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山下達郎さん サンデーソングブック 2016年7月3日『ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ大特集(その2)』

山下達郎さん サンデーソングブック 2016年7月3日『ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ大特集(その2)』

長崎は梅雨らしい天気が続いてます。
今年は、昨年よりも大雨警報の回数が多い感じがします。

さて、今週のサンソン、名曲ぞろいで日曜日の午後をマッタリと過ごせました。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

早いもので、7月に入りました。
東京は、暑い日が復活しました。
いよいよ梅雨明けかなと思わせる陽気に、昨日あたりはなりましたが。

週間天気予報見ますと、まだですね・・・今週は、特に前半は、北の方は雨の予報があれしてます。
もうちょっと、という感じでございますが。

でも、夏近いな、という感じでございます。

えぇ、私、レコーディングやっておりまして。
タイアップの・・・TVサイズが出来まして。
納入する予定でございます。

明日かな・・しましてから、今度はフルサイズにかかって参ります。
一所懸命、スタジオやっておりますがですね。

2週間前に風邪ひきまして。
今年の風はくどいですね。
咳が、なかなか治まりません。

ま、始終咳してるわけじゃないですけど、単発的に出るんですが。
それでも、完全に抜ける感じになりません。

なんですが、まぁ・・あのぉ・・病み上がりの咳なので、あんまり声には影響ないので。
歌入れは普通に、コーラスもやったりしましたけれど。
終わると、なんか時々、ゲホゲホとなりますが。

早く治って欲しいものでございますが。

そんなわけで、夏直前のサンデーソングブックでございますが。
スタジオ仕事で精出しておりますので、いつもでしたら棚からひとつかみで逃げるとこなんですが。

6月22日にワーナーミュージック・ジャパンから、いわゆるオールディーズもののコンピレーションでございますが、ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ Vol.1から4まで4枚発売されました。

先週、1,2とご紹介いたしましたとろですね、さっそくリスナーの皆様は、たくさん反応して下さいまして、Amzonあたりですとですね、ポップチャートで1位、2位、3位、4位独占という、そういう感じでございます。

ちゃんと買って下さる方は、いらっしゃいます。
サンデーソングブック聴いて下さる方、そしてオールディーズ関係ファンの方、たくさんいらっしゃいますのでですね。

ありがたいことでございます。

で、引き続き、今日は、3,4。
追い打ちでございます。

ワーナーのまわし者となりまして、今週もお届けしたいと思います。
だんだん、カルトと言いましょうか、濃くなってきますが。
UKモノも、たくさんございます。

先週とまたちょっと毛色が変わりまして、お楽しみ頂けると思います。
最近は、ワーナーはオールディーズもののレーベルがたくさん入ってきましたので。
そういうもの活用しまして、すばらしいコンピレーションが出来ました。

今週もお楽しみ頂きたいと思います。

日曜日の午後のひととき、今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます。
ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ特集のVol.2でございます。

今日も最高の選曲と、そして最高の音質でお届けを致します。

雨がもうちょっと続くようなので、今日は私のこの曲。

♪ 2000トンの雨 [2003 NEW VOCAL REMIX]/山下達郎

~ CM ~

♪ ラヴ・ユー・ソー/ロン・ホールデン with ザ・サンダーバーズ

◎ラヴ・ユー・ソー 

達郎氏:

先週は、1,2をお聴き頂きましたが、今週は3,4でございます。

3は、だんだん、だんだん濃くなってきます。
まずは、1曲目に入っておりますロン・ホールデン。
この曲は大ヒットでございます。
いわゆるワンヒットアンダー、一発屋でございますが。

1960、、全米7位の「ラヴ・ユー・ソー」
ロン・ホールデン、シアトルの人であります。
黒人シンガーでございますが。

家族が、割りと音楽一家でございましてですね。
クラブかなんかで歌っておりまして。
その中から生まれましたロン・ホールデン「ラヴ・ユー・ソー」

私、1999年に出しましたオン・ザ・ストリート・コーナー3でカバーしております。

ちなみにオンスト3のイントロはですね、ロン・ホールデンのこのままをサンプリングして使っております。

サンプリングしても、その曲やってカバーしてんすが、変わらないだろうって(笑)
でも、この曲のイントロというのはですね、クラベスがずれるんですよね。
これが、めちゃくちゃ気持ち悪いんですけどね。

これが、ハマっていくと怖いんですよ。

私、24、5の時に、ようやく日本でこうしたアメリカ盤のUSシングルが手に入る時代になってきまして。
フォーエバー・レコードという大阪のレコード屋さんで、これを買いましてですね。

もう泥沼のように毎日聴いて、1日何時間聴いたか判らない。
それをずっと聴いておりますとですね、80年代まで続いておりますと、うちの奥さんが『そのクラベス気持ち悪い! なんとかして!』
そういうのを思い出しますが。

♪ ナッシング・キャン・ゴー・ロング/ドミニアーズ

♪ オール・ザ・グッド・タイムズ・アー・オーヴァー(MONO))/ジョーイ・タイラー

♪ ドント・メイク・フェイセズ(MONO)/トビン・マシューズ

♪ アイム・ザ・ワン・フー・ラヴズ・ユー(MONO)/パラマウンツ

♪ イエス・アイ・ウィル/ホリーズ

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

先週に引き続きまして、6月22日に発売になりましたワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツの、先週は、1,2、今週は3,4。
全4枚組でございます。

これで終わらないんです。

来週はですね、同じ日に発売になりましたガール・ポップ・ナゲッツ。
前、5枚出ましたが、今回は6と7が出まして。

これがまたすごいんです!今回。
ヨーロッパ・・イギリス、フランス、ドイツ、そうしたいわゆるユーロ・ガールシンガーの満載でございまして。

ヨーロッパのカタログがどっと入ってきてんです、ワーナーで。
イギリスと同じで。
ですからシェーラとかですねフランソア・ガルディとかですね、そういうようなものも入ってきますので。
それを見逃さずですね、宮治淳一がですね、たいへんな・・・

来週も引き続き、やらせて頂きます。
こういう時じゃないと、もうできないので。

◎番組ディレクター

達郎氏:

先週、あのぉ・・・私のこの番組でですねディレクターの山岸君の声がオンエア乗りましたらですね、なんかすごく色んなとこからお便りを頂きまして。

「もう1回聞かせろ」とかですね、そういう人がいましてですね。

今度、アレだ・・サイトに乗っければいいんだ!
なんか言え!・・・

山岸女史:

すいません・・・

達郎氏:

聞こえねぇよ、それじゃ(笑)
なんか言え!・・・(笑)

今度・・スタジオの中、連れてくりゃいいんだ。
夫婦放談の代わりに
ふふふ(笑)

宮本がどれくらいこれを使うかだな!(笑)

で、来週はそういうわけでガールグループのコンピから。
その間に一所懸命フルサイズをですねレコーディングしたいと思います。

◎ローファイ 

♪ アイル・ビー・ゼア(MONO)/ジェリー&ザ・ペイスメイカーズ

達郎氏:

今のオーディオのですね、ハイレゾとかいってる基準からすれば、ほんとにローファイでですね、ある意味チープでもあるんですけども。

全然歌の説得力が違うんですね。
何故でしょうね(笑)
技術の発展が果たして、どれくらい良いことなのか。

ま、それはともかくジェリー&ザ・ペイスメイカーズ、1965年の「アイル・ビー・ゼア」
プロデュースがジョージ・マーティンでございます。
ストリングスアレンジもジョージ・マーティンだと思いますが。

素晴らしい!

こう・・ザ・ストリングスアレンジってのはビートルスではやりませんもんね。
ジョージ・マーティン・・・よく判ってますね。ほんとに。

◎ぼくのエンジェル/クリフ・リチャード

達郎氏:

お次はですね、本日2個目のオンストもの。
やはり私の99年のオン・ザ・ストリート・コーナー3でカバーしております「エンジェル」

この「エンジェル」という曲は、もともとエルビス・プレスリーの映画『夢の渚』これの挿入歌だったんですけども。

これをクリフ・リチャードが1965年にカバーしまして。
私はちょっと遅れて、67年くらいに、これを数寄屋橋のハンターでセコハンでシングル買いまして、もう擦り切れるほど聴きまして(笑)

ギターのイントロがですね、とっても洒落てて。
で、その当時はクリフといえば、シャドウズ。
シャドウズってカッティング上手いんだな・・・

まずカッティングなんて、そんなの知りませんよ。
シャドウズ、ギター上手いんだなってですね。
思ったら、後から聞きましたら、なんとナッシュビル録音だったんですね。

それを、ずいぶん後から聞きまして。

なるほどなぁというですね(笑)
やっぱり自分の、その頃から耳がですね、やっぱりそいうものに惹かれるという、感応するあれだったんだなって。

自分で自分のことを褒めてやったりしました(笑)

♪ ぼくのエンジェル/クリフ・リチャード

♪ ステップ・インサイド・ラヴ/シラ・ブラック

◎リスナーからのお便り(沖縄県那覇市のK.Kさん) 

『ワーナー、ナゲッツシリーズ、もう続編が出るんですね。
まだ前作も1,2しか買っていないのに。

そこで質問です。
達郎さんはシリーズ物のコンピはどのようにして購入しますか。

1.まとめて大人買い
2.若い順に1枚づつ 月1回購入する。
3.興味あるものから購入する。』

達郎氏:

私、これ番組やっておりますので、もう全部まとめてドンです。
なるべむダブらないようにですね、2枚買わないようにですね、気をつけないと。
3ヶ月前くらいに予約したやつを、発売になってから「あっ!買わなきゃ」とかいって。
そういうことが、よくありますので。

全くもってですね。

◎リスナーからのお便り(世田谷区のH.Mさん) 

『先日テレキャスターだったら誰、ストラトキャスターだったら誰、レスポールだったら・・という話がありましたが・・・』

達郎氏:

ありましたね。

『では、セミアコだったら誰でしょうか。
ギブソンのほかに、エピフォンやグレッチなどありますが、私の世代ならやっぱりラリーカールトンの「335」だと思います。
暇ネタですが、よかったら聞かせてください。』

達郎氏:

ふふふ(笑)

セミアコでしたらB.B.キングでしょ、やっぱり。
ね・・私は・・そうですね、ブルースですね。

◎リスナーからのお便り(山口市のI.Iさん) 

『ハガキを読んでもらうことを期待しないわけではないのですが、山下さんに目を通して頂けるということは励みになってハガキを出し続けられています。

サンソンではなかなか読んでもらえないハガキですが、新聞に投稿した随筆が久し振りに載って喜んでいたところ、何とその作品が月間入選1位になるという信じられないことが起きました。

毎週サンソンにハガキを書き続けていることのお陰でしょうか。』

達郎氏:

すごいですね(笑)
よかったですね(笑)

◎リスナーからのお便り(愛知県稲沢市のN.Mさん) 

『さっそくですが、ご自宅でレコードやCDを聴く際、側に置いているものは何ですか。
ちなみに私は携帯です。』

達郎氏:

意味判んねぇなぁ・・・
何も置いてませんよ。
レコード聴くときはレコード・・
次に聴くレコード。

◎エンディング 

達郎氏:

てなわけで、先週、今週は『ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ』全4枚のですねご紹介をさせて頂きました。

来週は『ワーナー・ガール・ポップ・ナゲッツ Vo.6&7』
これは濃いです!
お楽しみにお待ち下さい。

ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ』全4枚、ご清聴ありがとうございました。
来週の『ワーナー・ガール・ポップ・ナゲッツ Vo.6&7』もお楽しみに。

♪ ドリフター(MONO)/ケニー・リンチ

今週のオンエア曲

14:04 2000トンの雨 [2003 NEW VOCAL REMIX]/山下達郎
14:08 ラヴ・ユー・ソー/ロン・ホールデン with ザ・サンダーバーズ
14:14 ナッシング・キャン・ゴー・ロング/ドミニアーズ
14:17 オール・ザ・グッド・タイムズ・アー・オーヴァー(MONO))/ジョーイ・タイラー
14:19 ドント・メイク・フェイセズ(MONO)/トビン・マシューズ
14:23 アイム・ザ・ワン・フー・ラヴズ・ユー(MONO)/パラマウンツ
14:27 イエス・アイ・ウィル/ホリーズ
14:33 アイル・ビー・ゼア(MONO)/ジェリー&ザ・ペイスメイカーズ
14:38 ぼくのエンジェル/クリフ・リチャード
14:41 ステップ・インサイド・ラヴ/シラ・ブラック
14:48 ドリフター(MONO)/ケニー・リンチ

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