山下達郎さん サンデーソングブック 2014年08月24日『納涼夫婦放談 Part1』

山下達郎さん サンデーソングブック 2014年08月24日『納涼夫婦放談 Part1』

長崎市内は一日中、雨が降ったり止んだり。

今日のサンソン、まりやさんのニューアルバム紹介でした。
1曲づつの解説は、曲の背景を知ることができていいですね。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

※放送音源のコピーを欲しい等のお問い合わせを頂く場合がありますが、著作権法に違反する可能性がありますので、全てお断り申し上げております。何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

◎ 冒頭

達郎氏:

いよいよ、夏の終わりでございます。

が、相変わらず前倒しでやっております。
かなり前倒しでございます。
お天気のことが申せません。

先週、先々週あたりは、雨が凄く・・
そういう、ごきげんも伺えませんで。

あいかわらず、凄く雨が降ってる地域・・特に西日本を中心としまして大きな災害が出ておるようでございます。
その頃は、私はのんきに北海道でライブをやっておりまして、北海道は全然雨もなくて穏やかで・・・幸運ですが。

おかげ様で、マニアックツアー、早くも3分の1消化して、もうすぐ半分になります。
先週は、大阪フェスティバルホール、二日間でございましたが、今日の番組はですね、その大阪フェスティバルホールの直前に録っておりますので・・・

そこまで、札幌、新潟まで、でございますが。
札幌お出での皆様、ありがとうございました。
ライジングサン、お出での皆様、夜中なのにですね、誠にありがとうございました。

無事に終了いたしました(笑)

すさまじい湿気でしたが、たくさんの方がいらして頂いて、おかげ様で格好がつきました。

これでフェスティバルホール終わって、無事に終わってるはずでございます。
今週は、明日25日、明後日26日に福岡へ参ります。
福岡サンパレスホール、でございます。

博多にやってまいりまして、今週の末、夏フェス、今年2本やるもう1本の方。
Sweet love shower 2014
山中湖でございますが、土曜日に出演いたします。

お出で頂く皆様、お待ち申し上げております。
博多から山中湖へ移動して参ります。

もう9月に入りまして半分でございますね、マニアックツアー、続けております。

さて、毎年、この季節はですね、もう長いこと恒例の企画でございまして。
本年も、この人、ゲストです。

まりやさん:

こんにちは。
竹内まりやです。
久しぶりにしっかり仕事をしてる夏です。

達郎氏:

全くですね。

まりやさん:

おかげ様で頑張ってます。

達郎氏:

地方プロモーションとか、そういうやつをですね、取材・・
9月10日に、7年ぶりのアルバム「TRAD」がでます。

まりやさん:

はい、宜しくお願いします。

達郎氏:

で、丁度、夫婦放談がその直前でございますので。
いつも、まぁ、あのぉ、新譜出るときには出てもらいますが。

今日は、夫婦放談を・・・
何て言うのかね・・

まりやさん:

ご紹介する・・・感じで。

達郎氏:

夫婦放談で、ニューアルバムの特集をしよう、と。
今週、来週、2週間。

まりやさん:

「DENIM」の時も、そうしたような気が・・しますね。

達郎氏:

そうだっけ?

まりやさん:

違ったっけね?

達郎氏:

もう忘れてます!
7年も前で・・

まりやさん:

7年も前で、すいません(笑)
宜しくお願いします。

達郎氏:

7年経ったら、生まれた子どもが小学校ですからね。

まりやさん:

ほんとにね・・・
どんだけ、さぼってんのよ・・

達郎氏:

全く!そうです。

そういうわけで(笑)
7年ぶりのニューアルバム「TRAD」

ま、あのぉ・・コンスタントにシングルは出しておりますので、この間、7年間のシングル、それからセルフカバー、色々と取り揃えまして9月10日に発売の「TRAD」

今日はその、全15曲の前半をお聴きを頂きます。

この間のBIG WAVEのご紹介と同じで、ほんとに駆け足ですけども。

お便りも頂いておりますので、お便りご紹介しつつ、今日は夫婦放談&ニューアルバム「TRAD」の紹介で、竹内まりやさんゲストに、今週来週2週間、お届けを致します。

なので、今日はCM前の1曲はございません。
曲が多いので。

まりやさん:

さっそく(笑)

達郎氏:

それで、さっそく、お知らせを挟みまして、いってみたいと思います。

~ CM ~

◎縁の糸 

達郎氏:

えぇ・・そんなわけで、早速いってみます。
まずは、1曲目。

なんでこれ、1曲目にしたんすか?

まりやさん:

えぇとですね・・・
ずらっと並べてみた時に、やっぱりこれが1曲目かなって(笑)

達郎氏:

なんだい、それ(笑)
一番、でも古い曲だね。

まりやさん:

そうなのね。
やっぱり時系列的にいってもそうですね。

達郎氏:

それで、普通のDJ番組みたいに「それでは、曲紹介お願いします」とか、言いませんのでですね。

一番古い、08年のシングルでございます。

まりやさん:

「だんだん」の主題歌です。

♪ 縁の糸/竹内まりや

達郎氏:

2008年から暮れにかけてのNHKの連続テレビ小節「だんだん」の主題歌。
2008年にシングルカットされました。

連続テレビ小説、ナレーションも担当しました。
「縁の糸」

まりやさん:

なんかもう、懐かしいですよね。
7年前で。

私、アルバムの中には、必ず3連ロッカバラードを入れてるんですけど、そうなってくると、やっぱアレンジャーとしてはたいへんだよね。

達郎氏:

一体、何曲やったかね。

まりやさん:

ほんとに、ワンサイデッド・ラヴに始まってリンダとか・・

達郎氏:

36年やってるよね。

まりやさん:

レッツ・ゲット・マリード・・・
毎回、とにかく私、3連やりたいんで。
勝手に弾き語ったのをデモで提出するんだけど、どうやってお料理しちゃうんだろう(笑)
たいへんだと思いますね、アレンジャーは。

達郎氏:

たいへんです。

まりやさん:

でも、このトロンボーンのソロがすごく好きです。

達郎氏:

村田陽一さんです。
現代のトロンボーン第一人者です。

◎今回のアルバム 

達郎氏:

今回のアルバムは、一言で言うと、何でしょうか?

まりやさん:

一言で言うと・・・
私のアルバムの場合、常にコンセプトというものがないので・・

達郎氏:

くくく(笑)

まりやさん:

なので(笑)
その都度、その都度出してきたものが、溜まったものを出すという形なので・・
一言で言い表せないんですけど。

でも、どこかこう、普遍性はあるんじゃないかと思ってるんですけどね。

達郎氏:

結果的に、作家的なアルバムなんですね、常にね。

まりやさん:

作家的ですかね?

達郎氏:

あのぉ、シンガーソングライターではないですね。

まりやさん:

たぶん、職業作曲家が歌手に歌わせてるアルバム・・
私が歌手なんだけど(笑)
そういう形かもしれないですね。

達郎氏:

やっぱり、ここ10年、ああいう「BON APPETIT!」あたりからタイアップがものすごく増えるんですよ。

そうすと、やっぱり先様のアレもあるので。
更に作家的になるんですね。

まりやさん:

その合間を縫って、杉さんのとか、他の村松君のとか、いろいろね他の方のも歌ってますけど。

達郎氏:

意外と書いてるんですよね。
量はね。

他人にも書いてるし。

◎それぞれの夜 

達郎氏:

お次の2曲目は13年のシングルに飛びます。
TBS系のNEWS23という番組になりますが、それの2012年から2013年にかけて2曲、それのエンディングテーマを担当しました。

それの最初の方です。
2012年にオンエアされました。

これと13年にオンエアされました年度替わりでNEWS23のテーマになりました Dear Angieという杉真理さんの作品になりますが、それのカップリングが13年にシングル・カットされました。

それの最初の方が・・
これが2曲目でございますね。

♪ それぞれの夜/竹内まりや

達郎氏:

これ、私ドラム叩いています。
一人多重でございますが。

まりやさん:

そうだよね、これ達郎と難波さんだけだよね。

達郎氏:

今回のアルバム、ほとんど僕と難波くんと二人でやってます(笑)

まりやさん:

だけど、こういうドラム、特におかずは、たぶん達つぁんしか叩けないと思う。

達郎氏:

ガレージですよ(笑)
僕がドラム叩くと突然ガレージになる(笑)
もうGSになります。

まりやさん:

GSにになるよね。

この12弦のギターのフレーズを達郎がツアーに行ってる時に一生懸命考えてたんですよ。

達郎氏:

全然覚えてない(笑)

まりやさん:

覚えてない?
どっかのツアーのところに、持ってって、♪タタタタ・・どうかなって考えてた・・

達郎氏:

デニムにスロー・ラヴって曲ありますよね。
あれの、ま、延長ですがね。

そなんのばっかりですね、ほんとに。

まりやさん:

このドラム好きなんだよね。

達郎氏:

もう完全にジャッキー吉川みたい(笑)

◎アロハ式恋愛指南

達郎氏:

これはまだCDっていうか、いわゆるフィジカルになっておりません。
配信のみです。

♪ アロハ式恋愛指南/竹内まりや

達郎氏:

なんで、このタイトルなんでしょうか?

まりやさん:

アロハ式?
「私のハワイの歩き方」観た時に、なんかやっぱりハワイらしい・・
最初ねウクレレとか使ってハワイアンっぽく作ろうと思ったんだけど、全然真逆なことしてみようと思って。

だったらアロハって言葉、ハワイ的な言葉を使って恋愛応援歌にしようかなって感じです。

で、達つぁんのカッティングを入れる曲をどうしても作りたかったので(笑)
そこからだよね!

で、松木さんにソロいれて頂いて。
ストリングスが、とてもまたいいんですよね、牧戸太郎さん。

達郎氏:

初めて、やった人ですけどね。
素晴らしいですね。

まりやさん:

このストリングス、とても素敵だと思います。

ちなみにこのミュージックビデオはワーナーの後輩ミュージシャンの・・
さっきまで遊びに来てましたけど chayさんが出演してくださってます。

彼女がかわいい演技してます。

達郎氏:

ギターソロ、松木さん、久しぶりでございます。

まりやさん:

渋いよね。
松木さんの音だよね。正にね。

◎ウイスキーが、お好きでしょ

達郎氏:

今回のアルバム「TRAD」は、アレですね・・・
私の印象からしますとですね、だんだん、ここ10年くらいですね、あのぉ・・・

BON APPETIT!
DENIM

7年にいっぺんですから14年ですか。
BON APPETIT!
DENIM
TRAD
と来ましたが、だんだん山下達郎色がですね希薄になっていきますね。

ですので、全面、アレンジ・プロデュースじゃなくなってくる分だけですね、だんだん希薄になってくると、更に作家色が強くなるという。
そういうものでございますが。

この次の曲が、その典型でございます。
だいたい他人の曲を歌うようになってきてますのでね。

まりやさん:

これはね、CMディレクターの大森昭男さんからオファーを頂いて、「ウイスキーが、お好きでしょ」をカバーして欲しいということで。

達郎氏:

なるほど。

まりやさん:

ウィスキーはさゆりさんの、もうほんとにオリジナルが浸透してるし、私なんかが・・と思ったりしたんですけど。
作曲は、もともと杉真理さんだったので。

達郎氏:

俺、これ杉君の曲だと知らなかったもんね。

まりやさん:

知らなかった人、多かったと思うんですけど。
杉さんの曲なら是非歌わせていただこうと。

杉さんチームの島田陽一さんにアレンジをして頂いて。
CMソングのスタンダードですから、歌わせて頂きました。

♪ ウイスキーが、お好きでしょ/竹内まりや

達郎氏:

ニューアルバムTRADの4曲目に入っておりますが、2010年のシングルですが。
元々は石川さゆりさんの、CM用に90年に作曲された作品です。

まりやさん:

24年前の曲ですよね。

私がシングル作る時は服部先生で、もう一つオーケストラバージョンと、それから更に違うオーケストラバージョの英語バージョン・・

達郎氏:

3バージョン

まりやさん:

その3バージョンを入れました。

達郎氏:

ジャケットは浅井健一さんですからね。
すごいですね。

まりやさん:

ベンジーですから・・
すごいミスマッチなんですけど(笑)

◎Dear Angie ~あなたは負けない

達郎氏:

この次も、杉君の書き下ろしです。

まりやさん:

そうですね。
これもNEWS23のエンディングテーマで、2013年に流れてたものなんですけれども。

これは完全に杉さんの楽曲を私、デモを聴かせてもらって、これいい曲だからボックスでレコーディングしとこうかっていう形でアルバムにとっておいたのをNEWS23の方が是非使わせて下さいということで。
それでシングルになったんですね。

♪ Dear Angie ~あなたは負けない/竹内まりや

~ CM ~

◎お便りお待ち申し上げております。

達郎氏:

かなり前倒しで録っておるんですが、それでもですね、お便り頂いて少しでもご紹介しようということなので。

来週は今からお便り頂いても間に合いますので。
お待ち申し上げております。

〒102-8080
東京FM 山下達郎サンデー・ソングブックの係

◎竹内まりやウェブ番組

まりやさん:

8月27日、水曜日からワーナーミュージックのスペシャルサイトで竹内まりやウェブ番組ってのをやるです。

達郎氏:

なんすか、それ?

まりやさん:

竹内まりやウェブ番組「トラッドチャンネル・オン・ウェブ」というのを配信するんですね。
期間限定なんですけど、1周間ごとに色んな映像が見られるということで、ミュージック・ビデオのメイキング未発表映像とか、chayさんとやってるところとか・・・

高畑充希さんと歌ってるところとか、そういうちょっと未発表の映像を満載のウェブチャネルをやりますので、是非!

これもスペシャルサイトでご確認ください。

◎リスナーのお便り(さいたま市のI.Hさん) 

まりやさん:

『静かなレジェンドのお馬さんの名前はありますか』

これ、あるんですよ。
サドル君っていう名前で。

達郎氏:

ふははは(笑)

まりやさん:

すっごい、いいお馬さんで。
15歳の雄馬だったんですけども、とっても気立ての良い。

私がこっちにいらっしゃいと言うと、ほんとにそっちに来てくれるという。

達郎氏:

何でお馬さんのジャケットにしたんですか?

まりやさん:

これはPV撮影の武石監督のアイデアだったんですけど。

達郎氏:

なるほど。

まりやさん:

でも、ほんとにいい子でした。

◎リスナーのお便り(神戸市のY.Tさん) 

まりやさん:

『まりやさんと達郎さんに質問です。
かき氷の種類は何にしますか。
何が好きですか?

いちご、みぞれ、ハワイアンブルー、その他』

何が好き?

達郎氏:

カルピス!

まりやさん:

カルピス!?

カルピスのかき氷ってお店によっては置いてないかもね。

達郎氏:

でも、やっぱカルピス・・
だて、イチゴだって、あれだって、メロンだってさ食紅だからさ。

まりやさん:

あれが、いいんじゃん。
ベロが赤くなって。

達郎氏:

だったら、いわゆるその単なるシロップ、ガムシロ。

まりやさん:

だから、みぞれでしょ。それは。
私はミルク入り宇治金時。
練乳好きだから。

達郎氏:

なるほどね。

まりやさん:

っていう話がなかなかできないよね(笑)

達郎氏:

どこがTRADのアレ・・・(笑)

まりやさん:

ふふふ(笑)

達郎氏:

時間がなくなって・・
先ほどの、ウィスキーがおしゅきでしょ・・

まりやさん:

おしゅき・・(笑)
ははは(笑)

達郎氏:

うるさい!(笑)

俺、デー・ブイ・デーって言ったら突っ込まれるんだよな(笑)
「ディー・ブイ・ディーだ」とか言われて(笑)

まりやさん:

「テー・シャツ」とかね(笑)

達郎氏:

ふへへ(笑)

「パーテェ―」とかね(笑)
江戸のニュアンスなんだよ、これ!

まりやさん:

「デバート」とか言って(笑)

達郎氏:

うるさいな!

◎最後のタンゴ  

達郎氏:

これも異色です!

まりやさん:

異色中の異色ですね。
これは、NHKラジオ深夜便の歌のために書いた2008年の曲なんですけども。

これはとにかく何か、昭和な匂いがする、深夜便向けのメロディーをまず書いて「最後のタンゴ」という歌詞をつけようかなと思った日のその日の夜に、たまたま食事会に行ったら、偶然、伊集院さんも来てらして。

静さんが・・・達郎の飲み友達の(笑)

伊集院さんが、「歌詞もそろそろ書きたいな、歌も書きたいな、小説もいいけど」
と仰ってて。

「たまたま、今日、私タンゴ書いたんですけど、メロディー聴いてみますか?」って。
「それでよかったら、歌詞書かれますか?」って言ったら、「是非!」ってことで(笑)

達郎氏:

ふははは(笑)

まりやさん:

結構すぐ出来たんですよ。

達郎氏:

おかしいよね(笑)

まりやさん:

服部先生のタンゴのアレンジはほんとに・・

達郎氏:

素晴らしいね。

まりやさん:

先生ならでは、という。

♪ 最後のタンゴ/竹内まりや

達郎氏:

服部克久さん、我々もお付き合いも四半世紀になりますが。
全く衰えず、素晴らしいです!

◎輝く女性よ!

まりやさん:

これは化粧品のCMソングとして書き下ろして。
これも達郎と小笠原くんだけだったよね、ミュージシャンはね。

達郎氏:

そうですね。
ま、いかにも竹内まりやの曲ですね。

まりやさん:

これは女性賛歌です。

♪ 輝く女性よ!/竹内まりや

◎アレンジの難しさ 

まりやさん:

達郎が、こうやって一人で楽器を重ねてるじゃないですか。
コンピュータ・プログラミングやって・・

ああいう事をする時に一番プリプロ段階で大変な事ってなあに?
細かいドラムのフレーズなんかも全部打ち込むわけじゃない。

達郎氏:

んと・・・

竹内まりやさんのアレンジをやる場合は、コード進行が微妙に違うんですよ。
自分の生理感と。
だから、そこの時にメロディーとコードのマッチングっていうの・・
それをぶつからないようにするのが、結構たいへんで。

竹内まりやさんの場合はメロディーにコードが従属してるんです。

まりやさん:

なるほど。

達郎氏:

僕の場合はパターンミュージックなので、あくまでコードにメロディーが従属してる。
僕の、自分でやる場合は、何の苦もないんだけど。

ドレミって場合とドミレって行く場合があって。
1番と2番で違ったりするわけね。

そういう時に、だからコードをそっちに合わせていかなきゃなんないので。

それが結構たいへんなんですよ。

まりやさん:

あとね、そういうのが出来上がった時に、そうしても私はこれで行きたい、みたいな事があったりするじゃない。

変えてくれたりするのを、戻したいとか。

そういうのも、結構・・・たいへんだよね。

達郎氏:

たいへんですよ!

一番だいへんなのはね、竹内まりやさん、アルトなんですよ。
だからアルトっていうのは実を言うと、今のデジタルのレコーディングだと、ものすごい・・歌がね、立たせることが、ものすごい難しい。

14、5年はもうそればっかりですね。

どうやって、そのアレンジメント歌んところ抜いて、こう抜かせるかっていう・・
それがアナログの時代だったら全然編曲が変えないとダメだから。

それが一番たいへん。

まりやさん:

んん、なるほどね・・・

達郎氏:

やってみると、こうじゃないとかね。

まりやさん:

でも、ちょっと歌あげると、逆に歌が上がり過ぎちゃって。

達郎氏:

そうそう、上がり過ぎる・・
カラオケ屋になるの。

まりやさん:

だからといって下げると潜っちゃうって・・
それは、私もデジタルになってから、すごい感じますよね。

達郎氏:

このPro Toolsになってからね(笑)

まりやさん:

Pro Toolsね・・・

達郎氏:

それはもう、どうしようもない(笑)

どうしてもエコーの乗りが悪くなるしね。
エコーがどうしても少なくなるし。
それはもう、仕方がない。

もうハードウェアに束縛される。

まりやさん:

なんか、マスキングされてたアナログ時代って、歌がほんとに、強弱そんな風にやらなくても自然に・・

達郎氏:

勝手に出てくる。

まりやさん:

そこはやっぱり、凄い違うなと思いますね。

達郎氏:

しょうがないですね。
時代が変わりましたからね。

◎夏のモンタージュ 

まりやさん:

これは2008年に『ナツコイ』というドラマに高畑充希さんが主演された時の主題歌として書いたものを、今回達郎のアレンジでセルフカバーしたんですけれども。

達郎氏:

充希さん、だいぶアレですね。
いろんなとこに出てきましたね。

まりやさん:

ご活躍ですよね。
充希ちゃん今回コーラス少し手伝って下さいましたけれども。

達郎氏:

これは、アレですよ!
セルフカバーなので、僕がやりましたけれど、結構難しんですよ、これ。

まりやさん:

難しいよね、これ。

達郎氏:

元がですね、意外といい出来なんですよ。
それと、タメ張るにはね、結局サーフィンホットロッド行くしかない(笑)

まりやさん:

アレンジをかなり変えて頂いて。
なかなかこれは、歌うのも結構難しかったですけどね(笑)

達郎氏:

これはね、意外とね、なんだか知らないんだけど評判いいんですよね。
リクエストがすごい来るんですよ。

今日は、これを最後に。
この続きは来週。

♪ 夏のモンタージュ/竹内まりや

今週のオンエア曲

14:06 縁の糸/竹内まりや
14:10 それぞれの夜/竹内まりや
14:14 アロハ式恋愛指南/竹内まりや
14:19 ウイスキーが、お好きでしょ/竹内まりや
14:22 Dear Angie ~あなたは負けない/竹内まりや
14:33 最後のタンゴ/竹内まりや
14:35 輝く女性よ!/竹内まりや
14:43 夏のモンタージュ/竹内まりや

コメント

  1. りえちゃん より:

    夏祭りの手伝いで聞けなかったので、とてもありがたいです!
    ありがとうございます。

  2. 9thNUTS より:

    りえちゃん san

    > 夏祭りの手伝いで聞けなかったので、とてもありがたいです!
    > ありがとうございます。

    管理人の9thNUTSです。
    コメントありがとうございました。
    またお立ち寄りくださいね。