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山下達郎さん サンデーソングブック 2017年2月19日『夜のサンデーソングブック 珍盤奇盤 R-18』

山下達郎さん サンデーソングブック 2017年2月19日『夜のサンデーソングブック 珍盤奇盤 R-18』

今日のサンデーソングブック、昼と夜の2部構成。
達郎さんの解説が洒落があって面白かったですね。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

皆さん、こんばんは。
ごきげんいかがでしょうか、山下達郎です。

私、山下達郎、いつも毎週日曜日の午後2時からサンデーソングブックというレギュラー番組を担当しております。
おかげさまで、今年の10月で25周年を数えております。

JFNネットでも長寿番組の仲間入りをしております。
毎週日曜、午後2時、お昼は洋楽中心としたオールディーズ番組、古い曲をかける番組でございますけれども。

私のサンデーソングブックの人気企画の一つとしましてですね、「珍盤奇盤」というのがあります。

えぇ、古今東西のですね、ヘンテコなレコードをかけまくってお届けする。
それも随分長い歴史がございます。
それを、やっておりますとですね、普段からですね好評頂いておりますので。
何かというとですね、そういう変なものを探す癖がついて、もう何十年もやっております。

そんな中で・・
なかなか日曜日の午後にはですね、こう・・かけられない様なですね、危ないモノが結構出てきます。

えぇ、流石にですね、それをこう・・日曜日の真っ昼間に、白昼堂々と、ご披露する勇気が、ありませんでですね。

それが、だんだん、だんだん積み重なってきて、量が溜まってきております。
それを、まぁ、今回はですね、夜にやってしまおうと。
昔から一度やってみたかった企画なんですが。

題しまして『夜のサンデーソングブック 珍盤奇盤 R-18』

東京FMをキーステーションと致しまして、JFN全国38曲ネットで今日は夜にサンデーソングブック、お届けしたいと思います。

ま、いわゆる、そういう珍盤奇盤シリーズのですね、行き着く先と言いましょうかですね・・・
到達点・・
何を(笑)

昔から一度やってみたかったんですが、何ヶ月か前にスタッフと酒飲んでた時にですね、そういう話しをしましたら、プロデューサーの上田が乗っちゃったんですね・・えぇ。
それで盛り上がりまして。

今日はそういうヤバイやつを、たっぷりとですね、お届けしたいと思います。

ま、いわゆる一言で申し上げるとエッチなヤツですね。
ワイセツなやつ・・・

ほとんどのものがお聴き頂くだけで、説明が全くいらない音源でございますので。
私、途中で説明なんかしませんのでですね。
1分1秒でも多く、ご堪能いただきたいと思います。

えぇ、とても日曜日の午後には無理なものばかりでございます。
でもですね、単にそうしたワイセツなだけだと面白くないですね。
一抹、洒落がないとですね。
こういうものはですね。

むかーしからそうした、まあ、あのぉ・・シモネタとかですね、そういうような作品てのは、もう昔から沢山あります。

レコード文化の中でも60年代、70年代、今よりですね非常に規制が激しくて、ま、放送禁止、発売禁止と言われるような、自主規制も含めました放送審理委員会、倫理委員会とか、いろんなものがありますが。

そういう規制が、今よりはるかに厳しかったので、逆に厳しければ厳しいほどにですね、間隙を縫って、あの手この手で、色んな作品が出ております。

その中からですね、選りすぐった、今日は55分間をお届けしたいと思います。

『夜のサンデーソングブック 珍盤奇盤 R-18』

最高の選曲・・かどうかは判りませんが(笑)
最高の音質で今晩もお届け致します。

こういう企画ですと、赤坂泰彦さんとかですね、伊集院光さんとか、そういう方々がやってらっしゃいますが。
そういう方々に負けすにですね、私もがんばって、桑田くんの『マンピーのG☆SPOT』に負けないようにですね、がんばっていきたいと思います(笑)

なお、企画の性格上、ラジコのタイムフリーの番組には該当しておりません。
聴き直しができませんので(笑)

それではお知らせに続きまして『夜のサンデーソングブック 珍盤奇盤 R-18』

たっぷりとお楽しみ下さい。

~ CM ~

♪ 恋の会話1/林京子

♪ ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ/ジェーン・バーキン&セルジュ・ゲンスブール

♪ Love To Love You Baby/Donna Summer

♪ Me & My Vibrator/Suzie Seacell

♪ 吐息のループ/部長と桜子

♪ ドラマチック・ブルース/應蘭芳

◎前半が終了でございます 

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしております『夜のサンデーソングブック 珍盤奇盤 R-18』
いつもは日曜の午後2時にお届けしておりますサンデーソングブック、夜に出張しましてですね、かなりのヤバネタのプログラムで展開しております。

前半が終了でございます。

前半お届けした曲を、ざっとご説明したいと思いますが。

◎恋の会話1/林京子

達郎氏:

一番最初に短いナレーションが出てきます。
これ60年代にビクターレコードから発売されました「スペシャル ピンクムード デラックス」という、いわゆるムードミュージックですね。
そのムードミュージックの間に、そうしたナレーションが入っているという。

この60年代にたいへん人気があった林京子さんというナレーターの方がいらっしゃいます。
この頃はそうしたお色気路線でですね、深夜放送なんかで喋ってる方もたくさんいらっしゃいましたが。
そういうお色気ナレーターの代表的な存在でございます。

林京子さんの「恋の会話1」というですね。

◎ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ/ジェーン・バーキン&セルジュ・ゲンスブール

達郎氏:

続きましては洋楽でございまして。
大スタンダードでございます。
1969年、フランスのジェーン・バーキンと当時の彼氏だったセルジュ・ゲンスブール
この二人でですね、展開されます。

映画にもなりました。
それのテーマソングと言ってもいいんですけども。

日本でも大変話題になりまして。
でもこれ放送禁止だったんです。当時は。
ですので有線でしか聴けませんで。

有線ではもうかかりまくっておりまして。
「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」
ジェーン・バーキン&セルジュ・ゲンスブール

◎Love To Love You Baby/Donna Summer

達郎氏:

それに続きまして、これも大変有名ですけれども。
ドナ・サマー、1975年のデビューヒットでございます。
「Love To Love You Baby」

12インチ、アルバムミックス、12インチミックスのですね前半部分をピックアップしてお聴きをいただきました。

◎Me & My Vibrator/Suzie Seacell

達郎氏:

続きましてですね(笑)
アメリカのライノ・レコードは、こういった変な珍盤奇盤を出すのが大好きな会社でありまして。

80年代に出たアルバム、コンピレーションですけども。
『The Rhino Brothers’ Greatest Flops』というコンピレーション・アルバムに入っております。
Suzie Seacellという女性シンガーが歌っております。

「Me & My Vibrator」という(笑)
ヤバイ(笑)
かんべんして(笑)

えぇ・・何も言えません(笑)

◎吐息のループ/部長と桜子

達郎氏:

3連発で洋楽続きましたので、邦楽になりますが。
これ10年ほど前の2007年に出たCDシングルでございますが。
「部長と桜子」というクレジットで。

部長は詳細不明であります。
桜子という方は、吉野桜子さんというですね・・・
北海道生まれの血液型A型という。

よくありますよね(笑)

「歌手女優、そして一人の女性として、常にときめいていたい」

ときめけよ(笑)
部長と社員の、ま、社内不倫でございますね(笑)。

◎ドラマチック・ブルース/應蘭芳

達郎氏:

前半最後の1曲は應蘭芳という、この方たいへん有名な、シングル何枚も出して。
女優の方ですが。
日本人と中国人のハーフであります。

その中から代表作の1作でございます。
1971年「ドラマチック・ブルース」という、たいへんに良く考えられた一作でございます!

なかなか、ふっははは(笑)

山下達郎がお送りいたしております「夜のサンデーソングブック 珍盤奇盤 R-18」と題しましてお届けしております。

後半は、またさらに凄いことになります(笑)

~ CM ~

♪ Baby Doll/Petite M’amie

♪ 愛の野球場/スネークマンショー

♪ ピエールとカトリーヌ/BLUE FILM

♪ 新町/青森最後の詩人ひろやー

♪ ラブ・ウォント・レット・ミー・ウェイト/メジャー・ハリス

◎お時間・・ 

達郎氏:

残念!
時間が来てしまいました。

山下達郎がお送りいたしております『夜のサンデーソングブック 珍盤奇盤 R-18』
いつもは日曜日の昼間の午後2時からお届けしておりますサンデーソングブック。
夜出張版でございます。

人気企画「珍盤奇盤」のヤバネタ版でございます。

後半お聴きを頂いた曲は・・・

◎Baby Doll/Petite M’amie

達郎氏:

プティ・マミという名前で1971年に発売されました「ガールフレンド・ベイビー・ドール」というアルバムがございますが。

しかしてその実態は・・・
麻里圭子さんという女優兼歌手の方でございますけれども。

これも傑作でありますね。
「ダメ」と「イヤ」しかないというですね。
それで、ちゃんとした音楽をバックにしてますが、これはなかなか有名な作品です。

ここ数年で確かCD化されたと思いますが。

◎愛の野球場/スネークマンショー

達郎氏:

こうした、一ネタの最高峰はスネークマンでございます。
桑原茂一さん率いますスネークマンショー

小林克也さん、伊武雅刀さん・・・
そうそうたる方々が、もうブラックかつ過激なものですけれども。

1981年のアルバム「戦争反対 死ぬのは嫌だよ」に入っております。
「愛の野球場」という。

これ、プティ・マミさんと声が似てるんですけども(笑)
こちらの声優さんは島津冴子さん、この方とっても有名な方ですね。

そして小林克也さん、伊武雅刀さん・・
野球中継がバックになっているんですが、これは実は元ネタがありまして、1974年にチーチ&チョンが出しましたWedding Album、この中に入っております。

チャンピオンシップ・レーベルで・・
こちらプロレス実況中継をバックに同じような展開になる、あれですけれども(笑)

よく研究されております。

◎ピエールとカトリーヌ/BLUE FILM

達郎氏:

続きましても、スネークマンネタですが。
もうこれもスネークマンのですね、一連のあれでは極致といっていい、ブルーフィルムというですね・・

4枚CD出てますけれども。これで。
今日お聴きを頂きましたのは「ピエールとカトリーヌ」という、これもすっごい有名な・・
BLUE FILM1993年の[マンドラゴラ]というアルバムですが。

ピエールは松尾貴史さん、カトリーヌは藤井千夏さんという、この方も声優でございますが。
もうこれ、スネークマンの面目躍如です。

音楽がちゃんとしてるのがミソで、そうでないと洒落になりませんね。
下品なんですけど、下品さが音楽の演奏力で埋まるといいうですね。

そんなこと言って、一生懸命解説したってしょうがない(笑)

◎新町/青森最後の詩人ひろやー

達郎氏:

今日お聴きを頂いた作品の中で、一番新しいやつですが。
2010年、青森最後の詩人ひろやー

何だよ、これ(笑)
その方の「津軽曼荼羅」というアルバムに入っております「新町」。

これも、なかなか21世紀に入ってからの傑作だとおもいます。
知る人ぞ知るですね。
ふっへへへ(笑)

プロデューサーの上田がすごい好きだと言ってます。

◎ラブ・ウォント・レット・ミー・ウェイト/メジャー・ハリス

達郎氏:

で、ラストはですね、綺麗に行こう(笑)
何が!綺麗に行こう(笑)

これはたいへんに有名な1975年、全米ソウルチャートNo.1
全米チャート6位の大ヒットソングでございます。

元、デルフォニックスのシンガー、メジャー・ハリスがソロになりまして、かっ飛ばした大ヒットソングであります。

これもほんとに、我々の世代はですね、一所懸命もう最後まで聴きたくてLPを買ったという(笑)
そういう・・ね・・・
ふっへへへ(笑)

22,3の話しですから(笑)
しょうがないですね。

◎エンディング

達郎氏:

てなわけで山下達郎サンデーソングブック、夜に出張しまして『夜のサンデーソングブック 珍盤奇盤R-18』と題してお届けを致しました。

全11曲、ご堪能頂けましたでしょうか。
機会があれば、また。

ご清聴ありがとうございました。

今週のオンエア曲

23:05 恋の会話1/林京子
23:06 ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ/ジェーン・バーキン&セルジュ・ゲンスブール
23:10 Love To Love You Baby/Donna Summer
23:14 Me & My Vibrator/Suzie Seacell
23:16 吐息のループ/部長と桜子
23:20 ドラマチック・ブルース/應蘭芳
23:27 Baby Doll/Petite M’amie
23:31 愛の野球場/スネークマンショー
23:35 ピエールとカトリーヌ/BLUE FILM
23:39 新町/青森最後の詩人ひろやー
23:42 ラブ・ウォント・レット・ミー・ウェイト/メジャー・ハリス

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サンソン『珍盤・奇盤』
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コメント

  1. ブログ管理人の9thNUTS より:

    拍手コメントをいただき、ありがとうございました。嬉しいお言葉をいただき、恐縮しております。
    今後も、お暇な時にブログにお立ち寄り下さい。
    『未来の自分が振り返る』ブログ管理人 9thNUTS