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山下達郎さん サンデーソングブック 2017年11月19日『ジェリー・ロス追悼特集 Part.2』

山下達郎さん サンデーソングブック 2017年11月19日『ジェリー・ロス追悼特集 Part.2』

長崎市内は日中の気温も10℃くらいになり、秋から冬に一転した感じです。

今日のサンソンは、ジェリー・ロス追悼特集でした。
オンエアされたOne In A Million/The Dupreesは、達郎さんの「パレード」の雰囲気でしたね。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

11月半ば・・過ぎますと、冬近づく・・という感じでございますが。
それでも、今日は前倒しでやっております。

風邪をひきましてですね。
レコーディングがちょっと、後ろにずれちゃったので。
てんやわんやで・・(笑)
完成間近という感じでございますが。

そうすると、またこの次の曲を書かなければ・・
一所懸命やっております。
ま、なんとか、風邪もなんとか乗り切れたので、がんばってやりたいと思っておりますが。

さて、番組の方は先週に引き続きまして『ジェリー・ロス追悼特集Part.2』を今日はお届けしますが。

先週は、思い入れの深いやつを。
今週も、さらに思い入れが深くなって参ります(笑)

先週は、ジェリー・ロスの、ソングライティングに関わった、ジェリー・ロスの作曲に関わった彼のプロデュース作品・・・

えぇ・・・日本語が下手ですいませんが。

今週は、彼のプロデュース作品で大ヒット曲、代表作を中心にお届けしたいと思います。
ヒット曲がたくさんありますが。

でも、私のジェリー・ロス特集なので、私の好きな曲も、たくさん入っております。
先週も申し上げましたがジェリー・ロスの追悼特集は日本では私だけでございます(笑)

えぇ、密度の濃いやつを目指しております。

なんですがですね・・・

実は今週、11月22日、竹内まりやさんの1987年のアルバム『REQUEST』の30周年記念盤
『REQUEST -30th Anniversary Edition-』
これの発売日でありましてですね。

本来でしたら、今日、ミニ特集という感じでですね全曲はかけられませんけれども、新しいリマスターの音を、お聴きを頂こうと思ったんですけども。

お皿とか、ブックレットとかがですね、前倒しなんで間に合わないんです(笑)
で、音はあるんですけども、色々資料とかがですね、そろわないので。

じゃ、これは来週やろうかと。

ジェリー・ロス追悼やってるんですが、間に挟むのも、あれだろうということで。
ちょっと遅れますが、来週やらして頂きます。

ので、今日は『ジェリー・ロス追悼特集』続けてPart.2でございます。

日曜日の午後のひととき、今日も60年代、イースト・コーストのですね、ニューヨーク、フィラデルフィアのすばらしい、きらめくようなポップソングが満載でございます。

『ジェリー・ロス追悼特集 Part.2』
山下達郎サンデーソングブック、本日も最高の選曲と最高の音質でお届けを致します。

でも、今週22日は『REQUEST -30th Anniversary Edition-』発売日なので。

♪ 夢の続き (’89 CD Single Mix) ~ CM ~

♪ I’ll Get By/Kenny & Tommy

◎Kenny & Tommy

達郎氏:

もう60年代の頭にですね、後のフィラデルフィア・サウンドの基礎がほとんど出来ているという、驚きでございますけれども。

ジェリー・ロスが見つけたKenny Gamble。
Kenny Gambleはですね、その時代から Thom Bellともう既に知り合いでございまして。
Thom Bellをジェリー・ロスのもとへ連れてきまして。

ジェリー・ロスがKenny Gambleと Thom Bell をデュオとしてレコーディングしてシングルを発売しました。
1963年のことでございますが。

それが今お聴きをいただきましたKenny & Tommyというクレジットのもとでリリースされました「I’ll Get By」という1曲でございます。

しかもこのレコーディングに参加しているのが Bobby Martin, Bobby Eli, Joe Macho, Thom Bell, Leon Huffというですね。
後にそうそうたるメンバーがすでにもう62年に集結しているという。

驚くべき時代の勢いというほかはありませんけれども。

◎Gonna Make Him My Baby/April Young

達郎氏:

この時代、こうしたドゥワップ的なものと、それからガールグループ的なものが、ジェリー・ロスの作品にはたくさん見られますが。

そんな中でも傑作と呼び声の高い、1963年、歌っているApril Youngという人が、後にジェリー・ロスの奥さんになります。

作曲しているのはアンダース&ポンシア、そしてジェリー・ロスの当時のパートナーでありましたMurray Wecht

我々にとっての、いわゆるフィル・スペクター・クローンでございます。
我々にとっての永遠のマスター・ピース

♪ Gonna Make Him My Baby/April Young

アレンジをしておりますのは、先週もちょっと出ましたが・・
Joe Renzettiという・・
Jimmy Wisner とともにジェリー・ロスの両輪となって働きました名アレンジャーであります。

すばらしい、鳴り物のセンス!
これからどんどん出てきます。

◎Sunny/Bobby Hebb 

達郎氏:

1965年にジェリー・ロスはMercuryのA&Rとして活躍を始めますが。
ビッグヒットが生まれます。
1966年のことでございますが。

ナッシュビル生まれの黒人シンガーBobby Hebb
彼の自作の曲が全米2位まで上がります。
大ヒットでございます。

日本でも大ヒットいたしました。
どなたでもご存知のBobby Hebb、1966年の「Sunny」

♪ Sunny/Bobby Hebb

◎Apples, Peaches, Pumpkin Pie/Jay & The Techniques

達郎氏:

このへんから大ヒット曲が、トップテン・ヒットが、どんどん生まれて参ります。

先週もご紹介しましたJay & The Techniques
彼らのデビューヒット、1966年全米6位
Jay & The Techniques「Apples, Peaches, Pumpkin Pie」

♪ Apples, Peaches, Pumpkin Pie/Jay & The Techniques

今お聴きをいただきましたApril Young、Bobby Hebb、そしてこのJay & The Techniques、すべてアレンジはJoe Renzettiという人がやっております。

もともとはフィラデルフィアでですね、先週もう申し上げましたがDick Clarkのアメリカン・バンド・スタンドのギタリストとしてセッション・ミュージシャンとして、たくさん曲に参加しておりましたけれども。

ジェリー・ロスより一足先にですね、ニューヨークに移りまして。
ニューヨークでアレンジャーの仕事を始めまして。

特にジェリー・ロスとの仕事はですね大ヒットが、傑作が多く残されております。

◎98.6/Keith

達郎氏:

お次にお聴きをいただく、この曲もJoe Renzettiの手になる曲であります。

Keith 、本名James Barry Keeferという人ですが。
フィラデルフィア生まれでございます。

ジェリー・ロスのプロデュースで出しましたデビューヒットが「Ain’t Gonna Lie」
私の大好きな1曲ですが。
今日はセカンドヒットの、これの全米7位という大ヒットナンバー
1967年のKeith 「98.6」

♪ 98.6/Keith

~ CM ~

◎Sunday Will Never Be The Same/Spanky & Our Gang 

達郎氏:

ジェリー・ロス、Mercuryでのプロデューサー時代のですね代表的な作品を何曲か、お聴きをいただきましたが、これもそうした一つ。

Spanky & Our Gang

シカゴのボーカル・インストゥルメンタル・グループですけれども。
リードボーカルのSpanky McFarlaneのアルトのボイスがとっても魅力的な。

私の大好きなグループでありました。

デビューヒット、1967年全米9位「Sunday Will Never Be The Same」

♪ Sunday Will Never Be The Same/Spanky & Our Gang

中学、高校の時にですね、一番聴いた音の世界であります。
これとビーチ・ボーイズと(笑)
ヤング・ラスカルズ(笑)

あとはアトランティックなリズム&ブルースという。
でも、このジェリー・ロスのプロダクションが一番光輝いてる(笑)

この「Sunday Will Never Be The Same」はJimmy Wisnerのアレンジでありますが。
Jimmy WisnerとJoe Renzettiの、この二人のアレンジは、ほんとに私に影響を与えて。

グロッケンの輝きと言いましょうかですね・・・
あれがほんとに、好きで聴いておりましたが。

◎One In A Million/The Duprees 

達郎氏:

こうした大ヒットソングの裏でですね、あんまり知られてないものですけども、いい作品がたくさんあります。

時間が少なってきましたけども、お時間までできるだけ。
まずは、The Duprees

「You Belong to Me」のヒットで有名なドゥワップのグループでございますけれども。
ドゥワップから生き残って60年代にも作品を出しております。

ジェリー・ロスは、こうしたMercuryで成功しましてですね、プロデューサーとして成功しまして、昔立ち上げましたHeritageというレーベルを再興させます。

そこからこのDupreesの作品を出しますが。
1968年に「Total Recall」というアルバムを発表いたします。

ヒット曲はありませんけれども、内容はたいへん優れておりまして。
ほとんどのアレンジをJoe Renzettiがやっておりますけれども。

中でも白眉なのがですね Tony Hatchの曲でございますけども。
「One In A Million」という1曲でございまして。

これのオーケストラの素晴らしさと言いましょうか。
これ、長いこと聴けませんでですね。
それこそ90年代に入って、ようやく聴けるようになりましたが。

アルバムをようやく手に入れたんですけども。

今、CDになっているのは全部モノラルなので、今日はオリジナルアルバム、リアル・ステレオ・バージョンでお聴きを頂きます。

1968年、The Duprees「Total Recall」から
「One In A Million」

♪ One In A Million/The Duprees

◎I Dig Everything About You/The Mob

達郎氏:

70年代に入って、ジェリー・ロスのプロダクションで忘れてならないのがMobというグループで。
ラスベガスのクラブバンドだったのをジェリー・ロスが見つけたということなんですが。

このバンドのメンバーの James Holvay と それからGary Biesbierというですね・・この二人は The Buckinghamsのほとんどのヒット曲を書いていることで有名です。
「Kind Of A Drag」から始まりまして「Don’t You Care」「Hey Baby
「Susan」・・・

名曲をたくさん書いてる、この人達のバンドでありまして。

悪かろうはずがないんですけれども。
1970年にアルバムを発売しまして。
そこからシングル・カットされたこの曲もすばらしい1曲です。

♪ I Dig Everything About You/The Mob

◎Fake Out/Les McCann Ltd.

達郎氏:

少し時代が戻りますが、67年。
これ、インストですけども、最近、嬉しいCD化がされました。
Les McCann・・ピアニストでジャズ・ピアニストでございますけれども。

この人のアルバムをジェリー・ロスがプロデュースして、これが、なかなかの渋いやつでありまして。

1967年の「Bucket Of Grease」というアルバムでジェリー・ロスがLes McCannと共作しております。

♪ Fake Out/Les McCann Ltd.

◎エンディング 

達郎氏:

というわけで2週間にわたりましてジェリー・ロスの追悼特集でございました。
いかがでしたでしょうか。

音は永遠に残りますので。

人は死して名を残す・・ということでございます。

てなわけで来週は、竹内まりや『REQUEST -30th Anniversary Edition-』の特集をしたいと思います。

ぼつぼつかけておりますけれども、来週まとめていきたいと思います。
今日の最後はニューリマスターから「OH NO, OH YES!」

♪ OH NO, OH YES! (Written for 中森明菜)/竹内まりや

今週のオンエア曲

14:04 夢の続き (’89 CD Single Mix) 14:10 I’ll Get By/Kenny & Tommy
14:14 Gonna Make Him My Baby/April Young
14:17 Sunny/Bobby Hebb
14:20 Apples, Peaches, Pumpkin Pie/Jay & The Techniques
14:23 98.6/キース
14:30 Sunday Will Never Be The Same/Spanky & Our Gang
14:35 One In A Million/The Duprees
14:39 I Dig Everything About You/The Mob
14:42 フェイク・アウト/レス・マッキャン・リミテッド
14:45 OH NO, OH YES! (Written for 中森明菜)/竹内まりや

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サンソン「追悼特集」
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