山下達郎さん サンデーソングブック 2021年4月25日『夫婦放談<番外編> ゲスト:竹内まりや』(#1489)

サンソン「夫婦放談」
夫婦放談<番外編>

長崎市の気温、25度を超える日もありましたが、湿度が低くて気持ちの良い日が続いています。

今日のサンソン、夫婦放談ならではの緩い会話が心地よかったです。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

4月25日でございますが。
えぇ・・又候(またぞろ)・・
緊急事態宣言でございます。

ゴールデンウイークといいましても、ちっともゴールデンウイークではありませんが。
でも、お休みは29日からだと、最高11連休?
・・・に、なるそうでございますが。

なんだかかな、という感じでございますが。

先週、私、番組の冒頭でですね、ここの1年余りの、このウィルス騒ぎの中でですね・・
なぜ日本でワクチンが国産でできないのか。
という問題と
欧米に比べて感染者数が少ないのに、医療ひっ迫している、ということは、どういう事なのか。

という事をですね、素朴な疑問として申し上げましたら。
たくさんの方がですね、お便りをくださいまして。
どうしてか・・というですね。

どなたも、
ジャーナリストの方、それから
医療従事者の方、それから
製薬会社の方・・

様々な分野の方がですね、非常に詳細な解説のメール、それからお手紙を頂きました。
ほんとに、ありがとうございます。
誠に勉強になりました。

ひとつ、ひとつご紹介できないのが残念ですが、だいたい、統一した見解を、みなさんお持ちだという。
ほんとに、メディアとかテレビとかですね、ネットとか・・
そのようなものに、非常に冷静で、確実な情報を、みなさんお持ちだということを痛感いたしました。

ご紹介できないのが、残念です。
たくさん、ございますけれどもですね。
ほんとに、みなさん、この場を借りて厚く厚く御礼申し上げます。7
私も、こういうことを参考にしましてですね、私自身がやれることをしてきたいと・・自己防衛ですけれども。

ほんとに、いろんなことありましてですね・・
言いたいことは、たくさんございますけれども(笑)
この番組は、そういう番組ではございませんので(笑)
音楽番組でございますので。

そんな中、少しでもですね、音楽で皆さんとつながれればと・・
いう事を思いまして。
今週も、はりきってサンデーソングブック、参りたいと思います。

先週は、なんか全国的に雨だという予報だったんですけども。
でも、東京は雨降りませんで。

なんか、天気予報はあてになんないなと・・申し上げましたら。
私の奥さんがですね
「当たるときもある!」

寒くなる?
ほんとかよって・・
ほんと、寒くなる。

ま、八卦みたいなもんですね。
確率的には、問題ございません。
当たるも八卦 当たらぬも八卦
やっぱ、八卦か!

そういうわけで(笑)

4月最後の、緊急事態宣言が始まるのか、始まらないのか知りませんけども、いってみたいと思います。

で、先週も申し上げましたが。
突然でございますが、今日はそういうわけで、この方ゲストです。

まりやさん:

こんにちは。竹内まりやです。
突然、おじゃまさせて頂きます。

達郎氏:

夫婦放談、番外編でございます。
先週は、もごもご何言ってるんだ!

まりやさん:

なんか素敵なお知らせ・・それほどでもけいど、みたいな、わかんないこと言ってなかった?

達郎氏:

それは、あのぉ・・
わけて言ってました!
ハイ!

最初は「素敵なおしらせ」
最後は「それほど・・」

まりやさん:

それほどのもんじゃねぇ・・と、言ってたよね(笑)

達郎氏:

洒落です!

で、この番組、今日始まる前にですね、もう発表になってしまったので。
たくさん、皆さんおたより、頂きましてですね。

福岡県大野城市 超常連 K.Nさん。

『うれしい発表があるそうで。
それは何か、私なりに考えてみました。
まず、大穴からいきますと。

”お孫さんの誕生!” 』

まりやさん:

ない!(笑)
ないない(笑)

達郎氏:

『対抗ですが、ライブハウスツアー。
でも、これもまだ難しそうですね。
なので、本命は配信ライブ決定?
これしかないと思います。
いかがでしょうか。』

まりやさん:

お察しのとおりでございます。
だいたいみなさん、読んでらしたね!
前もってね・・
ありがとうございます。』

達郎氏:

『来年以降も、「納涼」と「年忘れ」だけでなくて、ゴールデンウイーク中にも、まりやさん登場を希望します。
ほぼ4か月おきになるので、バランスがいいですね。』

かってなこといって(笑)

まりやさん:

ほんとに、5月には初の有料配信ライブを行うことになりまして。
その宣伝もかねて出させていただきました。』

達郎氏:

というわけで『夫婦放談 番外編』でございます。
なんの準備もございません。
皆様からたくさんのリクエストをいただきまして。
それにお応えしつつ。
ライブバージョンなんかもお答えしつつ。

まりやさん:

本来ならば、今日、広島のグリーンアリーナでやってる日なんですよ。
今頃リハーサル、ほんとうなら、やってたんですけど。
やむなく中止となって、チケット当選された方には、ほんとに、ごめんなさい。
申し訳なかったなと思うんですけど。
せめてもの穴埋めというわけでもないですけども。
配信ライブを決定させていただきました。

達郎氏:

というわけで、5月29日に竹内まりやさん配信ライブ決定をいたしまして。
今日は、それのご紹介を兼ねまして『夫婦放談 番外編』でございます。

ゴールデンウイークの直前でございますが。
ゴールデンウイークって言ったてね・・ま、それは、こっちへ置いといて。

日曜日の午後のひと時、本日は竹内まりやさんゲストで『夫婦放談 番外編』でお届けします。
本日も、ちょっと薄めですけども(笑)
最高の音質でお届けいたします(笑)

で、季節柄ですね「色・ホワイトブレンド」
とっても、とってもリクエストいただいております。

まりやさん:

「色・ホワイトブレンド」に、こんなにたくさんリクエストきたの、私、初めて見ました。
なんか世の中が明るいものを求めてるのかなって。

達郎氏:

きてますよ!

まりやさん:

そうなの!

達郎氏:

え。

まりやさん:

ありがとう(笑)

達郎氏:

知らないだけですよ!

まりやさん:

そうですか(笑)

達郎氏:

この季節は「ピーチパイ」と「色・ホワイトブレンド」が定番です。

まりやさん:

ありがたい!

達郎氏:

いいものは、何度かけてもいい!
適当なこと言っております(笑)

♪ 色・ホワイトブレンド/竹内まりや

~ CM ~

♪ プラスティック・ラヴ/竹内まりや

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エヴァンゲリオンを見まくってる達郎さん

達郎氏:

福島県いわき市 超常連I.Kさん。

『日中は、だいぶ暖かくなってきました。
散歩日よりです。
スタジオ仕事が多いかもしれませんが、がんばってください。』

といって、気の早い鯉のぼりです。

まりやさん:

5月だからねぇ・・

達郎氏:

もう、そういう季節ですね。

まりやさん:

達っつぁん、ここんところ、まじめに曲つくり、励んでるよね。

達郎氏:

スイマセン(笑)

まりやさん:

様子を見て、どう?曲作り進んだ?って聞くと、なんかエヴァンゲリオンとか見まくってるの。
結局なんか見てんだよね(笑)

まあでも、仕事がんばってますよね!

達郎氏:

アップテンポがね、なななかね・・
むかしからアップテンポ苦手なんですよ。

ミディアムとバラードは得意なんですけどね。

なかなか、いい曲ができております!

まりやさん:

はい、期待してます!

ポンタさんが、とにかく唯一敬語を使われる相手が松木さん

達郎氏:

先週、先々週と、村上ポンタさんの・・

まりやさん:

特集ね!
よかったです!ポンタさんのね・・

達郎氏:

竹内まりやさんの場合はですね、ポンタさんとは・・
僕がポンタと付き合ってるところとは、すれ違ってるので。

まりやさん:

でも「UNIVERSITY STREET」とかからは、やって下さってて。
もうすでに大御所だったので、口をきくっていうようなことはなくて。

でも河合奈保子ちゃんの「けんかをやめて」を仮歌を歌いにいったときに、ポンタさん、たたいてくださって。
その時くらいから、お付き合いしてますけど。

達郎氏:

松木さんのセッションとかね・・

まりやさん:

松木さんのセッションでは、5,6年前、ずっと一緒にやらせて頂いて。
ポンタさんが、とにかく唯一敬語を使われる相手が松木さんだったっていう。
その光景をみながら、いい感じだなぁって、師弟関係をみてましたけど。

達郎氏:

竹内まりや作品でポンタが参加したのは、そんなに多くないんです。

まりやさん:

そうですかね。

達郎氏:

先週、「ドリーム・オブ・ユー」のアルバムバージョンね、あれをやったので。
79年の「ユニーシティ ストリート」に入ってる、私の曲ですが、「ブルー ホライズン」

まりやさん:

この曲、私、すごい好きです。

達郎氏:

これも「ドリーム・オブ・ユー」と同じ日の2曲録った1曲なんです。
これも 小原 礼さんがベースですね。

これを今日は。

♪ ブルー・ホライズン/竹内まりや

まりやさんがみたライブ・ベスト3

達郎氏:

中野区のO.Eさん。

『達郎さんが見に行った洋楽ライブのベスト3は
ホリーズと
フリーと
ジャクソン・ブラウン
だそうですが、まりやさんが観にいったライブの中でベスト3といえば、どんなアーティストあるいはバンドになるのでしょうか。』

まりやさん:

ブルーレイの対談にも書いてますけども。
私が一番印象に残っているのは、
79年のジェーム・ステイラー 
グリーク・シアターで観たジェーム・ステイラーと

達郎氏:

未公開!

まりやさん:

それから79年の山下達郎 日本青年館ホール

達郎氏:

こっちかよ!(笑)

まりやさん:

それから大学生のときに観たイーグルスの初来日の武道館公演。
これは、よかったんですよ。

この3つです。

達郎氏:

イーグルスは、今聴くと、ライブの構成力がすばらしかった。

まりやさん:

まだランディ・マイズナーのころなんだけどね。
すばらしかったですね。

達郎氏:

今聴くとなかなかいいんだよね(笑)

まりやさん:

演奏もすごいけど、コーラスがすばらしかった。

達郎氏:

やっぱ時代っすね。

まりやさんと達郎さんの作曲プロセスの違い

達郎氏:

愛知県岡崎市のE.Yさん。

『まりやさんは、作曲するとき、曲先とお聞きしましたが、メロディが先ですか、コードが先ですか。
また歌詞を書くよい練習方法は、なにかありますか。』

まりやさん:

練習方法ね(笑)

イメージが一番最初よね。
例えば明るい曲にするとか、都会的な曲にするとか、暗い曲にするとか・・
そこから、メロディとコードを手繰っていって、一番最後に具体的な歌詞を見つけるって」感じですかね。

達郎氏:

歌詞は最後なんですか。

まりやさん:

一番最後です。

達郎氏:

あ、そうですか!

まりやさん:

もちろんタイトルが先に来たりすることもあるけれど。
例えば「色・ホワイトブレンド」ならタイトルが指定されてるんですよね。

そうすると、それに乗っかって書くっていう感じです。

達郎氏:

なんか、そういう・・なんて言うの・・
「けんかをやめて」
とかさ、そういうイメージがあるんじゃないの。

まりやさん:

だから、それは歌詞とメロディが同時に出てくるパターンなのね。
あるでしょ? いろいろなパターンが。

達郎の場合は、例えばリズムパターンを最初に考えるとか。
一番最初に「スパークル」を書いてるときに見たら、コードとドラムとベースのパターンがずっと延々・・
そこから、全部録ったあとに「これからメロディ決めるんだよ」って言ったときに、すごいびっくりして。

達郎氏:

っははは(笑)

まりやさん:

え~って(笑)
だってコード全部決まってて、メロディ決まってないのって思ったの覚えてる。

達郎氏:

「メロディの日」ってのがあるんです(笑)

まりやさん:

メロディをあとで考える!

達郎氏:

スタジオで大音響で鳴らして、メロディを
♪~ラ~ララって考える。

まりやさん:

すごいよね。
その発想は、私にはほんとにないから。

達郎氏:

そうしないと、トラックのグルーヴと歌がね・・
日本の場合は、必ずピアノの弾き語りとかで、もの作るけど、そうすると、ああいうポリリズムのグルーヴ作れないから。

そこ頃は、まだリズム・ボックスがあるくらいで、今みたいに同期のさコンピュータ・ミュージックみたいのがないじゃない。

だからドラムとベース、一緒に練習スタジオでやって。
延々やって、作っていくみたいなことは、予算的にすごい難しいから。

まりやさん:

「クリスマスイブ」のね、あのコードが変わっていくのを練習してるのを・・
半音づつ下がっていくのってあるじゃない。
あれを聴きながら、これどんなメロディになるのかなって。
そしたら「クリスマスイブ」だったから。

私にはない発想の曲の作り方。

達郎氏:

でも、R&Bみたいなの、みんなそうですよ。
アースウインド&ファイアなんて何十曲も同じパターンやって、それでどういうメロディを構築するか、それでサビどうするかって。

まりやさん:

ファンクみたいなのは、特にパターンなんだよね。

達郎氏:

そうです。
ダンスミュージックだから。
踊れなきゃダメだから。

♪ 人生の扉 (Live/’10.12.21 大阪城ホール)/竹内まりや

~ CM ~

ライブ映像配信『LIVE Turntable Plus』

達郎氏:

というわけでライブ映像配信『LIVE Turntable Plus』
を来月の5月29日、土曜日です。
実施いたします。

説明は、私のほうが口が立つので、私がします!

5月29日、土曜日 21時
午後9時です。
本編スタート

アーカイブございません。
見逃し配信ございません。

いつものようにMUSIC/SLASHの配信プラットフォームで行います。
チケット料金 4500円
税込みでございます。

チケットは本日4月25日
本日の15時から販売開始いたします。

もともとですね、この『LIVE Turntable』
アルバムの『Turntable』と、それからシングル「旅のつづき」のご購入くださった方々を対象にですね応募抽選特典として企画されました、いわゆるプライベート・コンサートでありましたけれども。

このウィルス騒ぎでございましてですね。
開催が不可能となりまして、その代替案として、今年2月に実施したライブ映像配信、これがありました。
その応募された方々だけの配信でしたけれども。

今回新たに企画されました、これは『LIVE Turntable Plus』という形で、今年の2月に実施しましたプライベートライブ配信『LIVE Turntable』に追加で未公開の映像6曲をプラスしまして。

2010年と2014年のツアーから未公開ライブ映像を5曲
2012年に山中湖で行われました野外イベント“ SWEET LOVE SHOWER ”で、突然乱入しました、その時にご披露しました「家(うち)に帰ろう 」、それを加えた6曲でございます。

詳しくは、竹内まりやさんのオフィシャルサイトでご確認ください。
https://www.mariyat.co.jp/

まりやさん:

もともとこれは、応募特典のライブだったので、2000人の方しかご覧になってないんですね。
あの時に自分たちもみれないのかってリクエストが、けっこう他の方から寄せられていて。
そして、やっぱりこの『LIVE Turntable』を配信しようとなった時に、未発表のライブ映像も加えようといことで、いろいろ探しまして6曲加えました。

♪ Down Town (Live/’19.9.11 松山市民会館)/山下達郎

今日一番ウケたハガキ

達郎氏:

今日 一番ウケたハガキをですね・・
松江市のY.Yさん。

『先日、息子が保育園に行く前に、何やらひらめいて書き始めたと思ったら、これでした。
ドーナツの穴から顔をのぞかせるタツローくんだそうです。
こんなリスナーですが、よろしく。』

まりやさん:

5歳のW君という坊やでしょ?
よく私にもファンレターきて。
この前、その子が作った、紙で作ったモノサシに何か書いてあるんです

「これは ぼくがつくった 幸せのモノサシです 」

ちゃんと私、大事にとってるの。
Wくん、いつもありがとうございます!

達郎氏:

将来が楽しみだね!

まりやさん:

ほんとに!
アバンギャルドな絵だね!
ドーナツから達っつぁんが見えてるなんて(笑)

達郎氏:

モダンアートだよね!

エンディング

達郎氏:

というわけで、今日はこのへんで。
5月29日土曜日、9時から・・・

まりやさん:

初めての有料のライブ配信をやります。

達郎氏:

初めてなんだよな、そういえばね。
有料配信はね。

まりやさん:

達っつぁんは去年やったでしょ。
なので、私も始めてます。

達郎氏:

MUSIC/SLASHのいい音でお楽しみください。

今日の最後は、ライブバージョンですが「LET IT ME BE」

♪ LET IT ME BE/竹内まりや & 山下達郎

今週のオンエア曲

14:07 色・ホワイトブレンド/竹内まりや
14:11 プラスティック・ラヴ/竹内まりや
14:17 ブルー・ホライズン/竹内まりや
14:25 人生の扉 (Live/’10.12.21 大阪城ホール)/竹内まりや
14:38 Down Town (Live/’19.9.11 松山市民会館)/山下達郎
14:45 LET IT ME BE/竹内まりや & 山下達郎

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