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山下達郎さん サンデーソングブック 2011年10月30日「リクエスト特集」

山下達郎さん サンデーソングブック 2011年10月30日「リクエスト特集」

今日の長崎は朝から雨。激しい雨。
日中も薄暗くて空は”どんより”。

景色は秋色になってきました。
山の木々が、すこしずつ紅葉で赤くなってきました。

長崎県西海市にある「オランダ村」。
ここには、たくさんの想い出があります。
今はテーマパークとしては閉園し、西海市役所西彼総合支所と長崎県央振興局農林部西海事務所が移転しています。
いま、オランダ村の一部が無料で公開されています。
オランダ村の入口にある大きな木の紅葉がすごく綺麗ですよ。

今日のサンソンでかかった一曲 ”ワルチング・マチルダ”
Spanky & Our Gangというグループのライブからアカペラバージョン。
心に沁みる一曲でした。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

10月も最後の日曜日でございます。

というよりか、明後日から11月でございましてですね。
あっという間に10月もお終い。
もう残すところ激動の2011年も、あと2カ月になってしまいました。

東京は何と申しましょうかですね、昼間は汗ばむほどなんですけど、夜になるとドンと冷えるという。
まわりが皆風邪ひいております。

私もちょっと鼻がグズグズいいかけましたが、必死でこらえております。

なんとか一週間前でございますので・・・ライブの。
ここで風邪ひくと大変なので、一生懸命こらえて何とか踏みとどまっておりますが(笑)

ずーっとリハーサルやっておりますのでですね、声が通っております(笑)
自分でこうやってスタジオで喋って、いつもより随分大きな声になってるんで、自分で驚くくらいでありまして(笑)

いよいよ残すところ、あと一週間でございまして。
あと何回かリハーサルをやりまして。
ゲネプロといいまして通しリハをやって、来週の11月6日、千葉は市川市のホールから今年のツアー、
今年から来年にかけて7カ月に及ぶロングツアーでございますが、スタート致します。

だいぶ曲の感じも纏まって参りましたし。
曲だけじゃないので・・なんか、こう色々段取りと言いましょうか、繋ぎとか、喋る事、まぁそういうような事も色々とアレしなきゃなんないので。

これから一週間が、何と言いましょうか”追い込み”といいましょうか。
そいう感じでございます。

頑張ってやっております。

えぇと、番組の方はかなり前倒しでずっと・・リハーサルでやっておりましたが、久々に直前で、直近でやっております。

ので、天気の話とかできますがですね。
皆様も全国、すごく寒くなってきたり、またすごく暑くなってきたり。
また雨が降ったりですね、秋の天気でございます。

“女心となんとやら”みたいなそういうアレでございますが。

特にお風邪。
今年はなんかインフルエンザが大流行の兆しを見せてるそうでございます。
早くも学級閉鎖とか、そういうニュースも飛び込んでおります。

私も先週インフルエンザの予防注射をして、万全の体制(笑)でツアーに臨んで・・
アレでございますが。

そんなわけでツアー直前のサンデーソングブックでございますが。
先週は「棚つか」でいこうかな、なんて思いましたが・・・
選曲をしている心の余裕がございません。
ですけれども、相変わらずリクエストカードたくさん頂いております。

今日は皆様のリクエストにお応えしつつ、行きたいと思います。
ほんとに、たくさんリクエスト頂きましたので助かります!

超忙しい時に、ほんとに皆様のお便りが助けになります。

今日はそういう訳で「棚つか」の予定でしたけれども100%リクエストでお届けします。
リクエスト特集でございます。

来週も多分それで乗りきれると思っております!

そんな訳で日曜日の午後のひと時。
10月最後の日曜日になりました。
だいぶ秋めいて参りました。

北海道の方は冬の気配がしているというお便りも頂いております。
そんな中で10月最後の日曜日。
午後のひと時を今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きたいと思います。

山下達郎ジャックスカード・サンデーソングブック。
リクエスト特集でおございます。

本日も最高の選曲、そして最高の音質でお届けを致します。

えぇと。
季節がらなので、ちょっとメロウめに。

荒川区のT.Sさん。
なかなか本調子にお体がならないようで頑張って下さい。

練馬区のI.Rさん。
相変わらず私の曲に(笑)リクエスト下さいますが。

一曲一人、せいぜい二人という感じでございます。
もうしょうがない。好きなものかけます。

今日はこれが自分ではいいなかという感じでございます。
私の1998年のアルバム「COZY」から「FRAGILE」

~ CM ~

◎ リスナーからのお便り(青森市のT.Sさん) 

達郎氏:

紅葉のお葉書を頂きました。

『 陸奥は秋たけなわ。
山々の紅葉真っ盛り。里へ降りて来るのも間もなくと思われます。

ツアー準備に余念のない御様子。
くれぐれもお体、喉に気を付けて素晴らしい初日を迎えられますように祈っております。
先日岩手へ行ったので水沢のホールの場所を確かめてきました。』

達郎氏:

奥州市って判りますよね。水沢なんですよね。
お待ち申しあげております!

◎ リスナーからのお便り(仙台市のY.Mさん) 

『今回はいきなりですがトラブルです。
毎週サンソンをカセットにダビング、120分テープに2個分、しているのですが、今週も聴きながらダビングしていたら、なんと最後のCMのところでバチッと切れてしまい、テープを出してみたら伸びていました。
これで先週と今週分のサンソンが繰り返して聴けなくなってしまいました。』

達郎氏:

カセットで録ってる方も多いんですが。
120分止めた方がいいですよ(笑)
120分は切れやすいですからね。

◎ リスナーからのお便り(島根県出雲市のH.Kさん) 

『初めてリクエストさえて頂きます。 』

達郎氏:

最近初めての方がとっても多いんですが。
ありがたい事です。

『便箋でも宜しかったでしょうか。
かさばってしまったらすいません。』

達郎氏:

そんなもんハガキだろうが便箋だろうがですね・・
えぇ・・・なんでも。

『私は趣味で似顔絵を描いています。
主にラジオパーソナリティを描かせて頂いてます。

先週ドライブ中にサンデーソングブックと出会い、題材にさせて頂きました。
図々しいとは思いましたが、似顔絵を送らせて頂きました。

サンデーソングブックで流れる音楽は、私にとってとても新鮮で、ここで出会わなければ知ることが出来なかっただろう名曲ばかりだと思いました。

子供じみた言い方をすれば、少し大人の時間を過ごした気分でした。
リクエストですが、山下さんが私と同じ25歳の時に一番聴いてた曲をお願いします。

スタート地点に立ったばかりの無知な小心者ですが、これからも良い歌、良い音を感じながら午後のひと時を楽しまさせて頂きます。』

達郎氏:

25歳です、この人!
イラスト描いてきて頂きました。

すごいですねこれ!
上手いですね。
ホームページに上げましょうかね。

25歳の時に一番聴いていた・・・

私が25歳の時は1978年でありましてですね。
78年ですと、コモドアーズの”Too Hot Ta Trot”
あとはテディペンタグラスの”Close The Door”ですね。
あとはチャカカーンの”I’m Every Woman”とかですね、ありますが。

78年に出た曲で一番聴いた曲はこれです。

Tavaresの、ちょうど1978年今頃、物凄くアメリカで特にニューヨークで。
私その時ニューヨークでクールズというロカビリーバンドのプロデュースで行っておりました。

その時毎日ヘビロテ、かかっていた曲で、ほんとに好きで。
東京にシングルとLP買って毎日、東京へ持って帰って聴いたものでございます!

♪ Never Had A Love Like This Before /Tavares

 ◎ 来週もリクエスト特集 

達郎氏:

あといよいよライブのツアーの初日まで一週間。
来週の日曜日、11月6日、千葉県市川市のホールで初日を迎えます。
いよいよ追い込みでごじあますので、今日は皆様のリクエストカードに助けられましてリクエスト特集でお送りしております。

来週も引き続きリクエスト特集でお送りしたいと思います。

11月入りましたらツアー始まりますので、ツアー始まりますと、もうほんとにツアーばっかりなので。
仕事・・・東京に帰ってきてしませんのですね。

なんか特集を少し考えてみたいなと思っております。
目下思案中でございます。

 ◎ 放送1000回記念 

達郎氏:

数週間前に呼び込みをさせて頂きましたが。
このジャックスカード・サンデーソングブック、来る12月11日で放送1000回を迎えることとなりました。
放送1000回を記念しましてですね、この番組が放送されておりますJFN38局ネットの放送局ネットワークの各局2名ずつペアでですね、76人をですね、今回の私のコンサートツアーにご招待しようと。

こういう企画を告知を致しました。

“そんなに一か所2枚なんて、そんなの当たるわけねーだろ”って私もそう思いますがですね。
ところが当たる方いらっしゃるんですね!
運の強い方。

そういう方がですねお便り下さいました。
三重県津市のW.Kさん。

『なかばダメだろうと期待しないようにしてサンデーソングブック1000回記念特別企画に応募しましたが、なんと当選のメールを頂きました。
これまで当選という言葉に殆ど縁がありませんでしたが、こういう事もあるのですね。
ありがとうございました。』

えぇ・・凄いですね!
何人もいらっしゃるんです。こういう方。

やっぱり、こう当たる方は、出さなきゃ当たらないという事ですね。
宝くじと同じ。

お待ち申しあげております(笑)

いよいよ初日でございましてですね。
えぇ・・たいへんでございます(笑)

選曲に相変わらず迷っております(笑)
一週間前から迷ってブツブツ言っております(笑)

 ◎リスナーからのお便り(長野市のO.Kさん)

『女子サッカー、彼女たちの事を我々は”なでしこ”と呼びますが、同じ予選を戦ったオーストラリア代表は”マチルダス”と呼ばれているそうです。
“ワルチング・マチルダ”のマチルダだそうです。

なかなか洒落てますよね。
メロディは何となく知っているのですが、まともに聴いたことがないので是非サンソンでお願いします。
“ワルチング・マチルダ”歌手はお任せします。』

達郎氏:

“ワルチング・マチルダ”っていう曲はオーストラリアを代表する、国家にしようとする動きまであった一曲でありますが。

資料によりますと20世紀の初頭に作られた曲だそうでございます。
我々の世代は”渚にて”いうスタンリー・クレイマーの映画があります。
ネビル・シュートという小説家の作品でございますが。

その映画のテーマソングとして”ワルチング・マチルダ”が使われていたので1959年の映画かな。
私なんかはリバイバルで観ましたが。

その映画に”ワルチング・マチルダ”が使われていたので、このメロディーが頭に入っているんですが。

いろんな人が、やっておりますのでですね。
私、あの、オーストラリア民謡に造詣があるわけではないんですが。
私にとって”ワルチング・マチルダ”といえば、このバージョンです。

Spanky & Our Gang

60年代に活躍を致しましたですね、男女混成の六人組のグループでございますが。
コーラスがものすごく上手いグループであります。

Spanky & Our Gang、リードボーカルの”Spanky” McFarlaneをリードとしてまして・・・
グループでございますけれども。

このグループの1970年に出しましたライブアルバムがあります。
この中で”ワルチング・マチルダ”を非常に複雑なボイシングで、アカペラでやっております。

前にこの番組でかけた時にアナログ盤で非常に音の悪いヤツでやったんですけれども、数年前にリマスタリングのCDが発売されましたので、今日はもっといい音でお聴きを頂きます。

 ◎ エンディング 

達郎氏:

Spanky & Our Gang、1970年のライブアルバムから” Waltzing Matilda “でございました。

今日はこのへんで。
来週も引き続きリクエスト特集でお届けを致します。

台東区のH.Yさん。

『地下鉄の車内での事です。
4、5歳の男の子がお母さんに「神田駅の”かん”ってどいう字?」って聴いていました。
若いお母さんは「ほら東方神起の神っていう字よ」とすらっと答えていました。
この親子は神田駅で降りて行きました。
東京で出会った一場面でした。』

これが一番面白かったですね、今日は。

今日の最後は名古屋市のF.Yさんからリクエスト頂きました。
10月のラストの日曜日なので、滑り込み。

マンデー・ブルー

今週のオンエア曲

14:04 FRAGILE/ 山下達郎
14:10 Walk Don’t Run /Jeff Beck
14:15 Behind Closed Doors /Charlie Rich
14:20 Never Had A Love Like This Before /Tavares
14:25 So In Love /Curtis Mayfield
14:37 Waltzing Matilda /Spanky & Our Gang
14:41 MONDAY BLUE /山下達郎



グルメ

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