎さん サンデーソングブック2024年8月11日『サマーソング特集 by ピンチヒッター宮治淳一さん』(#1661)

山下達郎サンデーソングブック 
サンデーソングブック

長崎市内は、連日の猛暑!

今日は宮治淳一さんがパーソナリティー
達郎さんは体調を崩されて、お休みです。
ご快癒をお祈り申し上げます。

ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

宮治さん:

皆さんこんにちはご機嫌いかがでしょうか
宮治淳一です
毎週日曜日午後2時からの55分間は
山下達郎の楽天カード サンデーソングブックの時間であります
東京FMをキーステーションといたしまして
JFN全国38局ネットでお届けしております。

声が違うなぁと、皆さん思ったと思うんですが
その通りでございます。
なんと達郎さんがですね、風邪をひいてしまいましてですね
サンソンが欠席ということでございます。

ちなみに、2019年の7月14日にもやってるんですよ、私ピンチヒッター
ピンチヒッター自体がですね5年ぶりと。
その時はですね、まあ一生に一度のことだからと思って、お引き受けしたんですけれども
2回目があったということですね(笑)。

いや2回目もできるなんて!
こんな幸せものっていう感じですが。

宮治淳一って誰?
ほとんどの人がそう思ったと思うんですけども
1955年生まれです。
達郎さんと3学年下なんですけれども。
ひょんなことからですね、私がレコード会社に勤めてた時なんですけども
出会うことがありましてですね。

お互いにあのベンチャーズが好きだということでですね、肝胆相照らす仲となりましてですね。
「あんたも好きだね~」って言われながらですね
もう30何年経っておりましてですね。
よく、レコードの話をさせていただいております。

そういうこともあってですね
私日本一の日本一のレコード大好き男、宮治淳一です
というような形で、他局で、もう約10年ディスクジョッキーをやっております。

ディスクジョッキーのやっぱりキャリアとしては
達郎さんがずっと長いんでですね
まだ新参者としてやっておりますが(笑)

達郎さんのピンチヒッターをやれるなんて
なかなかできないことなんで。
今日もですね、頑張ってやろうと思っております!

じゃあ何するの?
ということでございますけれども。
8月11日ですから、まだ真夏ですね
まあ最近夏が長い!
8月お盆の頃になるとですね
もうだんだん涼しくなるかな、という感じだったんですけど
今やもう9月になっても暑いということでですね
真夏の真っ只中、「サマーソング特集」を私の選曲でやろうというふうに思っております。

それでは1曲行きたいと思います。

レコード会社時代ですね
よくですね放送局に行ってサンプルをまきに行ってた時にですね
当時のRCAの人が配っているシングルを見てですね

「すいません私にも1枚ください!」

さあ、それがねこの山下達郎さんの、このシングル版だったわけでございます。
これを聴くとですね、夏がやってきた!
そういう感じですね行ってみましょう

♪ DARLIN’ / 山下達郎

~ CM ~

♪ So Much In Love / The Tymes

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オールディーズの名曲『渚の誓い』

宮治さん:

山下達郎のサンデーソングブック
本日は達郎さんに代わり、私、宮治淳一がピンチヒッターを務めます。

はい、サマーソングというとですね、私の守備範囲でありますオールディーズの中にはいっぱい名曲があります。
1曲目、何しようかな、悩みましたけれども。
これですね、やっぱりね。

The Tymes 「So Much In Love」

邦題「渚の誓い」ですね
1963年になんと1位でございます
フィラデルフィア出身の5人組R&Bグループですね
でこれ82年にポコからイーグルスに移ったベーシストがですね
シングル版を出しました。

ティモシー・B・シュミット
LPも出ておりますが
これがなんと82年にシングルヒットしたんですね、59位。

この中にですね山下達郎さんにぜひ歌ってほしいみたいな
シングル版に、なんかね解説に書いてあったんですよ。

それをおそらく読んだ達郎さんが、じゃあやってやろうということで
確か「ON THE STREET CORNER」でやってくれたような気がしますね。

まあ、これ誰がやっても素晴らしい曲だと思いますけれども
まあ、このタイムズ版で決まりですね。

「渚の誓い」というタイトルがですね、珠玉ですね。
とんでもない邦題が多い中でこれはいい邦題だと思います。
「渚の誓い」タイムズでございました。

デイヴィッド・ボックスの「リトル・ロンリー・サマーガール」

宮治さん:

この曲に比べてですね、全く無名の曲持ってきました。
デイヴィッド・ボックスの「リトル・ロンリー・サマーガール」という曲です。
これはですね1980年頃、私のですね
オールディーズの師匠と言われる人からですね
手渡されて、これいいよって言われて聴いたらですね
もうまさに私の大好きなバディ・ホリーの曲でしたね。

でもその時シングル盤は1枚しかないんで
これ、あげらんないって言うんでですね
結局手にしたのは30年後ぐらいでした。

デヴィッド・ボックス 1943年テキサス生まれです。
もう生まれたのもですねバディ・ホリーと一緒ですね。
で、この「リトル・ロンリー・サマーガール」は
まさにデヴィッド・ボックスが4枚出してるシングル盤の最後の盤で64年の7月に出ました。

で今回調べてみたらこの方、64年の10月23日に飛行機事故で亡くなってるんですね。
21歳
死に方もバディ・ホリーと一緒なんですね
こういうのって、なんかもう今、輪廻を感じてしまいます。

行ってみましょう。
テキサスならではの乾いたサマーソングでございます。
デイヴィッド・ボックス「リトル・ロンリー・サマーガール」

♪ Little Lonely Summer Girl / David Box

♪ Summer Breeze, Pt.1 / The Isley Brothers

♪ Viva Tirado Pt.2 (short version) / El Chicano

~ CM ~

来週

宮治さん:

山下達郎のサンデーソングブック
本日は、私、宮地淳一が山下達郎さんに代わり、ピンチヒッターを務めています。
来週もですね、念のため、私、宮地がピンチヒッターを務めます。
この際、達郎さんにはたっぷり英気を養っていただこうと思います。

はい、レコードの整理もするのではないかな、というふうに思います。
それが一番なんかね
次のなんか選曲にね出てきたりしていいんじゃないですかね。

来週何やりましょうか。
8月16日がですね
あの、ミスター ロックンロール
エルヴィスプ・レスリーが亡くなって
8月16日が命日なんですけども、47年目ということでございます。

私、エルヴィスプレスリー大好きなんで
エルヴィスプレスリーの何らかの特集をやろう、という風に思っております。

達郎さんが帰ってきた時のためにですね
リクエスト、お便りをたくさんお待ちしております。

〒102-8080
東京FM 山下達郎のサンデーソングブック係 まで
よろしくお願いいたします。

ベテランDJ、10年の経験

宮治さん:

あの・・ピンチヒッターと言いながらもですね
私も10年ぐらい別の曲でDJやってるんで
だんだん自分の、なんての、あれになっちゃうんですね(笑)。
最初はですね、このフォーマットに則っていくんですけど
だんだん自分のいつものペースになってしまうんですけど(笑)

毎週私がやってる番組はですね、CMが入らないので
目いっぱいやれるって言うことでですね
めいっぱい喋ってしまうという・・

最初は目一杯しゃべってたんですけども
山岸さんからですね
「だんだん少なくして」と言われて
そしたら今度は「ちょっと少なすぎる」と。

過ぎたるは及ばざるが如しと、よく言いますけどもですね
頃合いを、ちょっとに慣れるまで
ちょっと時間がかかりそうですが
後半入ってみたいと思います。

78年から79年にかけて、すばらしいレコードに出会いました

宮治さん:

後半はですね、日本の曲ですね。
私、ちょうどですね就職活動をしてた78年から79年にかけてですね
すばらしいレコードに出会いました。

それはですね、竹内まりやさんのファースト・アルバムですね。
本当によく聴きました。
その中に山下達郎さんの書き下ろしがあったんですね。

で、これおそらくロサンゼルス録音なんですが。
これがもう私の永遠のサマーソングですね。
夏になると必ず聴く
まあ夏以外も聴くんですけども

特に私の好きなパートはですね
イントロがなくていきなり歌で始まる曲って結構好きなんですよ。
これもその一つでございます。
いってみましょう、竹内まりや「夏の恋人」

♪ 夏の恋人 / 竹内まりや

竹内まりや「夏の恋人」でございました。
アレンジいいですね。
素晴らしい!
40何年経っても全然古くならないですね
素晴らしい歌唱サウンドだと思います。

スキーター・デイヴィス

宮治さん:

後半はですね、女性いってみたいなと思います。
スキーター・デイヴィスという人がいます。
日本ではですね「The End of the World」で有名ですね。
「この世の果てまで」

1963年 全米チャート2位でございます。
アダルトコンテンポラリー1位、
R&Bチャートも高くてですね、なんか4部門でトップ5に入ったという、稀な曲でございますが。

その印象が強いんですけれども
それ以外にも、いっぱい、いいレコードを出しております。

私は、10年やってるですね「名盤アワー」という番組でですね
そこにあった、レコード倉庫をゴソゴソやってたら
たまたまこのレコードが出てきまして。
LPなんですね。

で、視聴してずっと聴いてたら素晴らしい曲に出会いました。

シングルになってなかったんで、私聴くく機会がなかったんですね。
LP・・アルバム・トラックなんですけれども
「サマー・サンシャイン」という曲で
これが素晴らしくよく

1966年に彼女が出した「Singin’ in the Summer Sun」というLPに入っておりました。
でこれを、勇んでですね、かけたところですね
その後に、ソニーミュージックさんがですね
この曲をコンピレーションに入れてくれてですね
すごくいい音で聴けるようになったという、ありがとうございます。

ということで、そのCDからかけてみたいと思います
本当にいい曲ですね。

♪ サマー・サンシャイン(日本初CD化) / スキーター・デイヴィス

1931年ケンタッキー生まれということなんで
もうこの時点でですね、もう35歳
でも、なかなかチャーミングな声で、いいですね。
歳のことは考え方がいいと思うんですけども
素晴らしい!

給料日のお楽しみ!西麻布の音楽発掘

宮治さん:

サラリーマン時代ですね、給料日の後
当時、目黒にある会社に勤めたもので
そこからですね、都バスに乗ってですね、西麻布まで行けるんですね。
西麻布で降りてですね
「ウェイブ」という、CDとかLPがですね、どこからこんなの持ってくるのっていう珍しいもんがいっぱいある
そこそこのお値段なんですけども。

とにかくニューミュージックを探しに行く時はもう「ウェイブ」
もうこれに尽きたわけですが

それでいろいろゴソゴソやってるとですね
やっぱり変なもんがあってですね

その中にベルギーのレーベルで、「クレプスキュール(Crépuscule)」ってあって
ですねこれはね英米の音楽とは、また違うことやってるんですね。

その中にイザベル・アンテナさんっていう人がいまして
女性なんですけど
これよかったですね。

特に87年に出たEPに入っておりました
「Little Fish From The Southern Sea」というのはですね
非常にいいんですよ。
これを聴くとですね
温度が2度ぐらい下がるような気がしますね。

これを皆さん聴いてですね
少し窓を開けるとですね
ちょっと涼しいかもしれませんね。

なんかねムード、一発という感じなんですけど
未だにこのムードが私大好きですね。

行ってみましょう。

♪ Little Fish From The Southern Sea / Isabelle Antena

こういう曲をライブで聴きながらですね
ちょっとワインかなんか飲むと・・いいですね!
やってみたいもんでございますが
なかなかそうはいかない!

茅ヶ崎からの新星、Mana初公開!

宮治さん:

私は、生まれも育ちも神奈川県茅ヶ崎というところでございます。
最近ですね、ものすごいあの地震もありましてですね
大事に至らなかったんですけども。

最近地震多いですね。
日向の方でもありました。宮崎県ですね。
本当に地震に、被害に遭われた方にですね
本当大変だなというふうに思っております。

で、その茅ヶ崎生まれ、育ちなんですけれども
考えてみるとですね、ここはですね
加山雄三さんは筆頭にですね
ブレッド&バター
尾崎紀世彦さん
そして桑田佳祐さん
最近ではサチモスのYONCE(ヨンス)さんとかですね
結構な音楽を輩出してるわけですね。

別に私がやるわけでも何でもないんですけども。
非常に誇りではあります。

今日、これから聴いていただくのはですね
今日かけた曲はほとんど、40年以上前の曲なんですけれども
出来立てのほやほやです。

7月に発売になりましたですね
茅ヶ崎生まれ育ちのManaさんという女性のファースト・アルバム
「Tellin’ Myself」の曲です。

彼女はですね、まだ23,4ですね。
小学校2年生の時にですね、MTVでビヨンセを見てからですね
「私も歌手になる!」
っていってですね、色々練習はしてたんですけど
ついに本格的に初めてのCDを出しております。

7月に出たばっかりでございますね。
聴いたらいいんですよ!

おそらく彼女、これから絶対出てくると思います。
まだまだインディどころか、自分で作った私家盤しか出してないということなので
おそらく本邦初公開、初オンエアではないかなと思います。

Manaっていう名前ですね
田村まなさんって言うんですけども
そのManaさんのファーストアルバム「Tellin’ Myself」から行ってみましょう。

♪ Make Me Higher / Mana

私の地元、茅ヶ崎の新生と呼んでいいでしょう!
Manaが歌いました「Make Me Higher」でございました。

エンディング

宮治さん:

私、1989年の7月から4か月間ぐらいですね
仕事でロサンゼルスにずっといたんですけれども

そこで聴いてた番組に「Surf Wave」というですね
昔のサーフィン・ヒット
それと、ロサンゼルスでは、まだサーフ・バンドがあったので
その新譜なんかをかける番組がありまして。

たまたま私、「BIG WAVE」の・・・
達郎さんのですね、サントラ版盤を持っていたので
それをかけてもらいたくてですね、送ったんですね。

そしたら3週間ぐらい経ったらですね
採り上げてくれたんですよ!
だからアメリカでこれが、かかったんですね。
まあ誰が聴いてたか分かりませんけど
でも、すごくいいレコードだと言って、紹介したことを覚えております。

ということでですね
今日は、山下達郎さんのピンチヒッターということでですね
選曲しながらですね
山下達郎さん、どんなにやってたかなと思って
非常に個人的なつながりで、話をしてしまったんですが

この曲を聴くとですね、「BIG WAVE」に入っていた「THIS COULD BE THE NIGHT」がですね、アメリカの夜に鳴り響いたことを思い出します。

♪ THIS COULD BE THE NIGHT / 山下達郎

クロージング

宮治さん:

お送りして参りました山下達郎のサンデーソングブック

本日は私、宮城淳一が達郎さんに代わり、ピンチヒッターを務めました。
楽しんでいただけたでしょうか。
私、長々とDJやっておりますけども
やっぱり、他の人の番組でやるって結構大変ですね!

なかなかですね、達郎さんも毎週こういうのやってんですか!
すごいなと思いますよね!

花の都、パリのオリンピックも今日で終わりですね。
やっとですね、昼寝てですね、夜中起きてくるという生活から解放できるわけでございますが(笑)。

皆さんもですね、普通のなるといいんじゃないかなと、いうふうに思います。

来週も私が何とかピンチヒッター務めてですね
つつがなくやろうと思っております。
エルヴィスプレスリーの特集をやろうと思っております。

山下達郎のサンデーソングブック
ピンチヒッター 宮治淳一
来週もセイム・タイム、セイム・チャンネルで皆様ごきげんよう
さようなら

今週のオンエア曲

14:03 DARLIN’ / 山下達郎
14:08 So Much In Love / The Tymes
14:12 Little Lonely Summer Girl / David Box
14:15 Summer Breeze, Pt.1 / The Isley Brothers
14:19 Viva Tirado Pt.2 (short version) / El Chicano
14:27 夏の恋人 / 竹内まりや
14:31 サマー・サンシャイン(日本初CD化) / スキーター・デイヴィス
14:35 Little Fish From The Southern Sea / Isabelle Antena
14:41 Make Me Higher / Mana
14:45 THIS COULD BE THE NIGHT / 山下達郎

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