山下達郎さんの曲を小田和正さんがカバー

TBS「クリスマスの約束…きっと君は来ない」 2001年12月25日 23:45~25:45
この放送は第1回目で、その中で小田さんがカバーしたのは山下達郎さんの「クリスマス・イブ」。
達郎さんはPerformance08-09で小田さんのことを「化け物」と尊敬の意を表しておりました。

なお、TBS「クリスマスの約束…きっと君は来ない」は2001年から3年間の放送分につき、未公開映像を含めた完全版DVD-BOXが2004年11月に発売予定と一旦発表されましたが、一部の楽曲に権利上の問題が発生し、発売中止となっているようです。

(音源削除しました by管理人)

バンドメンバは以下ですが、Drの木村万作さんは「プリズム」でビシバシとDrたたいてます。
この曲のDrアレンジもシンプルですけどカッコイイですね。

Dr. 木村万作
Ba. 渡辺建
Gui.稲葉政裕
Key 栗尾直樹
Sax 園山光博
Cho.木下智明
Cho.加藤いづみ
Cho.西司

歌の前に、達郎さんから小田さんへ寄せられたメッセージを朗読しています。テキストにしてみました。

さて、みんなも、あいつのことが絶対嫌いだってやつがいると思いますけども、僕はわがままだから、いっぱいいますヨ。
若いころは、みんな嫌いだったんじゃないかな?

たいてい僕の場合は、会うと「あっ イイヤツじゃん、こいつ」ってなっちゃうんですけど
そういうやついっぱいいて、ハウンドドックの大友とか、たまきとか、徳永とか、
みんな大嫌いなんだよね・・・会ったらみんな言うんですよ。

で、ある事がありましてその昔。
それ以来、二人は犬猿の仲といわれて
ごく近い人間に聞くと
あいつは、オレに絶対嫌われてるって、言ってるらしくて
俺はもちろんあいつに嫌われてるって思うし。

だんだん時間も少なくなってきて、こういう機会も無いと思ったので
今回、手紙を書きました。

で、彼から手紙に対して、とっても素敵な返事がきました。
この手紙はあくまで僕に対して書かれたもので番組に対しての手紙ではないんですけど
素敵なので是非みんなに紹介したいからって言ったら
本人からOKが出たので紹介したいと思います。

「前略 小田和正様 ・・・・俺だ!

ご丁寧な直筆のおたよりをいただき、ありがとうございます。
小田さんをはじめTBSのスタッフの皆様方の番組に対する御主旨は十二分に理解致しておりますが
いかんせん、私はこれまでテレビの番組というものに一度も出演したことがありません。

もともとご縁がなかった上に
キャリアが加わって今ではテレビメディアとの関係は
完全に音楽的な部分のみとなっており
こうなりましては、今更どうにもなりません。

小田さんをはじめ、諸先輩が、今なお堂々たる現役として
ご活躍されていることは、私のようなものにとりましては
大きな励みであり、また目標でもあります。

もともとこの曲はオフコースに触発されて作ったものです。
青山のアパートの1階がオフコースカンパニーで、
2階に私の所属事務所があった時代でした。

あの頃は、私も30歳になったばかりのとんがった盛りでした。
バンドで挫折した私にとってオフコースはとても重要なライバルで
敵がバンドのコーラスなら、こっちは一人で、とか
そういったしょうもないことを若気の至りで、いろいろと考えたものでした。

長い時を経て、小田さんにこの曲を歌っていただける時代になったとは
本当に感慨無量です。」

というわけで、この手紙をもらったというだけで
大袈裟なようですけど私の人生の中でこの番組をやったという価値があると思います。




フラワーギフト 翻訳会社

コメント

  1. misty より:

    小田さんがカバーするクリスマスイブ。
    達郎さんのお手紙の内容も、それを紹介する小田さんの話も素敵でした。
    良いものを聴かせていただきました。有難うございます[絵文字:v-218]

  2. 9thNUTS より:

    mistyさん こんにちは。コメントありがとうございます。[絵文字:e-454]

    小田さんの伸びのある声が大好きで、この企画番組(クリスマスの約束)も全部記録してます。
    (アナログですけど・・・)。

    クリスマス・イブは1983年のアルバム『Melodies』に収録されたものですね。
    1983年は達郎さんが30歳ですので、アルバム『Melodies』を作ったのは
    ちょうど「とんがってた頃」なんでしょうね。

  3. 匿名 より:

    つべから来ました。テキストが「オスコース」になってるΣ(-`Д´-;)

  4. 9thNUTS より:

    ご指摘ありがとうございます[絵文字:v-436]。修正しました。